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第二章「ガンプの復讐」
第十八話;勇者パーティーの敗北
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死闘の末に、女勇者セイラはついにアンデッドイノバーンの左腕も斬り落とすことに成功する。
「グォゴオオオオオ!」
これで、スタンハンマーも使えない。
返す剣で、悲痛な叫びを上げるアンデッドイノバーンの首を斬り落とす。
「これ以上、苦しませはしないよ」
そのまま落ちた頭を真っ二つに唐竹割りにすると、苦しげな死霊の叫びはようやく収まった。
「ハァハァ……みんなわ」
まるで、死闘が終わったのを見計らったように、触手の海に乗って勇者パーティーの三人が流れてくるのでホッとしたのもつかの間。
「バカげてるよ……」
三人とも、また呪いのエッチな下着を身に着けさせられているのに気がついて、腰が抜けそうになる。
しかし、休んでいる暇はない。
気絶したままの三人を触手から斬り離して引き上げると、自分もその場にしゃがみこんで回復ポーションをがぶ飲みして、ようやく休むのだった。
程なくして、三人が気絶から回復してからが、うるさかった。
「な、何だこの格好は! 私の鎧はどうした!」
騒ぐ女騎士ヴァルキリアに、セイラはけだるげに指差す。
「ヴァルキリアの鎧なら、そこにあるよ」
もっとも、呪いのエッチな下着を付けられてしまったから、着られないだろうけど。
「いやあ、なんでまたこんな気持ち悪い下着を! 一体何があったんですか!」
セイラがなんと説明しようかと迷っていると、エリザベート姫が言った。
「また私たちは、ガンプにしてやられたのですね……」
そう言われて、セイラはうなずくしかなかった。
このままここを探索しても、すでにガンプはいなくなった後だろう。
もう探索する気力もなかったので、三人は地上へと戻る。
ヘトヘトになって馬車に戻ると、まるで狙いすましたかのように、解呪の専門家マッド・ニードから電話がかかってきていた。
「マッド師、また呪いの装備を身につけられてしまったのですが」
「どう解呪するかは、前にご説明した通りです」
あっと気がついたら、馬車の周りを魔導球が囲み、恥辱のダンスを踊る準備は整っている。
「どうしてもしなきゃならないのですか」
「魔界で装備が付けられないというのは命にかかわると思います。姫様、前回よりは解呪に時間はかからないと思いますので、どうか……」
「やりますよ! やればいいんでしょう!」
「姫様、私もう耐えきれません」
プリシラが弱音を吐く。
根性のあるヴァルキリアが、励ますように叫ぶ。
「やるんだよ! 私はやるぞ! この悔しさをバネに変えてガンプを倒すんだ! ハイレグハイレグ!」
こうして、エリザベート姫、ヴァルキリア、プリシラの三人は、屈辱のガニ股ポーズのハイレグダンスから始まった。
そして、また全国民の前でストリップをやらされて、酒場の男どもをわかせるのだった。
ふんまんやるかたない姫様は、着替えを済ませると馬車の端っこでしゃがみこんでいるセイラに言う。
「セイラはやらなくて済んでよかったですね」
八つ当たりだとわかっていても、言わずにはおられない。
「姫様は、事態の深刻さがわかってないですよ。恥ずかしいなんて言ってられる状態なんですか」
セイラに凍てつくような声で言われて、羞恥に熱くなっていた姫様は聞き返す。
「どういうことです……」
「姫様は、その呪いの下着を着せたのはガンプだってわかってるんですよね」
「そうです、だから許せないと!」
「そうじゃなくて、ガンプは殺そうと思えば姫様を殺せたんですよ」
そう言われて、ようやく事の深刻さに気がつく姫様。
「あっ……」
「姫様だけじゃない、ヴァルキリアもプリシラも、あの時殺されておかしくなかった。僕を殺す機会だってあったはずです」
あの勇者パーティー最弱だったガンプに、最強のはずの四人が良いように弄ばれている。
ここに至って、ようやくセイラはその事実を痛感したのだ。
「ガンプは最弱なんかじゃない。僕たち四人合わせたより強いんですよ」
さすがにそれにヴァルキリアが異議を唱える。
「そんなバカなことがあるか!」
セイラは吐き捨てるように言う。
「あるんだよ、僕だってそんな事実は認めたくない。でも、冷静に現実を検討して出した結論だ」
プリシラは言う。
「アンデッドになると強さはあがるようです。ガンプは、アンデッドとなって強くなったのでしょうか」
それでも、アンデッドならば聖女である自分なら倒せるというのだろう。
「僕は、ガンプはまだ生きてると考えている」
「まさか! そんなのありえねえ!」
ヴァルキリアは、さすがにそれを認めることができない。
あんな、自分たちに守られてなきゃ雑魚の魔物すら倒せない雑用係のおっさんが、自分たちより強いだと!
セイラは、噛んで含めるように言う。
「強さにはいろんな質がある……」
「どういう意味だ」
「ダンジョンという閉鎖環境で呪われたアイテムを多用し、どんな卑怯な手段を使ってもいいという条件下でなら、ガンプは僕たちより強い」
モンスターを利用する形で勇者パーティーを弄んでみせたガンプ。
それを今、目の当たりにしたばかりじゃないかとセイラは言うのだ。
「では……逆にこちらが罠を張って、ガンプをおびき出したらどうでしょう」
帝王教育を受けており、戦術家気取りのエリザベート姫は言う。
知力勝負で、あんな冴えないおっさんに負けるなど、姫様のプライドが許さないのだろう。
セイラが馬車の出口を指差して言う。
「あれを見てくださいよ。僕たちはガンプの居所は掴めてないのに、ガンプには僕たちの動きが常にわかってるんです」
馬車の入り口でふわふわと浮いている魔導球。
あの向こう側から、ガンプが見ているのだ。
「死ね!」
ヴァルキリアは、腹いせ混じりに思いっきり聖槍ゲイハルトで魔導球を突いて破壊した。
「この! この!」
そのまま馬車を降りて、魔導球の欠片を粉々になるまで踏み続ける。
セイラはそれをぼんやりと眺めて言う。
「姫様、ガンプは僕たちの手に負えません。いったん街に戻りましょう」
それに、唇を血が出るほど噛み締めて答えない姫様。
重苦しい空気が馬車の中に流れる。
そこに、電話の着信音が響いた。
何だこんな時にと、エリザベート姫が応答する。
「よおみんな、久しぶりだな……」
電話から流れてきた音声は、ガンプの肉声であった。
「グォゴオオオオオ!」
これで、スタンハンマーも使えない。
返す剣で、悲痛な叫びを上げるアンデッドイノバーンの首を斬り落とす。
「これ以上、苦しませはしないよ」
そのまま落ちた頭を真っ二つに唐竹割りにすると、苦しげな死霊の叫びはようやく収まった。
「ハァハァ……みんなわ」
まるで、死闘が終わったのを見計らったように、触手の海に乗って勇者パーティーの三人が流れてくるのでホッとしたのもつかの間。
「バカげてるよ……」
三人とも、また呪いのエッチな下着を身に着けさせられているのに気がついて、腰が抜けそうになる。
しかし、休んでいる暇はない。
気絶したままの三人を触手から斬り離して引き上げると、自分もその場にしゃがみこんで回復ポーションをがぶ飲みして、ようやく休むのだった。
程なくして、三人が気絶から回復してからが、うるさかった。
「な、何だこの格好は! 私の鎧はどうした!」
騒ぐ女騎士ヴァルキリアに、セイラはけだるげに指差す。
「ヴァルキリアの鎧なら、そこにあるよ」
もっとも、呪いのエッチな下着を付けられてしまったから、着られないだろうけど。
「いやあ、なんでまたこんな気持ち悪い下着を! 一体何があったんですか!」
セイラがなんと説明しようかと迷っていると、エリザベート姫が言った。
「また私たちは、ガンプにしてやられたのですね……」
そう言われて、セイラはうなずくしかなかった。
このままここを探索しても、すでにガンプはいなくなった後だろう。
もう探索する気力もなかったので、三人は地上へと戻る。
ヘトヘトになって馬車に戻ると、まるで狙いすましたかのように、解呪の専門家マッド・ニードから電話がかかってきていた。
「マッド師、また呪いの装備を身につけられてしまったのですが」
「どう解呪するかは、前にご説明した通りです」
あっと気がついたら、馬車の周りを魔導球が囲み、恥辱のダンスを踊る準備は整っている。
「どうしてもしなきゃならないのですか」
「魔界で装備が付けられないというのは命にかかわると思います。姫様、前回よりは解呪に時間はかからないと思いますので、どうか……」
「やりますよ! やればいいんでしょう!」
「姫様、私もう耐えきれません」
プリシラが弱音を吐く。
根性のあるヴァルキリアが、励ますように叫ぶ。
「やるんだよ! 私はやるぞ! この悔しさをバネに変えてガンプを倒すんだ! ハイレグハイレグ!」
こうして、エリザベート姫、ヴァルキリア、プリシラの三人は、屈辱のガニ股ポーズのハイレグダンスから始まった。
そして、また全国民の前でストリップをやらされて、酒場の男どもをわかせるのだった。
ふんまんやるかたない姫様は、着替えを済ませると馬車の端っこでしゃがみこんでいるセイラに言う。
「セイラはやらなくて済んでよかったですね」
八つ当たりだとわかっていても、言わずにはおられない。
「姫様は、事態の深刻さがわかってないですよ。恥ずかしいなんて言ってられる状態なんですか」
セイラに凍てつくような声で言われて、羞恥に熱くなっていた姫様は聞き返す。
「どういうことです……」
「姫様は、その呪いの下着を着せたのはガンプだってわかってるんですよね」
「そうです、だから許せないと!」
「そうじゃなくて、ガンプは殺そうと思えば姫様を殺せたんですよ」
そう言われて、ようやく事の深刻さに気がつく姫様。
「あっ……」
「姫様だけじゃない、ヴァルキリアもプリシラも、あの時殺されておかしくなかった。僕を殺す機会だってあったはずです」
あの勇者パーティー最弱だったガンプに、最強のはずの四人が良いように弄ばれている。
ここに至って、ようやくセイラはその事実を痛感したのだ。
「ガンプは最弱なんかじゃない。僕たち四人合わせたより強いんですよ」
さすがにそれにヴァルキリアが異議を唱える。
「そんなバカなことがあるか!」
セイラは吐き捨てるように言う。
「あるんだよ、僕だってそんな事実は認めたくない。でも、冷静に現実を検討して出した結論だ」
プリシラは言う。
「アンデッドになると強さはあがるようです。ガンプは、アンデッドとなって強くなったのでしょうか」
それでも、アンデッドならば聖女である自分なら倒せるというのだろう。
「僕は、ガンプはまだ生きてると考えている」
「まさか! そんなのありえねえ!」
ヴァルキリアは、さすがにそれを認めることができない。
あんな、自分たちに守られてなきゃ雑魚の魔物すら倒せない雑用係のおっさんが、自分たちより強いだと!
セイラは、噛んで含めるように言う。
「強さにはいろんな質がある……」
「どういう意味だ」
「ダンジョンという閉鎖環境で呪われたアイテムを多用し、どんな卑怯な手段を使ってもいいという条件下でなら、ガンプは僕たちより強い」
モンスターを利用する形で勇者パーティーを弄んでみせたガンプ。
それを今、目の当たりにしたばかりじゃないかとセイラは言うのだ。
「では……逆にこちらが罠を張って、ガンプをおびき出したらどうでしょう」
帝王教育を受けており、戦術家気取りのエリザベート姫は言う。
知力勝負で、あんな冴えないおっさんに負けるなど、姫様のプライドが許さないのだろう。
セイラが馬車の出口を指差して言う。
「あれを見てくださいよ。僕たちはガンプの居所は掴めてないのに、ガンプには僕たちの動きが常にわかってるんです」
馬車の入り口でふわふわと浮いている魔導球。
あの向こう側から、ガンプが見ているのだ。
「死ね!」
ヴァルキリアは、腹いせ混じりに思いっきり聖槍ゲイハルトで魔導球を突いて破壊した。
「この! この!」
そのまま馬車を降りて、魔導球の欠片を粉々になるまで踏み続ける。
セイラはそれをぼんやりと眺めて言う。
「姫様、ガンプは僕たちの手に負えません。いったん街に戻りましょう」
それに、唇を血が出るほど噛み締めて答えない姫様。
重苦しい空気が馬車の中に流れる。
そこに、電話の着信音が響いた。
何だこんな時にと、エリザベート姫が応答する。
「よおみんな、久しぶりだな……」
電話から流れてきた音声は、ガンプの肉声であった。
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