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ローファン王国・ビラン街
争奪戦
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どうしよう?
お持ち帰り?
いや、俺の部屋じゃなくオードリーの部屋に行くからお持ち帰りじゃないか?
本当にいいのか?
(グダグダ考えていずにさっさと済ませてしまえ、たかが交尾ではないか)
(やかましいわ! 俺には大切なことなんだよ)
(我には動物や風に任せる受粉でしかないし、リュウや白虎に取ったら季節ごとの交尾でしかない。まあ確かに人型には大切な事のようだが、自分の子孫を残す機会をウジウジ悩み過ぎるのは、種の繁栄に悪影響だぞ)
(そうだな、今までの人生では色々考え過ぎていたな、異世界に来たんだから今までとは違う生き方すべきだな)
俺は無意識にさっきのルームメイトとやらに視線を送ってしまっていたが、またウィンクを返されてしまい、ドギマギしてしまった。思い切ってオードリーに、部屋まで送ろうと声をかけようとしたのだが、離れたテーブルから近づいてくる無粋者がいやがった。
「なあ兄さん、ほんの少しでいいんだ、その酒を売ってくれないか?」
さすがにこの酒場にいる冒険者は歴戦と言えるだろう、俺が危機感を感じるほどには近づいてこず、少し離れた位置から声をかけて来た。
だが何だその言葉は、俺は酒屋じゃないぞ!
「これはドワーフ族との交渉に使う物なんだ、売り物じゃない」
「だぅたら俺もドワーフ族だ、ドワーフ族が好むかどうかは、そこで寝ている姉ちゃんよりはずっと正確に答えてやれるぞ」
「それはそうなんだろうが、アンタがドワーフ族の中でどれくらい影響力が有るか分からん。この世界でも小さな村でしか作られていない、宝玉のように貴重な酒をホイホイと飲ませる訳にはいかん」
「兄さんなら、俺がどれくらいのレベルの冒険者かくらいひと目で分かるだろう、だったらドワーフ族内での影響力も推測できるだろう?」
「確かにアンタが歴戦の冒険者なのは分かる、だがそれを言えば、ここにいるドワーフ族はみんな歴戦の冒険者だ」
今食堂にいる冒険者は結構多いが、頑固なドワーフ族らしく、別種族と一緒に飲んでいるドワーフは1人もいない。同じパーティーなのだろうが、ドワーフ族は同族だけでテーブルを囲んで火酒をがぶ飲みしている。あんな飲み方をされたら、手持ちの泡盛なぞ直ぐになくなってしまう。
「なぁ後生だ、そんなこと言わずに飲ませてくれよぉ」
いきなり下手に出て来やがった!
頑固で屈強な歴戦の冒険者が、酒の為ならここまで豹変するのか?
どんだけ酒が好きなんだよ!
「さっきも言ったが、この酒は宝玉のように貴重なんだ、新酒だって新たに作るの1年掛かる。まして際立って美味しくなる古酒を作るには3年5年とかかるんだ、全権を委任されているノド以外に飲ませる訳にはいかん」
「ノドと一緒なら飲ませてくれるのか!」
「いや、だから、ノド以外には飲ませられないと言っているだろう」
「だがノドが皆で飲まねば決められないと言えば、飲ませてくれるのだろう、おい! 直ぐノドを呼んで来い」
「いや、だから、量がないと言っているだろうが!」
(無駄だミノル、酒が絡んだドワーフ族は手が付けられんぞ)
(分かっているなら前もって言ってくれ! 知っていたらこんな所で故郷の酒など出さなかったんだよ!)
(そうなのか? ドワーフ族を釣るために態と見せつけているのではなかったのか?)
(そんな面倒なことなどせんよ! セイとリュウや白虎の御蔭で食料にも御金にも全く不自由していないんだぞ)
(まあいいではないか、酔ったドワーフ族は陽気になるから、観ていて面白いぞ)
(俺は下戸で酒席は苦手なんだよ)
(面白みのない奴だな)
(セイが世界樹の癖に砕け過ぎなんだよ、それに何か性格変わってないか?)
(ふむ? 気化した酒精の影響を受けたかな?)
(あぁあぁあぁ、セイまで酔っぱらってどうするんだよ、原初の世界樹だろうが、状態異常くらい自分で治せよ)
(酔いに身を任せるのは愉しいものだぞ)
(セイにドワーフを酒好きと言う資格はない!)
「ミノル殿、交渉材料に酒を用意していると聞いたが本当なのか?」
「うん? なんでこんなに早いんだ、帰ったんじゃないのか」
「ドワーフ族の生末を決める大切な交渉だ、急いで来るのは当然だ」
おいおいおい、全力疾走して来たのが一目瞭然だぞ!
呼びに行ったドワーフ族など死にそうなくらいゼイゼイ言ってるじゃないか!
俺が小説で読んだドワーフ族は、体力抜群だが鈍足の設定が多かったんだが、その通りなら死ぬ気で走って来たのか?
「まあいい、本当に酒を飲ませたら歩合を増やしてくれるのか?」
「俺達に飲ませたくらいで歩合を増やす訳にはいかん! ただ毎年一定量を売ってくれるのなら考えてもいい」
「ここにいるドワーフには話したが、小さな小さな村で作られている宝玉のように貴重な酒だ。新酒を作るのに1年はかかるし、熟成された古酒を作るには3年5年と掛かる。もしドワーフ族全員が飲みたいと言ったら、膨大な量の原料を買い集め、設備を新設する初期投資も必要になる。だから歩合だけじゃなく、手付金も必要になるがそれでも飲みたいのか?」
「飲んでみなければ何とも言えん、とにかく飲ませてくれ!」
眼つきが怖い!
酒欲しさに眼が完全に据わっている。
「仕方ないな、試飲だから少しだけだぞ」
俺はオードリーに出した飲みかけの一升瓶を取り出したのだが、ノドは奪うように受け取って飲み出した。しかも試飲と言っているのに、木製の大型ジョッキ一杯に注いでやがる、これじゃ直ぐなくなってしまうぞ。
「ぐぉおぉおぉ、美味い! こんな酒飲んだことないぞ!」
「なんだと! 俺にもよこせ!」
あぁあぁあぁ、酒瓶を奪い合ってやがる、阿鼻叫喚の地獄絵図だ!
ここは巻き込まれないうちに逃げ出そう!
しかしこんな場所にオードリーを残して行くわけにはいかんし、仕方ない、部屋まで送って行こう。
「おい! もっと酒をくれ! この程度の量では決められん!」
あ、駄目だ!
ドワーフ族全員の眼が完全に据わっている、無いと言ってもとても納得しそうにない。いや、納得するとかしないとかどころか、武器を取って奪い合いになるのは必定だ!
「分かった、手持ちの泡盛は全部出す、全部だ、分かった?!」
「全部だな、分かった」
「もっとよこせと言ってもないからな、もし言ったら俺も本気で戦うからな」
「分かった、だから早くよこせ!」
「待て! 飲み始めるのは俺がここを出て行ってからだ。それを守ると約束しなければ泡盛は出さんし、ジャイアント・レッドベアーの討伐の話もなかったことにする、分かったか?」
「分かった、だから早く酒をよこせ!」
「待てと言ってるだろ! 泡盛を出すのは出口の前でだ、俺達は食堂を出て行く。それにこれで泡盛の手持ちが無くなるから、仕入れにこの街を出て行くから、この街に戻るまで1週間以上かかる、それでいいな!」
「分かったと言っているだろうが! 早く酒を出せ!!」
駄目だ、完全に殺気立っている、悪鬼羅刹のような顔つきで怖い。
(何を慌てているんだ? 返り討ちにすればいいではないか)
(セイは黙っていろ! そもそもお前の所為だろうが!)
(刃向かう者は殺す! 弱肉強食は全世界の掟だ)
(酔っぱらいは黙ってろ!)
「お姉さん! オードリーさんを頼む」
「はい! 任せて下さい」
さっきからハラハラとした表情でこちらを伺っていた、オードリーのルームメイトの女性が受付から飛び出して来てくれた。それで安心して逃げ出す事ができる。待ちきれずに徐々に詰め寄って来るドワーフ達を眼力で抑えながら、俺は徐々に出口に向かって後ずさった。
「これで全部だぞ!」
俺はアイテムボックスから残った泡盛を取り出して、そのまま脱兎の如く外に逃げ出した。
今回ドワーフ族に渡した泡盛
泡盛・5升壺・44度・9000ml:33382
泡盛・44度・1800ml×6本セット:16108
泡盛・44度・1800ml×6本セット:16108
だがまあなんだ、酒なら何でもいいドワーフ族に古酒を渡すのはもったいないから、全部と言いながら全部渡さなかったんだよね。
お持ち帰り?
いや、俺の部屋じゃなくオードリーの部屋に行くからお持ち帰りじゃないか?
本当にいいのか?
(グダグダ考えていずにさっさと済ませてしまえ、たかが交尾ではないか)
(やかましいわ! 俺には大切なことなんだよ)
(我には動物や風に任せる受粉でしかないし、リュウや白虎に取ったら季節ごとの交尾でしかない。まあ確かに人型には大切な事のようだが、自分の子孫を残す機会をウジウジ悩み過ぎるのは、種の繁栄に悪影響だぞ)
(そうだな、今までの人生では色々考え過ぎていたな、異世界に来たんだから今までとは違う生き方すべきだな)
俺は無意識にさっきのルームメイトとやらに視線を送ってしまっていたが、またウィンクを返されてしまい、ドギマギしてしまった。思い切ってオードリーに、部屋まで送ろうと声をかけようとしたのだが、離れたテーブルから近づいてくる無粋者がいやがった。
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さすがにこの酒場にいる冒険者は歴戦と言えるだろう、俺が危機感を感じるほどには近づいてこず、少し離れた位置から声をかけて来た。
だが何だその言葉は、俺は酒屋じゃないぞ!
「これはドワーフ族との交渉に使う物なんだ、売り物じゃない」
「だぅたら俺もドワーフ族だ、ドワーフ族が好むかどうかは、そこで寝ている姉ちゃんよりはずっと正確に答えてやれるぞ」
「それはそうなんだろうが、アンタがドワーフ族の中でどれくらい影響力が有るか分からん。この世界でも小さな村でしか作られていない、宝玉のように貴重な酒をホイホイと飲ませる訳にはいかん」
「兄さんなら、俺がどれくらいのレベルの冒険者かくらいひと目で分かるだろう、だったらドワーフ族内での影響力も推測できるだろう?」
「確かにアンタが歴戦の冒険者なのは分かる、だがそれを言えば、ここにいるドワーフ族はみんな歴戦の冒険者だ」
今食堂にいる冒険者は結構多いが、頑固なドワーフ族らしく、別種族と一緒に飲んでいるドワーフは1人もいない。同じパーティーなのだろうが、ドワーフ族は同族だけでテーブルを囲んで火酒をがぶ飲みしている。あんな飲み方をされたら、手持ちの泡盛なぞ直ぐになくなってしまう。
「なぁ後生だ、そんなこと言わずに飲ませてくれよぉ」
いきなり下手に出て来やがった!
頑固で屈強な歴戦の冒険者が、酒の為ならここまで豹変するのか?
どんだけ酒が好きなんだよ!
「さっきも言ったが、この酒は宝玉のように貴重なんだ、新酒だって新たに作るの1年掛かる。まして際立って美味しくなる古酒を作るには3年5年とかかるんだ、全権を委任されているノド以外に飲ませる訳にはいかん」
「ノドと一緒なら飲ませてくれるのか!」
「いや、だから、ノド以外には飲ませられないと言っているだろう」
「だがノドが皆で飲まねば決められないと言えば、飲ませてくれるのだろう、おい! 直ぐノドを呼んで来い」
「いや、だから、量がないと言っているだろうが!」
(無駄だミノル、酒が絡んだドワーフ族は手が付けられんぞ)
(分かっているなら前もって言ってくれ! 知っていたらこんな所で故郷の酒など出さなかったんだよ!)
(そうなのか? ドワーフ族を釣るために態と見せつけているのではなかったのか?)
(そんな面倒なことなどせんよ! セイとリュウや白虎の御蔭で食料にも御金にも全く不自由していないんだぞ)
(まあいいではないか、酔ったドワーフ族は陽気になるから、観ていて面白いぞ)
(俺は下戸で酒席は苦手なんだよ)
(面白みのない奴だな)
(セイが世界樹の癖に砕け過ぎなんだよ、それに何か性格変わってないか?)
(ふむ? 気化した酒精の影響を受けたかな?)
(あぁあぁあぁ、セイまで酔っぱらってどうするんだよ、原初の世界樹だろうが、状態異常くらい自分で治せよ)
(酔いに身を任せるのは愉しいものだぞ)
(セイにドワーフを酒好きと言う資格はない!)
「ミノル殿、交渉材料に酒を用意していると聞いたが本当なのか?」
「うん? なんでこんなに早いんだ、帰ったんじゃないのか」
「ドワーフ族の生末を決める大切な交渉だ、急いで来るのは当然だ」
おいおいおい、全力疾走して来たのが一目瞭然だぞ!
呼びに行ったドワーフ族など死にそうなくらいゼイゼイ言ってるじゃないか!
俺が小説で読んだドワーフ族は、体力抜群だが鈍足の設定が多かったんだが、その通りなら死ぬ気で走って来たのか?
「まあいい、本当に酒を飲ませたら歩合を増やしてくれるのか?」
「俺達に飲ませたくらいで歩合を増やす訳にはいかん! ただ毎年一定量を売ってくれるのなら考えてもいい」
「ここにいるドワーフには話したが、小さな小さな村で作られている宝玉のように貴重な酒だ。新酒を作るのに1年はかかるし、熟成された古酒を作るには3年5年と掛かる。もしドワーフ族全員が飲みたいと言ったら、膨大な量の原料を買い集め、設備を新設する初期投資も必要になる。だから歩合だけじゃなく、手付金も必要になるがそれでも飲みたいのか?」
「飲んでみなければ何とも言えん、とにかく飲ませてくれ!」
眼つきが怖い!
酒欲しさに眼が完全に据わっている。
「仕方ないな、試飲だから少しだけだぞ」
俺はオードリーに出した飲みかけの一升瓶を取り出したのだが、ノドは奪うように受け取って飲み出した。しかも試飲と言っているのに、木製の大型ジョッキ一杯に注いでやがる、これじゃ直ぐなくなってしまうぞ。
「ぐぉおぉおぉ、美味い! こんな酒飲んだことないぞ!」
「なんだと! 俺にもよこせ!」
あぁあぁあぁ、酒瓶を奪い合ってやがる、阿鼻叫喚の地獄絵図だ!
ここは巻き込まれないうちに逃げ出そう!
しかしこんな場所にオードリーを残して行くわけにはいかんし、仕方ない、部屋まで送って行こう。
「おい! もっと酒をくれ! この程度の量では決められん!」
あ、駄目だ!
ドワーフ族全員の眼が完全に据わっている、無いと言ってもとても納得しそうにない。いや、納得するとかしないとかどころか、武器を取って奪い合いになるのは必定だ!
「分かった、手持ちの泡盛は全部出す、全部だ、分かった?!」
「全部だな、分かった」
「もっとよこせと言ってもないからな、もし言ったら俺も本気で戦うからな」
「分かった、だから早くよこせ!」
「待て! 飲み始めるのは俺がここを出て行ってからだ。それを守ると約束しなければ泡盛は出さんし、ジャイアント・レッドベアーの討伐の話もなかったことにする、分かったか?」
「分かった、だから早く酒をよこせ!」
「待てと言ってるだろ! 泡盛を出すのは出口の前でだ、俺達は食堂を出て行く。それにこれで泡盛の手持ちが無くなるから、仕入れにこの街を出て行くから、この街に戻るまで1週間以上かかる、それでいいな!」
「分かったと言っているだろうが! 早く酒を出せ!!」
駄目だ、完全に殺気立っている、悪鬼羅刹のような顔つきで怖い。
(何を慌てているんだ? 返り討ちにすればいいではないか)
(セイは黙っていろ! そもそもお前の所為だろうが!)
(刃向かう者は殺す! 弱肉強食は全世界の掟だ)
(酔っぱらいは黙ってろ!)
「お姉さん! オードリーさんを頼む」
「はい! 任せて下さい」
さっきからハラハラとした表情でこちらを伺っていた、オードリーのルームメイトの女性が受付から飛び出して来てくれた。それで安心して逃げ出す事ができる。待ちきれずに徐々に詰め寄って来るドワーフ達を眼力で抑えながら、俺は徐々に出口に向かって後ずさった。
「これで全部だぞ!」
俺はアイテムボックスから残った泡盛を取り出して、そのまま脱兎の如く外に逃げ出した。
今回ドワーフ族に渡した泡盛
泡盛・5升壺・44度・9000ml:33382
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