シンママの私と、元地味眼鏡くん

吉野葉月

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おまけ アンドレのゆくえ

「ねぇ、ママ、このひとだれ?」

 新聞を読み聞かせていると、ふいにリュシアンが指をさした。
 引っ越して二年、息子のリュシアンは会話ができるほどすくすく成長している。赤ちゃんの頃から賢く聡明だとは思っていたが、記憶力も良いようだ。

「リュシアン、この人を知ってるの?」

「うん。ぼく、このひとあんまり好きじゃない」

「どうして?」

「このひと、ママを取ろうとする。ママを取っていいのは、ぼくとパパだけなのに」

「リュシアンたら……!」

 リュシアンは丸い頬を膨らませて静かに苛立ち、私は思わず抱きしめた。

「ママ、くるしい。あんまり動かないようにっておいしゃさんいってたよ」

「あはは、そうね。ありがとうリュシアン」

 アルカナリア帝国の主な情報伝達手段は、口伝えか電話、そして新聞だ。周辺地域の一週間にあったことをピックアップして、記事にする仕事をしている人がいる。侯爵と共に視察をしているところに取材が入り、イヴァンも新聞に載ったことがある。旧友のいまを知る貴重なツールでもあるのだ。
 
「彼はママの元クラスメイトで、そうね……ママは気に入られていたかも知れないわね」
 
「やっぱり! やだ!」
 
「そうね」

「おとこならいさぎよく身をひくべきだ!」

 リュシアンは新聞のアンドレに向かってパンチの真似をした。
 
「リュシアンて、男の子っぽいわよね……」
 
「うん! おれがママをまもってあげるからね!」
 
 イヴァンは喧嘩は得意じゃない。
 私もいざこざは穏便に解決したい方なのに、リュシアンは何故か男らしさにこだわっている。
 
「これなんて書いてあるの?」
 
「そうね……」
 
 アンドレの現状など特に興味はそそられないが、可愛い息子の簡単な頼みは聞いてあげるのが筋だろう。 記事に目を通した私は目を丸くした。

 二十代前半の私たちよりもさらに若い女の子たちに囲まれ、半裸でVサインをしている。
 
「え、何これ……」
 
 ハーレム状態のアンドレを、私は遠い目で見つめた。ロリコンだろうかと一瞬頭をよぎったけど、アンドレにその気があると思ったことはなかった。付き合うなら胸やお尻の大きい女の子が良いと、教室でも口にしていたからだ。
 
「『帝都出身の男性、北北東の離島でハーレム暮らしか!! 羨ましすぎる全貌を追った!』……はぁ!?」

「ママ、ハーレムってなに?」

「男の子ひとりに対し、女の子が何人も集まることよ。またはその逆」

「えっ!? おんなのこにこまってないのに、ママも取ろうとしてたってこと!? ゆるせない……ゆるせない」

「そ、そんな感じかしらね」

 アンドレは幼いリュシアンによって雪の降る寒い土地に飛ばされてしまったと聞いた。当時は少し可哀想に思ったけれど、アンドレにとってはアタリだったのか。
 
「パパに言いつけてやる!」

「リュシアン!」

 リュシアンは物を浮かせながらイヴァンの執務室に向かう。 
 
「パパ!」

 勢いよく扉を開けた先に、イヴァンはいなかった。机の上に書類を置きっ放しにして、どこかへ行ってしまっていた。

「すぐ帰って来るからもう寝ましょう。アンドレのことはあなたは気にしなくてもいいわ。ママはパパとリュシアンにいつも守られているもの」
 
「うん!」

 リュシアンは明るく返事をした。


 同時刻、イヴァンがいたのが北北東の離島だとは夢にも思わずに──


 ◇◇◇


「な、なんでお前がこんなところにいるんだ……」

 離島の村の一角で、アンドレはリュシアンにばったり遭遇していた。強い寒波に度々見舞われる村では、雪の下に穴を掘ってそこで生活している。雪の中は外より暖かく、風に乗って吹雪も飛んで来ない。アンドレはそんな村の門番をしていたのだった。
 
「なんでって、僕の領地だから来るのは当然じゃない?」
 
「りょ、領地?」
 
「知人の辺境伯の土地だったけど、作物が育たない不毛の土地でいらないっていうから今年もらい受けたんだ」
 
「けっ。んなとこもらったって金の無駄だろ」
 
「作物が育つ土壌に改良するから問題ないよ。魔法を何回も重ね掛けすれば勝機がある。寒い土地でしか採れない植物で稼ぐチャンスだからね」

「……」

 アンドレは押し黙った。

「そんなことより」

 イヴァンは辺りをキョロキョロと見渡した。今日は雪が小康状態で、お日様が顔を出している。来客が珍しい村人たちは雪の家々から外に出て彼の姿を眺めている。イヴァンが微笑めば、女性たちは黄色い歓声を上げた。
 
「帝国では重婚は犯罪だ。騎士団員でも例外はない。僕の領地になったからには見逃す訳にはいかないんだよ」

 イヴァンは左胸の第一騎士団の紋章を指した。王家の刺繍が入った金色の紋章は、重厚感たっぷりである。

「ま、待て! 待ってくれ!」

「待たない。ハーレムは厳禁だ」

「ハーレムなんかしていない!」

「じゃあこの記事はなんだ」

 イヴァンは持参していた新聞記事を広げ、アンドレに見せつけた。

「これは……!」

 アンドレは新聞を見ると声を震わせた。

「ち、違う! これは確かにオレだが、重婚など誓ってしていない!」

 アンドレは門番を放棄し、雪に覆われた村の奥へ走って行ってしまったのだ。

「あっ! こら……!」

 イヴァンも即座に後を追ったが、雪で足元が取られ思うように歩くことができない。

「……重……」

 一歩歩くごとにぬかるんで、膝まであるブーツの中に雪が侵入する。足裏が濡れてビショビショだ。

「冷た……」

 魔法を使って乾かしても、またすぐに雪が入ってびしょ濡れになってしまうことを考えると、呪文を唱えることははばかられた。

「飛ぶか……」

 チートである。
 瞬間移動ができるイヴァンに、行けない土地なんてない。一軒一軒家を見て回ればいずれかにいるはずだ、と彼は精神を研ぎ澄まそうとした。

「きゃあー!!」
「いたいた! イケメンよー!!」

 どこからか女性たちの歓喜の声が聞こえたかと思うと、イヴァンはあっという間に女性たちに取り囲まれた。

「え、あの……?」

「きゃーっ! 声も素敵ね!」

 女性たちは露出の多いセクシーな服装をしていたが、イヴァンは決して女好きではない。顔や身体をベタベタ触られ、笑顔が凍りつく。

「僕、急いでいるのでよろしいですか?」

「やあねー、ちょっとくらいいいじゃない」

「そうよ、こんな機会滅多にないのよ」

 女性たちは彼の手を掴み、ふくよかな乳房に触れさせた。ふにゃっとした感触が手袋越しに伝わり、イヴァンは鳥肌が立つ。

「やめてください。触りたくありません」

 手袋を外し、薬指のゴールドの結婚指輪を見せつけた。

「あらやだ、既婚者?」

「そりゃそうよ。こんなイケメン、地元のオンナが放っておくわけないじゃない」

 女性たちは好き勝手推測してイヴァンの腕を放そうせず、ますます執着に火がついてしまった。

「オンナの喜ばせ方も知ってるってことね……!」

「きゃーっ! 私たち、ついに夢が叶うの!?」

「ねぇ誰から抱いてもらう?」

 イヴァンはだんだん腹が立ってきた。

「……抱くとはひとことも言っていません。早くどいていただけますか」

 かろうじて笑顔を保っているが、今にも爆発しそうな状態だ。魔力制御ができなかったら村をとうに壊滅させていたかも知れない。

「僕はローズしか抱きません。分かったなら帰ってください」

「きゃあ! ローズだって! いいなぁ、奥さん!?」

「大丈夫だって。ここをどこだと思ってるの、帝国最北端の雪国よ! 何してもバレないって!」

 ひとりの女性がワサワサと股間をまさぐり、イヴァンはついに堪忍袋の緒が切れた。

「やめろって言ってるじゃないですか!!」

 地面の雪が突如として舞い上がり、ブワッと空高く舞い上がった。イヴァンの周りには地吹雪が吹き荒れ、途端に視界は遮られて何も見ることができなくなる。

「きゃああ!」

「ホワイトアウト!!」

「負けないわよ! どこにいるの!? 絶対抱いてもらうんだから! 抱くまで帰さないからー!」

「やめてください!!」

 イヴァンは吹雪の中で大声で叫んだ。
 どうしてそこまでして見ず知らずの男を求めるのか、彼には理解しがたかった。

「そんなに抱かれたいなら、村の男性に頼めばいいじゃないですか!」

 幸い、村にはアンドレがいるのだ。
 一応、彼も若くて健康な男だ。誰でもいいと言うのなら、アンドレでも充分事足りるだろう。男色でも、おそらく特殊性癖の持ち主でもない。

「アンドレを捕まえて来ますよ。それでいいでしょう!」

 イヴァンは不思議だったのだ。
 新聞での彼は確かに女性に囲まれていたのに、誰もアンドレを求めていないのが。

「アンドレ?」

「アン……ドレ?」

「それって、赤髪でツンツン頭のあの……?」

 吹雪が止むと、旧友の名を聞いた女性たちの顔が一斉に固まった。

「ダメよ、アイツは」

「使いものにならない」

「あなた、連れ帰ってもいいわよ」

 最北端の離島と、帝国を繋ぐ船は出ていない。
 瞬間移動を使えない彼らなら、多くの町を経由して最短でも半年はかかる距離であり、簡単には帰ることができない。
 ローズに近づかないように僻地へ飛ばしただけで、新たな土地でも煙たがられているとは想像しておらず、イヴァンは吹き出しそうになるのを必死に堪えた。

「……どういうことですか」

 そばにいた小柄な女性に尋ねると、イヴァンの胸ぐらをつかみ、目にいっぱい涙を浮かべた。

「子どもが欲しのぉぉぉぉ!」

「……えっ!?」

 ……どこかで聞いたような台詞だ。

「まったく、期待させるだけ期待させておいて本っ当使えないのよあの男」

「都会じゃあ、ヤリマンとか言われるみたいだけど、あたしらそういうの全然気にしないから。ここにいる女の子たちはみんなあいつと寝たのよ」

 イヴァンはついに吹き出した。

「そう、それで?」

「村にはあたし以降、まったく子どもが生まれてないの。あたし、もう二十九よ。このままじゃ村が途絶えてしまうから、誰かひとりでもって思って頑張ったのに、あいつときたら誰も孕ませないんだから……!!」

 女性は殺気立っている。

「……残念でしたね」

 イヴァンはにこりと微笑んだ。
 北北東の離島に住む住民は、宗教的に性行為を淫らなものととらえていないとは聞いたことがあった。行為は子どもを作るための手段であり、そのぶん結果を求められる。

「町で好みの男性に声をかけてみるのはいかがですか? この町は冷えますが、とても素敵です。仕事も増やそうと思っているところですし、皆さんもとても美人です。永住しても良いという方もきっといらっしゃいますよ」

 もちろんその裏で、人口が増えれば税収が増え、観光事業も展開できるなどと目論んでいることは秘密である。

「美人だってー!」

「嬉しいー!」

「やっぱりあなたの子どもが欲しいー」

「僕には既に可愛い子どもたちがいますので。近い内に、帝都へ旅行ができるように行程を組みましょう。理由が理由なので補助金も出しますよ」

「え、タダ!?」

「他の文化に触れてみるのも悪くないですよ」

 イヴァンは女性たちを上手くあしらって帰路についた。
 ビュンビュン風を切りながら、高速で家々の間を駆け抜ける。瞬間移動にも色んな移動方法があると気づいたのは、つい最近のことだ。リュシアンから逆に学ぶことも多いのだ。

「あ、いた」

 アンドレは門番の仕事に戻っていた。イヴァンと目が合うと、ビクッと肩を震わせた。
 イヴァンは丸めた背をポンと叩いて満面の笑顔を浮かべた。

「疑って悪かったよ。ハーレムなんかしていなかったね。僕は家族の元へ帰るから、君もお幸せにね!」



 イヴァンが家に帰ると、執事を除いて皆が眠りについていた。イヴァンは寝室のベッドにそっともぐりこむと、愛する妻と息子に優しくキスをした。

「おやすみ、明日も愛しているよ」
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