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第三部 無双編
第62話 下準備
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あれから俺達は町の人に歓喜声で迎えられ町はお祭り騒ぎになった。
ワイバーンの大量の素材は町を潤し、大勢の知らない人間から感謝の言葉を掛けられる。
熱狂は一週間もすると沈静化し、住人は元の静けさを取り戻した。
ひさしぶりにハンターギルドに来ると氷結の大魔法使いとの声があちこちから聞こえる。
二つ名が勝手に出来た。
痛い人みたいで恥ずかしい。
ところで心なしか遠巻きにされているのだが、俺には心当たりがない何なんだ。
漏れる声を聞いているとどうやら恐れられてるみたい。
俺は怖くない只のへたれだと叫びたい衝動に駆られた。
まあいいか。
受付でギルドマスターに会いに来たと告げると、問題ないとの事なので執務室に行く。
ノックをして返事を待つ。
機嫌よさそうな口調で入室の許可があった。
「こんにちは、ギルドマスター約束のSランク忘れてないですよね」
「おうシロクもちろん覚えているぜ。昇格の打診は本部にした。九十九パーセント決まりだろう」
自信たっぷりのギルドマスター。
どんでん返しとかなければ良いけど。
どうも信用できないんだよな。
「なにか昇格に必要な物ってあります?」
「王城まで乗りつけるのに馬車がいるな。それと礼服がいる」
いろいろ物入りだ。
しかしワイバーン素材の俺の取り分ミスリル貨三枚がある。日本円換算九千万だ。
馬車はこの際だから買ってしまう事にする。
服あつらえている時間はあるのかな。
「決定が下るまでどれぐらいか分かります?」
「二ヶ月は掛かるな。爵位授与の儀式はそれから一ヵ月後ぐらいだろう」
ここは辺境だけど馬ゴーレム飛ばして王都まで三日ぐらいだ。
二ヶ月は掛かりすぎに感じる。
意思決定の会議に時間が掛かるのだろうか。
まあいいか準備にも時間がいる。
家に帰り色々と取り掛かるとするか。
「また相談に乗って下さい。失礼しました」
「おう相談ならいつでも乗るぞ。何せワイバーンでしこたま儲けさせてもらったからな」
機嫌が良い理由はこれか。
素材の売却益で相当儲けたんだろうな。
家に帰り皆を集める。
「くつろいでいるところ悪いな。みんな聞いてくれ。今後の予定を話したい」
フィオレラは裁縫する手を止めてこちらに注目する。
ローレッタは床でゴリゴリ副業をしているのをやめテーブルの椅子に腰をかけた。
ビオンダさんは栞を挟み本を閉じる。
パーティメンバーの注目が集まる。
「爵位授与の儀式は三ヶ月後だ。それまでに馬車と礼服を用意して王都まで行く」
みんな、ウンウンうなづいている。
「何か質問は?」
「質問ではないですけど、侯爵様からダンスパーティのお誘いの手紙が来てます」
フィオレラから言葉は予想外だ。
これ断っちゃ駄目なやつだよな。
「えっ大変だ。どうしよう服もないぞ」
「大丈夫です。服は貸してくれるそうです。当日は迎えの馬車を寄越すと書いてありました」
「返事どうしよう。ビジネス文例集みたいなのが無いかな」
「ビジネスが何か分かりませんが、返事なら代筆できます」
フィオレラまじ万能。
そうだ俺は踊れないぞ。
ダンスも出来るって言ってたよな。
「よかった。出席の返事を頼む。それとダンスの特訓も頼む」
「当日のパートナーは私で良いんですね」
「ああ、よろしく」
パートナーを指名されたフィオレラはにっこり微笑む。
ダンスの件はこれで良いだろう。
「わは遠くに行くのはちょっと」
困惑気味のローレッタ。
そうだ他の町に行くときは話し合うって約束してたな。
「今回は留守番だな。Sランクになっても当分この町にいる予定だ。それと馬車が出来たら一度ローレッタの故郷に行こう」
「わがた」
ビオンダさんは何もないよな。
「なんだじっと見て気持ち悪い奴だな」
いつも通りツンな反応だ。
普段通りの表情で感情は読めない。
「えっとビオンダさんからは何かありますか?」
「報告書は出しているが、任務変更の連絡はない」
「王都へは行きますよね」
「もちろんだ。監視だからな」
やって来ました商業ギルド。
もろもろの準備をここに頼ろう。
いつもの通りクリフォードさんを呼び出す。
「こんにちは」
いつにもまして、きりっとしたようすのクリフォードさん
「シロク様に於かれましてはご機嫌も麗しいご様子」
いつもと様子が違うぞ。ああ、貴族になるからか。
「よして下さいクリフォードさん。まだ貴族になってません。今後も今まで通りでいいですよ」
お茶を飲み一息ついて、顔がいつものクリフォードさんに戻る。
「ではそのように巷で凄い評判ですよ。シロクさん」
「命を張った甲斐があったというものです」
作り置きしていた魔道具を背負い鞄から出してテーブルに並べる。
水筒は数が多かったのでギルドの人間に家まで取りに来てもらうよう手配した。
魔道具を一つ一つ確かめながら検品するクリフォードさん。
「今回も新しい魔道具がありますな。冷却の魔道具ですか?」
「作動させて箱の中にいれておけば、食材とかが長持ちします」
「それは良い物を作りましたな。沢山売れそうです」
「いろいろな売れ行きはどうです?」
「魔道具は順調です。仕組みはまだ解明されてません」
魔道具はまだまだいけるな。
「そろばんの生産を半分の一万個にしました」
「今後はどんどん先細りですか?」
「数字を扱う人は結構いるのでゼロにはなりません。まだ需要は見込めます」
うーん、そろばんが駄目になりそうか。
次のネタも考えなきゃ。
「スキルコピー屋は全て合計で一日千人程の利用者がいます」
一日の権利料が金貨一枚儲かる計算だな。
なかなか良いな。
期待できる。
「まだ店舗は増やしているところですのでこれからも成長は見込めます。水筒は一ヶ月で五百個ですな模造品もボチボチ出ています」
これは儲けを計算する気にもなれないな。
「レシピは写本が出回って残念ながら駄目ですな」
ローレッタにはかわいそうだが、仕方ない。
「それとですね。馬車を注文できる店と礼服を作れる店を紹介して欲しいのです」
「ええ良いですよ」
「ああ忘れるところだった。ダンス用の靴と小物もお願いします」
「どちらのパーティへ出席ですかな」
「ワイバーンの討伐記念パーティで侯爵様の所です」
「結構ですな。この町も景気が良くなって万々歳です」
紹介状を貰い。お金もある程度溜まったので借金を返済する。
借金の四割が返せた。後六割だがんばろう。
オリハルコンは何時届くのか待たせすぎだ。
フィオレラと各店を回って必要な物を注文する。
そろそろハンター稼業に復帰したくなった。
ハンターに復帰するに当たって戦法を考える。
魔力ゴーレムの大技は素材が駄目になるので極力使わない。
例外として水魔法の粘着は使う事に決めた。
オーガなどには接近してゼロレンジ魔法で仕留める。
重力魔法をワイバーンの群れを倒してからフィオレラに覚えてもらっていた。
飛ぶ敵には有効だと思う。
こんなところでいいだろう。
何事もなければ明日からでも復帰できる。
ワイバーンの大量の素材は町を潤し、大勢の知らない人間から感謝の言葉を掛けられる。
熱狂は一週間もすると沈静化し、住人は元の静けさを取り戻した。
ひさしぶりにハンターギルドに来ると氷結の大魔法使いとの声があちこちから聞こえる。
二つ名が勝手に出来た。
痛い人みたいで恥ずかしい。
ところで心なしか遠巻きにされているのだが、俺には心当たりがない何なんだ。
漏れる声を聞いているとどうやら恐れられてるみたい。
俺は怖くない只のへたれだと叫びたい衝動に駆られた。
まあいいか。
受付でギルドマスターに会いに来たと告げると、問題ないとの事なので執務室に行く。
ノックをして返事を待つ。
機嫌よさそうな口調で入室の許可があった。
「こんにちは、ギルドマスター約束のSランク忘れてないですよね」
「おうシロクもちろん覚えているぜ。昇格の打診は本部にした。九十九パーセント決まりだろう」
自信たっぷりのギルドマスター。
どんでん返しとかなければ良いけど。
どうも信用できないんだよな。
「なにか昇格に必要な物ってあります?」
「王城まで乗りつけるのに馬車がいるな。それと礼服がいる」
いろいろ物入りだ。
しかしワイバーン素材の俺の取り分ミスリル貨三枚がある。日本円換算九千万だ。
馬車はこの際だから買ってしまう事にする。
服あつらえている時間はあるのかな。
「決定が下るまでどれぐらいか分かります?」
「二ヶ月は掛かるな。爵位授与の儀式はそれから一ヵ月後ぐらいだろう」
ここは辺境だけど馬ゴーレム飛ばして王都まで三日ぐらいだ。
二ヶ月は掛かりすぎに感じる。
意思決定の会議に時間が掛かるのだろうか。
まあいいか準備にも時間がいる。
家に帰り色々と取り掛かるとするか。
「また相談に乗って下さい。失礼しました」
「おう相談ならいつでも乗るぞ。何せワイバーンでしこたま儲けさせてもらったからな」
機嫌が良い理由はこれか。
素材の売却益で相当儲けたんだろうな。
家に帰り皆を集める。
「くつろいでいるところ悪いな。みんな聞いてくれ。今後の予定を話したい」
フィオレラは裁縫する手を止めてこちらに注目する。
ローレッタは床でゴリゴリ副業をしているのをやめテーブルの椅子に腰をかけた。
ビオンダさんは栞を挟み本を閉じる。
パーティメンバーの注目が集まる。
「爵位授与の儀式は三ヶ月後だ。それまでに馬車と礼服を用意して王都まで行く」
みんな、ウンウンうなづいている。
「何か質問は?」
「質問ではないですけど、侯爵様からダンスパーティのお誘いの手紙が来てます」
フィオレラから言葉は予想外だ。
これ断っちゃ駄目なやつだよな。
「えっ大変だ。どうしよう服もないぞ」
「大丈夫です。服は貸してくれるそうです。当日は迎えの馬車を寄越すと書いてありました」
「返事どうしよう。ビジネス文例集みたいなのが無いかな」
「ビジネスが何か分かりませんが、返事なら代筆できます」
フィオレラまじ万能。
そうだ俺は踊れないぞ。
ダンスも出来るって言ってたよな。
「よかった。出席の返事を頼む。それとダンスの特訓も頼む」
「当日のパートナーは私で良いんですね」
「ああ、よろしく」
パートナーを指名されたフィオレラはにっこり微笑む。
ダンスの件はこれで良いだろう。
「わは遠くに行くのはちょっと」
困惑気味のローレッタ。
そうだ他の町に行くときは話し合うって約束してたな。
「今回は留守番だな。Sランクになっても当分この町にいる予定だ。それと馬車が出来たら一度ローレッタの故郷に行こう」
「わがた」
ビオンダさんは何もないよな。
「なんだじっと見て気持ち悪い奴だな」
いつも通りツンな反応だ。
普段通りの表情で感情は読めない。
「えっとビオンダさんからは何かありますか?」
「報告書は出しているが、任務変更の連絡はない」
「王都へは行きますよね」
「もちろんだ。監視だからな」
やって来ました商業ギルド。
もろもろの準備をここに頼ろう。
いつもの通りクリフォードさんを呼び出す。
「こんにちは」
いつにもまして、きりっとしたようすのクリフォードさん
「シロク様に於かれましてはご機嫌も麗しいご様子」
いつもと様子が違うぞ。ああ、貴族になるからか。
「よして下さいクリフォードさん。まだ貴族になってません。今後も今まで通りでいいですよ」
お茶を飲み一息ついて、顔がいつものクリフォードさんに戻る。
「ではそのように巷で凄い評判ですよ。シロクさん」
「命を張った甲斐があったというものです」
作り置きしていた魔道具を背負い鞄から出してテーブルに並べる。
水筒は数が多かったのでギルドの人間に家まで取りに来てもらうよう手配した。
魔道具を一つ一つ確かめながら検品するクリフォードさん。
「今回も新しい魔道具がありますな。冷却の魔道具ですか?」
「作動させて箱の中にいれておけば、食材とかが長持ちします」
「それは良い物を作りましたな。沢山売れそうです」
「いろいろな売れ行きはどうです?」
「魔道具は順調です。仕組みはまだ解明されてません」
魔道具はまだまだいけるな。
「そろばんの生産を半分の一万個にしました」
「今後はどんどん先細りですか?」
「数字を扱う人は結構いるのでゼロにはなりません。まだ需要は見込めます」
うーん、そろばんが駄目になりそうか。
次のネタも考えなきゃ。
「スキルコピー屋は全て合計で一日千人程の利用者がいます」
一日の権利料が金貨一枚儲かる計算だな。
なかなか良いな。
期待できる。
「まだ店舗は増やしているところですのでこれからも成長は見込めます。水筒は一ヶ月で五百個ですな模造品もボチボチ出ています」
これは儲けを計算する気にもなれないな。
「レシピは写本が出回って残念ながら駄目ですな」
ローレッタにはかわいそうだが、仕方ない。
「それとですね。馬車を注文できる店と礼服を作れる店を紹介して欲しいのです」
「ええ良いですよ」
「ああ忘れるところだった。ダンス用の靴と小物もお願いします」
「どちらのパーティへ出席ですかな」
「ワイバーンの討伐記念パーティで侯爵様の所です」
「結構ですな。この町も景気が良くなって万々歳です」
紹介状を貰い。お金もある程度溜まったので借金を返済する。
借金の四割が返せた。後六割だがんばろう。
オリハルコンは何時届くのか待たせすぎだ。
フィオレラと各店を回って必要な物を注文する。
そろそろハンター稼業に復帰したくなった。
ハンターに復帰するに当たって戦法を考える。
魔力ゴーレムの大技は素材が駄目になるので極力使わない。
例外として水魔法の粘着は使う事に決めた。
オーガなどには接近してゼロレンジ魔法で仕留める。
重力魔法をワイバーンの群れを倒してからフィオレラに覚えてもらっていた。
飛ぶ敵には有効だと思う。
こんなところでいいだろう。
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