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第19章 テスト期間のドラゴン
第113話 論文
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俺は学園の教授の部屋で目の前に出された論文を読み始めた。
呪文に対する新しい形での翻訳 ミニア、ホムン
魔法語は現在秘密のベールに包まれている。
しかし、そのままで良いのだろうか。
否である。
ここに私は呪文を翻訳して新たな言語を創造するという提案をしたい。
『ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・ハニスイろコチリリろカイトカゆよレ・む』という呪文がある。
これは誰もが最初に覚える呪文である。
これを私は以下の様に翻訳した。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
火、玉、試験();
}
ここで注目するのは『()』の役割だ。
これは事柄を受け渡すのに使われる。
次に注目するのは『{}』の役割だ。
これはやってほしい事の始まりと終わりを示している。
『;』はやって欲しい事の単体の終わりだ。
どうだろう呪文が分かり易くなったのではないだろうか。
次の呪文は十連続弾の翻訳したものだ。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
『ニ』が挨拶;
10回繰り返し{
火、玉、試験();
}
}
『ニ』の挨拶があるのに気づいただろうか。
これは繰り返しの中で使われている。
約束事みたいなもので、これから『二』を使いますという挨拶だと考えれば良い。
繰り返しの範囲指定にも『{}』は使われる。
次は誘導弾の呪文である。
返答期待しない 主よ(注文数受け取る、注文受ける)
{
軌道データ『ラスコニカ』が挨拶;
『ニ』が挨拶;
魔法『モセ』が挨拶;
モセ=火、玉、作る(威力100);
千回繰り返し{
魔法、方向(モセ,軌道データ,軌道データの長さ,注文1);
魔法、動かす(モセ,軌道データ,軌道データの長さ);
}
}
ここでは軌道データと魔法『モセ』の挨拶が加わる。
魔法『モセ』は至るところで使われているが、これが『モン』でも問題なく動く事が確認されている。
『=』は『モセ』に魔法を注入する記号とした。
冒頭部分が変化しているのに気づいただろうか。
注文を受けるようになっている。
注文は複数受け取れると翻訳過程で判明している。
ここでは目標は一つなので注文1だけを使っている。
次は伝言魔法である。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
精神操作『カセ』が挨拶;
カセ=精神を開く("魔法名");
精神投影(カセ,"メッセージ");
精神を閉じる(カセ);
}
挨拶についてはこれまでと同様なので説明を省く。
『"』で括った中が魔法名やメッセージになっている。
魔法語では『ふ』に当たる部分である。
これを使い魔法を実行する文言と分けていると思われる。
次の呪文は魔道具作成である。
返答期待しない 主よ(注文数受け取る、注文受ける)
{
魔法『モセ』が挨拶;
モセ=魔法、道具、準備(注文1);
魔法、道具、呪文書き込み(モセ,"ここに呪文を入れる");
魔法、道具、魔法発動形態(モセ);
}
この呪文は今まで説明した翻訳のテクニックで全て説明が可能だ。
次は隷属魔法である。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
精神操作『カセニ』と『カセラ』が挨拶;
領域『ト』が挨拶;
カセニ=精神を開く("魂魄名");
カセラ=精神を開く("カイモセ");
繰り返し(魂魄から『ト』に読み込み){
奴隷、変える(ト,"隷属主");
魂魄書き出し(ト,カセラ); /*書き換えたデータを出力*/
}
精神を閉じる(カセニ);
精神を閉じる(カセラ);
改変("魂の書き換え呪文");
}
挨拶の部分は説明を省く。
問題は改変のところだ。
ここの中の呪文は別の法則が支配している。
『ソラセン・メホン・カイモセ・魂魄名』なのだが、翻訳すると『複写 許可質問 カモイセを魂魄名に書き込み』となる。
別の法則が支配している事から魂の書き換えは特別な物だと分かる。
サンプルは以上で終わる。
呪文はけして不可侵のものではなく翻訳が可能だと分かって頂けたであろうか。
未知の分野に手を出してこそ研究といえるのではないかと考える。
初めて書いたにしては良くできている。
「そちらの鎧姿がホムン師かな」
「そうだよ。俺は生徒ではないのだが」
「論文が共同で執筆されているので、どの程度あなたが係わったか知りたいのでね」
「ヒントは出したが執筆には係わっていない」
「その通りですか。ミニア君」
「はい」
「よろしいでしょう。しかし、とんでもない物を書いてくれましたね。これでは呪文を改造しろと言わんばかりではないですか。禁忌なのに」
「作法に則っていれば問題ない」
「ミニア君の見解ではそうですか。教授会にはかってみましょう」
騒動が起きるとは思っていたが、そんなに大変な事かな。
俺にはそうとは思えない。
呪文に対する新しい形での翻訳 ミニア、ホムン
魔法語は現在秘密のベールに包まれている。
しかし、そのままで良いのだろうか。
否である。
ここに私は呪文を翻訳して新たな言語を創造するという提案をしたい。
『ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・ハニスイろコチリリろカイトカゆよレ・む』という呪文がある。
これは誰もが最初に覚える呪文である。
これを私は以下の様に翻訳した。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
火、玉、試験();
}
ここで注目するのは『()』の役割だ。
これは事柄を受け渡すのに使われる。
次に注目するのは『{}』の役割だ。
これはやってほしい事の始まりと終わりを示している。
『;』はやって欲しい事の単体の終わりだ。
どうだろう呪文が分かり易くなったのではないだろうか。
次の呪文は十連続弾の翻訳したものだ。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
『ニ』が挨拶;
10回繰り返し{
火、玉、試験();
}
}
『ニ』の挨拶があるのに気づいただろうか。
これは繰り返しの中で使われている。
約束事みたいなもので、これから『二』を使いますという挨拶だと考えれば良い。
繰り返しの範囲指定にも『{}』は使われる。
次は誘導弾の呪文である。
返答期待しない 主よ(注文数受け取る、注文受ける)
{
軌道データ『ラスコニカ』が挨拶;
『ニ』が挨拶;
魔法『モセ』が挨拶;
モセ=火、玉、作る(威力100);
千回繰り返し{
魔法、方向(モセ,軌道データ,軌道データの長さ,注文1);
魔法、動かす(モセ,軌道データ,軌道データの長さ);
}
}
ここでは軌道データと魔法『モセ』の挨拶が加わる。
魔法『モセ』は至るところで使われているが、これが『モン』でも問題なく動く事が確認されている。
『=』は『モセ』に魔法を注入する記号とした。
冒頭部分が変化しているのに気づいただろうか。
注文を受けるようになっている。
注文は複数受け取れると翻訳過程で判明している。
ここでは目標は一つなので注文1だけを使っている。
次は伝言魔法である。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
精神操作『カセ』が挨拶;
カセ=精神を開く("魔法名");
精神投影(カセ,"メッセージ");
精神を閉じる(カセ);
}
挨拶についてはこれまでと同様なので説明を省く。
『"』で括った中が魔法名やメッセージになっている。
魔法語では『ふ』に当たる部分である。
これを使い魔法を実行する文言と分けていると思われる。
次の呪文は魔道具作成である。
返答期待しない 主よ(注文数受け取る、注文受ける)
{
魔法『モセ』が挨拶;
モセ=魔法、道具、準備(注文1);
魔法、道具、呪文書き込み(モセ,"ここに呪文を入れる");
魔法、道具、魔法発動形態(モセ);
}
この呪文は今まで説明した翻訳のテクニックで全て説明が可能だ。
次は隷属魔法である。
返答期待しない 主よ(注文うけない)
{
精神操作『カセニ』と『カセラ』が挨拶;
領域『ト』が挨拶;
カセニ=精神を開く("魂魄名");
カセラ=精神を開く("カイモセ");
繰り返し(魂魄から『ト』に読み込み){
奴隷、変える(ト,"隷属主");
魂魄書き出し(ト,カセラ); /*書き換えたデータを出力*/
}
精神を閉じる(カセニ);
精神を閉じる(カセラ);
改変("魂の書き換え呪文");
}
挨拶の部分は説明を省く。
問題は改変のところだ。
ここの中の呪文は別の法則が支配している。
『ソラセン・メホン・カイモセ・魂魄名』なのだが、翻訳すると『複写 許可質問 カモイセを魂魄名に書き込み』となる。
別の法則が支配している事から魂の書き換えは特別な物だと分かる。
サンプルは以上で終わる。
呪文はけして不可侵のものではなく翻訳が可能だと分かって頂けたであろうか。
未知の分野に手を出してこそ研究といえるのではないかと考える。
初めて書いたにしては良くできている。
「そちらの鎧姿がホムン師かな」
「そうだよ。俺は生徒ではないのだが」
「論文が共同で執筆されているので、どの程度あなたが係わったか知りたいのでね」
「ヒントは出したが執筆には係わっていない」
「その通りですか。ミニア君」
「はい」
「よろしいでしょう。しかし、とんでもない物を書いてくれましたね。これでは呪文を改造しろと言わんばかりではないですか。禁忌なのに」
「作法に則っていれば問題ない」
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俺にはそうとは思えない。
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