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第二章
四国上陸
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一方長曾我部も、羽柴軍に備えて兵を整えていた。
土佐勢六千兵を中核に、四国全土から根こそぎ動員を行い、三万五千兵を揃えていた。
長曾我部元親は、羽柴軍の主力が上陸してくる阿波の諸城に重臣を配し、讃岐にも植田城を築いた。
自身は阿波西端の白地城に本陣を置き、全軍を督戦した。
何故なら白地城は四国の中心に位置し、四国四カ国に連絡指揮が出来たからだった。
木下将監率いる軍団は、屋島に上陸した。
将監軍は、高松頼邑が二百兵を率いて守る喜岡城を攻め滅ぼしたのを手始めに、香西城と牟礼城を攻め滅ぼした。
次に攻略予定だった、戸波親武の守る植田城は、守りが堅いから抑えの兵を置いて先に進むべきと、軍師で秀吉の目付でもある黒田孝高が献策したので、それに従って先を急ぐことになった。
将監軍は大坂越えより阿波に入り、与一郎軍と合流した。
これにより、早くも長曾我部元親の防衛作戦は破綻した。
毛利軍は、第一陣の小早川軍が今治浦に上陸した。
第二陣の吉川元長・宍戸元孝・福原元俊らの連合軍が新間に上陸した。
東伊予は、長曾我部元親の同盟者であり、実質的な指導者である金子元宅が、七歳の幼君・石川虎竹丸を奉じて守っていた。
しかし、最初に黒川広隆が守る丸山城が攻め落とされた。
次いで金子元宅と片岡光綱が守る高尾城が攻め落とされ、事もあろうに金子元宅が討ち取られてしまった。
実質的な指導者を失った東伊予勢は、次の防衛策を立てることが出来なかった。
石川虎竹丸を土佐に逃がし、自分達は野々市原で毛利軍を迎え討ち、華々しく全員討ち死にした。
その後新居郡の諸城はことごとく落城、金子家の本拠地・金子山城を守っていた金子元春も敗走し、金子元宅の嫡男・毘沙寿丸も土佐へ逃げた。
与一郎軍は、堺から船を出し、海路で一旦淡路島の洲本に上陸する。
三好秀次軍は、明石から淡路島へ渡り、福良で与一郎軍と合流して、大小八百余の船団で阿波の土佐泊へ上陸した。
対する長宗我部勢は、木津城に東条関兵衛、牛岐城に香宗我部親泰、渭山城に吉田康俊、一宮城に谷忠澄と江村親俊、岩倉城に比江山親興、脇城に長宗我部親吉をそれぞれ配していた。
与一郎軍は、最初に木津城を攻撃した。
八昼夜にわたる攻撃の上に、伊賀衆によって水の手も絶たれた。
守り切れないと判断した城将の東条関兵衛は、与一郎の調略に応じて羽柴軍に加わっていた、叔父の東条紀伊守の説得に応じて開城した。
関兵衛は土佐へ逃げたが、立腹した長曾我部元親によって切腹させられてしまった。
羽柴軍と長宗我部が主力を投入した阿波の戦いだが、戦力の多さが勝敗を決定した。
兵力の少ない長宗我部は、伊予と讃岐にも将兵を分散する必要が出て、劣勢が明らかとなった。
牛岐城の香宗我部親泰と渭山城の吉田康俊は、木津城が落城したと言う知らせを受けて、城を捨てて逃げ出した。
阿波に残された長宗我部の城は、一宮・岩倉・脇の三城のみとなった。
土佐勢六千兵を中核に、四国全土から根こそぎ動員を行い、三万五千兵を揃えていた。
長曾我部元親は、羽柴軍の主力が上陸してくる阿波の諸城に重臣を配し、讃岐にも植田城を築いた。
自身は阿波西端の白地城に本陣を置き、全軍を督戦した。
何故なら白地城は四国の中心に位置し、四国四カ国に連絡指揮が出来たからだった。
木下将監率いる軍団は、屋島に上陸した。
将監軍は、高松頼邑が二百兵を率いて守る喜岡城を攻め滅ぼしたのを手始めに、香西城と牟礼城を攻め滅ぼした。
次に攻略予定だった、戸波親武の守る植田城は、守りが堅いから抑えの兵を置いて先に進むべきと、軍師で秀吉の目付でもある黒田孝高が献策したので、それに従って先を急ぐことになった。
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東伊予は、長曾我部元親の同盟者であり、実質的な指導者である金子元宅が、七歳の幼君・石川虎竹丸を奉じて守っていた。
しかし、最初に黒川広隆が守る丸山城が攻め落とされた。
次いで金子元宅と片岡光綱が守る高尾城が攻め落とされ、事もあろうに金子元宅が討ち取られてしまった。
実質的な指導者を失った東伊予勢は、次の防衛策を立てることが出来なかった。
石川虎竹丸を土佐に逃がし、自分達は野々市原で毛利軍を迎え討ち、華々しく全員討ち死にした。
その後新居郡の諸城はことごとく落城、金子家の本拠地・金子山城を守っていた金子元春も敗走し、金子元宅の嫡男・毘沙寿丸も土佐へ逃げた。
与一郎軍は、堺から船を出し、海路で一旦淡路島の洲本に上陸する。
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与一郎軍は、最初に木津城を攻撃した。
八昼夜にわたる攻撃の上に、伊賀衆によって水の手も絶たれた。
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