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第二章「ガンプの復讐」
第十六話:猪突魔将のダンジョン
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再びガンプの卑劣な罠にハマり恥辱を受けてしまった勇者パーティー。
なんとしてもガンプを倒さねばと、次にやってきたのは近くにある猪突魔将のダンジョンだった。
「ガンプは、四大魔将のダンジョンを根城にしている可能性があります。というか、それ以外に手がかりはありません」
馬車に揺られながら、そうエリザベート姫に説明する女勇者セイラ。
「なんだか、また罠にハメられてるような気がしますね」
それは、セイラも同意見だった。
「僕の読みがあたってるとすれば、ガンプは我々との決戦を望んでいます。きっと、猪突魔将のダンジョンで待ち構えていることでしょう」
「あえて、敵の罠に飛び込んでいくことになるわけですね」
「姫様が心配なら、一度カステルの街に戻ってもいいですが……」
「いえ、行きましょう。相手は、あのガンプですよ。あんな人に負けたままで、どうしておめおめ戻れましょうか」
そうエリザベート姫様が言った時、馬車が大きく揺れた。
馬車を操っている女騎士ヴァルキリアにセイラが聞く。
「大丈夫?」
「ああ、すまん。道の前にでっかいカニが出たから倒してくるわ」
馬車から飛び降りて、メタルキャンサーと呼ばれるでっかい鉄出できた蟹の魔物を倒しに行く。
巨大なハサミで攻撃してくる蟹の一撃をひらりと飛んで交わして、脳天に聖槍の一撃でを叩き込んで粉々に粉砕してから、またタッタッタッと走って馬車に飛び乗るヴァルキリア。
「終わった」
「ご苦労さま」
メタルキャンサーは、本来は姫様の閃光魔法などを弾くような強敵なのだが、レベルマックスの槍使いのヴァルキリアにとってはこの程度のものだ。
「あいつは食っても美味くないからな、蟹のくせに」
愚痴るヴァルキリアに、聖女プリシラが呆れたように言う。
「美味い魔物なんてそんなにいないでしょ」
ヴァルキリアは悪食なところがあって、魔物でもなんでも食べてみようとするのだ。
そのために調味料を持ち歩いてるくらいである。
食糧が補給できない魔界で長期戦になったら、それも重要なサバイバルスキルだけど……。
セイラは念のために尋ねる。
「姫様は、魔物なんて食べないですよね」
「ゾッとしますね」
まあそうだろう。
しかし、この魔界の奥の魔物を文字通り喰い物にしている自分たちが、ガンプには良いようにやられた。
「セイラ! プリシラ! 姫様! ダンジョンが見えてきました」
「あれが、猪突魔将のダンジョンですか。ただの洞穴に見えますけど」
セイラにも、そうとしか見えないけど。
「あれで中はしっかりできてるんですよ」
「そう言うものなのですね」
魔将の性格なのか、ダンジョンにも個性がある。
猪突魔将イノバーンは、細かいことにこだわらない性格なのか。
その居城であるダンジョンは、洞穴にしか見えないものだった。
ダンジョンの入り口は、おそらく天然の洞穴をそのまま利用したのだろう。
ダンジョンの表面は、荒削りな岩肌が見える無骨なものだ。
四人は、馬車を降りて警戒しながらダンジョンを進む。
「このあたりに罠はないと思います」
むしろ、天然の洞穴の部分は安心できた。
おそらく罠があるのは、人工的なダンジョンになる地下に入ってからだろう。
「酷い臭いですね」
姫様は顔をしかめる。
「ここのモンスターを倒してから、時間が経ってますからね」
アンデッドとして復活しないように処置はしておくものの、遺体を土に埋めたり燃やしたりはしていない。
戦場でそのようなことをしている暇などなかった。
「こんなダンジョン二度とくるとは思わなかったからな」
ヴァルキリアは相変わらず愚痴っている。
「念のために、死体を焼いておくよ」
セイラは炎の魔法で魔物の死体を焼いておく。
匂いがかなわないということもあるが、ちゃんと処置が終わっているのにアンデッド化して動きそうな気がしたのだ。
それも有り得る話で、なにせ処置したのは他ならぬガンプなのだ。
魔物がアンデッド化しない処置の仕方を教えてくれたのは、他ならぬ師匠のガンプ。
このような状況になれば、その情報自体が正しかったのかまで疑うしかない。
「待て、いちいちそんなことをやってたら、肝心な時に魔力が足りなくなるんじゃないか」
そんなに心配なら、さらに切り刻んでおけばいいじゃんかと聖槍ゲイハルトで執拗に潰していくヴァルキリア。
「それもそうだね。配分を考えるのは難しいな……」
すでに攻略済みのダンジョンだからと油断はできないのだ。
この先、まだ魔力を使う場面がでてくるかもしれないとヴァルキリアも考えているということ。
しかし、そうやって身構えていると吸血貴族のダンジョンのようなモンスターが大量に出てくるという現象は起こらなかったりする。
地下三階の大広間まできたが、
「もしかしたら、ここはハズレかな」
ヴァルキリアが気を抜きかけているので、セイラが注意しようとしたときにプリシラの悲鳴があがった。
「きゃああ!」
何かと思えば、デロデロアメーバだ。
触手をうねうねさせた、不定形生物である。
「大したモンスターじゃないでしょ」
レベルマックスの勇者パーティーにとって、全くダメージを受けない相手だった。
これほど多く発生してると、触手に足を引っ掛けて転ぶ危険があるくらいか。
「私、こいつが苦手なんです! なんとかしてください!」
プリシラは、まだ初心者だったころデロデロアメーバにひどい目に合わされたトラウマがあるらしい。
しょうがないなと、セイラはどこからともなく流れてくるデロデロアメーバを炎の魔法で焼き払ってやる。
しかし、床の全面を焼き払っても、またどこからともなく流れてくる。
「こいつら槍で殺せないからやっかいなんだよな」
ヴァルキリアが聖槍を振り回せば、触手をぶった切ることは可能だ。
しかし、切られてもその触手がうねうねとした気持ち悪い動きを止めることはない。
「足場が悪くなるから、下がったほうが良いかもしれない」
デロデロアメーバの次に現れたのは……。
「またあいつらかよ!」
服を溶かすいやらしい敵、アッシュワームだった。
「この敵、一体どこからわいてきてるんだ」
もしかして、大広間のどこかにモンスターが湧き出る穴でも空いているのか。
「そんなこと気にしてる場合かよ!」
出てきたものは倒すしかないが、またアッシュワームのドロドロの体液で服を溶かされる結果になる。
セイラたちにはさほどダメージが無いとわかっていても、白濁色の体液はいつ浴びても慣れるということがない。
「ああっ、後ろの扉が締まりました!」
エリザベート姫は逃げようとしたのか、大広間の後ろの扉を開こうとしたがいつの間にか鍵がかかってることに気がつく。
また閉じ込められた。
吸血貴族のダンジョン最下層のトラウマが蘇る。
「セイラ! いったん扉をぶち破って戻っていいよな! こんなの付き合ってられないぞ」
前みたいな羞恥プレイになったらたまらないと思ったヴァルキリアは、聖槍を構えてそう言うのだが……。
セイラはそれに待ったをかけた。
「いや、どうやらそんな時間はなさそうだよ……」
大広間の向こう側から現れた、巨大なハンマーを構えた猪頭の巨漢。
随分前に倒したはずの四大魔将の一人、猪突魔将イノバーンであった。
なんとしてもガンプを倒さねばと、次にやってきたのは近くにある猪突魔将のダンジョンだった。
「ガンプは、四大魔将のダンジョンを根城にしている可能性があります。というか、それ以外に手がかりはありません」
馬車に揺られながら、そうエリザベート姫に説明する女勇者セイラ。
「なんだか、また罠にハメられてるような気がしますね」
それは、セイラも同意見だった。
「僕の読みがあたってるとすれば、ガンプは我々との決戦を望んでいます。きっと、猪突魔将のダンジョンで待ち構えていることでしょう」
「あえて、敵の罠に飛び込んでいくことになるわけですね」
「姫様が心配なら、一度カステルの街に戻ってもいいですが……」
「いえ、行きましょう。相手は、あのガンプですよ。あんな人に負けたままで、どうしておめおめ戻れましょうか」
そうエリザベート姫様が言った時、馬車が大きく揺れた。
馬車を操っている女騎士ヴァルキリアにセイラが聞く。
「大丈夫?」
「ああ、すまん。道の前にでっかいカニが出たから倒してくるわ」
馬車から飛び降りて、メタルキャンサーと呼ばれるでっかい鉄出できた蟹の魔物を倒しに行く。
巨大なハサミで攻撃してくる蟹の一撃をひらりと飛んで交わして、脳天に聖槍の一撃でを叩き込んで粉々に粉砕してから、またタッタッタッと走って馬車に飛び乗るヴァルキリア。
「終わった」
「ご苦労さま」
メタルキャンサーは、本来は姫様の閃光魔法などを弾くような強敵なのだが、レベルマックスの槍使いのヴァルキリアにとってはこの程度のものだ。
「あいつは食っても美味くないからな、蟹のくせに」
愚痴るヴァルキリアに、聖女プリシラが呆れたように言う。
「美味い魔物なんてそんなにいないでしょ」
ヴァルキリアは悪食なところがあって、魔物でもなんでも食べてみようとするのだ。
そのために調味料を持ち歩いてるくらいである。
食糧が補給できない魔界で長期戦になったら、それも重要なサバイバルスキルだけど……。
セイラは念のために尋ねる。
「姫様は、魔物なんて食べないですよね」
「ゾッとしますね」
まあそうだろう。
しかし、この魔界の奥の魔物を文字通り喰い物にしている自分たちが、ガンプには良いようにやられた。
「セイラ! プリシラ! 姫様! ダンジョンが見えてきました」
「あれが、猪突魔将のダンジョンですか。ただの洞穴に見えますけど」
セイラにも、そうとしか見えないけど。
「あれで中はしっかりできてるんですよ」
「そう言うものなのですね」
魔将の性格なのか、ダンジョンにも個性がある。
猪突魔将イノバーンは、細かいことにこだわらない性格なのか。
その居城であるダンジョンは、洞穴にしか見えないものだった。
ダンジョンの入り口は、おそらく天然の洞穴をそのまま利用したのだろう。
ダンジョンの表面は、荒削りな岩肌が見える無骨なものだ。
四人は、馬車を降りて警戒しながらダンジョンを進む。
「このあたりに罠はないと思います」
むしろ、天然の洞穴の部分は安心できた。
おそらく罠があるのは、人工的なダンジョンになる地下に入ってからだろう。
「酷い臭いですね」
姫様は顔をしかめる。
「ここのモンスターを倒してから、時間が経ってますからね」
アンデッドとして復活しないように処置はしておくものの、遺体を土に埋めたり燃やしたりはしていない。
戦場でそのようなことをしている暇などなかった。
「こんなダンジョン二度とくるとは思わなかったからな」
ヴァルキリアは相変わらず愚痴っている。
「念のために、死体を焼いておくよ」
セイラは炎の魔法で魔物の死体を焼いておく。
匂いがかなわないということもあるが、ちゃんと処置が終わっているのにアンデッド化して動きそうな気がしたのだ。
それも有り得る話で、なにせ処置したのは他ならぬガンプなのだ。
魔物がアンデッド化しない処置の仕方を教えてくれたのは、他ならぬ師匠のガンプ。
このような状況になれば、その情報自体が正しかったのかまで疑うしかない。
「待て、いちいちそんなことをやってたら、肝心な時に魔力が足りなくなるんじゃないか」
そんなに心配なら、さらに切り刻んでおけばいいじゃんかと聖槍ゲイハルトで執拗に潰していくヴァルキリア。
「それもそうだね。配分を考えるのは難しいな……」
すでに攻略済みのダンジョンだからと油断はできないのだ。
この先、まだ魔力を使う場面がでてくるかもしれないとヴァルキリアも考えているということ。
しかし、そうやって身構えていると吸血貴族のダンジョンのようなモンスターが大量に出てくるという現象は起こらなかったりする。
地下三階の大広間まできたが、
「もしかしたら、ここはハズレかな」
ヴァルキリアが気を抜きかけているので、セイラが注意しようとしたときにプリシラの悲鳴があがった。
「きゃああ!」
何かと思えば、デロデロアメーバだ。
触手をうねうねさせた、不定形生物である。
「大したモンスターじゃないでしょ」
レベルマックスの勇者パーティーにとって、全くダメージを受けない相手だった。
これほど多く発生してると、触手に足を引っ掛けて転ぶ危険があるくらいか。
「私、こいつが苦手なんです! なんとかしてください!」
プリシラは、まだ初心者だったころデロデロアメーバにひどい目に合わされたトラウマがあるらしい。
しょうがないなと、セイラはどこからともなく流れてくるデロデロアメーバを炎の魔法で焼き払ってやる。
しかし、床の全面を焼き払っても、またどこからともなく流れてくる。
「こいつら槍で殺せないからやっかいなんだよな」
ヴァルキリアが聖槍を振り回せば、触手をぶった切ることは可能だ。
しかし、切られてもその触手がうねうねとした気持ち悪い動きを止めることはない。
「足場が悪くなるから、下がったほうが良いかもしれない」
デロデロアメーバの次に現れたのは……。
「またあいつらかよ!」
服を溶かすいやらしい敵、アッシュワームだった。
「この敵、一体どこからわいてきてるんだ」
もしかして、大広間のどこかにモンスターが湧き出る穴でも空いているのか。
「そんなこと気にしてる場合かよ!」
出てきたものは倒すしかないが、またアッシュワームのドロドロの体液で服を溶かされる結果になる。
セイラたちにはさほどダメージが無いとわかっていても、白濁色の体液はいつ浴びても慣れるということがない。
「ああっ、後ろの扉が締まりました!」
エリザベート姫は逃げようとしたのか、大広間の後ろの扉を開こうとしたがいつの間にか鍵がかかってることに気がつく。
また閉じ込められた。
吸血貴族のダンジョン最下層のトラウマが蘇る。
「セイラ! いったん扉をぶち破って戻っていいよな! こんなの付き合ってられないぞ」
前みたいな羞恥プレイになったらたまらないと思ったヴァルキリアは、聖槍を構えてそう言うのだが……。
セイラはそれに待ったをかけた。
「いや、どうやらそんな時間はなさそうだよ……」
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