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第17章 呪文屋のドラゴン
第102話 呪文屋の日々2
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「おい、スライム。製塩魔法をよこしやがれ」
男が店に入るなり剣を抜いてそう言って来た。
いったい、なんだってんだろう。
立てかけてあるゴーレムからストーンバレットが飛ぶ。
不意を食らった男は気絶した。
「ライラスさーん、強盗」
「何かと思えば完全に伸びていますね。どんな要求をされました?」
「製塩魔法をよこせとか言ってたよ」
「それはまた馬鹿な男ですね。塩ギルドの秘術だと知らないのでしょうか」
「売らないでよかった。売ってくれと言われたら、売っていたところだ」
「絶対やめて下さい。でも、どこで塩ギルドの秘術を学んだのですか」
「いや、それはだな。学校でだ」
プログラムを習ったのは高校と大学だからな嘘は言ってない。
「教授からですか。かなりマッドな人もいるらしいですね」
「まあ、そんなところだ」
「製塩魔法を見せて頂きたいものです」
「俺とライラスさんはそんな親しい間柄じゃないだろう」
「同僚のよしみでどうです」
「駄目だよ。厄介事になる未来しか見えない」
「そうですか。残念です」
ライラスはそう言ってから強盗を縛り上げ衛兵に突き出しに行った。
現在、看板はクローズになっている。
暇だったので俺は製塩魔法に思いを馳せた。
char salt[100]; /*塩100立方センチ*/
void main(void)
{
int i; /*カウンター*/
MAGIC *mp; /*魔法定義*/
for(i=0;i<100;i++){
salt[i]=salt[i]-LIQUID; /*物質の固体化/
}
mp=magic_make(salt,sizeof(salt),IMAGEBLOCK); /*固体を魔法登録*/
magic_trans(mp); /*現象に変換*/
magic_lift(mp,100); /*1メートル浮かびあがらせる*/
}
これで海の水から塩を抽出できるはずだ。
ミニアが建国したら海沿いを開拓して塩を作るのも良いな。
「あれ、やってないのかな」
噂をすれば影。
この声はミニアだな。
「開いてるよ」
「おじゃましまーす」
「おお、よくきたな。ちょうど暇してた所だ」
「ウィザに相談がある」
「師匠の名前はホムンだ。ウィザだとドラゴンだとばれるだろ」
「ごめん、気をつける」
「ところで、どんな相談なんだ」
「友達が何時も寝坊するの。目覚まし魔法がほしい」
「ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・
カニモイろテチニカゆヤけオワけオワけヌワワよレ・
トセイチノゆふ朝だよ起きろふよレ・む。
これで大丈夫なはずだ」
俺はミニアがメモしやすいように文字を出して空中に浮かべた。
イメージはこんなだ。
void main(void)
{
time_wait(7*60*60*100);
speak("朝だよ起きろ"); /*音声を流す*/
}
これでセットして七時間後に音声が流れる。
ミニアに魔法の説明をした。
「ウィザ、ありがとう。でも、こんなじゃ起きれないと思う。水を出して掛けたり、エアバレットで殴ったりしたらどうかな」
「それはさすがに可哀相だよ」
「じゃあ、バインドとか」
「それだと寝てしまう可能性もあるな。電気ショックもやりすぎだしな。非殺傷の魔法って少ないな」
「持ち上げてから落とすというのは」
「それも寝てしまいそうだな」
「伝言魔法をしたらどうかな」
「なるほどループさせて起きて魔法を止めないといけなくさせるか。ついでに音声もつけとくか」
呪文が長くなりそうだ。
魔道具にするべき案件かな。
俺は時間調節機能を付けた目覚まし魔法を作ってミニアに呪文を教えた。
後はミニアが魔道具にするだろう。
「すいません、やってますか」
少女が恐る恐る入ってきた。
「いらっしゃい」
「あれスライムが喋ったような。嘘よね。隣の子供が腹話術使っていたずらしているのよね」
「喋ったのはミニアじゃないよ」
「店員は生憎出かけてるが、ご注文をどうぞ」
「本当にスライムが店員なの。なら期待が持てるわ。頭の良くなる魔法がほしいの」
「それは無理だ」
「ウィザの魔法に不可能はないと思ってた」
「うーん、魂はなるべく弄くりたくないんだよな。副作用が出る恐れがある」
「それは私もちょっと」
「頭が良くなるってどの分野で」
「全ての分野です。この前に行われた学園の入試で落ちてしまって」
うーん、俺が作れるのは単語帳ぐらいだな。
そうだ、魔道具で問題集を作ろう。
ボタンを押すと問題がランダムに表示されて、もう一度ボタンを押すと答えが表示される。
そんな魔道具なら作れるな。
これはヒット作の予感かも。
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法の定義*/
int i;
char workbook[][2][64] = {
{"41×3" , "123"},
{"24×6" , "144"},
{"37×9" , "333"}};
mp=button_make(1); /*ボタン生成*/
while(1){
if(touch(mp)==1){ /*ボタンに触った*/
i=rand()%3;
printf("%s\n",workbook[i][0]); /*問題表示*/
while(touch(mp)==0); /*ボタンに触った*/
printf("%s\n",workbook[i][1]); /*答え表示*/
}
}
}
こんなのでどうだ。
まだ問題は三つしか入れてないが、沢山入れれば問題集になる。
問題を作るはめんどくさいな。
タルコットに作らそう。
少女には三日後に魔道具を取りにくるように言った。
タルコットは喜々として問題集を提供してくれた。
受験生相手の商売は美味しいらしい。
試作品の魔道具を受け取ったタルコットの満面の笑みが不気味だった。
さて、明日はどんな客が訪れるかな。
男が店に入るなり剣を抜いてそう言って来た。
いったい、なんだってんだろう。
立てかけてあるゴーレムからストーンバレットが飛ぶ。
不意を食らった男は気絶した。
「ライラスさーん、強盗」
「何かと思えば完全に伸びていますね。どんな要求をされました?」
「製塩魔法をよこせとか言ってたよ」
「それはまた馬鹿な男ですね。塩ギルドの秘術だと知らないのでしょうか」
「売らないでよかった。売ってくれと言われたら、売っていたところだ」
「絶対やめて下さい。でも、どこで塩ギルドの秘術を学んだのですか」
「いや、それはだな。学校でだ」
プログラムを習ったのは高校と大学だからな嘘は言ってない。
「教授からですか。かなりマッドな人もいるらしいですね」
「まあ、そんなところだ」
「製塩魔法を見せて頂きたいものです」
「俺とライラスさんはそんな親しい間柄じゃないだろう」
「同僚のよしみでどうです」
「駄目だよ。厄介事になる未来しか見えない」
「そうですか。残念です」
ライラスはそう言ってから強盗を縛り上げ衛兵に突き出しに行った。
現在、看板はクローズになっている。
暇だったので俺は製塩魔法に思いを馳せた。
char salt[100]; /*塩100立方センチ*/
void main(void)
{
int i; /*カウンター*/
MAGIC *mp; /*魔法定義*/
for(i=0;i<100;i++){
salt[i]=salt[i]-LIQUID; /*物質の固体化/
}
mp=magic_make(salt,sizeof(salt),IMAGEBLOCK); /*固体を魔法登録*/
magic_trans(mp); /*現象に変換*/
magic_lift(mp,100); /*1メートル浮かびあがらせる*/
}
これで海の水から塩を抽出できるはずだ。
ミニアが建国したら海沿いを開拓して塩を作るのも良いな。
「あれ、やってないのかな」
噂をすれば影。
この声はミニアだな。
「開いてるよ」
「おじゃましまーす」
「おお、よくきたな。ちょうど暇してた所だ」
「ウィザに相談がある」
「師匠の名前はホムンだ。ウィザだとドラゴンだとばれるだろ」
「ごめん、気をつける」
「ところで、どんな相談なんだ」
「友達が何時も寝坊するの。目覚まし魔法がほしい」
「ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・
カニモイろテチニカゆヤけオワけオワけヌワワよレ・
トセイチノゆふ朝だよ起きろふよレ・む。
これで大丈夫なはずだ」
俺はミニアがメモしやすいように文字を出して空中に浮かべた。
イメージはこんなだ。
void main(void)
{
time_wait(7*60*60*100);
speak("朝だよ起きろ"); /*音声を流す*/
}
これでセットして七時間後に音声が流れる。
ミニアに魔法の説明をした。
「ウィザ、ありがとう。でも、こんなじゃ起きれないと思う。水を出して掛けたり、エアバレットで殴ったりしたらどうかな」
「それはさすがに可哀相だよ」
「じゃあ、バインドとか」
「それだと寝てしまう可能性もあるな。電気ショックもやりすぎだしな。非殺傷の魔法って少ないな」
「持ち上げてから落とすというのは」
「それも寝てしまいそうだな」
「伝言魔法をしたらどうかな」
「なるほどループさせて起きて魔法を止めないといけなくさせるか。ついでに音声もつけとくか」
呪文が長くなりそうだ。
魔道具にするべき案件かな。
俺は時間調節機能を付けた目覚まし魔法を作ってミニアに呪文を教えた。
後はミニアが魔道具にするだろう。
「すいません、やってますか」
少女が恐る恐る入ってきた。
「いらっしゃい」
「あれスライムが喋ったような。嘘よね。隣の子供が腹話術使っていたずらしているのよね」
「喋ったのはミニアじゃないよ」
「店員は生憎出かけてるが、ご注文をどうぞ」
「本当にスライムが店員なの。なら期待が持てるわ。頭の良くなる魔法がほしいの」
「それは無理だ」
「ウィザの魔法に不可能はないと思ってた」
「うーん、魂はなるべく弄くりたくないんだよな。副作用が出る恐れがある」
「それは私もちょっと」
「頭が良くなるってどの分野で」
「全ての分野です。この前に行われた学園の入試で落ちてしまって」
うーん、俺が作れるのは単語帳ぐらいだな。
そうだ、魔道具で問題集を作ろう。
ボタンを押すと問題がランダムに表示されて、もう一度ボタンを押すと答えが表示される。
そんな魔道具なら作れるな。
これはヒット作の予感かも。
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法の定義*/
int i;
char workbook[][2][64] = {
{"41×3" , "123"},
{"24×6" , "144"},
{"37×9" , "333"}};
mp=button_make(1); /*ボタン生成*/
while(1){
if(touch(mp)==1){ /*ボタンに触った*/
i=rand()%3;
printf("%s\n",workbook[i][0]); /*問題表示*/
while(touch(mp)==0); /*ボタンに触った*/
printf("%s\n",workbook[i][1]); /*答え表示*/
}
}
}
こんなのでどうだ。
まだ問題は三つしか入れてないが、沢山入れれば問題集になる。
問題を作るはめんどくさいな。
タルコットに作らそう。
少女には三日後に魔道具を取りにくるように言った。
タルコットは喜々として問題集を提供してくれた。
受験生相手の商売は美味しいらしい。
試作品の魔道具を受け取ったタルコットの満面の笑みが不気味だった。
さて、明日はどんな客が訪れるかな。
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