81 / 120
第4章 樹聖エルフ王国編
第81話 ミリタリーアント撃退
しおりを挟む
冷却地雷の試作品を作ってワーカーアントの通り道に設置した。
ワーカーアントが踏んだが何でもないように動く。
冷却が弱かったんだな。
少し強くしてみる。
今度は動きが少し鈍る。
何度か試し踏んだ瞬間に縮こまり動かなくなるようになった。
成功だ。
一時間してから動き出したが、動きをそれだけ止められれば討伐もはかどる。
エルフ国で売る簡易魔道具のヒット作になるかもな。
後は本道を突き止める方法を探すだけだ。
ギルドに行くと、どの人も深刻そうな顔をしている。
耳を澄ますといよいよスタンピードかと言っている。
これは大変だ。
本道を突き止めてもエルフ国が無くなっていたら本末転倒だ。
俺はありったけの魔石をかき集めた。
金は持って来た金貨を換金事で対応。
後でギルドからミリタリーアントの素材を売り補填してくれる事になった。
大急ぎで冷却地雷を作る冷却地雷メイカーをゴーレム騎士団の人数分作った。
リンナ、モリー、ユフィア、俺で冷却地雷メイカーに魔力を込める。
ゴーレム騎士団の面々が冷却地雷を作りまくる。
ギルドに訳を話して冷却地雷が出来次第を首都の周りに設置してもらった。
徹夜で冷却地雷を作り夜が明けた時にスタンピードが始まった。
鐘があちこちで鳴らされた。
俺は水魔法の流動に乗り城壁まで急いだ。
吸着スキルを使い城壁を駆け上がると森から黒い霧のように湧き出るワーカーアントの群がみえた。
所々ソルジャーアントも混じっている。
俺は急いで宿に戻った。
マリリの部屋のドアを拳で叩くとどうぞと落ち着いた声が掛かる。
中にはマリリとセシリーンが居た。
「マリリさん、モリーとユフィアを頼みます」
「任せて。フィルも気をつけてね」
「私がいる。心配するな」
セシリーンも請け負ってくれた。
部屋を出てリンナの部屋に行く。
「リンナはどうする」
「私は一緒に行くわ。射手だから」
俺の部屋に行くとさっきまで作業していたモリーとユフィアがうとうとしている。
「起きろ、言いか良く聞け。マリリさんの指示に従うんだ」
「ほい」
「はい」
モリーは寝ぼけているがユフィアがちゃんと聞いているから大丈夫だろう。
街は避難の人達でごった返していた。
宮殿で人々を受け入れているらしい。
人の流れに逆らい城壁に到着した。
ミリタリーアントが前進を開始する。
「もう終わりだ」
悲壮感溢れる声が聞こえる。
冷却地雷を次々に踏むミリタリーアント。
前進が止まり、悲壮な声は歓喜の声に変わった。
「上手くいきそうね」
リンナが傍らに来て言った。
「寝てて良いんだぞ。起きる頃には全て片付いているさ」
「そんな事できないわ」
身動きの出来なくなったミリタリーアントに雨あられと矢が落ちる。
リンナも隣で弓を撃ちまくっている。
「この蟻野郎、思い知ったか」
「撃て、矢が尽きるまで撃つんだ」
ギルドの冒険者と兵隊が一丸となり矢を放つ。
ワーカには矢が刺さるがソルジャーアントには数えるほどしか矢が刺さらない。
不味いな。
「駄目だ。もうお仕舞いだ」
俺は魔力ゴーレムを木の城壁の上に立たせて一斉に風魔法を撃つ。
弾け飛ぶソルジャーアント。
一撃では仕留め切れないが、地雷源は一時間は持つ。
ミリタリーアントを一時的に押し戻す事に成功した。
なんか、じり貧になりそうなんだよな。
そうだ、貫通スキルだ。
貫通スキルを矢尻に付けられれば。
木の城壁の上の射手一人一人に魔力ゴーレムをつける。
弓を引き絞ると共に貫通スキルを掛ける。
貫通スキルが掛かった矢はソルジャーアントに刺さり始めた。
勝てる勝てるぞ。
その時一際大きなミリタリーアントが出現した。
4メートラはある。
ジェネラルアントだろう。
矢が放たれるが全て表皮で弾かれた。
ミスリル以上の硬さがあると見た。
貫通スキルが掛かった矢もこいつには通用しない。
「一斉に魔法を放つんだ。呼吸を合わせろ」
指揮官が魔法を使うように言った。
「放て」
魔法は無情な事にジェネラルアントの表面で全て掻き消えた。
魔法防御だ。
魔法防御を持ってやがる。
地雷源も突破されて木の城壁に取り付かれた。
バリバリと強靭なあごで城壁を噛み砕く。
死魔法の圏内だ。
馬鹿な奴だ。
食らえ死魔法。
表皮で死魔法が弾かれる。
魔法防御とは違うのか。
死魔法が体内に侵入できない。
死魔法は自然の魔力に偽装してある。
自然の魔力も通らないって事か。
近くで魔力走査したいが叶わないだろう。
ゴーレムを落下させて剣で串刺しにしようとしたが刺さらない。
城壁を破られるのも時間の問題だ。
『液体窒素だ。水魔法で作って掛けるぞ』
「やってくれ」
『よしきた』
魔力ゴーレムが城壁の上から水魔法で液体窒素を作りじゃばじゃばと掛ける。
魔法防御に触れた液体窒素は消えるがそうで無い物は周囲に掛かり空気を冷やす。
ジェネラルアントの動きが段々と鈍くなる。
仕舞いには全く動かなくなった。
だが、魔法防御は健在だ。
液体窒素を掛け続けると遂にはジェネラルアントが白く凍り始めた。
やった。
倒したぞ。
地雷源を突破するミリタリーアントは居ない。
もはや勝敗は決した。
日がかなり傾いた時に動くミリタリーアントはいなくなった。
俺は宮殿に呼ばれた。
豪奢な一室に通され、少し待たされる。
エルフに案内され大広間の様な所に進んだ。
沢山のエルフが見物している。
「この度の事ごくろう」
外交官のアレグレッドに労われた。
「やれる事をやっただけだ」
「これからはゆっくりと観光などたのしまれるがよい」
「俺は本道を見つけるよ。約束したんだ」
「ふん、好きにすれば良い」
好きにするさ元からその予定だ。
俺はその場を後にしてマリリ達の様子を確認しに部屋を訪ねた。
みんな無事だ。
こういう時は火事場泥棒が出る事もあるから安心できない。
みんなの顔を見てほっとしたのか眠気が急に訪れる。
自分の部屋に帰りマットに沈み込むような感覚と共に眠りに入った。
ドアが開き誰かが俺にキスをした様に感じた。
もう既に俺は夢をみているのか。
魔力視を使ってライタが監視してくれてるはず……。
ワーカーアントが踏んだが何でもないように動く。
冷却が弱かったんだな。
少し強くしてみる。
今度は動きが少し鈍る。
何度か試し踏んだ瞬間に縮こまり動かなくなるようになった。
成功だ。
一時間してから動き出したが、動きをそれだけ止められれば討伐もはかどる。
エルフ国で売る簡易魔道具のヒット作になるかもな。
後は本道を突き止める方法を探すだけだ。
ギルドに行くと、どの人も深刻そうな顔をしている。
耳を澄ますといよいよスタンピードかと言っている。
これは大変だ。
本道を突き止めてもエルフ国が無くなっていたら本末転倒だ。
俺はありったけの魔石をかき集めた。
金は持って来た金貨を換金事で対応。
後でギルドからミリタリーアントの素材を売り補填してくれる事になった。
大急ぎで冷却地雷を作る冷却地雷メイカーをゴーレム騎士団の人数分作った。
リンナ、モリー、ユフィア、俺で冷却地雷メイカーに魔力を込める。
ゴーレム騎士団の面々が冷却地雷を作りまくる。
ギルドに訳を話して冷却地雷が出来次第を首都の周りに設置してもらった。
徹夜で冷却地雷を作り夜が明けた時にスタンピードが始まった。
鐘があちこちで鳴らされた。
俺は水魔法の流動に乗り城壁まで急いだ。
吸着スキルを使い城壁を駆け上がると森から黒い霧のように湧き出るワーカーアントの群がみえた。
所々ソルジャーアントも混じっている。
俺は急いで宿に戻った。
マリリの部屋のドアを拳で叩くとどうぞと落ち着いた声が掛かる。
中にはマリリとセシリーンが居た。
「マリリさん、モリーとユフィアを頼みます」
「任せて。フィルも気をつけてね」
「私がいる。心配するな」
セシリーンも請け負ってくれた。
部屋を出てリンナの部屋に行く。
「リンナはどうする」
「私は一緒に行くわ。射手だから」
俺の部屋に行くとさっきまで作業していたモリーとユフィアがうとうとしている。
「起きろ、言いか良く聞け。マリリさんの指示に従うんだ」
「ほい」
「はい」
モリーは寝ぼけているがユフィアがちゃんと聞いているから大丈夫だろう。
街は避難の人達でごった返していた。
宮殿で人々を受け入れているらしい。
人の流れに逆らい城壁に到着した。
ミリタリーアントが前進を開始する。
「もう終わりだ」
悲壮感溢れる声が聞こえる。
冷却地雷を次々に踏むミリタリーアント。
前進が止まり、悲壮な声は歓喜の声に変わった。
「上手くいきそうね」
リンナが傍らに来て言った。
「寝てて良いんだぞ。起きる頃には全て片付いているさ」
「そんな事できないわ」
身動きの出来なくなったミリタリーアントに雨あられと矢が落ちる。
リンナも隣で弓を撃ちまくっている。
「この蟻野郎、思い知ったか」
「撃て、矢が尽きるまで撃つんだ」
ギルドの冒険者と兵隊が一丸となり矢を放つ。
ワーカには矢が刺さるがソルジャーアントには数えるほどしか矢が刺さらない。
不味いな。
「駄目だ。もうお仕舞いだ」
俺は魔力ゴーレムを木の城壁の上に立たせて一斉に風魔法を撃つ。
弾け飛ぶソルジャーアント。
一撃では仕留め切れないが、地雷源は一時間は持つ。
ミリタリーアントを一時的に押し戻す事に成功した。
なんか、じり貧になりそうなんだよな。
そうだ、貫通スキルだ。
貫通スキルを矢尻に付けられれば。
木の城壁の上の射手一人一人に魔力ゴーレムをつける。
弓を引き絞ると共に貫通スキルを掛ける。
貫通スキルが掛かった矢はソルジャーアントに刺さり始めた。
勝てる勝てるぞ。
その時一際大きなミリタリーアントが出現した。
4メートラはある。
ジェネラルアントだろう。
矢が放たれるが全て表皮で弾かれた。
ミスリル以上の硬さがあると見た。
貫通スキルが掛かった矢もこいつには通用しない。
「一斉に魔法を放つんだ。呼吸を合わせろ」
指揮官が魔法を使うように言った。
「放て」
魔法は無情な事にジェネラルアントの表面で全て掻き消えた。
魔法防御だ。
魔法防御を持ってやがる。
地雷源も突破されて木の城壁に取り付かれた。
バリバリと強靭なあごで城壁を噛み砕く。
死魔法の圏内だ。
馬鹿な奴だ。
食らえ死魔法。
表皮で死魔法が弾かれる。
魔法防御とは違うのか。
死魔法が体内に侵入できない。
死魔法は自然の魔力に偽装してある。
自然の魔力も通らないって事か。
近くで魔力走査したいが叶わないだろう。
ゴーレムを落下させて剣で串刺しにしようとしたが刺さらない。
城壁を破られるのも時間の問題だ。
『液体窒素だ。水魔法で作って掛けるぞ』
「やってくれ」
『よしきた』
魔力ゴーレムが城壁の上から水魔法で液体窒素を作りじゃばじゃばと掛ける。
魔法防御に触れた液体窒素は消えるがそうで無い物は周囲に掛かり空気を冷やす。
ジェネラルアントの動きが段々と鈍くなる。
仕舞いには全く動かなくなった。
だが、魔法防御は健在だ。
液体窒素を掛け続けると遂にはジェネラルアントが白く凍り始めた。
やった。
倒したぞ。
地雷源を突破するミリタリーアントは居ない。
もはや勝敗は決した。
日がかなり傾いた時に動くミリタリーアントはいなくなった。
俺は宮殿に呼ばれた。
豪奢な一室に通され、少し待たされる。
エルフに案内され大広間の様な所に進んだ。
沢山のエルフが見物している。
「この度の事ごくろう」
外交官のアレグレッドに労われた。
「やれる事をやっただけだ」
「これからはゆっくりと観光などたのしまれるがよい」
「俺は本道を見つけるよ。約束したんだ」
「ふん、好きにすれば良い」
好きにするさ元からその予定だ。
俺はその場を後にしてマリリ達の様子を確認しに部屋を訪ねた。
みんな無事だ。
こういう時は火事場泥棒が出る事もあるから安心できない。
みんなの顔を見てほっとしたのか眠気が急に訪れる。
自分の部屋に帰りマットに沈み込むような感覚と共に眠りに入った。
ドアが開き誰かが俺にキスをした様に感じた。
もう既に俺は夢をみているのか。
魔力視を使ってライタが監視してくれてるはず……。
0
あなたにおすすめの小説
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる