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第3章
第60話:カチュア王太女殿下の意向
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「畏れ多い事ながら、シャルマン公爵閣下に協力していただければ、ギリギリ従えられる最高のゴブリンを従魔にできるので、大丈夫だと思います。
今までは、従魔にしようとするゴブリンは、野生で出会うゴブリンからしか選べませんでしたから、自分の能力に見合わないゴブリンを従えるしかありませんでした。
ですがシャルマン公爵閣下が捕獲されているゴブリンは莫大な数がいますから、それぞれのゴブリン従魔士に最適なゴブリンが選べると思うのです」
マリアは1度話しだしてからは腹が座ったのだろう、饒舌になっていた。
重なる内容を口にする事はあるが、その部分は重要だと考えているのだろう。
確かに俺もそう思う。
眼鏡と同じに例えるのはおかしいが、自分に合ったモノを選ばなければ全く意味がないどころか、弊害になる。
自分の能力にあった強さと数をそろえられたら、ゴブリンと言えども役に立つ。
だが、問題は肝心のゴブリン従魔士自身の能力にある。
「確かにある程度の能力を持ったゴブリン従魔士なら、単独で冒険者になる事もできるし、多くのパーティーがよろこんで迎えるだろう。
だがそれでも全員というわけにはいかないのではないか?
レベルの低い1頭のゴブリンしか従魔にできない者は、冒険者として生きていくのは難しいのではないか?」
「はい、確かに最初はそうかもしれませんが、望みはあります。
シャルマン公爵閣下の設立してくださったスライム従魔クランの報告では、1頭の低レベルスライムしか使役出来なかった従魔士も、スライムと一緒に経験を重ねる事で、徐々にレベルが高いスライムを従えられるようになると言う事です。
クランの仲間が助け合って成長していけば、使役できる頭数を増やす事はできなくても、レベルの高いゴブリンを使役できるかもしれないのです。
私達ゴブリン従魔師が弱い従魔士達を育てるようにします。
どうか我々ゴブリン従魔士も救ってやってください、お願いします」
「「「お願いします」」」
俺はまだ報告書を読んでいなかったが、従魔士の能力も向上するのだな。
予測していたこととはいえ、検証できたことは正直嬉しい。
もしかしたら従魔士から従魔師に進化できるかもしれない。
スライムが段階を経てキングスライムの進化するのだから、可能性はあるはずだ。
「リドワーン様、この者達を助けてあげましょう。
困っている者達を救うのも王侯貴族の責任でございます。
ましてリドワーン様は貴族の中の貴族、シャルマン公爵家の当主で英雄です。
スライム従魔クランに加えてあげましょう」
俺が素早く色々と考えている一瞬の間に、シャルマン王太女殿下が声をかけてしまったから、もう断る事などできない。
サクラが気を利かせて、隣りの部屋との壁になっていた自分の身体を失くしてしまったから、マリア達が目を白黒させている。
やれ、やれ、困ったモノだ。
俺がカチュア王太女殿下に意向に逆らう所を、民に見せるわけにはいけない。
「承りました、カチュア王太女殿下の仰せのままに」
今までは、従魔にしようとするゴブリンは、野生で出会うゴブリンからしか選べませんでしたから、自分の能力に見合わないゴブリンを従えるしかありませんでした。
ですがシャルマン公爵閣下が捕獲されているゴブリンは莫大な数がいますから、それぞれのゴブリン従魔士に最適なゴブリンが選べると思うのです」
マリアは1度話しだしてからは腹が座ったのだろう、饒舌になっていた。
重なる内容を口にする事はあるが、その部分は重要だと考えているのだろう。
確かに俺もそう思う。
眼鏡と同じに例えるのはおかしいが、自分に合ったモノを選ばなければ全く意味がないどころか、弊害になる。
自分の能力にあった強さと数をそろえられたら、ゴブリンと言えども役に立つ。
だが、問題は肝心のゴブリン従魔士自身の能力にある。
「確かにある程度の能力を持ったゴブリン従魔士なら、単独で冒険者になる事もできるし、多くのパーティーがよろこんで迎えるだろう。
だがそれでも全員というわけにはいかないのではないか?
レベルの低い1頭のゴブリンしか従魔にできない者は、冒険者として生きていくのは難しいのではないか?」
「はい、確かに最初はそうかもしれませんが、望みはあります。
シャルマン公爵閣下の設立してくださったスライム従魔クランの報告では、1頭の低レベルスライムしか使役出来なかった従魔士も、スライムと一緒に経験を重ねる事で、徐々にレベルが高いスライムを従えられるようになると言う事です。
クランの仲間が助け合って成長していけば、使役できる頭数を増やす事はできなくても、レベルの高いゴブリンを使役できるかもしれないのです。
私達ゴブリン従魔師が弱い従魔士達を育てるようにします。
どうか我々ゴブリン従魔士も救ってやってください、お願いします」
「「「お願いします」」」
俺はまだ報告書を読んでいなかったが、従魔士の能力も向上するのだな。
予測していたこととはいえ、検証できたことは正直嬉しい。
もしかしたら従魔士から従魔師に進化できるかもしれない。
スライムが段階を経てキングスライムの進化するのだから、可能性はあるはずだ。
「リドワーン様、この者達を助けてあげましょう。
困っている者達を救うのも王侯貴族の責任でございます。
ましてリドワーン様は貴族の中の貴族、シャルマン公爵家の当主で英雄です。
スライム従魔クランに加えてあげましょう」
俺が素早く色々と考えている一瞬の間に、シャルマン王太女殿下が声をかけてしまったから、もう断る事などできない。
サクラが気を利かせて、隣りの部屋との壁になっていた自分の身体を失くしてしまったから、マリア達が目を白黒させている。
やれ、やれ、困ったモノだ。
俺がカチュア王太女殿下に意向に逆らう所を、民に見せるわけにはいけない。
「承りました、カチュア王太女殿下の仰せのままに」
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