異世界に跳ばされましたが、料理上手なお陰で王太子の胃袋を掴み溺愛されることになりました。

克全

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4話

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 気がつくと、草原にただ一人ポツンと立っていました。
 神様というのは本当に身勝手です!
 私と話すのが嫌で、こんな所に放り出したのです!
 無責任極まりないです!

「ハッハハハハ、神に何を言ってもどうにもならんさ!」

「だれ?!
 どこにいるの?!」

「ここだ、ここ。
 カーテナの腰に差されている剣が俺だよ。
 俺の名前はデュランダルだ。
 これからよろしくな」

 ビックリしました。
 視界が限られているのは、何か着せられているからだとは思っていましたが、鉄の鎧を着せられているのです!
 しかも右手には長い槍を持っています。
 全然気が付きませんでした。

「ハッハハハハ、それは板金鎧と言うんだ。
 そいつにも名前があるんだぜ。
 そいつの名前はグレゴリウスと言うんだ」

 あああああ、神様と同じです。
 私が心に思ったことが全て筒抜けです。
 プライベートも何もありません!

「ハッハハハハ、この世界に人権もプライベートもないさ。
 少し油断したら殺されたり奴隷に落とされたりする世界だからな。
 カーテナも気をつけないといけないぞ。
 まあ、でも、俺たちがついているから心配はいらんけどな」

 いったいなにを言っているの?
 カーテナてなに?
 私の事?

「カーテナは、お嬢ちゃんの名前だよ。
 名前がないと困るだろ?
 神様が話すのを打ち切ったからな。
 勝手に名前を決めちゃたんだよ。
 だから諦めな。
 今日からお嬢ちゃんの名前はカーテナだ」

 話しているうちにあきらめの気持ちが広がりました。
 日本にいる時も、テレビ局と新聞社と言う権力者に人権を踏みにじられました。
 神様もあいつらと同じだと思うとあきらめるしかありません。
 お父さんもお母さんもいないこの世界で、神様と言う権力者に逆らっても勝ち目がないと、あきらめたのです。

 あきらめたからといって、黙って死を受け入れるつもりはありません。
 この姿でここに立っているのですから、やれること、やりたいことをするだけ!
 私のやりたいことは料理!
 大好きな料理を作って多くの人に食べてもらうこと!
 
 日本では、好きな事ができなくなりました。
 家で料理を作る事はできましたが、マス塵のせいでお客さんに振る舞う事ができなくなっていました。
 嫌でもこの世界でこの姿で生きて行かなければいけないのです。
 好きな事をやらずに何をするというのですか!

 私はデュランダルと名乗った剣に話を聞きました。
 グレゴリウスと名乗った鎧の話も聞きました。
 他にもモーリスという名の槍と、ジョワユーズとカーテナという名の剣の話も聞きました。
 お陰で今後の具体的な方針が決まりました。

聖鎧:グレゴリウス
聖槍:モーリス
聖剣:デュランダル
聖剣:ジョワユーズ
聖剣:カーテナ
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