FRIENDS

緒方宗谷

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二年生の三学期

🖼️

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 ウズラの卵みたいな瞳をキラキラさせて言うアンジェリカを見て、二人はどんな凄いお城かと身構えた。
「お堀のすぐそばに岡山神社があってお参りしたんだけど、そのわきの道路がすごいの。«出会い頭»だって‼」
「??? 何それ?」美奈子が首を傾げる。奈緒は思い当たる節でもあるか、首を傾げて虚空を見やった。
「T字路にそう書いてあった。普通飛び出し注意とか一時停止とかでしょ? でも出会い頭‼‼ すごくない」
「なんか想像できない」と美奈子。
 訳の分からないインパクトに笑うしかない。ただ、そのインパクトの大半はアンジェリカの素っ頓狂な表情だった。思い出し笑いをする彼女が、人一倍笑っている。 
「お城と庭園が大きな川を挟んでるんだけど、二月でしょ? しかも豪雪のあと。一面雪景色で、なんにもないの。葉っぱ一枚もない。梅かなんかがたくさん植わってたんだけど、全部裸。カメラ持ったおじさんが、雪凄かったみたいだねって話しかけてきて、雪の重みか風で折れた梅の枝を写真に収めてた。だから、お城で記憶があるのは、雪と毬寿司だけ――」
 アンジェリカの話が急に止まった。二人に顔を寄せるように促して、小声になる。
((――でも、一番の思い出は、うんこ踏んだこと))
「「うん???⁉」」[奈緒&美奈子]
「シッ‼」
 アンジェリカが二人の口を塞ぐ。彼女は然も憐れだという表情で、強張った笑みを浮かべた。
「源義経の神社があるってネットで見たから交番で訊いたんだけど、誰も知らないの。お巡りさんと地図と睨めっこしてようやく見つけて行ってみたんだけど、途中川を見ながら歩いていたら、橋の手前で((うんこ踏んだ))。もう最悪」
 そば耳を立てていた二人が、誰にも聞こえないようにクスクス笑う。
「義経神社に行ってみたら、お巡りさんも知らないのに納得。神社っていうかほこら? 神社のミニチュアみたいなのが駐車場のそばにあっただけ」とアンジェリカがあげた左の手のひらを反して指先を落とす。
「ふーん、二度と((うんこ踏みませんようにって))」お祈りしたの?」







🐿️成瀬奈緒🍭
🎷露木美奈子📖
🧳原口アンジェリカ沙織🥋
作画:緒方宗谷
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感想 1

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