2 / 36
第一章
第2話:軍事同盟
しおりを挟む
教会歴五六六年(七歳)
「遅いぞ、もっと早く斬り返せ、そんな事では生き残れないぞ」
父の斬撃はとても鋭く重い。
まだわずか七歳の俺ではとても防ぎきれない。
もちろん十分手加減してくれてはいるが、甘やかす事もない。
俺が受けきれるギリギリの斬撃を立て続けに放ってくる。
本多平八郎や小林平八郎の記憶では、よい鍛錬法だと納得している。
だが医者だった智徳平八郎には納得できない鍛錬法だ。
こんな幼い頃から筋力をつけすぎたら、成長を阻害してしまう。
万が一にも骨端線離開でも起こしたら、もう骨が成長しなくなる。
骨折してもろくな治療法がないから、一生障害が残ってしまう。
弱肉強食のこの世界では、挽回不可能な後遺症になりかねない。
「はい、父上」
まあ、歴戦の父上が力加減を間違える訳もない。
実戦経験と実力は本多平八郎の記憶が認めるくらいの父上だ。
だが、もう少し俺の言う事も聞いて欲しい。
父上は剣に重きを置いているが、実戦では少しでも間合いの遠い武器が有利だ。
トンボ切りのような名槍が欲しいなんて言わない、普及品でいいから槍が欲しい。
だがロアマ帝国ですらピルムやスパタが主力の武器だ。
戟やハルバードなどを手に入れるなんて夢のまた夢だ。
アヴァール騎馬王国にはランスに近い騎兵槍があると聞く。
父上を説得して手に入れられないだろか。
騎兵槍を改良して俺にあった槍を創りだせれば、この世界最強に成る自信がある。
「兄上、氏族長、大変だ、とんでもない事になったぞ」
俺と父上が激しい鍛錬を繰り返していると、リッカルド叔父が慌ててやってきた。
今回の氏族長会議は、父上に変わってリッカルド叔父が出席していた。
新たに王になったアルボイーノから、氏族長以外からも意見を聞きたいと言われて、父上が渋々代理として出席させたのだ。
どうも父上は新たな王と上手くいっていないようだ。
だがそれもしかたがないと思う。
俺から見て猪武者に見える父上ですら休戦を提案するくらい国が疲弊している。
国力を回復させる間だけ、こちらからの攻撃を控えるように言った父上は正しい。
なにも戦い自体に反対している訳ではなく、必勝を期そうと言っているだけだ。
だがそんな父上の言葉を、好戦的なアルボイーノ王と徹底交戦派の氏族長達は疎ましく思ったのだろう。
「何事だ、リッカルド。
俺や休戦派を外してとんでもない事でも決めやがったか」
リッカルド叔父は三人の叔父の中ではもっとも年長だ。
若くして祖父が戦死してしまい、苦労して氏族をまとめてきた父上を見ている。
だから父上を殺して氏族長の座を狙うような事はない。
少なくとも父上は、氏族長会議の代理を任せるくらいには信用している。
まあ、人の本心など誰にも分からない、全ては俺が集めた情報から推測した事だ。
「ああ、王の奴、とんでもない事を考えやがった。
事もあろうにアヴァール騎馬王国と軍事同盟を結びやがった」
ロアマ帝国と軍事同盟を結んだゲピドエルフ王国に勝つために、アヴァール騎馬王国と軍事同盟を結ぶには、とんでもなく不利な条件を提示するしかない。
それくらい我が国はゲピドエルフ王国に圧迫されている。
それに、勝ったとしても、状況はよくならない。
ゲピドエルフ王国を滅ぼすことができたとしても、今度はもっと強大なアヴァール騎馬王国と国境を接する事になるのだ。
「どんな条件だ、平等な条件ではあるまい」
俺には武に偏り過ぎていると思われる父上だが、この国では頭脳派なのだ。
この国が置かれている状況くらいは分かっている。
「ああ、とんでもなく不利な条件だ。
まず我が国が所有している家畜の十分の一を差し出さねばならない。
さらにゲピドエルフ王国との戦いで得た戦利品の内半分を差し出す事になる。
しかもせっかく占領したゲピドエルフ王国の領地は、全部アヴァール騎馬王国に差し出さなければならない」
とんでもなく不利な条件だ、俺が考えていた以上に条件が悪すぎる。
「くっ、アヴァール騎馬王国が奪ったモノはアヴァール騎馬王国のモノ。
俺達が奪ったモノはアヴァール騎馬王国のモノか。
だがそんな不利な条件を飲まなければいけないくらい追い詰められている。
まずは生き残らなければならない」
父上が血を吐くような感情を込めて吐き捨てた。
できる事なら助力したいが、今の俺にそんな力はない。
智徳平八郎の記憶を活用すれば国を豊かにする事は可能だ。
だが下手に力を発揮したら、王や他の氏族長に目をつけられてしまう。
少なくとも本多平八郎時代の武力を取り戻すまでは自重すべきだ。
「ちくしょう、俺達の家畜まで差し出さなければいけない。
悔しい、悔しいよ、兄者」
「リッカルド叔父上、差し出す家畜の雌雄や年齢は決められているのですか」
俺が急に質問したので、リッカルド叔父は目を白黒させていた。
それでも俺が何を言いたいのか理解したのだろう、直ぐに返事してくれた。
「いや、雌雄や年齢までは決められていない。
今から冬支度の屠殺を調整しろというのだな。
だがレオナルド、一族や従属民、奴隷を喰わしていくには屠殺の数を減らすわけにはいかないぞ」
レオナルドと呼ばれるのにようやく慣れてきたが、まだ多少の違和感がある。
五代に渡って平八郎と呼ばれてきたのだから当然だ。
「国王陛下も焦っているはずです。
今直ぐにでも血みどろの戦いを始めるはずです。
戦いに巻き込まれて死ぬ家畜も多いでしょう。
死んだ家畜を冬支度に使えばいいのです。
戦利品も金銀財宝ではなく家畜を奪う事を目標にしましょう。
アヴァールに渡す家畜も、雄だけにして雌を残しましょう」
「うむ、よく考えたな、レオナルド。
レオナルドはジョルジャに似て頭がいい。
リッカルド、急いで戦支度をしろ、略奪に行くぞ」
父上は俺を褒めているようで母上を褒めている。
父上は母上にぞっこんだからしかたがないな。
智徳平八郎の常識では許されるが、他の四人の価値観とは大きく違っている。
この世界の常識とも違っているようで、リッカルド叔父も苦笑を浮かべている。
だが直ぐにリッカルド叔父の表情が引き締まって戦士の顔になった。
「おう、それでこそ兄者だ」
智徳平八郎の良心がシクシクと痛む。
戦国時代に略奪を重ねていた本多平八郎は平気だが、智徳には辛い現実だ。
ロアマ帝国に野蛮人と呼ばれる我が国は、平気で残虐非道な略奪を行う。
犯し殺し奪い攫うことに何の痛痒も感じない種族なのだ。
だから氏族内には貴族階級と従属階級がある。
いや、多少の権利がある従属階級の下に奴隷階級すらあるのだ。
父上が略奪を行うのは氏族が生き残るためではあるが、胸が痛む。
とても美しいゲピドエルフ族の女性は、まず間違いなく性奴隷にされるだろう。
もし父上と奴隷に間に子供が生まれたとしても、子供は奴隷としてあつかわれる。
父上の子供なのだから、氏族に加えればいいと思うのだが、この世界の価値は俺の知っている価値観とは違うようだ。
「レオナルド、今回の略奪で初陣をさせる、ついてこい」
「はい」
「遅いぞ、もっと早く斬り返せ、そんな事では生き残れないぞ」
父の斬撃はとても鋭く重い。
まだわずか七歳の俺ではとても防ぎきれない。
もちろん十分手加減してくれてはいるが、甘やかす事もない。
俺が受けきれるギリギリの斬撃を立て続けに放ってくる。
本多平八郎や小林平八郎の記憶では、よい鍛錬法だと納得している。
だが医者だった智徳平八郎には納得できない鍛錬法だ。
こんな幼い頃から筋力をつけすぎたら、成長を阻害してしまう。
万が一にも骨端線離開でも起こしたら、もう骨が成長しなくなる。
骨折してもろくな治療法がないから、一生障害が残ってしまう。
弱肉強食のこの世界では、挽回不可能な後遺症になりかねない。
「はい、父上」
まあ、歴戦の父上が力加減を間違える訳もない。
実戦経験と実力は本多平八郎の記憶が認めるくらいの父上だ。
だが、もう少し俺の言う事も聞いて欲しい。
父上は剣に重きを置いているが、実戦では少しでも間合いの遠い武器が有利だ。
トンボ切りのような名槍が欲しいなんて言わない、普及品でいいから槍が欲しい。
だがロアマ帝国ですらピルムやスパタが主力の武器だ。
戟やハルバードなどを手に入れるなんて夢のまた夢だ。
アヴァール騎馬王国にはランスに近い騎兵槍があると聞く。
父上を説得して手に入れられないだろか。
騎兵槍を改良して俺にあった槍を創りだせれば、この世界最強に成る自信がある。
「兄上、氏族長、大変だ、とんでもない事になったぞ」
俺と父上が激しい鍛錬を繰り返していると、リッカルド叔父が慌ててやってきた。
今回の氏族長会議は、父上に変わってリッカルド叔父が出席していた。
新たに王になったアルボイーノから、氏族長以外からも意見を聞きたいと言われて、父上が渋々代理として出席させたのだ。
どうも父上は新たな王と上手くいっていないようだ。
だがそれもしかたがないと思う。
俺から見て猪武者に見える父上ですら休戦を提案するくらい国が疲弊している。
国力を回復させる間だけ、こちらからの攻撃を控えるように言った父上は正しい。
なにも戦い自体に反対している訳ではなく、必勝を期そうと言っているだけだ。
だがそんな父上の言葉を、好戦的なアルボイーノ王と徹底交戦派の氏族長達は疎ましく思ったのだろう。
「何事だ、リッカルド。
俺や休戦派を外してとんでもない事でも決めやがったか」
リッカルド叔父は三人の叔父の中ではもっとも年長だ。
若くして祖父が戦死してしまい、苦労して氏族をまとめてきた父上を見ている。
だから父上を殺して氏族長の座を狙うような事はない。
少なくとも父上は、氏族長会議の代理を任せるくらいには信用している。
まあ、人の本心など誰にも分からない、全ては俺が集めた情報から推測した事だ。
「ああ、王の奴、とんでもない事を考えやがった。
事もあろうにアヴァール騎馬王国と軍事同盟を結びやがった」
ロアマ帝国と軍事同盟を結んだゲピドエルフ王国に勝つために、アヴァール騎馬王国と軍事同盟を結ぶには、とんでもなく不利な条件を提示するしかない。
それくらい我が国はゲピドエルフ王国に圧迫されている。
それに、勝ったとしても、状況はよくならない。
ゲピドエルフ王国を滅ぼすことができたとしても、今度はもっと強大なアヴァール騎馬王国と国境を接する事になるのだ。
「どんな条件だ、平等な条件ではあるまい」
俺には武に偏り過ぎていると思われる父上だが、この国では頭脳派なのだ。
この国が置かれている状況くらいは分かっている。
「ああ、とんでもなく不利な条件だ。
まず我が国が所有している家畜の十分の一を差し出さねばならない。
さらにゲピドエルフ王国との戦いで得た戦利品の内半分を差し出す事になる。
しかもせっかく占領したゲピドエルフ王国の領地は、全部アヴァール騎馬王国に差し出さなければならない」
とんでもなく不利な条件だ、俺が考えていた以上に条件が悪すぎる。
「くっ、アヴァール騎馬王国が奪ったモノはアヴァール騎馬王国のモノ。
俺達が奪ったモノはアヴァール騎馬王国のモノか。
だがそんな不利な条件を飲まなければいけないくらい追い詰められている。
まずは生き残らなければならない」
父上が血を吐くような感情を込めて吐き捨てた。
できる事なら助力したいが、今の俺にそんな力はない。
智徳平八郎の記憶を活用すれば国を豊かにする事は可能だ。
だが下手に力を発揮したら、王や他の氏族長に目をつけられてしまう。
少なくとも本多平八郎時代の武力を取り戻すまでは自重すべきだ。
「ちくしょう、俺達の家畜まで差し出さなければいけない。
悔しい、悔しいよ、兄者」
「リッカルド叔父上、差し出す家畜の雌雄や年齢は決められているのですか」
俺が急に質問したので、リッカルド叔父は目を白黒させていた。
それでも俺が何を言いたいのか理解したのだろう、直ぐに返事してくれた。
「いや、雌雄や年齢までは決められていない。
今から冬支度の屠殺を調整しろというのだな。
だがレオナルド、一族や従属民、奴隷を喰わしていくには屠殺の数を減らすわけにはいかないぞ」
レオナルドと呼ばれるのにようやく慣れてきたが、まだ多少の違和感がある。
五代に渡って平八郎と呼ばれてきたのだから当然だ。
「国王陛下も焦っているはずです。
今直ぐにでも血みどろの戦いを始めるはずです。
戦いに巻き込まれて死ぬ家畜も多いでしょう。
死んだ家畜を冬支度に使えばいいのです。
戦利品も金銀財宝ではなく家畜を奪う事を目標にしましょう。
アヴァールに渡す家畜も、雄だけにして雌を残しましょう」
「うむ、よく考えたな、レオナルド。
レオナルドはジョルジャに似て頭がいい。
リッカルド、急いで戦支度をしろ、略奪に行くぞ」
父上は俺を褒めているようで母上を褒めている。
父上は母上にぞっこんだからしかたがないな。
智徳平八郎の常識では許されるが、他の四人の価値観とは大きく違っている。
この世界の常識とも違っているようで、リッカルド叔父も苦笑を浮かべている。
だが直ぐにリッカルド叔父の表情が引き締まって戦士の顔になった。
「おう、それでこそ兄者だ」
智徳平八郎の良心がシクシクと痛む。
戦国時代に略奪を重ねていた本多平八郎は平気だが、智徳には辛い現実だ。
ロアマ帝国に野蛮人と呼ばれる我が国は、平気で残虐非道な略奪を行う。
犯し殺し奪い攫うことに何の痛痒も感じない種族なのだ。
だから氏族内には貴族階級と従属階級がある。
いや、多少の権利がある従属階級の下に奴隷階級すらあるのだ。
父上が略奪を行うのは氏族が生き残るためではあるが、胸が痛む。
とても美しいゲピドエルフ族の女性は、まず間違いなく性奴隷にされるだろう。
もし父上と奴隷に間に子供が生まれたとしても、子供は奴隷としてあつかわれる。
父上の子供なのだから、氏族に加えればいいと思うのだが、この世界の価値は俺の知っている価値観とは違うようだ。
「レオナルド、今回の略奪で初陣をさせる、ついてこい」
「はい」
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる