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第一章
第5話:復讐
私は左手の剣を王太子に投げつけ、右手に持った剣で敵の反撃に備えつつ、左手に全魔力を蓄え叩きつけました。
命を失う事も覚悟した全魔力投入が功を奏したのか、雌豚の顔を柘榴のように破裂させる事に成功しました。
女にしては美しかった顔が、見るも無残な顔となりました。
「ネヴィア!
おのれバーン、死にさらせ!」
全魔力を一度に放出したせいでしょう、全く力が入りません。
ネヴィアを殺した私に激高した王太子に備えることができません。
しかも足からも力が抜けてしまい、その場でガクリとしゃがみ込んでしまいましたが、それが幸いしたようです。
私の顔をネヴィアと同じように叩き潰そうとした、王太子の一撃が致命傷にはならず、左頬をザックリとえぐり、頬骨を露にするだけで済みました。
「ギャッホッグッ!」
王太子、いえ、ウィリアムがどす黒い血を吐いて斃れました。
身体がピクピクと痙攣していますが、もう死んでいるのが明らかです。
身体の皮下がグチャグチャに潰れているのですから。
ウィリアムだけでなく、視界に入るセント・ラフス皇国の兵士全てが同じ状態でしたが、これは天罰だと直ぐに分かりました。
神々から直接お言葉があったから間違いありません。
「痛い思いさせちゃってごめんね、女房が五月蠅くてね。
でもずっと見守っているから、本当に大変な時は助けるから安心してね。
教会と貴族の裏切者は全員殺しておいたから、もう大丈夫だよ。
皇国の連中は、女房が五月蠅いから殺せなかったけど、そのうち何とかするね。
じゃあまた女房の目を盗んで会いに行くからね」
本当に神々の恐妻ぶりには困ったものです。
まあ、それでも、男同士に子供を授けてくださるのですから、文句は言えません。
前世に比べればずっと幸せな環境です。
それに、この国に侵攻した兵士と、国内の裏切者たちに天罰が下ったのですから、外国の連中も今後は手出しはひかえるでしょう。
国王陛下と王配殿下を助け出して、教会の体勢を立て直して、今度はこちらから攻撃を仕掛けてもいいですね。
男同士のカップルだから戦えないと思っているのなら、二度とおかしな真似をしないように、激烈な報復をして、その思い違いを正してやりましょう。
それにしても、ようやく自分の子供をこの手に抱けると思ったのに、残念です。
しばらくはショックで誰も愛せないでしょうが、いつかは心の傷も癒えて、新しい誰かを愛せるようになるでしょう。
その時こそ、この手に自分の子を抱いてみせます。
命を失う事も覚悟した全魔力投入が功を奏したのか、雌豚の顔を柘榴のように破裂させる事に成功しました。
女にしては美しかった顔が、見るも無残な顔となりました。
「ネヴィア!
おのれバーン、死にさらせ!」
全魔力を一度に放出したせいでしょう、全く力が入りません。
ネヴィアを殺した私に激高した王太子に備えることができません。
しかも足からも力が抜けてしまい、その場でガクリとしゃがみ込んでしまいましたが、それが幸いしたようです。
私の顔をネヴィアと同じように叩き潰そうとした、王太子の一撃が致命傷にはならず、左頬をザックリとえぐり、頬骨を露にするだけで済みました。
「ギャッホッグッ!」
王太子、いえ、ウィリアムがどす黒い血を吐いて斃れました。
身体がピクピクと痙攣していますが、もう死んでいるのが明らかです。
身体の皮下がグチャグチャに潰れているのですから。
ウィリアムだけでなく、視界に入るセント・ラフス皇国の兵士全てが同じ状態でしたが、これは天罰だと直ぐに分かりました。
神々から直接お言葉があったから間違いありません。
「痛い思いさせちゃってごめんね、女房が五月蠅くてね。
でもずっと見守っているから、本当に大変な時は助けるから安心してね。
教会と貴族の裏切者は全員殺しておいたから、もう大丈夫だよ。
皇国の連中は、女房が五月蠅いから殺せなかったけど、そのうち何とかするね。
じゃあまた女房の目を盗んで会いに行くからね」
本当に神々の恐妻ぶりには困ったものです。
まあ、それでも、男同士に子供を授けてくださるのですから、文句は言えません。
前世に比べればずっと幸せな環境です。
それに、この国に侵攻した兵士と、国内の裏切者たちに天罰が下ったのですから、外国の連中も今後は手出しはひかえるでしょう。
国王陛下と王配殿下を助け出して、教会の体勢を立て直して、今度はこちらから攻撃を仕掛けてもいいですね。
男同士のカップルだから戦えないと思っているのなら、二度とおかしな真似をしないように、激烈な報復をして、その思い違いを正してやりましょう。
それにしても、ようやく自分の子供をこの手に抱けると思ったのに、残念です。
しばらくはショックで誰も愛せないでしょうが、いつかは心の傷も癒えて、新しい誰かを愛せるようになるでしょう。
その時こそ、この手に自分の子を抱いてみせます。
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