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二年生の三学期
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美奈子は、机に顔を伏せってお腹を抱えて笑った。その傍らでアンジェリカが驚く。
「なんで分かったの?」
「ほんとに? ほんとにそんなこと?」奈緒も驚いた。
抱腹絶倒の美奈子が、ひーひー呻く。
「岡山まで行ってどんなお参りしているのー?」
「そのあと電車で備中高松城跡見に行って、途中の駅にある吉備津とかなんとかっていう大きな神社にお参りしたんだけど、ああ田舎っていいなぁって思った」アンジェリカが笑いを堪えながら話題を変える。
「なんで?」奈緒が訊く。
「お参りのあと、電車の時間に間に合わなくって走ってたんだけど、発車ベルが鳴り終っちゃったの。わたし、まだホームにも到着してなかったから、諦めて走るのやめたんだけど、電車を見ると発車しないの。電車の中から車掌さんがこっちを見てたから、あ、わたしのこと待っててくれているんだって分かって、また走ったら、やっぱりわたしを待っていたみたい。わたしが電車に乗った途端、走り出したから」
「へ~、いい車掌さんね」奈緒がにこやかに微笑んだ。
「そう、わたしの前に一人太った男の人が走っていたんだけど、その人はだいぶ前に諦めて走らなかったの。だから間に合わなかった」
「じゃあ、岡山旅行の思い出は、出会い頭と((うんこ))だ」
「そう、、、⁉ そうじゃないよ、うんもちゃんはやめて」アンジェリカが絶叫して懇願する。
「かくもかわいく言っても((うんこ))だよね」
奈緒が送り狼を放ったので、美奈子が机にとっぷして、肩をプルプルと震わせながら笑う。
しみじみと宙を眺めるアンジェリカが、言葉をこぼす。
「けっこうなハードスケジュールだったはずなんだけど、楽しかったなぁ。陽が昇る前の早朝?――深夜過ぎに起きて、湧水を飲んで神社とお寺を参拝して、電車に乗って瀬戸内海を渡って、岡山駅に着いたら着いたで、すぐに岡山神社と岡山城と庭園を立て続けに見て、すぐに義経神社へ向かって、取って返して吉備津線に乗って備中高松城跡を見に行って。その帰りに予定を変更して吉備津神社を参詣したのよねぇ。岡山駅に戻ってきて、路面電車に乗って町を目で楽しんでから、住宅地にあるお店でおそばを食べてから大きな商店街を歩いて駅に戻ってきて、そして夕方の新幹線で東京に帰ったの。でも、印象に残っているのは、出会い頭、((うん…まるまる))、車掌さん、の3つだけ。――
「なんで分かったの?」
「ほんとに? ほんとにそんなこと?」奈緒も驚いた。
抱腹絶倒の美奈子が、ひーひー呻く。
「岡山まで行ってどんなお参りしているのー?」
「そのあと電車で備中高松城跡見に行って、途中の駅にある吉備津とかなんとかっていう大きな神社にお参りしたんだけど、ああ田舎っていいなぁって思った」アンジェリカが笑いを堪えながら話題を変える。
「なんで?」奈緒が訊く。
「お参りのあと、電車の時間に間に合わなくって走ってたんだけど、発車ベルが鳴り終っちゃったの。わたし、まだホームにも到着してなかったから、諦めて走るのやめたんだけど、電車を見ると発車しないの。電車の中から車掌さんがこっちを見てたから、あ、わたしのこと待っててくれているんだって分かって、また走ったら、やっぱりわたしを待っていたみたい。わたしが電車に乗った途端、走り出したから」
「へ~、いい車掌さんね」奈緒がにこやかに微笑んだ。
「そう、わたしの前に一人太った男の人が走っていたんだけど、その人はだいぶ前に諦めて走らなかったの。だから間に合わなかった」
「じゃあ、岡山旅行の思い出は、出会い頭と((うんこ))だ」
「そう、、、⁉ そうじゃないよ、うんもちゃんはやめて」アンジェリカが絶叫して懇願する。
「かくもかわいく言っても((うんこ))だよね」
奈緒が送り狼を放ったので、美奈子が机にとっぷして、肩をプルプルと震わせながら笑う。
しみじみと宙を眺めるアンジェリカが、言葉をこぼす。
「けっこうなハードスケジュールだったはずなんだけど、楽しかったなぁ。陽が昇る前の早朝?――深夜過ぎに起きて、湧水を飲んで神社とお寺を参拝して、電車に乗って瀬戸内海を渡って、岡山駅に着いたら着いたで、すぐに岡山神社と岡山城と庭園を立て続けに見て、すぐに義経神社へ向かって、取って返して吉備津線に乗って備中高松城跡を見に行って。その帰りに予定を変更して吉備津神社を参詣したのよねぇ。岡山駅に戻ってきて、路面電車に乗って町を目で楽しんでから、住宅地にあるお店でおそばを食べてから大きな商店街を歩いて駅に戻ってきて、そして夕方の新幹線で東京に帰ったの。でも、印象に残っているのは、出会い頭、((うん…まるまる))、車掌さん、の3つだけ。――
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