3 / 42
第一章「裏切られたガンプ」
第三話:近衛騎士団の消耗
しおりを挟む
なんとか生き延びたか。
正面きっては戦えないものの、補助魔法を全力で研究したガンプは眠りの魔法や痺れ魔法などで魔獣の動きを止めて逃げるのは得意だ。
その上で、用心深く魔界に何箇所もセーフハウスを用意しておいたのが功を奏した。
ほうほうの体で魔界を脱出して、最前線の街カステルにたどり着いたガンプは、川で身体の汚れを落とすと宿をとる。
金はあったが、選んだのはあえて最下層の冒険者が泊まる安宿だ。
そうして、変装で人相を変えて場末の酒場で情報を集める。
まあ、集めなくても盛んに魔導球から配信されているモニターで、相手の状況は筒抜けなのだが。
「ほんとにやりやがったのか、あのバカどもめ」
評判の悪い卑劣漢の魔法剣士ガンプの戦死は報告されていたが、酒場の民衆にとってはどうでもよさそうだった。
それよりも、エリザベート姫が近衛騎士団を連れて威勢よく魔王討伐に出たという話でもちきりだった。
魔王との戦いなど、関係ない民衆にとっては単なる娯楽でしかないということだろう。
軍が動けば、この最前線のカステルの街の景気も多少は良くなるのも、歓迎されている理由ではあるかもしれない。
これから何が起こるのかも知らず。
国も愚かなら、国民も愚かだ。
「誰が死のうが、この国がどうなろうが、もう俺には知ったこっちゃないがな」
それよりも復讐だ。
そう考えたら、やつらが傷ついてくれることはガンプにとっては好都合。
そして、国民の関心がガンプに向いてないのも全て好都合だ。
復讐のための準備を念入りにやることにしよう。
「邪魔したな」
今も魔導球から配信されている、戦場に立って閃光魔法で悪鬼を討ち果たす金髪碧眼の超美少女。
御年十六歳の可憐なエリザベート姫の姿を怒りに満ちた目で眺めながら、喉が焼けるような安酒を煽る。
ガンプは、酒代を置いて静かに店を出ていった。
※※※
最後の障害である魔王城の場所はわかっていたため、そこまで攻めるのは簡単だった。
しかし、後がいけない。
「第三小隊全滅です! 魔王城の一階、突破できません!」
とりあえず攻めたものの、強大なる魔物が待ち構えている魔王城の守りは硬い。
「何をやっている! あれしきの敵に根性が足りないぞ!」
将軍気取りで、聖槍ゲイハルトを振り回す女騎士ヴァルキリアに、レベルマックスの槍聖と一緒にしてくれるなと、伝令は顔をしかめる。
アークデーモンなんかが徘徊している魔王城の攻略は、いかに王国最強の近衛騎士団といっても難しい。
もともと、近衛騎士団は巨大な悪鬼との戦いに慣れていない。
馬に乗り、強固な甲冑に身を包んだ重騎士は守りにこそ本領を発揮する。
攻城戦は得意ではないのだ。
女勇者セイラが、エリザベート姫に進言する。
「やはり、私たちが攻めましょうか」
セイラの言葉に、ヴァルキリアも賛同する。
「そうだ! このままでは埒が明かない。姫、私たちにやらせてください」
しかし、エリザベート姫はいきり立つヴァルキリアを悠然と手で押さえる。
「お待ちなさい。私たち勇者パーティーは、魔王との戦いに全力を尽くすべきです。そこまでの攻略は、近衛騎士団にまかせておけばいいのです」
エリザベート姫の言うことも一理ある。
魔王との戦いは熾烈を極めることが予想されるため、ここで体力を温存できるのはセイラたちにもありがたかった。
しかし、あまりに近衛騎士団の消耗が激しすぎるように感じた。
セイラの心の何処かに、師匠であったガンプに言っていた近衛騎士団を使い潰すのはマズいという言葉が引っかかっている。
女勇者セイラは、いまさらながら言う。
「姫様、近衛騎士団を使ったのは本当に大丈夫だったのですか」
「魔王軍との戦いで、近隣の国家とは今後十年間の不戦同盟を結んでおります。近衛騎士団をこの戦いに使っても問題ありません」
エリザベート姫の言う理屈は、正しいように聞こえる。
「しかし何か、見落としが……」
「何が心配なのですか。このわたくし直々の出征なのですよ。近衛騎士団に加えて治療のための回復術師も、潤沢な補給部隊も揃っています」
これでも帝王学として戦術論は一通り学んでいると、エリザベート姫は自信ありげに笑う。
それに、女騎士ヴァルキリアも賛同する。
「セイラ、近衛騎士は強いんだ。みんな慣れない戦いに戸惑っているだけで、慣れれば根性で戦い抜けるさ」
こんな戦いで負けるような根性のない騎士は、近衛騎士団にふさわしくないといつも通りの根性論を展開しだすヴァルキリア。
それに満足げに微笑むと、エリザベートはティーセットを取り出して言う。
「それよりセイラ。新しいブランドの紅茶があるんですが、一緒にお茶にしませんか」
「お茶ですか?」
戦場なのに、魔導球による撮影がない時は自分の防具は従者に持たせて、優雅なドレス姿でお茶を飲んでいる。
末端の騎士は血だるまになって戦っているというのに、エリザベート姫は悪鬼を討ち果たす仕上げのカッコいいところでしか戦わない。
国民のアイドルである姫様というのは、こういうものなのか。
女勇者セイラは、見ていて少し疲れを感じる。
「ええ、同じ勇者パーティーの仲間でしょう。わたくしのことはエリザと読んでください。そうだ、閃光のエリザなんてどうかしら」
「えっと……」
「二つ名ですよ。皆さんも、そういうのがあるんでしょう?」
冒険者ごっこができて嬉しいのか、そう言って楽しそうに笑う。
この姫様は、本当に大丈夫なのだろうかと、女勇者セイラは少し恐ろしくなるのだった。
正面きっては戦えないものの、補助魔法を全力で研究したガンプは眠りの魔法や痺れ魔法などで魔獣の動きを止めて逃げるのは得意だ。
その上で、用心深く魔界に何箇所もセーフハウスを用意しておいたのが功を奏した。
ほうほうの体で魔界を脱出して、最前線の街カステルにたどり着いたガンプは、川で身体の汚れを落とすと宿をとる。
金はあったが、選んだのはあえて最下層の冒険者が泊まる安宿だ。
そうして、変装で人相を変えて場末の酒場で情報を集める。
まあ、集めなくても盛んに魔導球から配信されているモニターで、相手の状況は筒抜けなのだが。
「ほんとにやりやがったのか、あのバカどもめ」
評判の悪い卑劣漢の魔法剣士ガンプの戦死は報告されていたが、酒場の民衆にとってはどうでもよさそうだった。
それよりも、エリザベート姫が近衛騎士団を連れて威勢よく魔王討伐に出たという話でもちきりだった。
魔王との戦いなど、関係ない民衆にとっては単なる娯楽でしかないということだろう。
軍が動けば、この最前線のカステルの街の景気も多少は良くなるのも、歓迎されている理由ではあるかもしれない。
これから何が起こるのかも知らず。
国も愚かなら、国民も愚かだ。
「誰が死のうが、この国がどうなろうが、もう俺には知ったこっちゃないがな」
それよりも復讐だ。
そう考えたら、やつらが傷ついてくれることはガンプにとっては好都合。
そして、国民の関心がガンプに向いてないのも全て好都合だ。
復讐のための準備を念入りにやることにしよう。
「邪魔したな」
今も魔導球から配信されている、戦場に立って閃光魔法で悪鬼を討ち果たす金髪碧眼の超美少女。
御年十六歳の可憐なエリザベート姫の姿を怒りに満ちた目で眺めながら、喉が焼けるような安酒を煽る。
ガンプは、酒代を置いて静かに店を出ていった。
※※※
最後の障害である魔王城の場所はわかっていたため、そこまで攻めるのは簡単だった。
しかし、後がいけない。
「第三小隊全滅です! 魔王城の一階、突破できません!」
とりあえず攻めたものの、強大なる魔物が待ち構えている魔王城の守りは硬い。
「何をやっている! あれしきの敵に根性が足りないぞ!」
将軍気取りで、聖槍ゲイハルトを振り回す女騎士ヴァルキリアに、レベルマックスの槍聖と一緒にしてくれるなと、伝令は顔をしかめる。
アークデーモンなんかが徘徊している魔王城の攻略は、いかに王国最強の近衛騎士団といっても難しい。
もともと、近衛騎士団は巨大な悪鬼との戦いに慣れていない。
馬に乗り、強固な甲冑に身を包んだ重騎士は守りにこそ本領を発揮する。
攻城戦は得意ではないのだ。
女勇者セイラが、エリザベート姫に進言する。
「やはり、私たちが攻めましょうか」
セイラの言葉に、ヴァルキリアも賛同する。
「そうだ! このままでは埒が明かない。姫、私たちにやらせてください」
しかし、エリザベート姫はいきり立つヴァルキリアを悠然と手で押さえる。
「お待ちなさい。私たち勇者パーティーは、魔王との戦いに全力を尽くすべきです。そこまでの攻略は、近衛騎士団にまかせておけばいいのです」
エリザベート姫の言うことも一理ある。
魔王との戦いは熾烈を極めることが予想されるため、ここで体力を温存できるのはセイラたちにもありがたかった。
しかし、あまりに近衛騎士団の消耗が激しすぎるように感じた。
セイラの心の何処かに、師匠であったガンプに言っていた近衛騎士団を使い潰すのはマズいという言葉が引っかかっている。
女勇者セイラは、いまさらながら言う。
「姫様、近衛騎士団を使ったのは本当に大丈夫だったのですか」
「魔王軍との戦いで、近隣の国家とは今後十年間の不戦同盟を結んでおります。近衛騎士団をこの戦いに使っても問題ありません」
エリザベート姫の言う理屈は、正しいように聞こえる。
「しかし何か、見落としが……」
「何が心配なのですか。このわたくし直々の出征なのですよ。近衛騎士団に加えて治療のための回復術師も、潤沢な補給部隊も揃っています」
これでも帝王学として戦術論は一通り学んでいると、エリザベート姫は自信ありげに笑う。
それに、女騎士ヴァルキリアも賛同する。
「セイラ、近衛騎士は強いんだ。みんな慣れない戦いに戸惑っているだけで、慣れれば根性で戦い抜けるさ」
こんな戦いで負けるような根性のない騎士は、近衛騎士団にふさわしくないといつも通りの根性論を展開しだすヴァルキリア。
それに満足げに微笑むと、エリザベートはティーセットを取り出して言う。
「それよりセイラ。新しいブランドの紅茶があるんですが、一緒にお茶にしませんか」
「お茶ですか?」
戦場なのに、魔導球による撮影がない時は自分の防具は従者に持たせて、優雅なドレス姿でお茶を飲んでいる。
末端の騎士は血だるまになって戦っているというのに、エリザベート姫は悪鬼を討ち果たす仕上げのカッコいいところでしか戦わない。
国民のアイドルである姫様というのは、こういうものなのか。
女勇者セイラは、見ていて少し疲れを感じる。
「ええ、同じ勇者パーティーの仲間でしょう。わたくしのことはエリザと読んでください。そうだ、閃光のエリザなんてどうかしら」
「えっと……」
「二つ名ですよ。皆さんも、そういうのがあるんでしょう?」
冒険者ごっこができて嬉しいのか、そう言って楽しそうに笑う。
この姫様は、本当に大丈夫なのだろうかと、女勇者セイラは少し恐ろしくなるのだった。
1
あなたにおすすめの小説
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
阿里
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる