奴隷魔法使い

克全

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多摩編

サンドブレス誘発

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「彩。第三の餌場を創ろう」
「はい、旦那様。どの辺に作られるのですか」
「第一、第二から一キロメートルは離そう。まずは安全に魔竜を狩ることを優先しよう。人と獣への警戒と対処は、彩に任せるよ」
「はい、旦那様。お任せください」

 よし、上手くボスを誘い出せたな。
 第三狩場で一回ブレスを吐かせた。

「彩。撤退に見せかけて、第二狩場に移動だ」
「はい」

 おっと。
 ボスの対処が速いな。
 無理せず、ブレスの射程ギリギリで誘おう。
 よし。
 第二狩場でもブレス吐かせた。

「彩。撤退に見せかけて、第一狩場に移動だ」
「はい」

 うん。
 ボスの奴、待ち伏せしてやがる。
 参ったな。
 三角錐防御魔法壁を展開しつつ、ボスのブレス射程内に入る。
 射程ギリギリで遊弋して、それ以上近づかず、ブレスを誘う。
 我慢比べか。
 魔樹を切り倒してみるか。
 圧縮風魔法で、魔境内の大樹を切り倒す。
 来た。
 第一狩場でもブレス吐かせた。

「彩。本当に砦に帰ろう」
「はい。旦那様」

『多摩冒険者村買取所』

「受付殿、買取お願いします」
「はい。何時もの様に大物ですね。保管庫にどうぞ」
「彩。食材と武器材料の買い出しをして、もう一度魔境に行こう」
「はい、旦那様。でも、どうしてですか」
「ボスにブレスを吐かせたけど、もしかしたら、回数に限度があるかもしれない」
「そうですね。一日の制限回数や連続に制限回数があれば、ボスも狩りようがありますね。御供いたします」
「うん頼むよ」
「尊様。彩様。計算できました」

 今回の獲物と手取りは以下だった。
 プエルタサウルス:八十トン:一頭
 カマラサウルス :三十トン:一頭
 マメンチサウルス:二十トン:二頭
 サルタサウルス :十トン :一頭
 エドモンサウルス:三トン :十一頭
 一億八九一四万銅貨

『ちゃんちゃん焼き』

「買取長。金属の発注をしたいのですが、村の商店と組合ではどちらが便利ですか」
「そうですね。品質の均一性は、組合です。量も尊様と彩様なら、制限なしで予約できます。個人商店ですと、予約できる量に限りがありますが、安価な掘り出し物に出会えます。品質は目利き次第でしょう」
「判りました。鉄、銅、青銅をそれぞれ三十トン欲しいのですが」
「は。はい。手数料込みで、三千万銅貨に成りますが」
「前金が必要ですか」
「直ぐに手に入る量を確認の上で、御返事させていただきます。即日輸送可能なものは、折り返し輸送させます」
「では、お願いします」
「はい」
「彩。食材の買い出しに行こう」
「はい、旦那様」

 俺は彩と連れ立って商店に向かった。

「旦那様。金属類は何に使われるのですか」
「純血種龍用の新兵器を創りだす」
「それに金属が必要なのですね」
「うん。でも金属だけじゃなく、属性に合わせて、木、火、土、金、水が必要になるんだ」
「そっか。他の属性は、自前で作成した方がいいものが出来るのですね」
「うん。金属製は、魔力使うより買った方が効率的だからね」
「はい。覚えておきます。旦那様」
「村人や冒険者に恨まれない範囲で、食材を買占めよう」
「はい」

『地下住宅:彩視点』
「今日はちゃんちゃん焼きにしよう」
「はい。私が作ります」
「一緒に作ろう」
「今日は作らせてください」
「‥‥‥任せたよ。俺は武器を試作しておく」
「はい。ありがとうございます。頑張って作ります」

 鮭と野菜の下拵えをして。
 二枚の岩盤バーベキュープレートにたっぷりのバターを溶かして、塩胡椒した鮭半身を皮目を下にしておく。
 空いたプレートの部分に、一口大に切った玉葱・人参・ピーマン・キャベツ・もやし・榎木・マイタケを左右二つに分けて置いていく。
 旦那様は少し辛目がお好きなので、右のプレートには白味噌・赤味噌・日本酒・唐辛子を合わせタイプを作り、左のプレートには私の好きな、白味噌・日本酒・黒砂糖を合わせたタイプを作る。
 旦那様は自分の分と私の分、それぞれの好みの食事を作らないとお叱りになる。
 食事は大切なものだから、自分が一番美味しいと思うものを食べなさい、愛するお前の美味しそうに食べる姿を見るのが、俺の幸せだと仰ってくださる。
 私幸せです。







 『竜肉ステーキ』

 「彩、新しい餌場を作ろうと思う.。」

 「はい旦那様、でも何のためですか?」

 「うん、第1・第2・第3の餌場はボスに知られているからね、まずは安全に魔獣魔竜を狩るためには、出来るだけ多くの餌場が有ればいい、そうすればボスに出会う確率が減るからね。」

 「場所はどうされますか?」

 「第1を中心に考えると、第2は左に500m、第3は更にそこから1km、だから第4は第1の右に5kmを考えている。」

 「はい旦那様。」

 よし、十分狩れた、ボスが来てくれればブレスを誘発させれるんだけど。
 不要な殺生はしたくないし、どうする?
 をっと、ボスが来てくれた、ブレス射程ギリギリで誘おう。
 よし、1発吐かせた。

 「彩、第1狩場で肉食魔竜を狩るよ。」

 「はい旦那様。」

 よし、袋満杯に狩れたし、ここでもボスにもう一度ブレスも吐かせたし、今日は撤退だ。

 「彩、砦に帰ろう、今日は草食魔竜肉を食べてみるか。」

 「はい旦那様」

 『多摩冒険者村買取所』

 「受付殿、今日もう1度買取おねがします。」

 「はい、尊様・彩様、ブレスは誘えたのですか?」

 「うん、誘えたけど、鋼玉は手に入らなかった。」

 「それは残念でした。」

 今回の獲物と手取りは以下だった。
 プエルタサウルス    80トン  1頭
 カマラサウルス     30トン  1頭
 マメンチサウルス    20トン  2頭
 サルタサウルス     10トン  1頭
 エドモンサウルス     3トン  11頭
 ケツァルコアト    100kg  80頭
 1億8934万銅貨

 「彩、家に帰ってまず鍛錬、そして食事して武器試作だ。」

 「はい旦那様、楽しみです。」

 『地下住宅』

 俺達は大量の料理の下準備をした後、何時もの魔力鍛錬と武術訓練をみっちり行った。

 「彩、暗くなってきたし、黄玉の確認しようか。」

 「はい旦那様、大きいのが出来ていればいいですね。」

 「うんそうだね、楽しみだよ。」

 俺達は窯を開けて中を確認した。
 「うわ~~、鋼玉よりも大きいですね。」

 「うん、元の材料が多かったからね、3000カラットは有るか?」

 「どれくらいの価値が有るのですか?」

 「金の20倍前後かな、大金貨400枚分かな。」

 「次は石英を創ろう。」

 「石英て何ですか?」

 「ああ、水晶のことだよ。一仕事終わったし飯にしよう。」

 「はい旦那様。」

 俺達は下拵えの終わっている食卓に着いた。
 バーベキュー用岩盤プレートにたっぷりの竜脂を引いて、塩胡椒をした1cm厚の竜ロースを焼いていく。
 プレートの空いた部分には、一口大に切った、玉葱・人参・ジャガイモ・ピーマン・キャベツ・もやし・チーズを置く。
 ロース肉が焼きあがるまでは、薄切りにした竜前腕肉を焼いて、たっぷりのバターと焼いたチーズを薄焼きナン包んで食べた、美味い! 絶品だ!!

 時に、辛みそ・チーズ・竜肉・トマトを包んでみたり、色々と包んでみる、全部美味い、彩も美味しそうに食べている。
 ミディアムに焼けた竜ロースを頬張り幸せを噛み締める!
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