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積立NISAのすれ違い(アプリと一緒に妻を取り戻す話) 4
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売れるのか。売れると言うことはチケットを10枚買ったらトモちゃんと話すことが出来るのか?
今までアーリーリタイヤ(ゆうゆうと早期引退)をするために、積立NISAを積み立ててきたけど今はお金の使いどころなのだろうか?人生ってこんなところにお金をかけなきゃいけないものなのか?
もちろん パーティーの趣旨から考えてお金でチケットを買ったことがバレればパーティーから追い出されてしまうかもしれない。だから 買うのは一番最後の手段だ。
「なあ ヒロヤ。。チケットはいくらで売れるんだ?」
「20万が相場ですかねぇ オレなら師匠のためにもっと高く売って見せますよ。」
なんかヒロヤが嬉しそうだな。俺の役に立ちたいのだろうか?まさかな。
俺は 「仕事に行ってくる」と言ってヒロヤからはなれた。 あ~ モヤモヤするな。
ピョンタ「へぃ~ 彼女ぉ~ 元気??」
最初に声をかけた女性は チケットをセンスのように片手に持って首筋から胸の方へ
仰いで風を送っている女性だった。
パーティードレスが熱いというのもあるかもしれないが 血管に唐辛子を注射されてしまったかのような
言いようのない熱気がパーティーにはある。しかし 俺と話すなり女性は寝起きのような顔になった。
センスの女性「あら ごめんなさい。私は チケットを使い切っちゃったから、お話ししても無駄よ」
いえいえ 沢山チケット持ってるじゃないですか?
いいや そういう問題じゃないのか?
会話をする前から俺は嫌われていた。
「でも あなたが持っているチケットって 私のとちょっと違うみたい。ちょっと見せてくださらない??」
トモちゃんからもらったチケットとこの女性が持っているチケットは違うのか?
ナンバーが降られているわけでもないし 同じにしか見えないけど・・。
俺は センスの彼女にチケットを2枚渡した。
「ふふふ ありがと!」
俺のチケットを受け取ると彼女は 胸元の割れ目にチケットを差し込んでしまった。
そのまま立ち去ろうとしたので 慌てて声をかけた
「チケット返してくれ!」
「何言ってるのこの人? これは最初から私のチケットよ」
俺たちは少し、、もめた。すると彼女のヒーローになりたい男たちが彼女の周りに集まってきた。
「ええっと ちょっと いいですか?私は弁護士をしております。××という者ですが・・」
弁護士だって?弁護士が結婚できなくてパーティーに参加するなんてありえないだろ。
しかし 法律がどうのって話はなかったが口のうまいヤツで 彼女がチケットを盗んだと言うならそれを証明する義務が最低限、俺にあるのではないか?という感じの話の流れになった。
ギュ!!!!
センスの女性が 弁護士の腕に抱き着き、ゆっくりと柔らかい胸元が押し付けられた。
「おっほほぉ。。おっほん! ピョンタ君、つまりだね。 議論するも何も、根拠がない。これ以上続けるなら名誉棄損で争う事になるがいいかな??」
ピピピピ ピピピピィ
なんだ?なんだ? こんな時に俺のスマホがなり出したぞ。
マナーモードにしていたはずなのに どうしてだ? そうだぁ 急用ができたことにしてこの場を逃げようか。
分が悪いといっても、まさか 追いかけてまでは来ないだろう。
俺は スマホの画面を見た。。。
・・・。
・・。
ああ 神様・・スマホ様
俺の顔はホホが痛いくらいにつり上がった。笑いが止まらない。
アプリ「彼のプロフィールを検索しました。名前×× 職業:飲食店店主・・・」
ヤツは弁護士ではなかった。
ピョンタ「名誉棄損ですか?面白い! 争ってもいいのですがその前にこれを見ろ」
スマホを見せつけた。
スマホが インロウになった。
水戸黄門ってこんな気分なんだろうな。。
目を見開く偽弁護士に チケットで口元を隠すセンスの女性・・。どうだ! 俺の勝だ!
「ひどい! ひどいわ! みんなで私を騙すなんて!こんなチケット要らないわよ!!」
ビリ ビリ
センスの女性は 泣きまねをして、さらに胸に刺してあったチケットをビリビリに破いた。
そして被害者に見える彼女は ほかの男性たちに慰められながら消えてしまった。
ポカーンと残ったのは 俺と偽弁護士だ。
センスの女は演劇部にでも入っていた経験があるのだろうか?すごい迫力があったな。
偽弁護士「そのぉ~ あの~・・ 女性が困っているところをほっとけなくて。。」
ピョンタ「腹は立ちますけど、でもいいですよ。俺たち ある意味同じです。仲間みたいなものですよ」
結局 チケットを盗むでも 何でもよかったのだろう。
彼女は 恋人を欲しがっている男性たちを自分の周りに集められれば、
それで十分に成功していたようだ。
それに俺は急がなくちゃいけない。
壁の隅にはイスが置いてあって 休んでいる女性たちが増えてきた。
彼女たちがテーブルから離れる理由は すでにチケットを渡し終えたからだ。
テーブルの周りにいると男性から声をかけられてしまうから壁のイスに座っているのだろう。
もう 時間がない・・ あんな女と口論なんてするんじゃなかった。過ぎた時間は戻らないけど どうしたらいいだろう。。
アプリ「検索中・・ ピョンタさんでも大丈夫そうな女性をピックアップしました」
ポケットのスマホからアプリの声がした。
画面を見ると 女性のプロフィールと顔写真が乗っていた。なるほど ありがとうアプリ。
しかし 美人ばっかりというか、、美人というか飲食街のビルの壁に貼ってありそうな写真ばっかりだ。
声をかけて大丈夫なのか?
「師匠!何すか?それ??」
突然現れたヒロヤは 心配そうな顔で俺の顔を覗き込んできた。
「アプリだよ。ほら お前も持ってるだろ?」
俺は アプリのことを話したがしかし。
「オレのスマホにもアプリは 入ってますけど。そんなメイドのような機能はついていませんよ」と言っていた。
どうやら俺のアプリは普通とは違うようだ。「シニア用っすかね?(笑)」とも笑っていた。
「それより 見てくださいよ。師匠の様に素人っぽく声をかけたらこんなにチケットが集まりましたよ。これも師匠のおかげです」と言って
ヒロヤは 天才なのか3枚もチケットを集めていた。合計で6枚も持っているのか。
ヒロヤの弟子になりたいよ。。
チケットは まだ売っていないのかを確認すると最後に売った方が高くなるから持っているという話をしていた。
最後にコイツから買おうと思う。
本当は 自分の力で10枚のチケットを集めたかったけど、みんながアニメの様にカッコよくなれるわけじゃない。カッコよくなれないからこそ 積立NISAをコツコツと積み上げてきたんだと思う。
さて あと3枚集めなくちゃな。
そして トモちゃんに会えたらまずは チケットをお金で買ってしまったことを謝ろう。
それでも トモちゃんが話をしてくれると言ってくれたら・・素直な気持ちとキャンピングカーを購入して日本一周の旅をしたいって、誘ってみようと思う。
ピピッ ビビッピピ
パーティーで電話がけたたましく鳴るなんて最悪だぁ!
また マナーモードにしていたはずの携帯が鳴り出した。
俺は急いでその場を離れてポケットからスマホを取り出した。
アプリ「検索しました・・・ 〇月×日の記事。今話題の女性のための会社、トモちゃん社長にインタビュー!!」
なんと トモちゃんは会社の社長さんだった。
今は元社長さんのようだけど、どおりでヒロヤが「今日一番の高根の花だ」と言っていたわけか。
そして記事には 離婚してバツイチになった女性が個人事業を起こし、男性社会の荒波にもまれながらも、なんとなく始めたYoutubeがきっかけで仲間を作り、女性のための商品を扱う会社として成功したのだと言う記事が書かれていた。
すでに離婚をしていたけれど。申し訳ない。。申し訳ない・・。
涙が止まらなかった・・。でも 成功してくれてありがとう。。。
仲間と一緒に楽しく 起業して成功したのかもしれないし、裏の話はわからないけど
そんな気持ちになってしまった。
「仲間か・・」
パーティー会場を見渡した。
するとさっき アプリがピックアップしてくれた女性たちが突っ立っている。
不思議だ。 顔が可愛い女性たちなのに、どうして突っ立っているのだろう??
チケットも全然渡せていないようだった。彼女たちはそのままで、納得しているのだろうか?
女性の会費はわからないけど パーティードレスにエステに・・色々とお金もかけただろうに。
何となく 彼女たちが苦労しているような気がしたので声をかけてみた。
もちろん声をかけても即座に断られたが 「そうじゃないんだ。パーティーでもあるんだし、楽しみませんか?」と話を続けて彼女の緊張がほぐれだしたところで 彼女の話に合いそうな男性のところへ連れて行ってグループで話始めた。
すると・・・ 数分も立たないうちに男性や女性がグループ内に出入りするようになってきた。
一人一人に声をかけるよりも効率が 段違いになったぞ!
そのうち俺が声をかけた女性も意中の男性と出会えたようで 二人きりになるためにグループから去っていった。
「あのぉ ピョンタさん、ありがとう(*^-^*) 元奥さんとお話しできるといいですね」
彼女は俺にチケットを1枚渡してくれた。
こんな事もあるんだな・・。チケットは暖かかった。
ピピッ ビビッピピ
また マナーモードのスマホが鳴り出した。
でも 今度は動じないぞ!
俺は 素早くポケットからスマホを取り出してタップした。
アプリ「危険です。危険です。その場から逃げてください」
なんだって?!
グループ内では楽しそうに優雅な会話がなされている。
すでに俺がいなくてもこのグループが消えることはないだろう。
じゃぁ 何が危険なんだ?
地震とか そういうのじゃなさそうだし、俺は周囲を見渡した。
すると 顔面蒼白な女性が小走りでこちらに駆け寄ってくる。
あれは A子じゃないか!!
パーティーが始まった直後に 意中の男性に10枚のチケットを渡して自分の想いを伝えたが、
伝わらなかったんだよな。。何やってるんだ?
A子の両手は腰のあたりで前に組まれており。。手には光るものがある・・・フォークだ!!
フォークを両手に持ったB子がこちらへ駆けてくる。
ってことは・・ グループ内にあの男がいた。もう 時間がないぞ。
グサ・・
鈍い音と硬い皮のブドウにフォークを突き刺したかのような感触が俺に伝わってきた。
「痛たたぁ・・・」
A子の肩を掴んで制止しようと思ったが 肩を掴んだくらいじゃ勢いは止まらずに、そのまま俺が刺されてしまった。こんなはずじゃなかったのに。
今までアーリーリタイヤ(ゆうゆうと早期引退)をするために、積立NISAを積み立ててきたけど今はお金の使いどころなのだろうか?人生ってこんなところにお金をかけなきゃいけないものなのか?
もちろん パーティーの趣旨から考えてお金でチケットを買ったことがバレればパーティーから追い出されてしまうかもしれない。だから 買うのは一番最後の手段だ。
「なあ ヒロヤ。。チケットはいくらで売れるんだ?」
「20万が相場ですかねぇ オレなら師匠のためにもっと高く売って見せますよ。」
なんかヒロヤが嬉しそうだな。俺の役に立ちたいのだろうか?まさかな。
俺は 「仕事に行ってくる」と言ってヒロヤからはなれた。 あ~ モヤモヤするな。
ピョンタ「へぃ~ 彼女ぉ~ 元気??」
最初に声をかけた女性は チケットをセンスのように片手に持って首筋から胸の方へ
仰いで風を送っている女性だった。
パーティードレスが熱いというのもあるかもしれないが 血管に唐辛子を注射されてしまったかのような
言いようのない熱気がパーティーにはある。しかし 俺と話すなり女性は寝起きのような顔になった。
センスの女性「あら ごめんなさい。私は チケットを使い切っちゃったから、お話ししても無駄よ」
いえいえ 沢山チケット持ってるじゃないですか?
いいや そういう問題じゃないのか?
会話をする前から俺は嫌われていた。
「でも あなたが持っているチケットって 私のとちょっと違うみたい。ちょっと見せてくださらない??」
トモちゃんからもらったチケットとこの女性が持っているチケットは違うのか?
ナンバーが降られているわけでもないし 同じにしか見えないけど・・。
俺は センスの彼女にチケットを2枚渡した。
「ふふふ ありがと!」
俺のチケットを受け取ると彼女は 胸元の割れ目にチケットを差し込んでしまった。
そのまま立ち去ろうとしたので 慌てて声をかけた
「チケット返してくれ!」
「何言ってるのこの人? これは最初から私のチケットよ」
俺たちは少し、、もめた。すると彼女のヒーローになりたい男たちが彼女の周りに集まってきた。
「ええっと ちょっと いいですか?私は弁護士をしております。××という者ですが・・」
弁護士だって?弁護士が結婚できなくてパーティーに参加するなんてありえないだろ。
しかし 法律がどうのって話はなかったが口のうまいヤツで 彼女がチケットを盗んだと言うならそれを証明する義務が最低限、俺にあるのではないか?という感じの話の流れになった。
ギュ!!!!
センスの女性が 弁護士の腕に抱き着き、ゆっくりと柔らかい胸元が押し付けられた。
「おっほほぉ。。おっほん! ピョンタ君、つまりだね。 議論するも何も、根拠がない。これ以上続けるなら名誉棄損で争う事になるがいいかな??」
ピピピピ ピピピピィ
なんだ?なんだ? こんな時に俺のスマホがなり出したぞ。
マナーモードにしていたはずなのに どうしてだ? そうだぁ 急用ができたことにしてこの場を逃げようか。
分が悪いといっても、まさか 追いかけてまでは来ないだろう。
俺は スマホの画面を見た。。。
・・・。
・・。
ああ 神様・・スマホ様
俺の顔はホホが痛いくらいにつり上がった。笑いが止まらない。
アプリ「彼のプロフィールを検索しました。名前×× 職業:飲食店店主・・・」
ヤツは弁護士ではなかった。
ピョンタ「名誉棄損ですか?面白い! 争ってもいいのですがその前にこれを見ろ」
スマホを見せつけた。
スマホが インロウになった。
水戸黄門ってこんな気分なんだろうな。。
目を見開く偽弁護士に チケットで口元を隠すセンスの女性・・。どうだ! 俺の勝だ!
「ひどい! ひどいわ! みんなで私を騙すなんて!こんなチケット要らないわよ!!」
ビリ ビリ
センスの女性は 泣きまねをして、さらに胸に刺してあったチケットをビリビリに破いた。
そして被害者に見える彼女は ほかの男性たちに慰められながら消えてしまった。
ポカーンと残ったのは 俺と偽弁護士だ。
センスの女は演劇部にでも入っていた経験があるのだろうか?すごい迫力があったな。
偽弁護士「そのぉ~ あの~・・ 女性が困っているところをほっとけなくて。。」
ピョンタ「腹は立ちますけど、でもいいですよ。俺たち ある意味同じです。仲間みたいなものですよ」
結局 チケットを盗むでも 何でもよかったのだろう。
彼女は 恋人を欲しがっている男性たちを自分の周りに集められれば、
それで十分に成功していたようだ。
それに俺は急がなくちゃいけない。
壁の隅にはイスが置いてあって 休んでいる女性たちが増えてきた。
彼女たちがテーブルから離れる理由は すでにチケットを渡し終えたからだ。
テーブルの周りにいると男性から声をかけられてしまうから壁のイスに座っているのだろう。
もう 時間がない・・ あんな女と口論なんてするんじゃなかった。過ぎた時間は戻らないけど どうしたらいいだろう。。
アプリ「検索中・・ ピョンタさんでも大丈夫そうな女性をピックアップしました」
ポケットのスマホからアプリの声がした。
画面を見ると 女性のプロフィールと顔写真が乗っていた。なるほど ありがとうアプリ。
しかし 美人ばっかりというか、、美人というか飲食街のビルの壁に貼ってありそうな写真ばっかりだ。
声をかけて大丈夫なのか?
「師匠!何すか?それ??」
突然現れたヒロヤは 心配そうな顔で俺の顔を覗き込んできた。
「アプリだよ。ほら お前も持ってるだろ?」
俺は アプリのことを話したがしかし。
「オレのスマホにもアプリは 入ってますけど。そんなメイドのような機能はついていませんよ」と言っていた。
どうやら俺のアプリは普通とは違うようだ。「シニア用っすかね?(笑)」とも笑っていた。
「それより 見てくださいよ。師匠の様に素人っぽく声をかけたらこんなにチケットが集まりましたよ。これも師匠のおかげです」と言って
ヒロヤは 天才なのか3枚もチケットを集めていた。合計で6枚も持っているのか。
ヒロヤの弟子になりたいよ。。
チケットは まだ売っていないのかを確認すると最後に売った方が高くなるから持っているという話をしていた。
最後にコイツから買おうと思う。
本当は 自分の力で10枚のチケットを集めたかったけど、みんながアニメの様にカッコよくなれるわけじゃない。カッコよくなれないからこそ 積立NISAをコツコツと積み上げてきたんだと思う。
さて あと3枚集めなくちゃな。
そして トモちゃんに会えたらまずは チケットをお金で買ってしまったことを謝ろう。
それでも トモちゃんが話をしてくれると言ってくれたら・・素直な気持ちとキャンピングカーを購入して日本一周の旅をしたいって、誘ってみようと思う。
ピピッ ビビッピピ
パーティーで電話がけたたましく鳴るなんて最悪だぁ!
また マナーモードにしていたはずの携帯が鳴り出した。
俺は急いでその場を離れてポケットからスマホを取り出した。
アプリ「検索しました・・・ 〇月×日の記事。今話題の女性のための会社、トモちゃん社長にインタビュー!!」
なんと トモちゃんは会社の社長さんだった。
今は元社長さんのようだけど、どおりでヒロヤが「今日一番の高根の花だ」と言っていたわけか。
そして記事には 離婚してバツイチになった女性が個人事業を起こし、男性社会の荒波にもまれながらも、なんとなく始めたYoutubeがきっかけで仲間を作り、女性のための商品を扱う会社として成功したのだと言う記事が書かれていた。
すでに離婚をしていたけれど。申し訳ない。。申し訳ない・・。
涙が止まらなかった・・。でも 成功してくれてありがとう。。。
仲間と一緒に楽しく 起業して成功したのかもしれないし、裏の話はわからないけど
そんな気持ちになってしまった。
「仲間か・・」
パーティー会場を見渡した。
するとさっき アプリがピックアップしてくれた女性たちが突っ立っている。
不思議だ。 顔が可愛い女性たちなのに、どうして突っ立っているのだろう??
チケットも全然渡せていないようだった。彼女たちはそのままで、納得しているのだろうか?
女性の会費はわからないけど パーティードレスにエステに・・色々とお金もかけただろうに。
何となく 彼女たちが苦労しているような気がしたので声をかけてみた。
もちろん声をかけても即座に断られたが 「そうじゃないんだ。パーティーでもあるんだし、楽しみませんか?」と話を続けて彼女の緊張がほぐれだしたところで 彼女の話に合いそうな男性のところへ連れて行ってグループで話始めた。
すると・・・ 数分も立たないうちに男性や女性がグループ内に出入りするようになってきた。
一人一人に声をかけるよりも効率が 段違いになったぞ!
そのうち俺が声をかけた女性も意中の男性と出会えたようで 二人きりになるためにグループから去っていった。
「あのぉ ピョンタさん、ありがとう(*^-^*) 元奥さんとお話しできるといいですね」
彼女は俺にチケットを1枚渡してくれた。
こんな事もあるんだな・・。チケットは暖かかった。
ピピッ ビビッピピ
また マナーモードのスマホが鳴り出した。
でも 今度は動じないぞ!
俺は 素早くポケットからスマホを取り出してタップした。
アプリ「危険です。危険です。その場から逃げてください」
なんだって?!
グループ内では楽しそうに優雅な会話がなされている。
すでに俺がいなくてもこのグループが消えることはないだろう。
じゃぁ 何が危険なんだ?
地震とか そういうのじゃなさそうだし、俺は周囲を見渡した。
すると 顔面蒼白な女性が小走りでこちらに駆け寄ってくる。
あれは A子じゃないか!!
パーティーが始まった直後に 意中の男性に10枚のチケットを渡して自分の想いを伝えたが、
伝わらなかったんだよな。。何やってるんだ?
A子の両手は腰のあたりで前に組まれており。。手には光るものがある・・・フォークだ!!
フォークを両手に持ったB子がこちらへ駆けてくる。
ってことは・・ グループ内にあの男がいた。もう 時間がないぞ。
グサ・・
鈍い音と硬い皮のブドウにフォークを突き刺したかのような感触が俺に伝わってきた。
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