素直な魔王の物語

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勇者の姿の魔王編

勇者の姿の我輩

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我輩はひょんな事から勇者と体が入れ替わってしまい、勇者に我が城魔王城を、奪われてしまったのだ。

そして、今俺は光の精霊と共にいる。いつもならばぶっ飛ばして終わりなのだが、今回はすこしこやつを騙して我が城を取り戻しに行く作戦を立てようと思う


光の精霊「勇者様?どうなさいましたか?」

勇者(魔王)「い、いや何でもない。勇者との、あっ、いや、魔王との戦いでかなり力を消耗してしまったようなのだ。
しかし、魔王の軍勢もかなり、減らせたはずだ。だから今夜また攻めこもうと思っておる。いや、思っている」

光の精霊「何か勇者様おかしいですよ?魔王に何かされましたか?」

勇者(魔王)「い、いや気にしなくても良い」

光の精霊「勇者様なにかかくしてます?」

勇者(魔王)「そう、ムーっとするな」

それにしてもこやつ、今まではただの虫けらだと思っていたが、よく見ると可愛いものだ

光の精霊「あっ、でも今からとか明日からまた魔王の城に行くとかはダメですよ!まだ力も戻ってないんですから!」

勇者(魔王)「そ、そうか、お主い、いやお前がそう言うなら仕方がない」

光の精霊「やっぱり勇者様おかしいですよ?今日は早く眠ってくださいね」

勇者(魔王)「そうだな。そうしよう」
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