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第四部 異世界建築士と幸せの鐘塔
第403話:ハマーにも一足早い春が
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マイセルとリトリィが並んでおつまみを作り、シィルさんがそれを運ぶ。
あれだけ食って飲んできたというのに、マレットさんの腹には一体いくつの胃袋があるというのだろう。
「だ、だから! シィルさ……シィルを働かせるなよ! 彼女はお客さんだぞ!」
「おっ、今『シィルさん』と呼ぼうとしたな? そうかそうか、うん、その、人前では恋人のことを呼び捨てにして力関係を誇示したいって思う気持ち、分からなくもないぞ?」
「あ゛~~~~っ! うるさいな、あんたは黙ってろよ!」
いやあ、色恋沙汰でマウントを取るというのはなかなかに楽しいものだ。そう思っていると、おつまみを運びに来たリトリィにたしなめられた。
「だんなさまなんて、半年前と少し前までもっと奥手だったでしょう? しかも年下のわたしを相手に。ハマーくんを笑えませんよ?」
それをハマーの前で言うなって!
ほらみろ、案の定、ハマーの奴、ニヤニヤし始めやがった!
「へえ……奥手? リトリィさん、どんな様子だったんです?」
「それはもう、とっても紳士でしたよ? わたしがお誘い申し上げても、指一本触れようとしないで……」
「あ゛――っ! あ゛――ッ!!」
あてがわれた寝室で、たらいの湯を使って体をふきながら、マイセルがほっとため息をついた。
「お兄ちゃんに恋人ができるなんて、想像もしてなかったなあ……」
「多分ハマーも、半年前には同じことを思ってたんじゃないかな?」
そう言って笑うと、マイセルも苦笑いをする。
「なんだかやだなあ……。お兄ちゃんが、遠くなっちゃった気がする」
「多分同じことを、ハマーも半年前に思っただろうな」
月明かりの中、マイセルの、それほど大きくはないけれど張りのいい、つんと上向き加減の乳房の尖端から、雫がしたたり落ちる。
リトリィのほうはもう体を拭きあげて、今はしっぽの毛づくろい中だ。
「シィルさん、とっても綺麗なひとだった……。お兄ちゃんにもったいないくらい。あんなお兄ちゃんのどこを好きになったのかなあ」
「さっき言ってたじゃないか、自信家で意地っ張りで負けず嫌いだけど、本当は一生懸命で、優しさを素直に表現できない不器用なところだって」
「ふふ、いつも謙虚でちょっと自信がないけれど、そのぶんとっても優しいだんなさまとは反対ですね?」
リトリィが微笑む。自分のことをそれほど謙虚だと思ってはいないが、リトリィが言うならそう見えてるのかもしれない。……いや、リトリィの言う通りだ。単に自信がないだけだ。
「そんなこと、ないですよ? 自信はもう、十分につけていらっしゃいます。ただ、ご自身の理想を相手に押し付けようとしないで、お互いに納得できるようにと心を配ってくださっているだけですから」
そう言うと、リトリィは俺にしなだれかかってきた。
「ムラタさんが一番自信に満ちたことを言ってくださるのは、わたしたちにお情けをくださる、その瞬間ですよね?」
「情けをくれる瞬間?」
「ふふ……ほら、いつも言ってくださるでしょう? ――孕め、と」
思わずのけぞる。
「い、いや! それはリトリィが、そう言うと喜んでくれるからで!」
「わたしが喜ぶように計らってくださるだんなさま。だいすきです」
「ああっ、お姉さま、わたしも!」
ま、待っ……! ほ、ほら、となりは、ハマーたちの寝室になってて……!
「だからですよ。わたしたちのこと、いっぱい可愛がってください。とりわけ、マイセルちゃんをいっぱい鳴かせてあげてくださいね?」
いや、リトリィ、それは、さすがに……!
俺は慌てて腰を浮かせた――つもりだったが、すぐにリトリィに捕まって座らされる。
「なにをおっしゃるんですか。わたしたちががんばれば、あちらもきっと、がんばるでしょう? そうしたら、きっとおめでたが早くなりますから」
リトリィ、にこにこしてとんでもないことを言う。
いやまあ確かに、女性が男性の家で、しかも同じベッドで一夜を共にするんだ。
完全に家族公認の仲ってのは、うん、まあ、分かる。
分かるけどな!?
「ほら、マイセルちゃんもいらっしゃい? 今夜は特別ですから。一番は、マイセルちゃんにお譲りしますね?」
「い、いいんですか? だって夜の一番はお姉さまだって、ムラタさんも――」
「いいんです。お兄さまのためですよ? そのかわり、よろこびの声は決して遠慮しないように、ね?」
ちょっ……ほ、本気で聞かせるつもりなのか!? 妹の、アノ声を!?
「もちろんですとも。ふふ、マイセルちゃん、がんばりましょうね?」
「……朝、早いっすね」
マレットさん宅の庭、日の出。
いつもの健康ルーティン――まずはラジオ体操をこなしていると、ハマーがやってきた。
「まあ、これが習慣だしな」
「……朝っぱらからナニやってんですか」
ハマーが、こちらのある一点を凝視しながら、呆れたように言ってくる。
まあ、実際、呆れているんだろう。
「ナニって、そりゃ……ナニに決まってるだろ」
「……おかげで、こっちもその気になっちゃったじゃないすか」
――ああ、知っているとも。こっちがリトリィ相手に寝起きにおっぱじめたら、隣もごそごそやり始めたことくらい。
「ハマーのところにも、一足早い春が来たって感じだな。九か月後にはコンニチハ赤ちゃん、てとこか?」
「け、結婚もまだだっていうのに、あんたもそれ、言うのかよ」
「なに言ってるんだ。昨夜は実質、結婚三儀式の一つの、『三夜の臥所』の一夜目だったんだぞ? もう家族公認の、結婚を前提とした付き合いだろう」
言われてから気づいたらしい。急にうろたえ始めるのが面白い。
「……だったらオレのことはともかく、先にマイセルに仕込んだらどうです? そっちはもう、結婚してるんだから」
「子供は、授かりものだからなあ。毎日、頑張っては、いるんだけどっ……」
体を左右に大きくねじりながら苦笑すると、ハマーも苦笑いした。
「……知ってますよ。あんたのところに妹が嫁ぐまで、妹のあんな声を聞く日が来るなんて、思ってもみませんでしたけど。……できれば妹があんな声を上げるなんて、知りたくなかったですけどね」
「マイセルはマイセルで苦笑いしてたぞ? お兄ちゃん、早いって」
『シィルさあん、ボク、もう、もう……!』という声が聞こえてきたあたりはちょうど一息ついていたときだったから、三人で聞き耳を立てていたんだ。特にリトリィは耳がいいから、聞こえた言葉を実況してもらってたんだよな。
「お姉さまに甘える弟、みたいな感じだったみたいだな。いいじゃないか、包容力のある恋人で」
「ちょっ……おい! な、何を言って――」
「お前そういえば、前にリトリィのおっぱい凝視してたことあったよな。よかったな、恋人もでっかくて。谷間で窒息する、だったっけ?」
「あ、あんた! で、で、でたらめを――」
顔を真っ赤にして掴みかかってきたハマーに、俺は涼しい顔で続けてみせる。
「こっちには耳のいいリトリィがいるんだぞ? いろいろと筒抜けだったんだから誤魔化したって無駄だぞ? あ、ちなみにそっちの奮闘ぶりをリトリィが実況解説してくれてたんだが、それを一番楽しんでたの、マイセルだからな?」
「な、な、なあぁぁぁぁああああっ!?」
「大丈夫だって。オトコを磨くのはこれからだ。お前の方が年下なんだし、今はまだおねーさまにムスコのことを『カワイイ♡』って言ってイジってもらってれば、それでいいんだよ」
「な、んな……!!」
「ただ、それはそれとしてだ」
声にならない声でぱくぱくと口を開け、酸欠の金魚のような有様のハマーを見るのは実に面白いんだが、ここらで恩を売っておくのも悪くないだろう。ハマーの目の前で、親指をゆっくり立ててみせる。
「できるだけ長く踏ん張って、相手を喜ばせることができる方法……あるとすれば、知りたくないか?」
そんなわけで、朝の健康ルーティンが終わるころには、俺に舎弟ができていた。朝食の席で、俺に対してやけに敬語を使い、おかわりの希望などを盛んに聞いてきた。
そんなハマーの様子をマイセルは気味悪がったが、なに、人間は日々成長するんだよ。下ネタが原動力であったとしてもだ。
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それをハマーの前で言うなって!
ほらみろ、案の定、ハマーの奴、ニヤニヤし始めやがった!
「へえ……奥手? リトリィさん、どんな様子だったんです?」
「それはもう、とっても紳士でしたよ? わたしがお誘い申し上げても、指一本触れようとしないで……」
「あ゛――っ! あ゛――ッ!!」
あてがわれた寝室で、たらいの湯を使って体をふきながら、マイセルがほっとため息をついた。
「お兄ちゃんに恋人ができるなんて、想像もしてなかったなあ……」
「多分ハマーも、半年前には同じことを思ってたんじゃないかな?」
そう言って笑うと、マイセルも苦笑いをする。
「なんだかやだなあ……。お兄ちゃんが、遠くなっちゃった気がする」
「多分同じことを、ハマーも半年前に思っただろうな」
月明かりの中、マイセルの、それほど大きくはないけれど張りのいい、つんと上向き加減の乳房の尖端から、雫がしたたり落ちる。
リトリィのほうはもう体を拭きあげて、今はしっぽの毛づくろい中だ。
「シィルさん、とっても綺麗なひとだった……。お兄ちゃんにもったいないくらい。あんなお兄ちゃんのどこを好きになったのかなあ」
「さっき言ってたじゃないか、自信家で意地っ張りで負けず嫌いだけど、本当は一生懸命で、優しさを素直に表現できない不器用なところだって」
「ふふ、いつも謙虚でちょっと自信がないけれど、そのぶんとっても優しいだんなさまとは反対ですね?」
リトリィが微笑む。自分のことをそれほど謙虚だと思ってはいないが、リトリィが言うならそう見えてるのかもしれない。……いや、リトリィの言う通りだ。単に自信がないだけだ。
「そんなこと、ないですよ? 自信はもう、十分につけていらっしゃいます。ただ、ご自身の理想を相手に押し付けようとしないで、お互いに納得できるようにと心を配ってくださっているだけですから」
そう言うと、リトリィは俺にしなだれかかってきた。
「ムラタさんが一番自信に満ちたことを言ってくださるのは、わたしたちにお情けをくださる、その瞬間ですよね?」
「情けをくれる瞬間?」
「ふふ……ほら、いつも言ってくださるでしょう? ――孕め、と」
思わずのけぞる。
「い、いや! それはリトリィが、そう言うと喜んでくれるからで!」
「わたしが喜ぶように計らってくださるだんなさま。だいすきです」
「ああっ、お姉さま、わたしも!」
ま、待っ……! ほ、ほら、となりは、ハマーたちの寝室になってて……!
「だからですよ。わたしたちのこと、いっぱい可愛がってください。とりわけ、マイセルちゃんをいっぱい鳴かせてあげてくださいね?」
いや、リトリィ、それは、さすがに……!
俺は慌てて腰を浮かせた――つもりだったが、すぐにリトリィに捕まって座らされる。
「なにをおっしゃるんですか。わたしたちががんばれば、あちらもきっと、がんばるでしょう? そうしたら、きっとおめでたが早くなりますから」
リトリィ、にこにこしてとんでもないことを言う。
いやまあ確かに、女性が男性の家で、しかも同じベッドで一夜を共にするんだ。
完全に家族公認の仲ってのは、うん、まあ、分かる。
分かるけどな!?
「ほら、マイセルちゃんもいらっしゃい? 今夜は特別ですから。一番は、マイセルちゃんにお譲りしますね?」
「い、いいんですか? だって夜の一番はお姉さまだって、ムラタさんも――」
「いいんです。お兄さまのためですよ? そのかわり、よろこびの声は決して遠慮しないように、ね?」
ちょっ……ほ、本気で聞かせるつもりなのか!? 妹の、アノ声を!?
「もちろんですとも。ふふ、マイセルちゃん、がんばりましょうね?」
「……朝、早いっすね」
マレットさん宅の庭、日の出。
いつもの健康ルーティン――まずはラジオ体操をこなしていると、ハマーがやってきた。
「まあ、これが習慣だしな」
「……朝っぱらからナニやってんですか」
ハマーが、こちらのある一点を凝視しながら、呆れたように言ってくる。
まあ、実際、呆れているんだろう。
「ナニって、そりゃ……ナニに決まってるだろ」
「……おかげで、こっちもその気になっちゃったじゃないすか」
――ああ、知っているとも。こっちがリトリィ相手に寝起きにおっぱじめたら、隣もごそごそやり始めたことくらい。
「ハマーのところにも、一足早い春が来たって感じだな。九か月後にはコンニチハ赤ちゃん、てとこか?」
「け、結婚もまだだっていうのに、あんたもそれ、言うのかよ」
「なに言ってるんだ。昨夜は実質、結婚三儀式の一つの、『三夜の臥所』の一夜目だったんだぞ? もう家族公認の、結婚を前提とした付き合いだろう」
言われてから気づいたらしい。急にうろたえ始めるのが面白い。
「……だったらオレのことはともかく、先にマイセルに仕込んだらどうです? そっちはもう、結婚してるんだから」
「子供は、授かりものだからなあ。毎日、頑張っては、いるんだけどっ……」
体を左右に大きくねじりながら苦笑すると、ハマーも苦笑いした。
「……知ってますよ。あんたのところに妹が嫁ぐまで、妹のあんな声を聞く日が来るなんて、思ってもみませんでしたけど。……できれば妹があんな声を上げるなんて、知りたくなかったですけどね」
「マイセルはマイセルで苦笑いしてたぞ? お兄ちゃん、早いって」
『シィルさあん、ボク、もう、もう……!』という声が聞こえてきたあたりはちょうど一息ついていたときだったから、三人で聞き耳を立てていたんだ。特にリトリィは耳がいいから、聞こえた言葉を実況してもらってたんだよな。
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「ちょっ……おい! な、何を言って――」
「お前そういえば、前にリトリィのおっぱい凝視してたことあったよな。よかったな、恋人もでっかくて。谷間で窒息する、だったっけ?」
「あ、あんた! で、で、でたらめを――」
顔を真っ赤にして掴みかかってきたハマーに、俺は涼しい顔で続けてみせる。
「こっちには耳のいいリトリィがいるんだぞ? いろいろと筒抜けだったんだから誤魔化したって無駄だぞ? あ、ちなみにそっちの奮闘ぶりをリトリィが実況解説してくれてたんだが、それを一番楽しんでたの、マイセルだからな?」
「な、な、なあぁぁぁぁああああっ!?」
「大丈夫だって。オトコを磨くのはこれからだ。お前の方が年下なんだし、今はまだおねーさまにムスコのことを『カワイイ♡』って言ってイジってもらってれば、それでいいんだよ」
「な、んな……!!」
「ただ、それはそれとしてだ」
声にならない声でぱくぱくと口を開け、酸欠の金魚のような有様のハマーを見るのは実に面白いんだが、ここらで恩を売っておくのも悪くないだろう。ハマーの目の前で、親指をゆっくり立ててみせる。
「できるだけ長く踏ん張って、相手を喜ばせることができる方法……あるとすれば、知りたくないか?」
そんなわけで、朝の健康ルーティンが終わるころには、俺に舎弟ができていた。朝食の席で、俺に対してやけに敬語を使い、おかわりの希望などを盛んに聞いてきた。
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