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第一章
第12話:女騎士
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「殿下、後ろに下がってください、危険です」
リカルド王太子の護衛役に抜擢された、傭兵上がりの女騎士ライラが、リカルドの前に出て盾役となる。
同じくリカルド王太子の護衛役に抜擢された、傭兵上がりの女騎士ローザが、黙ってリカルドの背中を護る。
「すまないがしばらく私の盾になってくれ」
リカルドはそう言うと、最近一気に上達した魔術を使った。
攻撃魔法ではなく、味方全員の攻撃力と速度を上昇させる補助魔法だ。
本当なら二倍三倍にまで強化できるのだが、そんな事をしてしまったら、味方が自分の強化についていけなくなる。
何度か実験したが、精々三割強化までしか対応できない。
それ以上強化してしまったら、自分の身体を傷つけてしまったり、味方を傷つけてしまったりする、同士討ちの恐れさえあった。
「三割強化をする、その心算で戦ってくれ」
リカルドが話すと同時に、味方の勢いが一気に強くなった。
救援の狼煙があがった街を助けるために、リカルドは騎士隊を率いて出陣した。
いや、同時多発的に多くの街や村が魔王軍に襲われたので、騎士団を十個の騎士隊に分けて、救援に出陣した。
しかも、敵の攻撃を引き付けるために、わざと目立つ装備に身を固め、自らが囮となって華々しく出陣したのだ。
「我こそはフィフス王国の王太子リカルドなり!
我と思わんものは掛かって来い、返り討ちにしてくれる!」
リカルドがそう叫ぶと、魔王軍の後方に陣取っていた、指揮官と幹部連中が一斉に襲い掛かって来た。
王太子であるリカルドの首を取れば、魔王軍の中で出世できる。
当初は勇者ロイドと聖女アセリカが一番手柄だったのだが、魔王軍第二派の攻撃を度々撃退するリカルドが、今では一番の敵だと認識されていた。
今までは後方支援に徹していたリカルドだったが、前世の記憶と知識を取り戻した事で、魔力を莫大に高めることに成功し、囮を引き受ける事にしたのだ。
「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」
オークジェネラル一頭とオークチャンピオン八頭の攻撃路を開くため、オーク達が一点に集中して襲いかかって来た。
だが三割増しの力を手に入れた騎士と従士は、何とかその攻撃をしのいで、オークジェネラルとオークチャンピオンを、リカルドに突撃出来ないように防いだ。
だが、九頭の幹部オークが、一団となって体当たりをかましてきたので、前衛で戦っていた騎士と従士が吹き飛ばされてしまった。
オーク幹部とリカルドの間には、女騎士ライラしかいなくなってしまった。
リカルド王太子の護衛役に抜擢された、傭兵上がりの女騎士ライラが、リカルドの前に出て盾役となる。
同じくリカルド王太子の護衛役に抜擢された、傭兵上がりの女騎士ローザが、黙ってリカルドの背中を護る。
「すまないがしばらく私の盾になってくれ」
リカルドはそう言うと、最近一気に上達した魔術を使った。
攻撃魔法ではなく、味方全員の攻撃力と速度を上昇させる補助魔法だ。
本当なら二倍三倍にまで強化できるのだが、そんな事をしてしまったら、味方が自分の強化についていけなくなる。
何度か実験したが、精々三割強化までしか対応できない。
それ以上強化してしまったら、自分の身体を傷つけてしまったり、味方を傷つけてしまったりする、同士討ちの恐れさえあった。
「三割強化をする、その心算で戦ってくれ」
リカルドが話すと同時に、味方の勢いが一気に強くなった。
救援の狼煙があがった街を助けるために、リカルドは騎士隊を率いて出陣した。
いや、同時多発的に多くの街や村が魔王軍に襲われたので、騎士団を十個の騎士隊に分けて、救援に出陣した。
しかも、敵の攻撃を引き付けるために、わざと目立つ装備に身を固め、自らが囮となって華々しく出陣したのだ。
「我こそはフィフス王国の王太子リカルドなり!
我と思わんものは掛かって来い、返り討ちにしてくれる!」
リカルドがそう叫ぶと、魔王軍の後方に陣取っていた、指揮官と幹部連中が一斉に襲い掛かって来た。
王太子であるリカルドの首を取れば、魔王軍の中で出世できる。
当初は勇者ロイドと聖女アセリカが一番手柄だったのだが、魔王軍第二派の攻撃を度々撃退するリカルドが、今では一番の敵だと認識されていた。
今までは後方支援に徹していたリカルドだったが、前世の記憶と知識を取り戻した事で、魔力を莫大に高めることに成功し、囮を引き受ける事にしたのだ。
「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」
オークジェネラル一頭とオークチャンピオン八頭の攻撃路を開くため、オーク達が一点に集中して襲いかかって来た。
だが三割増しの力を手に入れた騎士と従士は、何とかその攻撃をしのいで、オークジェネラルとオークチャンピオンを、リカルドに突撃出来ないように防いだ。
だが、九頭の幹部オークが、一団となって体当たりをかましてきたので、前衛で戦っていた騎士と従士が吹き飛ばされてしまった。
オーク幹部とリカルドの間には、女騎士ライラしかいなくなってしまった。
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