2 / 2
パンツが見えてから
しおりを挟む
なんと!
めくれあがっていくローブ、むちむちの太ももの根本にあったそれは淡いピンク!
俺の目に入った聖女のパンツは、桃色であった。
しかも、綺麗なレースが入っている。
世俗から離れた修道院に住まう聖女といえば、もっと質素な木綿の白い下着かと予想していた。
いや、あるいは大貴族の娘で高位聖職者なのだから、意外にもっと派手で黒くて際どい高価な下着とかかもしれないなんて心構えもしていた。
しかし、ピンク……。
これは、予想できなかった。
普通の女の子がつけているような、歳相応のいかにも少女らしい可愛らしいパンツである。
聖女も人の子であったか。
やがてローブはさらにまくれあがり、ほっそりとした形の良いお腹から、やっぱり隠れ巨乳だった胸元までもあらわになった。
付けているブラジャーも、やはりお揃いの桃色のレース入りである。
本当に、普通の女の子が身に着けているような可愛らしい下着。
新品にはありえぬ、ややくたびれた感じが、普段から穿いているパンツなのだろうなと思わせて俺の胸をより高鳴らせる。
「きゃあああ! きゃあああ!」
下からの突風でローブが完全にめくれあがってしまった聖女は、もう絶叫に近い状態であったが。
相手の視線が隠れたいまこそチャンスである。
俺はかぶりつくように聖女に近づいて、桃色パンツをたっぷりと舐めるように鑑賞した。
「ふう……」
さすがに、これ以上は魔力が持たない。
俺は、風魔法を解除すると同時にさっと後ろに下がった。
ミッションは果たしたのだから、一番安全なのはさっさと立ち去ってしまうことだ。
あるいは、この場は「大丈夫ですか?」なんて言って、ごまかすべきなのだろうが。
魔力を使い果たした疲れと、極度の緊張からうまく言葉がでなかった。
しかし、立ち去りがたい。
小汚い農民の俺にパンツを見られた聖女がどんな反応をするのか、それを見たいという思いがあった。
「あああ! ハァ、ハァ……もう、なんなんですか!」
風魔法で美しい金髪がくっちゃくちゃになってしまった聖女は、そう独りごちてから。
俺がずっとそのあられもない肢体を見ていたことに気がつく。
「……」
何も言わないのは、俺だけではなかった。
この聖女セフィリアの反応も予想外のもの。
清楚なる聖女は、不審者である俺に何か文句を言うでもなく、恥ずかしそうに顔を赤らめて立ち去るでもなく。
ただ嫌そうに、露骨に眉を顰めて俺を、キッと睨みつけた。
あの慈愛の女神が、いつも目尻のやや下がった優しそうな瞳で民を見るセフィリアが。
俺を見たこともないような嫌悪に満ちた表情でキツく睨んでいる。
「あ、あの……」
慈愛の聖女に殺される勢いで睨まれた俺は、何か言おうとして、それでも声が出ない。
それも一瞬のこと。
セフィリアはローブを手ではたくと、何事もなかったかのように真顔に戻ると、その場をさっさと立ち去った。
雷に打たれたように立ちすくんで一人残された俺は、なぜか不思議な満足感に包まれるのだった。
めくれあがっていくローブ、むちむちの太ももの根本にあったそれは淡いピンク!
俺の目に入った聖女のパンツは、桃色であった。
しかも、綺麗なレースが入っている。
世俗から離れた修道院に住まう聖女といえば、もっと質素な木綿の白い下着かと予想していた。
いや、あるいは大貴族の娘で高位聖職者なのだから、意外にもっと派手で黒くて際どい高価な下着とかかもしれないなんて心構えもしていた。
しかし、ピンク……。
これは、予想できなかった。
普通の女の子がつけているような、歳相応のいかにも少女らしい可愛らしいパンツである。
聖女も人の子であったか。
やがてローブはさらにまくれあがり、ほっそりとした形の良いお腹から、やっぱり隠れ巨乳だった胸元までもあらわになった。
付けているブラジャーも、やはりお揃いの桃色のレース入りである。
本当に、普通の女の子が身に着けているような可愛らしい下着。
新品にはありえぬ、ややくたびれた感じが、普段から穿いているパンツなのだろうなと思わせて俺の胸をより高鳴らせる。
「きゃあああ! きゃあああ!」
下からの突風でローブが完全にめくれあがってしまった聖女は、もう絶叫に近い状態であったが。
相手の視線が隠れたいまこそチャンスである。
俺はかぶりつくように聖女に近づいて、桃色パンツをたっぷりと舐めるように鑑賞した。
「ふう……」
さすがに、これ以上は魔力が持たない。
俺は、風魔法を解除すると同時にさっと後ろに下がった。
ミッションは果たしたのだから、一番安全なのはさっさと立ち去ってしまうことだ。
あるいは、この場は「大丈夫ですか?」なんて言って、ごまかすべきなのだろうが。
魔力を使い果たした疲れと、極度の緊張からうまく言葉がでなかった。
しかし、立ち去りがたい。
小汚い農民の俺にパンツを見られた聖女がどんな反応をするのか、それを見たいという思いがあった。
「あああ! ハァ、ハァ……もう、なんなんですか!」
風魔法で美しい金髪がくっちゃくちゃになってしまった聖女は、そう独りごちてから。
俺がずっとそのあられもない肢体を見ていたことに気がつく。
「……」
何も言わないのは、俺だけではなかった。
この聖女セフィリアの反応も予想外のもの。
清楚なる聖女は、不審者である俺に何か文句を言うでもなく、恥ずかしそうに顔を赤らめて立ち去るでもなく。
ただ嫌そうに、露骨に眉を顰めて俺を、キッと睨みつけた。
あの慈愛の女神が、いつも目尻のやや下がった優しそうな瞳で民を見るセフィリアが。
俺を見たこともないような嫌悪に満ちた表情でキツく睨んでいる。
「あ、あの……」
慈愛の聖女に殺される勢いで睨まれた俺は、何か言おうとして、それでも声が出ない。
それも一瞬のこと。
セフィリアはローブを手ではたくと、何事もなかったかのように真顔に戻ると、その場をさっさと立ち去った。
雷に打たれたように立ちすくんで一人残された俺は、なぜか不思議な満足感に包まれるのだった。
10
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
聖女は魔女の濡れ衣を被せられ、魔女裁判に掛けられる。が、しかし──
naturalsoft
ファンタジー
聖女シオンはヒーリング聖王国に遥か昔から仕えて、聖女を輩出しているセイント伯爵家の当代の聖女である。
昔から政治には関与せず、国の結界を張り、周辺地域へ祈りの巡礼を日々行っていた。
そんな中、聖女を擁護するはずの教会から魔女裁判を宣告されたのだった。
そこには教会が腐敗し、邪魔になった聖女を退けて、教会の用意した従順な女を聖女にさせようと画策したのがきっかけだった。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私の妹は確かに聖女ですけど、私は女神本人ですわよ?
みおな
ファンタジー
私の妹は、聖女と呼ばれている。
妖精たちから魔法を授けられた者たちと違い、女神から魔法を授けられた者、それが聖女だ。
聖女は一世代にひとりしか現れない。
だから、私の婚約者である第二王子は声高らかに宣言する。
「ここに、ユースティティアとの婚約を破棄し、聖女フロラリアとの婚約を宣言する!」
あらあら。私はかまいませんけど、私が何者かご存知なのかしら?
それに妹フロラリアはシスコンですわよ?
この国、滅びないとよろしいわね?
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
こういう、バカバカしいことに全力真面目という話は好きです。
面白かったです!
感想ありがとうございます!
自分以外にも面白いと思ってくださる人がいて何よりです。
大魔法使いでも小心者だとこんな使い方しかできないってお話でした。