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王都編
常陸大公家3
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「朝野奴隷千人頭代理、御苦労。」
「は!」
「多摩を留守にさせて悪いね。」
「いえ、奴隷上がりの私が千人頭代理では、色々嫌がらせもありまして・・・」
「だろうね。」
「王国は、正規千人頭を派遣して、私を小人組頭にすると内示が有りました。」
「小人組頭は役料40俵だったっけ?」
「はい。」
「千人頭の200石とは比べ物にならないね。」
「はい・・・・・・」
「じゃ、大和家の家老として、陪臣士族200俵で仕官しない?」
「有り難き幸せ!」
「じゃ、前に相談していた魔法使いで仕官希望の冒険者や王国奴隷冒険者を選抜して。」
「はい、既に選抜は終わっております。」
「流石だね。」
「殿様、好かったですね、これで安心して狩りが出来ますね。」
「殿、多摩からここに来ている奴隷冒険者の魔法使いが仕官を希望しております。」
「囮役の魔法使いかい?」
「はい、ヒロミとトモコです。」
「好い魔法使いじゃないか、家臣になってくれるなんて幸せだな。」
「はい、殿様、彼女達は優遇をしないといけませんね。」
「いえ殿、奥方様、扶持は自力で稼げます、今まで通り魔法袋の貸与と、家屋敷に貸与・陪臣士族位を保証してやれば宜しゅうございます。」
「それで好いのかい?」
「悪い噂が流れております、陪臣になると固定の扶持となり、狩った獲物は全部殿に上納させられると言う噂でございます。」
「まあ、なんて酷い噂、殿様がそのようなことなさるわけがございません。」
「その通りなのですが、噂とは悪意や不安が混ざるものでございます。」
「朝野は事前に話し合ってくれてるのか?」
「はい、以前から殿が約束してくださっていたように、狩利益は上納2割・手取8割・陪臣士族位・家屋敷貸与の待遇で間違いないと繰り返し言っております。」
「判った、では先ずヒロミとトモコに直接会って伝えよう。」
「ヒロミ、トモコ、家臣になってくれるんだって、ありがとう。」
「ヒロミ、トモコ、私からもお礼申します。」
『有り難き幸せ。』
「それと仕官条件だけど、朝野の言ったように狩りの獲物の2割が上納、8割が手取、魔晶石は除外、陪臣士族位、屋敷地または長屋貸与を約束しよう。」
『有り難き幸せ。』
「朝野、双方に契約書を作ろう。」
「契約書でございますか?」
「熊野牛王符に誓約するんだよ。」
「そこまでなさらなくても。」
「殿様、それが宜しゅうございます。」
「だろ彩、ヒロミ、トモコそれで好いかい?」
『殿様、真に勿体無く、有り難いことでございます。』
「そうだ、家臣になるんだから名字と諱は決めたかい?」
『はい。』
「私は弘美にします。」
「私は智子にします。」
「うん好い諱だね、名字は?」
「農家出の私達には名字は無くて・・・・・」
農民の親が育てられなくて奴隷になったのか。
「俺や彩も同じだよ、適当につければ好いよ。」
「そうよ、私は殿様が名乗られた名字を使わせていただいてるだけ。」
弘美と智子は互いに視線を合わせてうなずいた。
『殿様、名字をつけてください!』
「俺が付けるの?」
『はい、頂ければありがたいです』
「殿様、二人とも美人だし、美しい名字をつけてあげてください。」
「うん? 勇ましのを考えていたけど、美しい名字ね?」
「はい、殿様。」
2人だし、いずれ椿か杜若て故事が有ったか?
「弘美が椿にしよう、椿弘美だ。」
「ありがとうございます!」
「智子は杜若智子だ。」
「ありがとうございます!」
「さあ、4人で狩りをしよう」
俺達4人は、常陸大公軍が到着するまで狩りをした。
ここのボスを誘き寄せ、その実力、特にブレス射程を正確に確認しなければ。
俺達は魔竜を狩りまくった。
ボスの属性魔龍が迎撃に来る前に4人の魔法袋は一杯に成ってしまった。
俺達は常陸大公軍に見せつける意味もあり、彼らが来る予定の冒険者村建設予定地に行った。
常陸大公家領内に設置予定の冒険者村には、既に組合長も買取長も来ていた。
彼らに狩ってきた魔竜の査定をさせて、直ぐに又狩りに戻った。
2度目の狩りも直ぐに魔法袋が満杯になり、取って返して査定をさせた。
4度目の狩りでようやくボスの属性魔龍が現れた。
「彩・弘美・智子、無理せず安全第一だ。」
『はい!』
八溝山地のボスは行き成りブレスを吐いた!
俺は魔法防御壁を3重に展開した。
日々の鍛錬で、飛躍的に増強されている俺と彩の魔力。
果たしてボスに通用するか?
試してみたい気もするが、弘美と智子に見られるのは拙い。
ボスのブレスが魔法防御壁をガリガリ削る。
だが、壁に魔力を補充して壁を再生させる。
「彩、射程を計りたい、2人を赤石ボス程度に避難させてくれ。」
「はい、殿様、2人ともついて来て。」
『はい。』
3人を避難させる間、ボスを引き付ける為攻撃する。
圧縮強化風魔法を砲丸状にして叩きつけた。
「は!」
「多摩を留守にさせて悪いね。」
「いえ、奴隷上がりの私が千人頭代理では、色々嫌がらせもありまして・・・」
「だろうね。」
「王国は、正規千人頭を派遣して、私を小人組頭にすると内示が有りました。」
「小人組頭は役料40俵だったっけ?」
「はい。」
「千人頭の200石とは比べ物にならないね。」
「はい・・・・・・」
「じゃ、大和家の家老として、陪臣士族200俵で仕官しない?」
「有り難き幸せ!」
「じゃ、前に相談していた魔法使いで仕官希望の冒険者や王国奴隷冒険者を選抜して。」
「はい、既に選抜は終わっております。」
「流石だね。」
「殿様、好かったですね、これで安心して狩りが出来ますね。」
「殿、多摩からここに来ている奴隷冒険者の魔法使いが仕官を希望しております。」
「囮役の魔法使いかい?」
「はい、ヒロミとトモコです。」
「好い魔法使いじゃないか、家臣になってくれるなんて幸せだな。」
「はい、殿様、彼女達は優遇をしないといけませんね。」
「いえ殿、奥方様、扶持は自力で稼げます、今まで通り魔法袋の貸与と、家屋敷に貸与・陪臣士族位を保証してやれば宜しゅうございます。」
「それで好いのかい?」
「悪い噂が流れております、陪臣になると固定の扶持となり、狩った獲物は全部殿に上納させられると言う噂でございます。」
「まあ、なんて酷い噂、殿様がそのようなことなさるわけがございません。」
「その通りなのですが、噂とは悪意や不安が混ざるものでございます。」
「朝野は事前に話し合ってくれてるのか?」
「はい、以前から殿が約束してくださっていたように、狩利益は上納2割・手取8割・陪臣士族位・家屋敷貸与の待遇で間違いないと繰り返し言っております。」
「判った、では先ずヒロミとトモコに直接会って伝えよう。」
「ヒロミ、トモコ、家臣になってくれるんだって、ありがとう。」
「ヒロミ、トモコ、私からもお礼申します。」
『有り難き幸せ。』
「それと仕官条件だけど、朝野の言ったように狩りの獲物の2割が上納、8割が手取、魔晶石は除外、陪臣士族位、屋敷地または長屋貸与を約束しよう。」
『有り難き幸せ。』
「朝野、双方に契約書を作ろう。」
「契約書でございますか?」
「熊野牛王符に誓約するんだよ。」
「そこまでなさらなくても。」
「殿様、それが宜しゅうございます。」
「だろ彩、ヒロミ、トモコそれで好いかい?」
『殿様、真に勿体無く、有り難いことでございます。』
「そうだ、家臣になるんだから名字と諱は決めたかい?」
『はい。』
「私は弘美にします。」
「私は智子にします。」
「うん好い諱だね、名字は?」
「農家出の私達には名字は無くて・・・・・」
農民の親が育てられなくて奴隷になったのか。
「俺や彩も同じだよ、適当につければ好いよ。」
「そうよ、私は殿様が名乗られた名字を使わせていただいてるだけ。」
弘美と智子は互いに視線を合わせてうなずいた。
『殿様、名字をつけてください!』
「俺が付けるの?」
『はい、頂ければありがたいです』
「殿様、二人とも美人だし、美しい名字をつけてあげてください。」
「うん? 勇ましのを考えていたけど、美しい名字ね?」
「はい、殿様。」
2人だし、いずれ椿か杜若て故事が有ったか?
「弘美が椿にしよう、椿弘美だ。」
「ありがとうございます!」
「智子は杜若智子だ。」
「ありがとうございます!」
「さあ、4人で狩りをしよう」
俺達4人は、常陸大公軍が到着するまで狩りをした。
ここのボスを誘き寄せ、その実力、特にブレス射程を正確に確認しなければ。
俺達は魔竜を狩りまくった。
ボスの属性魔龍が迎撃に来る前に4人の魔法袋は一杯に成ってしまった。
俺達は常陸大公軍に見せつける意味もあり、彼らが来る予定の冒険者村建設予定地に行った。
常陸大公家領内に設置予定の冒険者村には、既に組合長も買取長も来ていた。
彼らに狩ってきた魔竜の査定をさせて、直ぐに又狩りに戻った。
2度目の狩りも直ぐに魔法袋が満杯になり、取って返して査定をさせた。
4度目の狩りでようやくボスの属性魔龍が現れた。
「彩・弘美・智子、無理せず安全第一だ。」
『はい!』
八溝山地のボスは行き成りブレスを吐いた!
俺は魔法防御壁を3重に展開した。
日々の鍛錬で、飛躍的に増強されている俺と彩の魔力。
果たしてボスに通用するか?
試してみたい気もするが、弘美と智子に見られるのは拙い。
ボスのブレスが魔法防御壁をガリガリ削る。
だが、壁に魔力を補充して壁を再生させる。
「彩、射程を計りたい、2人を赤石ボス程度に避難させてくれ。」
「はい、殿様、2人ともついて来て。」
『はい。』
3人を避難させる間、ボスを引き付ける為攻撃する。
圧縮強化風魔法を砲丸状にして叩きつけた。
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