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第一章 女子大生 真澄 (19歳) NTR 前編

残り香 ①

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部屋に足を踏み入れた俺と怜。

支配人達の言う通りに、最初に俺達を出迎えたのは、形容し難い匂いだった。

(うっ・・な、何だっ、この匂いはっ?)
最初に脳裏に浮かんだのは、運動部の女子部室・・
だが、汗臭さを超える、酸っぱさと生臭さが・・
そう、卒業旅行で訪れたバリ島の、場末の果物市場の如き匂い・・

その匂いが、エアコンの止まった真夏の熱気で蒸され、俺達の鼻腔に拡がる。

女の娘の匂いフェチの俺は兎も角、平然と匂いを確認する様に深く吸う怜。

「先輩っ、へ、平気ですかっ?」
「私、守備範囲が広いのっ・・バイで、SもMもイけるのっ、うふっ・・
怜、良、ぁ、彼奴の愛人だったから、アノ娘が何をサれたか?コノ匂いと愛液で分かるわよっ・・
昨夜、怜を慰めてくれたお礼に、教えてあげるけど・・」

(き、聞きたいっ、でも、知りたく無い)
どうしても聞きたい、最初の疑問。
「先輩っ、こんな色んな匂い・・やっぱり、真澄だけじゃ無く、他の娘もっ?」

「んっ?君には、辛いけど言うわよっ、コノ匂いも汁も、全て真澄が出したモノよっ」
「そ、そんなぁっ?だって、色んな匂いが・・それに、分泌液だって、女の娘1人が、こんなにっ?」

怜が、健康器具に俺を導く。
横バーに絡みついたままの紐・・

「アノ娘、ココで吊るされてたのネッ」
 俺の眼が、床に溜まった液体に・・

怜が指で掬い、匂いを嗅ぐ。
「コレは女の娘の唾液よっ・・アノ娘、口に何か噛まサれてたみたいネ。この量を垂らしたなら、最低でも3時間は、吊るされてたわねっ」

更に隣の水溜り・・
「あらぁ?コレ、脂汗よっ・・ココまで垂らすなんて?苦痛か快楽かっ?」
(ま、真澄ぃっ・・彼奴に何をっ?苛められたのか?まさか、へ、変なコトを?)

ソファに移る、ココは半端無かった。
革張りの座面に、まだ乾き切って無い、淫らなスライムの如き半液体が・・

「伊崎クンっ、嗅いでみなさぃ」
(コ、コレッ、ま、真澄のっ・・?)

液体と言うよりも、ゲル状の分泌物に鼻を付ける俺。
(ぐっ、、、す、酸っぱいっ)

思わず、顔を背けようとする俺だが・・
(ま、真澄だって、好き好んで垂らした訳じゃ無いんだっ・・真澄っ、可哀想に)
思い直して、更に鼻を寄せる俺。

(へぇぇ・・?この臭いに、引か無いなんて・・余程、真澄を想ってるのね?コノ子なら、真澄を奪い返して、彼奴に復讐出来るかも?)
俺を見詰める怜の瞳が、妖しく輝いた。
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