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後日。
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後日。
サトシを追放したSランクパーティーの三人は、大変なことになっていた。
あれから、すでに妊娠六ヶ月になっており、堕胎はできなかった。
それで、三人ともしかたなくサトシの子供を産むハメになった。
出産育児くらいは、稼ぎの多いSランクパーティーの蓄えでなんとでもなった。
しかし、慌てた様子でSランク魔術師のイレーナが入ってくる。
「みんな! 私達のハメ撮りが、冒険者ギルドを中心に売られまくってるって」
三人の子供を授乳してあやしているセレスティナが、言う。
「だ、誰がそんなことを」
ソファーに座ってやさぐれていたSランク騎士のアイシャが、頭を抱えて言う。
「サトシだ。あいつしかいないだろ。クソッ、あたしらが手を出さないと思っていい気になりやがって……」
イレーナが冷たい声で言う。
「あいつを追放で済ませたのは、リーダーのアイシャのせいだよ」
「みんな賛成しただろ!」
今更、サトシの追放に文句を言われるとは思ってなかった。
その決定は三人の満場一致だったはずだ。
イリーナは、自分の青い髪の赤子を抱いて言う。
「この赤ん坊の父親はサトシ。あいつにだって、養育する責任があるはず」
そう言われて、アイシャはハッと気がついたように紅い瞳を見開く。
「そうだな。なんであたしらばっかりが苦労しなきゃいけないんだ」
イリーナはピシャリと言う。
「あいつを、すぐに呼び戻そう」
アイシャは、少し困ったように言う。
「でも、あいつを追放したのはあたしたちだぞ。今更、戻ってくるのか?」
イレーナは言う。
「ともかく手紙を書こう。こちらから下手に出て謝れば、サトシは私達が好きなんだから、戻ってくるはず」
「あんな最低なことをしたやつに、謝れっていうのか!」
「形だけだよ」
「絶対、嫌だ! 悪いのはサトシじゃないか、なんであたしたちが謝らなきゃならないのさ!」
「そもそも、あいつを便利そうだからパーティーに入れようって言ったのはアイシャ」
「今更、あたしのせいにするのか! それだってみんながベテランのポーターが居たほうがいいっていうから!」
母親の二人が言い争っているので、子どもたちが一斉におぎゃあおぎゃあ泣き出した。
面倒を見ていたセレスティナは言う。
「二人とも、騒いで育児の邪魔するだけなら、冒険に行って育児費用を稼いで来てください!」
サトシがいなくなったあと、家事や子育てをやっているセレスティナにそう言われては、アイシャもイレーナもタジタジだ。
「わかったよ。稼いでくる」
「手紙は私が書く」
騒がしい二人が出ていったのを見届けると、セレスティナは泣いている赤子を一人ひとりあやして授乳する。
「あだーあだー」
「みんなごきげんでちゅねー」
セレスティナの母乳がたくさんでるおっぱいであやされると、どこかサトシの面影がある三人の男の赤ん坊はみんなごきげんになるのであった。
サトシを追放したSランクパーティーの三人は、大変なことになっていた。
あれから、すでに妊娠六ヶ月になっており、堕胎はできなかった。
それで、三人ともしかたなくサトシの子供を産むハメになった。
出産育児くらいは、稼ぎの多いSランクパーティーの蓄えでなんとでもなった。
しかし、慌てた様子でSランク魔術師のイレーナが入ってくる。
「みんな! 私達のハメ撮りが、冒険者ギルドを中心に売られまくってるって」
三人の子供を授乳してあやしているセレスティナが、言う。
「だ、誰がそんなことを」
ソファーに座ってやさぐれていたSランク騎士のアイシャが、頭を抱えて言う。
「サトシだ。あいつしかいないだろ。クソッ、あたしらが手を出さないと思っていい気になりやがって……」
イレーナが冷たい声で言う。
「あいつを追放で済ませたのは、リーダーのアイシャのせいだよ」
「みんな賛成しただろ!」
今更、サトシの追放に文句を言われるとは思ってなかった。
その決定は三人の満場一致だったはずだ。
イリーナは、自分の青い髪の赤子を抱いて言う。
「この赤ん坊の父親はサトシ。あいつにだって、養育する責任があるはず」
そう言われて、アイシャはハッと気がついたように紅い瞳を見開く。
「そうだな。なんであたしらばっかりが苦労しなきゃいけないんだ」
イリーナはピシャリと言う。
「あいつを、すぐに呼び戻そう」
アイシャは、少し困ったように言う。
「でも、あいつを追放したのはあたしたちだぞ。今更、戻ってくるのか?」
イレーナは言う。
「ともかく手紙を書こう。こちらから下手に出て謝れば、サトシは私達が好きなんだから、戻ってくるはず」
「あんな最低なことをしたやつに、謝れっていうのか!」
「形だけだよ」
「絶対、嫌だ! 悪いのはサトシじゃないか、なんであたしたちが謝らなきゃならないのさ!」
「そもそも、あいつを便利そうだからパーティーに入れようって言ったのはアイシャ」
「今更、あたしのせいにするのか! それだってみんながベテランのポーターが居たほうがいいっていうから!」
母親の二人が言い争っているので、子どもたちが一斉におぎゃあおぎゃあ泣き出した。
面倒を見ていたセレスティナは言う。
「二人とも、騒いで育児の邪魔するだけなら、冒険に行って育児費用を稼いで来てください!」
サトシがいなくなったあと、家事や子育てをやっているセレスティナにそう言われては、アイシャもイレーナもタジタジだ。
「わかったよ。稼いでくる」
「手紙は私が書く」
騒がしい二人が出ていったのを見届けると、セレスティナは泣いている赤子を一人ひとりあやして授乳する。
「あだーあだー」
「みんなごきげんでちゅねー」
セレスティナの母乳がたくさんでるおっぱいであやされると、どこかサトシの面影がある三人の男の赤ん坊はみんなごきげんになるのであった。
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