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第1章
第28話:B級冒険者昇級活動
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僕たちは地上のダンジョン協会事務所で宝物の清算をした。
ほとんどはダンジョン宝石だが、アルミニウムや銀や胴もあった。
単価は安いけれど、数が多いのでそれなりの金額になる。
だが今回は、宝物の清算だけが目的ではない。
1番の目的は、冒険者レベルの昇級申請だ。
動画のコピーを提出して実力に見合ったレベルに昇級させてもらう。
待っているだけでは昇級させてくれないので、こちらから要求する。
僕のB級冒険者昇級だけではなく、3人の女の子たちをC級冒険者にする。
少し難しいけれど、深雪お姉さんと月奈お姉さんをA級冒険者にする。
1度でダメでもあきらめず、2度3度と要求する予定だ。
受付嬢に申し込むだけでなく、所長にも直接お願いする。
所長には深雪お姉さんたちとパーティーを組むのを頼まれている。
おばあちゃんに言わせれば貸しがあると状態だ。
だが以前の貸しを返してもらうのではない、貸しはもっと重要な時に使う。
所長が官僚の立場を利用して僕にパーティー入りを勧めたのだ。
こちらも女の子たちの両親、官僚の力を使って優遇してもらう。
「私的には、竜也さん、桜さん、葵さん、ルナさんの昇級は当然だと思っておます。
ですが、本部役員の多くが早過ぎると言っているのです」
「これほど明確に実力を示しても反対されるのですか?」
「はい、なにぶん4人とも小学生です。
高校生ならば、未成年でも進学していなければ働いている年齢ですから、まだ認められるか可能性もあるのですが……」
僕の言葉に所長が答えるが、分かっているのかな?
「ダンジョン協会の方々はよほど正しい生活を送られてきたのですね」
「ダンジョン協会を脅迫されるのですか?」
なんだ、分かっているじゃないか。
「脅かす気などありません、貴方たちの言う無力な小学生に、大人をおどかすような力などありません」
「貴方たちがひと言口にしたら、ファンの方々が一斉に動くのですよ!」
「おどかすために何か言う訳ではありません。
昇級を楽しみにしているファンの方々に、昇級できなかったと報告するだけです」
「そんな報告がされたら、協会の幹部は、内臓の中まで調べられてしまう」
「協会幹部の方々だけではすまないでしょう。
部下の失敗や犯罪は、上司の監督不行き届きになるのでしょう?
家族の犯罪は、夫や父親が責任を取るのだとおばあちゃんが言っていました」
「今の竜也君の言葉を公表したら、脅迫罪になりますよ」
「ええ、いいですよ、今の言葉だけで脅迫罪になるのなら、逮捕してもらいなさいとおばあちゃんが言っていました。
タカラブネファミリーは、以前から誘われていた合衆国に移民するそうです」
「そんな事になったら、日本ダンジョン協会が潰れてしまいます!」
「おばあちゃんが、官僚の天下り先がなくなって清々すると言っていました」
「少しだけ待ってください、私が話しをつけてきます」
「もう遅いと思いますよ」
「何ですって?」
「所長の最初の話を聞いた時点で、おばあちゃんが動いています。
この場面がライブ配信されています」
「竜也君、脅迫罪になるのを覚悟でライブ配信していたのですか?!」
「僕の脅迫罪より前に、協会幹部の私的な昇級基準に触れていたでしょう?
天下りをさせていた官庁にも攻撃があるのではありませんか?
もうすでに激しい攻撃が始まっているのではありませんか?」
「今まで言っていた事は私の個人的な見解であって、証拠のある話ではない」
「ですが、本部の幹部に命令されて僕たちの昇級を認めなかったのですよね?
それで幹部の方々が、僕たちが昇級できない事に関係していないと言われても、今更誰も信じてくれませんよね?」
☆世界的アイドル冒険者、鈴木深雪のライブ動画
藤河太郎:バカだ、日本ダンジョン協会はバカだ。
Benno:日本ダンジョン協会がバカなのは認めるが、この所長もバカなのだろうか?
雷伝五郎:どういうことだ?
Rafael:俺も分からん、何を言っているのだ?
ノンバア:ライブ配信の可能性を全く考えなかったのがおかしいのでしょう?
ゆうご:現役のダンジョン協会事務所所長なら、ライブ配信は熟知しているはずだ。
Benno:その通り、この所長は俺たちに介入させようとしてる味方だ!
ゆうご:考え過ぎだろう。
Benno:いや、こいつには、みゆき命や豚キムチの臭いを感じる。
Rafael:あいつらの事はもう言うな!
Benno:仲間を、同志を忘れろというのか?!
Rafael:違う、どこかで見ているかもしれないあいつらを、あおるんじゃない!
雷伝五郎:そうだな、あおられて出てきたら通報されるぞ。
Rafael:Kennethのように、ひっそり戻っているかもしれない。
Benno:そうか、そうだな、悪かった。
藤河太郎:それにしても、もう攻撃が始まっているみたいだな。
Benno:ああ、日本ダンジョン協会幹部の不正や犯罪がネットに暴露されている。
Rafael:こりない連中だな、政治家やマスゴミが潰されたのを見てきただろうに。
ノンバア:自分達だけはだいじょうぶだと思っていたのだろう。
ゆうご:霞が関の官僚だからな、今回もうやむやになるのか?
雷伝五郎:法務省とグルになって実刑にはならないのか?
藤河太郎:キャリアならそれくらいの力があるかもしれない。
Rafael:おい、協会だけでなく官庁にまで攻撃が始まったというのは本当か?
ノンバア:法務省、財務省、総務省、ホームページにつながらない!
ゆうご:サイレントリュウヤは恐ろしい!
雷伝五郎:我ら、みゆきファンクラブも動いているかもしれないぞ。
Benno:豚キムチやみゆき命はそっちに行っているのかもしれないな……
★★★★★★
作者です。
作品を読んでいただきありがとうございます。
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<(_ _)>
ほとんどはダンジョン宝石だが、アルミニウムや銀や胴もあった。
単価は安いけれど、数が多いのでそれなりの金額になる。
だが今回は、宝物の清算だけが目的ではない。
1番の目的は、冒険者レベルの昇級申請だ。
動画のコピーを提出して実力に見合ったレベルに昇級させてもらう。
待っているだけでは昇級させてくれないので、こちらから要求する。
僕のB級冒険者昇級だけではなく、3人の女の子たちをC級冒険者にする。
少し難しいけれど、深雪お姉さんと月奈お姉さんをA級冒険者にする。
1度でダメでもあきらめず、2度3度と要求する予定だ。
受付嬢に申し込むだけでなく、所長にも直接お願いする。
所長には深雪お姉さんたちとパーティーを組むのを頼まれている。
おばあちゃんに言わせれば貸しがあると状態だ。
だが以前の貸しを返してもらうのではない、貸しはもっと重要な時に使う。
所長が官僚の立場を利用して僕にパーティー入りを勧めたのだ。
こちらも女の子たちの両親、官僚の力を使って優遇してもらう。
「私的には、竜也さん、桜さん、葵さん、ルナさんの昇級は当然だと思っておます。
ですが、本部役員の多くが早過ぎると言っているのです」
「これほど明確に実力を示しても反対されるのですか?」
「はい、なにぶん4人とも小学生です。
高校生ならば、未成年でも進学していなければ働いている年齢ですから、まだ認められるか可能性もあるのですが……」
僕の言葉に所長が答えるが、分かっているのかな?
「ダンジョン協会の方々はよほど正しい生活を送られてきたのですね」
「ダンジョン協会を脅迫されるのですか?」
なんだ、分かっているじゃないか。
「脅かす気などありません、貴方たちの言う無力な小学生に、大人をおどかすような力などありません」
「貴方たちがひと言口にしたら、ファンの方々が一斉に動くのですよ!」
「おどかすために何か言う訳ではありません。
昇級を楽しみにしているファンの方々に、昇級できなかったと報告するだけです」
「そんな報告がされたら、協会の幹部は、内臓の中まで調べられてしまう」
「協会幹部の方々だけではすまないでしょう。
部下の失敗や犯罪は、上司の監督不行き届きになるのでしょう?
家族の犯罪は、夫や父親が責任を取るのだとおばあちゃんが言っていました」
「今の竜也君の言葉を公表したら、脅迫罪になりますよ」
「ええ、いいですよ、今の言葉だけで脅迫罪になるのなら、逮捕してもらいなさいとおばあちゃんが言っていました。
タカラブネファミリーは、以前から誘われていた合衆国に移民するそうです」
「そんな事になったら、日本ダンジョン協会が潰れてしまいます!」
「おばあちゃんが、官僚の天下り先がなくなって清々すると言っていました」
「少しだけ待ってください、私が話しをつけてきます」
「もう遅いと思いますよ」
「何ですって?」
「所長の最初の話を聞いた時点で、おばあちゃんが動いています。
この場面がライブ配信されています」
「竜也君、脅迫罪になるのを覚悟でライブ配信していたのですか?!」
「僕の脅迫罪より前に、協会幹部の私的な昇級基準に触れていたでしょう?
天下りをさせていた官庁にも攻撃があるのではありませんか?
もうすでに激しい攻撃が始まっているのではありませんか?」
「今まで言っていた事は私の個人的な見解であって、証拠のある話ではない」
「ですが、本部の幹部に命令されて僕たちの昇級を認めなかったのですよね?
それで幹部の方々が、僕たちが昇級できない事に関係していないと言われても、今更誰も信じてくれませんよね?」
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藤河太郎:バカだ、日本ダンジョン協会はバカだ。
Benno:日本ダンジョン協会がバカなのは認めるが、この所長もバカなのだろうか?
雷伝五郎:どういうことだ?
Rafael:俺も分からん、何を言っているのだ?
ノンバア:ライブ配信の可能性を全く考えなかったのがおかしいのでしょう?
ゆうご:現役のダンジョン協会事務所所長なら、ライブ配信は熟知しているはずだ。
Benno:その通り、この所長は俺たちに介入させようとしてる味方だ!
ゆうご:考え過ぎだろう。
Benno:いや、こいつには、みゆき命や豚キムチの臭いを感じる。
Rafael:あいつらの事はもう言うな!
Benno:仲間を、同志を忘れろというのか?!
Rafael:違う、どこかで見ているかもしれないあいつらを、あおるんじゃない!
雷伝五郎:そうだな、あおられて出てきたら通報されるぞ。
Rafael:Kennethのように、ひっそり戻っているかもしれない。
Benno:そうか、そうだな、悪かった。
藤河太郎:それにしても、もう攻撃が始まっているみたいだな。
Benno:ああ、日本ダンジョン協会幹部の不正や犯罪がネットに暴露されている。
Rafael:こりない連中だな、政治家やマスゴミが潰されたのを見てきただろうに。
ノンバア:自分達だけはだいじょうぶだと思っていたのだろう。
ゆうご:霞が関の官僚だからな、今回もうやむやになるのか?
雷伝五郎:法務省とグルになって実刑にはならないのか?
藤河太郎:キャリアならそれくらいの力があるかもしれない。
Rafael:おい、協会だけでなく官庁にまで攻撃が始まったというのは本当か?
ノンバア:法務省、財務省、総務省、ホームページにつながらない!
ゆうご:サイレントリュウヤは恐ろしい!
雷伝五郎:我ら、みゆきファンクラブも動いているかもしれないぞ。
Benno:豚キムチやみゆき命はそっちに行っているのかもしれないな……
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