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第一章「裏切られたガンプ」
第五話:魔王討伐、しかし……。
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エリザベート姫が参加した勇者パーティーが魔王を撃破した!
その報告が、王都中を駆け巡る。
近々、凱旋パレードもあるらしい。
被害のほども知らず、国民は呑気なものだ。
「近衛騎士団は、壊滅したようだな」
見る人が見れば、モニターの映像を見たら被害のほどは察せられる。
しかし、近衛騎士団が守りの要であるハイラント王国でそんなことが知られたら大変なことになるので、隠蔽されたのだろう。
戦死した騎士団員の家族などにはいずれ知られるため、ずっとは隠しきれない。
いずれ、噂が広がり騒ぎになることだろう。
しかも、あの魔王の倒し方は……。
いや、今更王国がどうなろうと知った事か。
女勇者セイラが言ったとおりだ。
もうガンプには関係ない、むしろざまあみろだ!
「あの時、俺の実力を評価しておけばと、後悔してる頃かな」
上が愚かな決定をした結果、何も知らない民が巻き込まれるのはちょっと可哀想だけどな。
まあ、それよりも俺はこれからの人生を生きるために、ケリを付けてやる!
「さあ、王都に戻ってこいよセイラ。たっぷりと歓迎してやるぞ」
ガンプに時間を与えれば与えるほど、歓迎の準備は入念になっていくのだ。
※※※
魔王討伐!
積年の問題を解決した勇者パーティーであったが、その被害は目を覆うものであった。
魔王城の玉座に突入し、体力を温存していた勇者パーティーが死力を尽くし。
最後に、女勇者セイラ・カルマが魔王ゾーラの首を叩き斬ったまでは良かった。
しかし、そこで気力が尽きた近衛騎士団はほうほうの体で魔界から逃げ帰る。
根性論はある程度までは通用するが、どこまでも根性だけで人は生きられない。
行きはよいよい帰りは怖い、とはよく言ったものだ。
馬に与える餌もないし、そもそも人間が食えないのだから馬などみんな潰して肉として食い尽くした。
馬車もなし、補給もなし、回復もなしの退路である。
馬のない騎士など哀れなものだ。
「俺はもうダメだ……置いていってくれ」
「バラス、しっかりしろ! 一緒に家に帰るっていっただろ!」
女騎士ヴァルキリアが言うように弱き者はみんな死んだ。
そして、魔王城攻略の戦を戦い抜いた強き者ですら、死に絶えた。
重層騎士・軽装騎士合わせて三千騎。
補助兵、歩兵、回復術師、後方支援など合わせて二万人。
王都に戻った時、残っている騎士はたかだか十数騎。
補助兵は千人程度。
もちろん近衛騎士団の団長も副団長も戦死しており、唯一残った入団して間もない若い将校が指揮しているという有様であった。
壊滅、全滅を超えた、近衛騎士団の消滅。
「隠蔽しなさい! 絶対に表に出しちゃダメよ!」
王都に戻った時も、あまりの状況の酷さから国民にバレないために裏門からそっと入ったくらいだ。
騎士団が命に変えても守ろうとしたエリザベート姫のドレスですら泥だらけで、裾がズタズタに擦りむけてひどい有様だった。
当面、国民には華々しい映像だけ見せておけばいいのかもしれないが……。
みんなが押し黙っているので、これは自分の責任かと女勇者セイラは言うべきことを言う。
「いつまでも被害を隠して置くのは無理かと思います」
「なんでよ!」
「戦死した者には家族もいます。これだけの数の被害を完璧に隠すのは無理です」
「じゃあできる限りごまかしなさい! 王宮にはそれ用のスタッフもいるんだから、なんとかなるでしょ」
なんとかできるものだろうか。
意気消沈したエリザベート姫は、ねぎらいの言葉もなく軍を解散させた。
姫を休ませようと女勇者セイラも退出しようとしたのだが、勇者パーティーは残るようにと言われた。
一人になりたくないのだろうか。
それとも、セイラにすがりたいのだろうか。
「そうか……」
消滅した騎士団を出せない以上、パレードをさせるなら勇者パーティーしかない。
まあ、セイラたちにとってそれは好都合かもしれない。
今後もエリザベート姫の治世のために必要な存在となるなら。
自分たちは、魔法剣士ガンプのように切り捨てられることはないだろう。
「わたくしは、父王の後継者となれる立派な姫になりたかったのです」
弱々しい声で、エリザベート姫は言う。
金髪碧眼の高貴な姫である。
先程の態度はどうかと思うが、弱っているところを見ると守ってあげたいという気にさせられる。
しかし、それに乗せられた近衛騎士団はみんな死んでしまった。
そう考えると、この姫の美貌も魔物だなと女勇者セイラは恐ろしく思う。
女騎士ヴァルキリアは言う。
「姫様は、立派な行いをなさいました! 見事、魔王を倒されたのですから!」
ほんとにヴァルキリアは考えなしだ。
「どこが見事ですか、これほどの被害を出してしまって……」
エリザベート姫は、失敗を反省できるだけヴァルキリアよりはマシかもしれない。
セイラが横を見ると、言葉少なな聖女プリシラもため息をついている。
プリシラも、聖女として回復魔法も蘇生魔法も使えるのに、目の前で倒れていく人々を救うことができなかったことに相当落ち込んでいるらしい。
魔王との戦いがあったから、魔力を温存しなければならないためしかたがなかった。
「本当に、いたましい被害でした。せめて、戦死者の冥福を祈るしかありません」
時間が経って死体が腐ってしまえば、蘇生魔法はもう使えない。
そうでなくても、埋葬もせず放っておくと魔界の瘴気でアンデッド化してしまうため、死体をバラバラにして埋めるなどの処理するしかなかった。
仲間であったものの遺体を解体するなど、思い出したくもない陰鬱な作業だった。
エリザベート姫も、落ち込んだ調子で言う。
「どうして、こうなってしまったのでしょう……」
ふと思いついたように聖女プリシラが言う。
「もしかしたら、ガンプの作戦に従っていたらこうはなってなかったのかもしれません」
みんな、何を言い出すのかと目をむく。
エリザベート姫が激高して言う。
「何をいいだすのですか! あのような下劣な男がいたからといって、何が変わるというのです!」
「そうでしょうか」
聖女プリシラは、なにか抗弁しようとしたが、女勇者セイラは冷めた様子で言う。
「一番あの男を嫌っていたのはプリシラじゃないか」
「そうです。今でも嫌いですけど、ガンプがいるときはこんないたましいことは起こっていなかったなと思って」
みんなで切り捨てておいて、いまさら何を言っているのか。
エリザベート姫は顔を真赤にして言う。
「聖女プリシラ! ありがたいご意見に感謝します。身内からすらそんな意見が出てくるとは……ここは、報道の力によってガンプをさらに叩いておく必要があるようですね!」
女勇者セイラは、むしろエリザベート姫のことを心配して言う。
「そんな死人に鞭打つようなことをして大丈夫でしょうか」
「大丈夫でしょう。そもそも評判の悪かった男です。さらに悪辣だったところをあげつらい、そういう意見を封殺しておく必要があります」
そう言われては、反論することはできない。
セイラにとってガンプは師匠であったことは事実なのだ。
今のエリザベート姫の精神状態では変に刺激しない方がいい。
万が一にも、セイラがガンプをかばっていると思われては困る。
女騎士ヴァルキリアは、エリザベート姫に追従して言った。
「あの男の悪いところなら、いくらでもありますからね!」
「ええ、その時にはあなたがたもぜひ協力していただきますよ」
近衛騎士団が消滅した今の状況で、こんなことをしている場合でもないはずなのだが……。
こうして次は、作戦の失敗をごまかすために、次の配信ではガンプの悪いところを強調しておくという方針が決定したのだった。
その報告が、王都中を駆け巡る。
近々、凱旋パレードもあるらしい。
被害のほども知らず、国民は呑気なものだ。
「近衛騎士団は、壊滅したようだな」
見る人が見れば、モニターの映像を見たら被害のほどは察せられる。
しかし、近衛騎士団が守りの要であるハイラント王国でそんなことが知られたら大変なことになるので、隠蔽されたのだろう。
戦死した騎士団員の家族などにはいずれ知られるため、ずっとは隠しきれない。
いずれ、噂が広がり騒ぎになることだろう。
しかも、あの魔王の倒し方は……。
いや、今更王国がどうなろうと知った事か。
女勇者セイラが言ったとおりだ。
もうガンプには関係ない、むしろざまあみろだ!
「あの時、俺の実力を評価しておけばと、後悔してる頃かな」
上が愚かな決定をした結果、何も知らない民が巻き込まれるのはちょっと可哀想だけどな。
まあ、それよりも俺はこれからの人生を生きるために、ケリを付けてやる!
「さあ、王都に戻ってこいよセイラ。たっぷりと歓迎してやるぞ」
ガンプに時間を与えれば与えるほど、歓迎の準備は入念になっていくのだ。
※※※
魔王討伐!
積年の問題を解決した勇者パーティーであったが、その被害は目を覆うものであった。
魔王城の玉座に突入し、体力を温存していた勇者パーティーが死力を尽くし。
最後に、女勇者セイラ・カルマが魔王ゾーラの首を叩き斬ったまでは良かった。
しかし、そこで気力が尽きた近衛騎士団はほうほうの体で魔界から逃げ帰る。
根性論はある程度までは通用するが、どこまでも根性だけで人は生きられない。
行きはよいよい帰りは怖い、とはよく言ったものだ。
馬に与える餌もないし、そもそも人間が食えないのだから馬などみんな潰して肉として食い尽くした。
馬車もなし、補給もなし、回復もなしの退路である。
馬のない騎士など哀れなものだ。
「俺はもうダメだ……置いていってくれ」
「バラス、しっかりしろ! 一緒に家に帰るっていっただろ!」
女騎士ヴァルキリアが言うように弱き者はみんな死んだ。
そして、魔王城攻略の戦を戦い抜いた強き者ですら、死に絶えた。
重層騎士・軽装騎士合わせて三千騎。
補助兵、歩兵、回復術師、後方支援など合わせて二万人。
王都に戻った時、残っている騎士はたかだか十数騎。
補助兵は千人程度。
もちろん近衛騎士団の団長も副団長も戦死しており、唯一残った入団して間もない若い将校が指揮しているという有様であった。
壊滅、全滅を超えた、近衛騎士団の消滅。
「隠蔽しなさい! 絶対に表に出しちゃダメよ!」
王都に戻った時も、あまりの状況の酷さから国民にバレないために裏門からそっと入ったくらいだ。
騎士団が命に変えても守ろうとしたエリザベート姫のドレスですら泥だらけで、裾がズタズタに擦りむけてひどい有様だった。
当面、国民には華々しい映像だけ見せておけばいいのかもしれないが……。
みんなが押し黙っているので、これは自分の責任かと女勇者セイラは言うべきことを言う。
「いつまでも被害を隠して置くのは無理かと思います」
「なんでよ!」
「戦死した者には家族もいます。これだけの数の被害を完璧に隠すのは無理です」
「じゃあできる限りごまかしなさい! 王宮にはそれ用のスタッフもいるんだから、なんとかなるでしょ」
なんとかできるものだろうか。
意気消沈したエリザベート姫は、ねぎらいの言葉もなく軍を解散させた。
姫を休ませようと女勇者セイラも退出しようとしたのだが、勇者パーティーは残るようにと言われた。
一人になりたくないのだろうか。
それとも、セイラにすがりたいのだろうか。
「そうか……」
消滅した騎士団を出せない以上、パレードをさせるなら勇者パーティーしかない。
まあ、セイラたちにとってそれは好都合かもしれない。
今後もエリザベート姫の治世のために必要な存在となるなら。
自分たちは、魔法剣士ガンプのように切り捨てられることはないだろう。
「わたくしは、父王の後継者となれる立派な姫になりたかったのです」
弱々しい声で、エリザベート姫は言う。
金髪碧眼の高貴な姫である。
先程の態度はどうかと思うが、弱っているところを見ると守ってあげたいという気にさせられる。
しかし、それに乗せられた近衛騎士団はみんな死んでしまった。
そう考えると、この姫の美貌も魔物だなと女勇者セイラは恐ろしく思う。
女騎士ヴァルキリアは言う。
「姫様は、立派な行いをなさいました! 見事、魔王を倒されたのですから!」
ほんとにヴァルキリアは考えなしだ。
「どこが見事ですか、これほどの被害を出してしまって……」
エリザベート姫は、失敗を反省できるだけヴァルキリアよりはマシかもしれない。
セイラが横を見ると、言葉少なな聖女プリシラもため息をついている。
プリシラも、聖女として回復魔法も蘇生魔法も使えるのに、目の前で倒れていく人々を救うことができなかったことに相当落ち込んでいるらしい。
魔王との戦いがあったから、魔力を温存しなければならないためしかたがなかった。
「本当に、いたましい被害でした。せめて、戦死者の冥福を祈るしかありません」
時間が経って死体が腐ってしまえば、蘇生魔法はもう使えない。
そうでなくても、埋葬もせず放っておくと魔界の瘴気でアンデッド化してしまうため、死体をバラバラにして埋めるなどの処理するしかなかった。
仲間であったものの遺体を解体するなど、思い出したくもない陰鬱な作業だった。
エリザベート姫も、落ち込んだ調子で言う。
「どうして、こうなってしまったのでしょう……」
ふと思いついたように聖女プリシラが言う。
「もしかしたら、ガンプの作戦に従っていたらこうはなってなかったのかもしれません」
みんな、何を言い出すのかと目をむく。
エリザベート姫が激高して言う。
「何をいいだすのですか! あのような下劣な男がいたからといって、何が変わるというのです!」
「そうでしょうか」
聖女プリシラは、なにか抗弁しようとしたが、女勇者セイラは冷めた様子で言う。
「一番あの男を嫌っていたのはプリシラじゃないか」
「そうです。今でも嫌いですけど、ガンプがいるときはこんないたましいことは起こっていなかったなと思って」
みんなで切り捨てておいて、いまさら何を言っているのか。
エリザベート姫は顔を真赤にして言う。
「聖女プリシラ! ありがたいご意見に感謝します。身内からすらそんな意見が出てくるとは……ここは、報道の力によってガンプをさらに叩いておく必要があるようですね!」
女勇者セイラは、むしろエリザベート姫のことを心配して言う。
「そんな死人に鞭打つようなことをして大丈夫でしょうか」
「大丈夫でしょう。そもそも評判の悪かった男です。さらに悪辣だったところをあげつらい、そういう意見を封殺しておく必要があります」
そう言われては、反論することはできない。
セイラにとってガンプは師匠であったことは事実なのだ。
今のエリザベート姫の精神状態では変に刺激しない方がいい。
万が一にも、セイラがガンプをかばっていると思われては困る。
女騎士ヴァルキリアは、エリザベート姫に追従して言った。
「あの男の悪いところなら、いくらでもありますからね!」
「ええ、その時にはあなたがたもぜひ協力していただきますよ」
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