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第一部 異世界建築士と獣人の少女
第76話:奥方
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……なるほど、瀧井氏がこの世界に残った理由は分かった。
愛する人と、一緒の場所にたどり着けるかどうかも分からない不確実性。
それが、瀧井氏をこの世界に居残らせた、理由。
だが、日本への、手がかり。
――王都。
かつてリトリィがいたという、街。
「瀧井さん、王都というところは、リトリィ――この子ですが、連れて行っても問題ないでしょうか?」
「……やめておく方が無難なのは間違いないな」
「やはり、差別がありますか?」
「この街が極楽に見えるくらいにはな」
ちょっと待て、あのドライフルーツおばさんがいて、それでも極楽って。
……だが、日本へ帰る手掛かりは、とりあえずそこにしかない。
「おお、そうだ。ひとつ、忠告をしておいてやろう」
「忠告、ですか?」
「なに、かんたんなことだ。おぬしが広場で、そちらのお嬢さんにしておったことは――」
「――『契り固め』の一つ、でしょう?」
俺の言葉に、瀧井氏はにやりとする。
リトリィが再びうつむくのが分かった。……ほんとうに可愛い。
「なんだ、知っていてやっておったのか」
「実は知らずに、もうすでに済ませてしまっていましたから」
「ほ……。平和になった日本は、ずいぶんと男女の交際がアメリカに染まったんだな」
「でしょうね。男女七歳にして席を同じゅうせず、でしたっけ?」
聞きかじりの言葉を披露する。たしか儒教だかなんだか、今となっては時代錯誤な考え方だが、彼にとってはリアルな話だったはずだ。
「懐かしい言葉だ……こちらの世界の男女の在り方もなかなか奥ゆかしいが。君は、島崎藤村を知っておるかね?」
「……名前くらいは」
社会の授業で名前くらいか。たしか、被差別部落出身の主人公の「破戒」が代表作なんだっけ?
「そうか。私は彼の詩――『初恋』が好きでね。
あの詩に出てくる娘さんの、積極的なこと――幼馴染の娘がある日突然髪を結い上げ大人びて見えたその姿、艶めかしい白い手にりんごを持ち、『我』に与えるさま……憧れたものだよ。明治の作品とは思えない」
……そういえば、リトリィとの付き合いも、なんとなくそんな感じか。彼女に押し切られたようなものだな。
だが、不快じゃない。一人で勝手にあれこれ決めつけて遠ざけようとした俺に、ずっとついていてくれた。彼女の積極性があったから、俺は今、こうして彼女と共にいる。
俺が彼女を口説いたんじゃない、俺が彼女に惹かれて、彼女にからめとられたのだ。
「――そういえば、その……不躾な質問で申し訳ありませんが、瀧井さんがこの世界に残るきっかけとなった女性は今、どちらに……?」
「ああ、あれか。あれは――」
ふっ、とため息をつく。
あ、マズった。これは死別か離別――
「あれはいま、門外街で炊き出しをやっておるはずだ」
「炊き出し――ですか?」
「ああ。あれは本当に、できた嫁でな」
瀧井氏によると、ご婦人はもともとそういう人だったらしい。それが、瀧井氏の引退を機会に、奉仕活動にさらに力を入れるようになったそうだ。
街の清掃活動や炊き出し、フレアマーケットなどのチャリティーに積極的に参加するようになったのだという。
瀧井氏自身はというと、引退はしたものの何もしない生活というのが性に合わなかったらしい。結局仕事を続けているのだそうだ。
ただ、以前のように昼夜を問わず研究、というわけではなくなったのだそうだが。
「今日は門外街の炊き出しでな。わしが外に出ていたのも、必要な食材の一部を市で買って、届けてきたからだ」
「奥様とはご一緒にされないんですか?」
それまで一言もしゃべらなかったリトリィが、初めて質問をした。してから、口を押える。
「も、申し訳ございません。差し出がましいことを――」
……獣人族だから、安易に口をきいてはならない、そういうスタンスだったのか。
たしかに、ドライフルーツの露店のおばさんは、リトリィに――彼女の連れ合いである俺に対しても、差別的な言動を隠そうともしなかった。むしろ、差別が当たり前のような態度だった。
だめだ、思い出すと腹が立ってくる。平常心、平常心。
しかし瀧井氏は気にした様子もなく、リトリィに柔和な笑顔を浮かべて答える。
「わしは仕事しか知らん男でな……炊事とかそういうのは、さっぱり分からんのだ」
「ちなみにお仕事は――」
「農作物の品種改良や、肥料の改良――まあ、畑仕事の手伝いだ」
……なるほど、確か親方の話だと、農業の学校の学生だったっけ。特技をそのまま生かすことができたわけか。
「……そうだ、村田さんはジルアン殿のもとに身を寄せておるんだったな。ちょうどいい、この種を持って行ってもらえんかな。今までの大豆より、さらに寒さに耐え、収量が多いはずだ」
そう言って、見た感じ二リットルばかり入りそうな、麻袋を戸棚から取り出してくる。
ジルアンと言われて一瞬誰のことだったかと固まる俺の隣で、リトリィが笑顔で受け取る。
「いつもありがとうございます。親方も喜びます」
あれ? 親方はジルンディールだっただろう? 頭の中を疑問符が埋め尽くす。それに気づいたリトリィが、そっと教えてくれた。
「ほら、前にお話ししたと思いますが、貢献者は接尾名ですから。親方様のお名前はジルナウールァで、ジルアンは愛称です」
……ああ、そんなようなことを言っていたか。リトリィの本名である陽光の慈悲と恵みはバッチリ覚えていたが、親方の名前の方はすっかり忘れていた。
「では、また、機会がありましたら」
「ええ、よろしくお願いいたします」
瀧井氏に紹介状を書いてもらったあと、俺たちは瀧井氏の家を後にした。
彼は、愛する女性のためにこの世界に残るという選択をし、そしてこの世界に骨を埋めようとしている。
『未練……か? そりゃあ、あったよ』
彼はそう言った。
『だが、わしも今となってはこの世界のほうがずっと長くなった。実はもう、親の顔も覚えとらんのだよ』
……親など、もう生きていないおそれもある。友人たちも、すでに他界した者たちもいるだろう。
五十年とはつまり、それだけの重みがある年月なんだな。正直、実感がわかないが。
『今でも思うのだ。あのとき、もし、あれの手を取らなかったらと』
戦後七十年以上経つはずなのに、彼はこの世界で五十年。
つまり、彼の望む年代に帰れたかどうか怪しいのだ。
そしてもし、彼の望む年代に帰れたとして――彼の望むのは、一九四三年。結局、戦争で命を落としていたかもしれない。
彼はこの世界に残ったからこそ、今も生きていることができるのだ。
『わしは、戦友を見捨てて一人、この地でのうのうと生きている。今更顔向けなどできたものでもない。おそらく、わしの部隊の戦友はもう、生きてはいないだろう。だが――』
彼は、その一点においてのみ、帰らなかったことを悔いている。
『――叶うことなら、靖国で彼らに詫びたいのだ』
紹介状は懐にある。
瀧井氏は帰らなかった。
俺も、リトリィという存在があっては、帰れないかもしれない。
――いや、帰れないだろう。
「ムラタさん、ほら、あそこです。あれがきっと、タキイ様の奥様がいらっしゃる炊き出しですよ!」
リトリィの声に、現実に戻った気がして、顔を上げる。
城門を出た先の広場――その広場を囲むように並んでいる家々のうちの一軒、なぜか妙に壊れかけた、木造の小屋の前だった。
数名の女性が、これまた壊れかけのテーブルに鍋を置き、器をもって集まっている人たちにスープのようなものを振る舞っている。
ああいうことは何かの宗教施設でも借りてやるものだと思っていたので、あんなオンボロ小屋の前でやっていることに驚いた。
集まっている人たちはみなみすぼらしい格好で、子供もいるようだ。ヒトが多いものの、獣人族もいる。ただ、リトリィほど毛深い人、鼻面の目立つ人はいないようだ。やはり原初というのは、それだけ特殊なのかもしれない。
瀧井氏に渡そうとして、だが「妻に渡してください。きっと、炊き出しで配ってくれることでしょう」と受け取りを断られたドライフルーツ。これを渡せば、とりあえず今日、やるべきことは終わる。
忙しそうに、だが笑顔でスープを振る舞っている五人の女性を見る。
とはいっても、一人は猫型……キャットリングとでもいうのだろうか。もう一人は……たぶん狐型、フォックスリングとでもいうのだろう。五人のうち二人は獣人なので、残りの三人の誰かが、瀧井氏の奥方のはずだ。
五人ともてきぱきとよく働いている。スープを配ったり並ばせたり、ぐずっている子供をあやしたり。それぞれが、奉仕の精神をよく体現しているようだ。
「お忙しいところ申し訳ございません。わたくし、タキイ氏に遣いを頼まれたムラタと申します。タキイ様の奥様は、どなたでしょうか」
瀧井氏をこの世界に引き留めたご婦人。三人の女性は、みな見事な白髪、瀧井氏の奥方らしい年齢層である。
若いころは美人だったであろう、涼しげな眼もとの女性、よく日に焼けた健康的な女性、目を伏せつつ微笑みながら鍋をかき回している女性、一体だれが瀧井氏の奥方なのかと思ったら。
「主人がなにか?」
そう声を上げたのは、猫のように縦の瞳孔を持った、獣人の女性だった。
愛する人と、一緒の場所にたどり着けるかどうかも分からない不確実性。
それが、瀧井氏をこの世界に居残らせた、理由。
だが、日本への、手がかり。
――王都。
かつてリトリィがいたという、街。
「瀧井さん、王都というところは、リトリィ――この子ですが、連れて行っても問題ないでしょうか?」
「……やめておく方が無難なのは間違いないな」
「やはり、差別がありますか?」
「この街が極楽に見えるくらいにはな」
ちょっと待て、あのドライフルーツおばさんがいて、それでも極楽って。
……だが、日本へ帰る手掛かりは、とりあえずそこにしかない。
「おお、そうだ。ひとつ、忠告をしておいてやろう」
「忠告、ですか?」
「なに、かんたんなことだ。おぬしが広場で、そちらのお嬢さんにしておったことは――」
「――『契り固め』の一つ、でしょう?」
俺の言葉に、瀧井氏はにやりとする。
リトリィが再びうつむくのが分かった。……ほんとうに可愛い。
「なんだ、知っていてやっておったのか」
「実は知らずに、もうすでに済ませてしまっていましたから」
「ほ……。平和になった日本は、ずいぶんと男女の交際がアメリカに染まったんだな」
「でしょうね。男女七歳にして席を同じゅうせず、でしたっけ?」
聞きかじりの言葉を披露する。たしか儒教だかなんだか、今となっては時代錯誤な考え方だが、彼にとってはリアルな話だったはずだ。
「懐かしい言葉だ……こちらの世界の男女の在り方もなかなか奥ゆかしいが。君は、島崎藤村を知っておるかね?」
「……名前くらいは」
社会の授業で名前くらいか。たしか、被差別部落出身の主人公の「破戒」が代表作なんだっけ?
「そうか。私は彼の詩――『初恋』が好きでね。
あの詩に出てくる娘さんの、積極的なこと――幼馴染の娘がある日突然髪を結い上げ大人びて見えたその姿、艶めかしい白い手にりんごを持ち、『我』に与えるさま……憧れたものだよ。明治の作品とは思えない」
……そういえば、リトリィとの付き合いも、なんとなくそんな感じか。彼女に押し切られたようなものだな。
だが、不快じゃない。一人で勝手にあれこれ決めつけて遠ざけようとした俺に、ずっとついていてくれた。彼女の積極性があったから、俺は今、こうして彼女と共にいる。
俺が彼女を口説いたんじゃない、俺が彼女に惹かれて、彼女にからめとられたのだ。
「――そういえば、その……不躾な質問で申し訳ありませんが、瀧井さんがこの世界に残るきっかけとなった女性は今、どちらに……?」
「ああ、あれか。あれは――」
ふっ、とため息をつく。
あ、マズった。これは死別か離別――
「あれはいま、門外街で炊き出しをやっておるはずだ」
「炊き出し――ですか?」
「ああ。あれは本当に、できた嫁でな」
瀧井氏によると、ご婦人はもともとそういう人だったらしい。それが、瀧井氏の引退を機会に、奉仕活動にさらに力を入れるようになったそうだ。
街の清掃活動や炊き出し、フレアマーケットなどのチャリティーに積極的に参加するようになったのだという。
瀧井氏自身はというと、引退はしたものの何もしない生活というのが性に合わなかったらしい。結局仕事を続けているのだそうだ。
ただ、以前のように昼夜を問わず研究、というわけではなくなったのだそうだが。
「今日は門外街の炊き出しでな。わしが外に出ていたのも、必要な食材の一部を市で買って、届けてきたからだ」
「奥様とはご一緒にされないんですか?」
それまで一言もしゃべらなかったリトリィが、初めて質問をした。してから、口を押える。
「も、申し訳ございません。差し出がましいことを――」
……獣人族だから、安易に口をきいてはならない、そういうスタンスだったのか。
たしかに、ドライフルーツの露店のおばさんは、リトリィに――彼女の連れ合いである俺に対しても、差別的な言動を隠そうともしなかった。むしろ、差別が当たり前のような態度だった。
だめだ、思い出すと腹が立ってくる。平常心、平常心。
しかし瀧井氏は気にした様子もなく、リトリィに柔和な笑顔を浮かべて答える。
「わしは仕事しか知らん男でな……炊事とかそういうのは、さっぱり分からんのだ」
「ちなみにお仕事は――」
「農作物の品種改良や、肥料の改良――まあ、畑仕事の手伝いだ」
……なるほど、確か親方の話だと、農業の学校の学生だったっけ。特技をそのまま生かすことができたわけか。
「……そうだ、村田さんはジルアン殿のもとに身を寄せておるんだったな。ちょうどいい、この種を持って行ってもらえんかな。今までの大豆より、さらに寒さに耐え、収量が多いはずだ」
そう言って、見た感じ二リットルばかり入りそうな、麻袋を戸棚から取り出してくる。
ジルアンと言われて一瞬誰のことだったかと固まる俺の隣で、リトリィが笑顔で受け取る。
「いつもありがとうございます。親方も喜びます」
あれ? 親方はジルンディールだっただろう? 頭の中を疑問符が埋め尽くす。それに気づいたリトリィが、そっと教えてくれた。
「ほら、前にお話ししたと思いますが、貢献者は接尾名ですから。親方様のお名前はジルナウールァで、ジルアンは愛称です」
……ああ、そんなようなことを言っていたか。リトリィの本名である陽光の慈悲と恵みはバッチリ覚えていたが、親方の名前の方はすっかり忘れていた。
「では、また、機会がありましたら」
「ええ、よろしくお願いいたします」
瀧井氏に紹介状を書いてもらったあと、俺たちは瀧井氏の家を後にした。
彼は、愛する女性のためにこの世界に残るという選択をし、そしてこの世界に骨を埋めようとしている。
『未練……か? そりゃあ、あったよ』
彼はそう言った。
『だが、わしも今となってはこの世界のほうがずっと長くなった。実はもう、親の顔も覚えとらんのだよ』
……親など、もう生きていないおそれもある。友人たちも、すでに他界した者たちもいるだろう。
五十年とはつまり、それだけの重みがある年月なんだな。正直、実感がわかないが。
『今でも思うのだ。あのとき、もし、あれの手を取らなかったらと』
戦後七十年以上経つはずなのに、彼はこの世界で五十年。
つまり、彼の望む年代に帰れたかどうか怪しいのだ。
そしてもし、彼の望む年代に帰れたとして――彼の望むのは、一九四三年。結局、戦争で命を落としていたかもしれない。
彼はこの世界に残ったからこそ、今も生きていることができるのだ。
『わしは、戦友を見捨てて一人、この地でのうのうと生きている。今更顔向けなどできたものでもない。おそらく、わしの部隊の戦友はもう、生きてはいないだろう。だが――』
彼は、その一点においてのみ、帰らなかったことを悔いている。
『――叶うことなら、靖国で彼らに詫びたいのだ』
紹介状は懐にある。
瀧井氏は帰らなかった。
俺も、リトリィという存在があっては、帰れないかもしれない。
――いや、帰れないだろう。
「ムラタさん、ほら、あそこです。あれがきっと、タキイ様の奥様がいらっしゃる炊き出しですよ!」
リトリィの声に、現実に戻った気がして、顔を上げる。
城門を出た先の広場――その広場を囲むように並んでいる家々のうちの一軒、なぜか妙に壊れかけた、木造の小屋の前だった。
数名の女性が、これまた壊れかけのテーブルに鍋を置き、器をもって集まっている人たちにスープのようなものを振る舞っている。
ああいうことは何かの宗教施設でも借りてやるものだと思っていたので、あんなオンボロ小屋の前でやっていることに驚いた。
集まっている人たちはみなみすぼらしい格好で、子供もいるようだ。ヒトが多いものの、獣人族もいる。ただ、リトリィほど毛深い人、鼻面の目立つ人はいないようだ。やはり原初というのは、それだけ特殊なのかもしれない。
瀧井氏に渡そうとして、だが「妻に渡してください。きっと、炊き出しで配ってくれることでしょう」と受け取りを断られたドライフルーツ。これを渡せば、とりあえず今日、やるべきことは終わる。
忙しそうに、だが笑顔でスープを振る舞っている五人の女性を見る。
とはいっても、一人は猫型……キャットリングとでもいうのだろうか。もう一人は……たぶん狐型、フォックスリングとでもいうのだろう。五人のうち二人は獣人なので、残りの三人の誰かが、瀧井氏の奥方のはずだ。
五人ともてきぱきとよく働いている。スープを配ったり並ばせたり、ぐずっている子供をあやしたり。それぞれが、奉仕の精神をよく体現しているようだ。
「お忙しいところ申し訳ございません。わたくし、タキイ氏に遣いを頼まれたムラタと申します。タキイ様の奥様は、どなたでしょうか」
瀧井氏をこの世界に引き留めたご婦人。三人の女性は、みな見事な白髪、瀧井氏の奥方らしい年齢層である。
若いころは美人だったであろう、涼しげな眼もとの女性、よく日に焼けた健康的な女性、目を伏せつつ微笑みながら鍋をかき回している女性、一体だれが瀧井氏の奥方なのかと思ったら。
「主人がなにか?」
そう声を上げたのは、猫のように縦の瞳孔を持った、獣人の女性だった。
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