FRIENDS

緒方宗谷

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二年生の二学期

第百八十六話 春樹への手紙

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 南が、続いてもう一通を読み上げる。

『高木春樹様

  こんにちは。この間は、方々を走り回って探してくれてありがとうございました。
南ちゃんから色々と聞いて、とても嬉しかったし、格好良く思いました。
 私が入学した頃に助けてくれたことは、今でも思い出します。
 あの時の春樹君には、私を助けてくれた優しさの他に、務君のためにという友情の気持ちもあったと思います。
 その時から私は、春樹君のポジティブな励ましに毎日救われてきました。
 二年になってクラスが変わったのに今も声をかけに来てくれるので、いつも待ち遠しいです。
 でもここ最近は、いつも険しい顔しているので心配をしています。
 何があったのか話せないと言いますから、それは仕方がありません。でも心配です。
 この間も体育の時に言ったのですが、務君が仲直りをしたがっていました。
 務君は昔から、春樹君はとても明るくて、場の空気を和ませてくれるムードメーカーで、すごいと言っていました。
 ホームルームでの発言する時も、勇気を出さないといけない時も、必ず春樹君が応援してくれるから頑張れるとも言っていました。
 それなのに今回の事でギクシャクしてしまって、そんないい面を殺してしまって申し訳なく思っているそうです。
 それを聞いた南ちゃんが、春樹君は務君のことは悪く思っていない、務君の気持ちを一番よく分かっているのは春樹君だし、務君のことを一番に心配しているのも春樹君だし、むこうも悪いって思っているって言っていました。
  それに、いつも元気で笑顔な春樹君が好きですと。私もそう思っています。そして二人して、仲直りしてほしいと思っています。
南ちゃんは、春樹君と務君は固い友情で結ばれているから大丈夫だと楽観視していますが、やっぱり早く仲直りしてほしいなぁ。
 そして、女の子に優しくて、ツッコミにも優しさがあって、思わず蹴飛ばしたくなってしまうほどの親しみやすさ(笑)ですって。
私は蹴ったりしないので、安心してください。

追伸
 南ちゃんがすばらしいことを言っていたので、ないしょで教えます。
 春樹君は、必ず弱いほうの味方になってくれるすばらしい人です。
 運動神経もよくて、何でも出来て、後輩想いなのは、誰でも出来ることではありません。
 誰とでもすぐに友達になれる性格で、交友関係も広いからすごいなって言っていました。
 それだけではありません。面白い話も得意で、ジョークもよく言うので、アイドルみたいと。
 私も言葉にできなかったのですが、そう思っていたと気がつきました。

 お互い謝りたいとは思っているけれど、自分からは恥ずかしくて言えないと思うので、謝らなくていいので、楽しくおしゃべりしませんか?
 みんなで、地域交流会をしたカフェで待っています。

丸を書いてください。

参加 不参加

都合の良い日
10/8(土)・10/9(日)・10/15(土)・10/16(日)

成瀬奈緒🐈』





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