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第三章「ハイラント王国の危機」
第三十話:そして、ガンプは英雄となる
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ガンプの眼の前で、怒りに震える魔王アンデッドゾーラが暴れまわり、王城が派手にぶっ壊されている。
「いいねえ……」
俺を認めないこんな国ぶっ潰れろというガンプの怒りを、魔王が果たしてくれると思えば、むしろ味方にすら見えた。
女勇者セイラは、祭り見物気分で呑気に見ているガンプにじれたように言った。
「師匠! ほんとに、魔王どうするのさ」
ガンプは、落ち着き払ったように言う。
「まあ、そろそろいいか。まず、お前たちは最初から魔王を倒すことしか考えてなかっただろう」
「倒す以外になんの……」
待て待てと、ガンプはセイラを落ち着かせる。
「それがまず間違いなんだ」
「倒さないでどうやって」
「決まってるだろ。封印するんだよ」
「封印?」
ガンプは、短い言葉で的確に指示する。
「エリザベート、プリシラ、ヴァルキリア。お前らは、魔王を足止めすることに専念しろ」
女騎士ヴァルキリアは言う。
「もちろん、足止めならできる。これまで何度やってきたと思うんだ」
エリザベート姫も、聖女プリシラも、何度も繰り返してきたことだとうなずく。
そうやって足止めしても、倒す方法がなかったのだ。
「よし、できれば今も位置から一歩も動かすなよ」
ガンプの指示通り、しょっぱな姫様が閃光魔法を魔王の顔に浴びせる。
魔王は怒りの咆哮を上げた。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオ」
プリシラが仲間に最上位耐火防御の魔法をかける。
「アスラ神よ、英雄たちを守り給え!」
ヴァルキリアが、聖槍を振り回して魔王の周りを飛び回って翻弄する。
「狂い裂け! 聖槍ゲルハルト乱れ打ちィイイ!」
なかなかいい連携だ。
魔王も、隕石落としの打撃で身体が半分崩れかかっているから動きづらそうだ。
これならば封印は成功する。
王宮の連中も最後にいい仕事をしてくれたとガンプはほくそ笑んで、セイラに指示する。
「セイラ、封印のための魔法陣を俺が書く! 俺が合図したら魔王の眼の前で封魔の剣を思いっきり叩き折れ!」
「封魔の剣が折れるわけがないよ!」
「折れるというか、砕けるはずだ。いいから、俺を信じろ!」
これは出来レースなのだ。
魔王を倒すことを急ぎすぎて、情報が足りなかったために理解できないのは仕方がないのかもしれない。
しかし、普通わかんだろとガンプは思ってしまう。
その剣の名前を見て、なんとなく気が付きやがれ。
ガンプは、凄まじい集中力とスピードで、魔王の周りにサラサラと魔法陣を書いて魔王城で手に入れた封印のためのアイテム、封印石を置いていく。
「よし! 思いっきりやれセイラ!」
ガンプがそう叫ぶと同時に、わかったよ! と、セイラが剣を叩きつける。
「え、うそ……」
正直、半信半疑だったのに、封魔の剣はいとも簡単に砕け散った。
絶対的な硬度を誇った剣が、いとも簡単に粉々に砕け散って、そのキラキラと輝く青い破片は、魔王アンデッドゾーラの身体を包み込んでいく。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオ」
暴れまわる魔王アンデッドゾーラであったが、もはや封印の青白いバリアに包まれて身動きが取れなくなっていく。
どんどん押し込まれて、小さくなっていき。
やがて、縮んだその身体は地中へと消えていった。
「魔王、お前も災難だったな……」
ガンプはむしろ、あれほど暴れまわった魔王に同情に近い気持ちを抱いていた。
ヴァルキリアみたいに素直に自分が正義だなどと誇れる人間ではない。
魔王だって魔族だって、人間と変わらず必死に生き抜こうとしただけだろう。
その生存競争に勝てたのは、神が人間に味方しているだけにすぎないとガンプは思う。
この世界の理がどうなっているのかとしばし考えているガンプに、セイラはうるさく言う。
「でも師匠! 封魔の剣、折っちゃって、また魔王が復活したらどうするのさ」
伝承から考えても、百年か、二百年かののちに魔王がまた復活するかもしれない。
ガンプたちは倒したわけではなく封印しただけなのだから。
「その時は、その時の人間が考えるだろ。俺の知ったことじゃない」
「そんな無責任な!」
「お前が何でも背負い過ぎなんだよ。もうお前の役目も終わったんだ、お前こそ無責任に生きていい」
「師匠……」
おそらく、セイラの言う通りだ。
魔王はきっとまたどこかに発生するのだろう。
ダンジョンの遺跡を調べていて、ガンプのように封印のルートを取った英雄や。
セイラたちのように討伐しようとして成功させた勇者もいた。
しかし、そのいずれも魔王を完全に滅することはできなかった。
むしろ、こういう魔族災害があるために人間同士の国が同盟できているのだとも考えられる。
神殿の神官どもは、この世界の全てをアスラ神が作り給うたと教える。
では魔王とは、戦争ばかり繰り返す人間が団結するために神が用意したシステムなのかもしれない。
そんなことを考えて、ガンプは柄にもねえなと笑う。
「俺にとっちゃどうでもいいことだ」
とりあえず、今はでかい仕事が終わったことを喜ぼうじゃないか。
酒場にでも寄りたいところだが……。
「酒はねえよなあ」
王都はめちゃくちゃで、酒どころではない。
とりあえず、まずは明日に食い物の心配か。
「おっ……」
王城の地下室だったのかもしれない。
ガンプはサバイバルに長けた独自の嗅覚で、瓦礫の下に崩れた木箱を発見する。
「酒じゃねえか、しかも結構な上物だ! 食い物もあるぞ」
あれ程の破壊のなかで、割れずに残ってるなんてまさに奇跡だ。
その場で栓をあけてぐいっと煽る。
「うめえ……」
めちゃめちゃ上物のワインだった。
なめらかな舌触りで飲みやすい。
早速、酒盛りを始めるガンプ。
「あー、師匠おさけ飲んでる!」
ヴァルキリアは呆れたように言う。
「こんな時になにやってんだよ……」
「バッカ、こんな時だから飲むんだろうが」
まあ、小うるさいメスガキどもは放っておいて、大人の時間を楽しむとするか。
「ねえ、師匠。お酒って美味しい」
「ん? ああ、お前も飲むか」
まさか飲まんだろうと、思ったらセイラはいきなりラッパ飲みしやがった。
「ぷはぁ!」
そりゃ、飲みやすい淡麗なやつだが、高級ワインなんだぞ。
「おい。飲み過ぎ飲み過ぎ、俺の分がなくなるだろ!」
「アハハハハハッ!」
まあ、セイラも十五は過ぎてるし、この国じゃ成人だ。
勇者としての大任を果たしたんだから、酒くらい飲んでもバチは当たらんだろう。
「お前が飲んだんだから、次の酒を探せよ」
「わかったよ!」
力の強いセイラは、ほいほい瓦礫を片付けて地下室にあった酒だけでなく、ハムやソーセージなんかも持ってきてくれる。
「大漁じゃねえか! うはははっ、使える弟子がいて俺は嬉しいぞ!」
「もう、こんな時だけ褒めて、師匠は現金だなあ」
初めて酒を飲んだセイラは、いつもの沈着冷静な勇者の顔ではなく。
ケラケラと歳相応の娘の笑顔だった。
「ほれ、いつまで突っ立ってるんだ。おまえらもやれよ」
そうやって誘うガンプに、勇者パーティーたちも腰を落ち着けることになった。
「しょうがないですねえ……」
「飯は食わないと元気がでないしな」
プリシラと、ヴァルキリアは鍋を見つけてきて、瓦礫で作った石窯で料理を始めた。
なんだかんだで、サバイバル適性の高い勇者パーティーである。
「あら、美味しい」
エリザベート姫もちゃっかりお酒を飲んでいて、そのまま焚き木を囲んで和やかな祝宴となる。
こうして未曾有の危機は過ぎ去り、英雄ガンプと勇者パーティーは魔王の封印に成功したと、歴史の伝えるところであった。
「いいねえ……」
俺を認めないこんな国ぶっ潰れろというガンプの怒りを、魔王が果たしてくれると思えば、むしろ味方にすら見えた。
女勇者セイラは、祭り見物気分で呑気に見ているガンプにじれたように言った。
「師匠! ほんとに、魔王どうするのさ」
ガンプは、落ち着き払ったように言う。
「まあ、そろそろいいか。まず、お前たちは最初から魔王を倒すことしか考えてなかっただろう」
「倒す以外になんの……」
待て待てと、ガンプはセイラを落ち着かせる。
「それがまず間違いなんだ」
「倒さないでどうやって」
「決まってるだろ。封印するんだよ」
「封印?」
ガンプは、短い言葉で的確に指示する。
「エリザベート、プリシラ、ヴァルキリア。お前らは、魔王を足止めすることに専念しろ」
女騎士ヴァルキリアは言う。
「もちろん、足止めならできる。これまで何度やってきたと思うんだ」
エリザベート姫も、聖女プリシラも、何度も繰り返してきたことだとうなずく。
そうやって足止めしても、倒す方法がなかったのだ。
「よし、できれば今も位置から一歩も動かすなよ」
ガンプの指示通り、しょっぱな姫様が閃光魔法を魔王の顔に浴びせる。
魔王は怒りの咆哮を上げた。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオ」
プリシラが仲間に最上位耐火防御の魔法をかける。
「アスラ神よ、英雄たちを守り給え!」
ヴァルキリアが、聖槍を振り回して魔王の周りを飛び回って翻弄する。
「狂い裂け! 聖槍ゲルハルト乱れ打ちィイイ!」
なかなかいい連携だ。
魔王も、隕石落としの打撃で身体が半分崩れかかっているから動きづらそうだ。
これならば封印は成功する。
王宮の連中も最後にいい仕事をしてくれたとガンプはほくそ笑んで、セイラに指示する。
「セイラ、封印のための魔法陣を俺が書く! 俺が合図したら魔王の眼の前で封魔の剣を思いっきり叩き折れ!」
「封魔の剣が折れるわけがないよ!」
「折れるというか、砕けるはずだ。いいから、俺を信じろ!」
これは出来レースなのだ。
魔王を倒すことを急ぎすぎて、情報が足りなかったために理解できないのは仕方がないのかもしれない。
しかし、普通わかんだろとガンプは思ってしまう。
その剣の名前を見て、なんとなく気が付きやがれ。
ガンプは、凄まじい集中力とスピードで、魔王の周りにサラサラと魔法陣を書いて魔王城で手に入れた封印のためのアイテム、封印石を置いていく。
「よし! 思いっきりやれセイラ!」
ガンプがそう叫ぶと同時に、わかったよ! と、セイラが剣を叩きつける。
「え、うそ……」
正直、半信半疑だったのに、封魔の剣はいとも簡単に砕け散った。
絶対的な硬度を誇った剣が、いとも簡単に粉々に砕け散って、そのキラキラと輝く青い破片は、魔王アンデッドゾーラの身体を包み込んでいく。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオ」
暴れまわる魔王アンデッドゾーラであったが、もはや封印の青白いバリアに包まれて身動きが取れなくなっていく。
どんどん押し込まれて、小さくなっていき。
やがて、縮んだその身体は地中へと消えていった。
「魔王、お前も災難だったな……」
ガンプはむしろ、あれほど暴れまわった魔王に同情に近い気持ちを抱いていた。
ヴァルキリアみたいに素直に自分が正義だなどと誇れる人間ではない。
魔王だって魔族だって、人間と変わらず必死に生き抜こうとしただけだろう。
その生存競争に勝てたのは、神が人間に味方しているだけにすぎないとガンプは思う。
この世界の理がどうなっているのかとしばし考えているガンプに、セイラはうるさく言う。
「でも師匠! 封魔の剣、折っちゃって、また魔王が復活したらどうするのさ」
伝承から考えても、百年か、二百年かののちに魔王がまた復活するかもしれない。
ガンプたちは倒したわけではなく封印しただけなのだから。
「その時は、その時の人間が考えるだろ。俺の知ったことじゃない」
「そんな無責任な!」
「お前が何でも背負い過ぎなんだよ。もうお前の役目も終わったんだ、お前こそ無責任に生きていい」
「師匠……」
おそらく、セイラの言う通りだ。
魔王はきっとまたどこかに発生するのだろう。
ダンジョンの遺跡を調べていて、ガンプのように封印のルートを取った英雄や。
セイラたちのように討伐しようとして成功させた勇者もいた。
しかし、そのいずれも魔王を完全に滅することはできなかった。
むしろ、こういう魔族災害があるために人間同士の国が同盟できているのだとも考えられる。
神殿の神官どもは、この世界の全てをアスラ神が作り給うたと教える。
では魔王とは、戦争ばかり繰り返す人間が団結するために神が用意したシステムなのかもしれない。
そんなことを考えて、ガンプは柄にもねえなと笑う。
「俺にとっちゃどうでもいいことだ」
とりあえず、今はでかい仕事が終わったことを喜ぼうじゃないか。
酒場にでも寄りたいところだが……。
「酒はねえよなあ」
王都はめちゃくちゃで、酒どころではない。
とりあえず、まずは明日に食い物の心配か。
「おっ……」
王城の地下室だったのかもしれない。
ガンプはサバイバルに長けた独自の嗅覚で、瓦礫の下に崩れた木箱を発見する。
「酒じゃねえか、しかも結構な上物だ! 食い物もあるぞ」
あれ程の破壊のなかで、割れずに残ってるなんてまさに奇跡だ。
その場で栓をあけてぐいっと煽る。
「うめえ……」
めちゃめちゃ上物のワインだった。
なめらかな舌触りで飲みやすい。
早速、酒盛りを始めるガンプ。
「あー、師匠おさけ飲んでる!」
ヴァルキリアは呆れたように言う。
「こんな時になにやってんだよ……」
「バッカ、こんな時だから飲むんだろうが」
まあ、小うるさいメスガキどもは放っておいて、大人の時間を楽しむとするか。
「ねえ、師匠。お酒って美味しい」
「ん? ああ、お前も飲むか」
まさか飲まんだろうと、思ったらセイラはいきなりラッパ飲みしやがった。
「ぷはぁ!」
そりゃ、飲みやすい淡麗なやつだが、高級ワインなんだぞ。
「おい。飲み過ぎ飲み過ぎ、俺の分がなくなるだろ!」
「アハハハハハッ!」
まあ、セイラも十五は過ぎてるし、この国じゃ成人だ。
勇者としての大任を果たしたんだから、酒くらい飲んでもバチは当たらんだろう。
「お前が飲んだんだから、次の酒を探せよ」
「わかったよ!」
力の強いセイラは、ほいほい瓦礫を片付けて地下室にあった酒だけでなく、ハムやソーセージなんかも持ってきてくれる。
「大漁じゃねえか! うはははっ、使える弟子がいて俺は嬉しいぞ!」
「もう、こんな時だけ褒めて、師匠は現金だなあ」
初めて酒を飲んだセイラは、いつもの沈着冷静な勇者の顔ではなく。
ケラケラと歳相応の娘の笑顔だった。
「ほれ、いつまで突っ立ってるんだ。おまえらもやれよ」
そうやって誘うガンプに、勇者パーティーたちも腰を落ち着けることになった。
「しょうがないですねえ……」
「飯は食わないと元気がでないしな」
プリシラと、ヴァルキリアは鍋を見つけてきて、瓦礫で作った石窯で料理を始めた。
なんだかんだで、サバイバル適性の高い勇者パーティーである。
「あら、美味しい」
エリザベート姫もちゃっかりお酒を飲んでいて、そのまま焚き木を囲んで和やかな祝宴となる。
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※小説家になろうにも掲載しています。
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