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第2章
第31話:蹂躙・アレクサン王子視点
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「かいも~ん、開門しろ!
我らは国王陛下からバーンウェル辺境伯討伐を命じられた、アレクサン王子殿下率いる王国正規軍である、今直ぐ城門を開けろ!」
ビーヴァーブルック男爵が愚かな伯爵家に命じる。
俺様を城外で待たせるなど、万死に値する。
城内に貯めてある金銀財宝は全て供出させて、令嬢や夫人に夜伽を命じてやろう。
「何をしている、さっさと開けろ、アレクサン王子殿下を城外で待たせるなど、王家に対する反逆だぞ、さっさと城門を開けろ!」
「黙れ国賊!
そもそもバーンウェル辺境伯が王国を離反したのは、アレクサン王子がライエン伯爵令嬢を強姦しようとしたからだろう!
そのような、盛りのついた豚のような王子を、奥方様とお嬢様のおられる城内に入れる訳がないだろう!
そもそもこの討伐は、アレクサン王子とお前たちに対する懲罰だ。
罰を受けた者らしく、夜営して罪を反省しろ!」
「おのれ! 陪臣騎士の分際で好き勝手言いやがって!
殺せ、皆殺しにしろ、さっさと総攻撃して皆殺しにしろ!」
「殿下、ここはしばしお待ちください!
ここを総攻撃してしまったら、第3王子殿下に喧嘩を売った事になります。
殿下と第3王子殿下が戦うような事になれば、両者とも将兵が死傷してしまい、バーンウェル辺境伯が得するだけです。
私が説得しますので、少しだけお待ちください」
「ちっ、ソロモンが得をするのだけは許せん。
分かった、少しだけ待ってやる、寛大な俺様に感謝しろ」
「アレクサン王子殿下の寛大な御心に心から感謝いたします」
ビーヴァーブルック男爵が言うが、頼りないし、役立たずだ。
「アレクサン王子殿下に対する暴言許し難い!
成敗してくれるから、さっさと城門を開けて出て来い!
貴様が罰を受けるなら、伯爵家に対する懲罰はなしにしてやる」
勝手な事を言いやがって、伯爵にも罰を与えるに決まっているだろう!
「はぁあ、何馬鹿な事を言ってやがる。
バーンウェル辺境伯の討伐が成功しようと失敗しようと関係ない。
これほど王家王国の信望を落としたアレクサン殿下の廃嫡は決まっている。
お前たちは、アレクサン殿下に道を外させた佞臣として、国王陛下や王妃殿下から蛇蝎の如く嫌われている。
バーンウェル辺境伯との戦いで死ねば後腐れがなくて良し、生き残って帰ってきたとしても、アレクサン殿下に道を外させた佞臣として処刑されるだけだ。
さっさと離反しないと、討伐で武功を立てても問答無用で処罰されるぞ」
「そのような扇動に乗せられる私達ではない。
国王陛下や他の王子たちがアレクサン殿下を殺そうとしても、王妃殿下が止められるから、何もできない。
何より、アレクサン王子殿下は我々が守る。
分かったらさっさと城門を開いてアレクサン殿下に詫びろ!」
「者どもよく聞け、卑怯下劣で強姦魔のアレクサン殿下を都市に入れたら、お前たちの妻や娘、孫娘が嬲り殺しにされてしまうぞ。
アレクサン殿下に付き従う貴族士族や兵士は、殿下同様の腐れ外道だ。
妻や娘、孫娘を守りたいなら戦うしかない、矢を放て!」
「「「「「オオオオオ!」」」」」
虫けら共が、俺様に向かって矢を放ちやがった!
「殺せ、都市にいる連中を皆殺しにしろ!」
「お待ちください殿下!」
「やかましい、俺様を殺そうとした奴は皆殺しだ!
くれてやる、都市にあるモノ全てくれてやる。
金銀財宝だけでなく、捕えた男も女も子供も全部くれてやる
嬲り殺しにしようと、奴隷にしようと、売り払おうと好きにしろ。
この都市を攻め落とせ!」
「「「「「ウォオオオオ!」」」」」
「まて、待つんだ、同士討ちは止めろ、謀叛軍として殺されるぞ!」
「邪魔するな、無能が、お前が城門を開けさせないのが悪いのだ!
さっさと城門を叩き壊して皆殺しにしろ!
王太子の俺様が命じたのだ、何をしても許される!」
「「「「「ウォオオオオ!」」」」」
「わぁはっはっはっはっ、死ね、死ね、死ね!
俺様の命に逆らう者は皆殺しだ、死ね!」
我らは国王陛下からバーンウェル辺境伯討伐を命じられた、アレクサン王子殿下率いる王国正規軍である、今直ぐ城門を開けろ!」
ビーヴァーブルック男爵が愚かな伯爵家に命じる。
俺様を城外で待たせるなど、万死に値する。
城内に貯めてある金銀財宝は全て供出させて、令嬢や夫人に夜伽を命じてやろう。
「何をしている、さっさと開けろ、アレクサン王子殿下を城外で待たせるなど、王家に対する反逆だぞ、さっさと城門を開けろ!」
「黙れ国賊!
そもそもバーンウェル辺境伯が王国を離反したのは、アレクサン王子がライエン伯爵令嬢を強姦しようとしたからだろう!
そのような、盛りのついた豚のような王子を、奥方様とお嬢様のおられる城内に入れる訳がないだろう!
そもそもこの討伐は、アレクサン王子とお前たちに対する懲罰だ。
罰を受けた者らしく、夜営して罪を反省しろ!」
「おのれ! 陪臣騎士の分際で好き勝手言いやがって!
殺せ、皆殺しにしろ、さっさと総攻撃して皆殺しにしろ!」
「殿下、ここはしばしお待ちください!
ここを総攻撃してしまったら、第3王子殿下に喧嘩を売った事になります。
殿下と第3王子殿下が戦うような事になれば、両者とも将兵が死傷してしまい、バーンウェル辺境伯が得するだけです。
私が説得しますので、少しだけお待ちください」
「ちっ、ソロモンが得をするのだけは許せん。
分かった、少しだけ待ってやる、寛大な俺様に感謝しろ」
「アレクサン王子殿下の寛大な御心に心から感謝いたします」
ビーヴァーブルック男爵が言うが、頼りないし、役立たずだ。
「アレクサン王子殿下に対する暴言許し難い!
成敗してくれるから、さっさと城門を開けて出て来い!
貴様が罰を受けるなら、伯爵家に対する懲罰はなしにしてやる」
勝手な事を言いやがって、伯爵にも罰を与えるに決まっているだろう!
「はぁあ、何馬鹿な事を言ってやがる。
バーンウェル辺境伯の討伐が成功しようと失敗しようと関係ない。
これほど王家王国の信望を落としたアレクサン殿下の廃嫡は決まっている。
お前たちは、アレクサン殿下に道を外させた佞臣として、国王陛下や王妃殿下から蛇蝎の如く嫌われている。
バーンウェル辺境伯との戦いで死ねば後腐れがなくて良し、生き残って帰ってきたとしても、アレクサン殿下に道を外させた佞臣として処刑されるだけだ。
さっさと離反しないと、討伐で武功を立てても問答無用で処罰されるぞ」
「そのような扇動に乗せられる私達ではない。
国王陛下や他の王子たちがアレクサン殿下を殺そうとしても、王妃殿下が止められるから、何もできない。
何より、アレクサン王子殿下は我々が守る。
分かったらさっさと城門を開いてアレクサン殿下に詫びろ!」
「者どもよく聞け、卑怯下劣で強姦魔のアレクサン殿下を都市に入れたら、お前たちの妻や娘、孫娘が嬲り殺しにされてしまうぞ。
アレクサン殿下に付き従う貴族士族や兵士は、殿下同様の腐れ外道だ。
妻や娘、孫娘を守りたいなら戦うしかない、矢を放て!」
「「「「「オオオオオ!」」」」」
虫けら共が、俺様に向かって矢を放ちやがった!
「殺せ、都市にいる連中を皆殺しにしろ!」
「お待ちください殿下!」
「やかましい、俺様を殺そうとした奴は皆殺しだ!
くれてやる、都市にあるモノ全てくれてやる。
金銀財宝だけでなく、捕えた男も女も子供も全部くれてやる
嬲り殺しにしようと、奴隷にしようと、売り払おうと好きにしろ。
この都市を攻め落とせ!」
「「「「「ウォオオオオ!」」」」」
「まて、待つんだ、同士討ちは止めろ、謀叛軍として殺されるぞ!」
「邪魔するな、無能が、お前が城門を開けさせないのが悪いのだ!
さっさと城門を叩き壊して皆殺しにしろ!
王太子の俺様が命じたのだ、何をしても許される!」
「「「「「ウォオオオオ!」」」」」
「わぁはっはっはっはっ、死ね、死ね、死ね!
俺様の命に逆らう者は皆殺しだ、死ね!」
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