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piece1 悠里の翌日――変わらぬ朝
いつも通りの自分
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***
しん、と静まり返った家。
悠里は、長い溜め息をつく。
悠人が、優しかった。
それだけ、気を遣わせてしまったということだろう。
嬉しさと、それを遥かに上回る、自己嫌悪。
「……しっかりしなきゃ」
弟に、これ以上の心配をかけるわけにはいかない。
晩ごはんは、悠人の大好きなものを作ろう。
それから悠里は、弟に預けたスマートフォンのことを思う。
本当は、起きたら返信をする筈だった、彼からのメッセージを思う。
『本当にごめん。
落ち着いてからでいい、
いつでもいいから、連絡欲しい』
何度も何度も読み返した、短いメッセージ。
結局返信をしないまま、悠人にスマートフォンを預けてしまった……
悠里は唇を噛み、目を閉じる。
「……だって、」
彼からのメッセージに返信をしない罪悪感から逃れるために。
悠里は必死に、言い訳を頭の中に連ねる。
ひび割れたスマートフォンの画面を見ると、昨日を思い出してしまうから。
あの人たちの言葉と笑い声が、あの人たちから受けた辱めが、蘇ってしまうから。
だから、一刻も早く直したかった。
だから、悠人の優しさに、甘えてしまった。
「だって、仕方ないじゃない……」
悠里は、ギリギリと唇を噛み締める。
弟が帰って来て、スマートフォンを受け取ったら。
今度こそ返信しよう。
『ごめんなさい! スマホが壊れてしまって、修理していたの』
そして、連絡が遅くなったことを、しっかりと謝ろう。
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
悠里はブツブツと、言わなければならない言葉を繰り返した。
悠里は、細く長い息を吐き、纏めていた髪をほどく。
悠人に大笑いされるほど、酷い寝癖のついた髪。
――こんなの、ダメだ。
綺麗にしなくちゃ。
「……お風呂、入ろ」
そうだ。昨日はシャワーだったから、いけなかったんだ。
今日はお風呂にお湯を張って、しっかりと温かい湯船に浸かろう。
そうすればきっと、気持ちも落ち着く。
弟が帰るまでに、いつも通りの自分に、戻らなくては。
悠里はバスルームに行き、念入りに風呂掃除をする。
そうしてスイッチを押し、お湯張りを開始した。
***
悠里は、シャワーを頭からかぶり、寝癖のついた長い髪を洗い流していく。
お気に入りのヘアマスクを丁寧に髪に塗り、蒸しタオルで包み込む。
こうすれば、ごわごわになってしまった髪に、しっかりと浸透させることができる。
そうしながら悠里は、時間をかけて風呂に浸かり、身体を温める。
「やっぱり、お風呂はいいなあ……」
悠里は、わざと声に出して、そう言った。
昨夜の自分は、どうかしていたのだ。
何回もシャワーを浴びたって、身体が温まる筈もない。
身体も、髪も綺麗に洗ったつもりでいたが、ケアまで心が行き届かなかった。
大丈夫。
今日はちゃんと、お風呂に入った。
髪の手入れも、できる。
いつも通りの自分だ。
「……だいじょうぶ」
悠里は意識してゆっくりと、自分に言い聞かせた。
長湯をした後、部屋着を纏った悠里は、丁寧に髪を乾かしていく。
先程までの手触りが嘘のように、スルスルとした指通りが戻ってきた。
ドライヤーの風と共に、ヘアパックをした後の良い香りが鼻をくすぐり、悠里の気持ちも安らいでくる。
髪が綺麗になり安心したのか、急に身体が重く感じられた。
「つかれちゃったな……」
まあ、お風呂は体力使うもんね、と自分に言い聞かせる。
悠里は水を飲むと、ソファに深く腰掛けた。
弟が帰って来るのは、19時前の予定だ。
まだ午前中。時間はたっぷりある。
少しゆっくりしようと、悠里はソファの背もたれに身を預けた。
***
気がつけば、リビングは薄暗くなっていた。
「……え?」
悠里は、ハッと辺りを見回す。
時計を確認すると、17時半を回ったところだった。
「え? 嘘……」
つい先程、お風呂に入ったばかりではないか。
いつの間に、こんなに時間が経ってしまったのだろう。
少し、ぼうっとしていただけのつもりだったのに。
自分は、眠っていたのだろうか……?
悠里は、慌てて立ち上がる。
「晩ごはん、作らなくちゃ」
弟がお腹を空かせて帰って来るまで、あと1時間と少し。
今日は、朝ごはんと部活用の弁当をサボってしまったのだ。
せめて晩ごはんは、しっかりしなくては。
悠里は、あたふたとキッチンに駆け込んだ。
今日は、悠人の大好きな唐揚げにしようと思っていた。
悠里は髪を一つに纏め、手を洗う。
そうして鶏もも肉を取り出し、適当な大きさに切っていく。
味付けはシンプルに、醤油と酒、それから生姜にする。
下味を肉に揉み込み、20分程度置いておく。
その間に、サラダとスープの準備をしよう。
悠里は鍋に水を入れ、コンロに火をつける。
サラダは、冷蔵庫にあった野菜から3つ、ピックアップする。
手早くレタスをちぎり、きゅうりを切り、トマトを盛り付ける。
それから悠里は、深いフライパンを用意し、油を熱し始めた。
並行して、スープの味つけにも取り掛かる。
今日は弟の好きな、卵スープにしよう。
中華だしを使ったスープで、片栗粉でとろみを付けたものが、彼は好きだ。
スープの味見を済ませ、悠里は小さく頷く。
折よく、コンロからピピッという音が鳴り、唐揚げ用の油が充分に熱していることが知らされた。
時間は、18時20分。
「……よし」
いいペースだと、悠里はホッとする。
さあ、鶏肉を揚げよう。
悠里は気を引き締めて、唐揚げ作りに集中した。
全ての鶏肉を揚げ終わり、ひと息ついたところで、悠人が帰ってきた。
彼はリビングダイニングに入ってくるなり、嬉しそうに破顔した。
「今日、唐揚げ!?」
「うん! 卵スープもあるよ?」
「やったー!早く食べたいー!」
まるで小学生のように、はしゃぎながら、悠人は手を洗いに行く。
そんな弟を微笑ましく思いながら、悠里はスープの仕上げをする。
煮立ったスープに片栗粉を加えてとろみをつけ、溶き卵を少しずつ入れていく。
こうして食べる直前に作業をすれば、ふわふわの卵スープが出来上がる。
部活でお腹を空かせた悠人のために、悠里はテーブルに食事を並べる。
手を洗ってきた悠人が、上機嫌でやって来た。
「わあ、うまそー!」
そして彼は、姉の顔を見て、あっと手を打った。
「そだ、忘れないうちに。はい、スマホとお釣りね」
そう言って、悠里にスマートフォンとお金を手渡した。
「ありがとう! 助かったよ」
「オレが画面割りの常連でポイント貯まってたから、割引きされたよ。だから9000円だった」
感謝してよね?と言わんばかりの弟に、思わず悠里は吹き出す。
「ふふっ、ありがと」
言いながら悠里は、返されたお金の中から千円札を取り、悠人に渡す。
「じゃあ、今日のお昼代ってことで」
「えっ?いいのー?」
「うん! 本当に助かったから」
「じゃ、遠慮なくー」
悠里に向かって、大仰に手を合わせた彼は、ニコニコと言った。
「さ、食べよー! オレ、お腹空いた!」
「うん!」
弟の向かいの席に座ろうとした悠里が、椅子に手を掛けた、そのときだった。
しん、と静まり返った家。
悠里は、長い溜め息をつく。
悠人が、優しかった。
それだけ、気を遣わせてしまったということだろう。
嬉しさと、それを遥かに上回る、自己嫌悪。
「……しっかりしなきゃ」
弟に、これ以上の心配をかけるわけにはいかない。
晩ごはんは、悠人の大好きなものを作ろう。
それから悠里は、弟に預けたスマートフォンのことを思う。
本当は、起きたら返信をする筈だった、彼からのメッセージを思う。
『本当にごめん。
落ち着いてからでいい、
いつでもいいから、連絡欲しい』
何度も何度も読み返した、短いメッセージ。
結局返信をしないまま、悠人にスマートフォンを預けてしまった……
悠里は唇を噛み、目を閉じる。
「……だって、」
彼からのメッセージに返信をしない罪悪感から逃れるために。
悠里は必死に、言い訳を頭の中に連ねる。
ひび割れたスマートフォンの画面を見ると、昨日を思い出してしまうから。
あの人たちの言葉と笑い声が、あの人たちから受けた辱めが、蘇ってしまうから。
だから、一刻も早く直したかった。
だから、悠人の優しさに、甘えてしまった。
「だって、仕方ないじゃない……」
悠里は、ギリギリと唇を噛み締める。
弟が帰って来て、スマートフォンを受け取ったら。
今度こそ返信しよう。
『ごめんなさい! スマホが壊れてしまって、修理していたの』
そして、連絡が遅くなったことを、しっかりと謝ろう。
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
悠里はブツブツと、言わなければならない言葉を繰り返した。
悠里は、細く長い息を吐き、纏めていた髪をほどく。
悠人に大笑いされるほど、酷い寝癖のついた髪。
――こんなの、ダメだ。
綺麗にしなくちゃ。
「……お風呂、入ろ」
そうだ。昨日はシャワーだったから、いけなかったんだ。
今日はお風呂にお湯を張って、しっかりと温かい湯船に浸かろう。
そうすればきっと、気持ちも落ち着く。
弟が帰るまでに、いつも通りの自分に、戻らなくては。
悠里はバスルームに行き、念入りに風呂掃除をする。
そうしてスイッチを押し、お湯張りを開始した。
***
悠里は、シャワーを頭からかぶり、寝癖のついた長い髪を洗い流していく。
お気に入りのヘアマスクを丁寧に髪に塗り、蒸しタオルで包み込む。
こうすれば、ごわごわになってしまった髪に、しっかりと浸透させることができる。
そうしながら悠里は、時間をかけて風呂に浸かり、身体を温める。
「やっぱり、お風呂はいいなあ……」
悠里は、わざと声に出して、そう言った。
昨夜の自分は、どうかしていたのだ。
何回もシャワーを浴びたって、身体が温まる筈もない。
身体も、髪も綺麗に洗ったつもりでいたが、ケアまで心が行き届かなかった。
大丈夫。
今日はちゃんと、お風呂に入った。
髪の手入れも、できる。
いつも通りの自分だ。
「……だいじょうぶ」
悠里は意識してゆっくりと、自分に言い聞かせた。
長湯をした後、部屋着を纏った悠里は、丁寧に髪を乾かしていく。
先程までの手触りが嘘のように、スルスルとした指通りが戻ってきた。
ドライヤーの風と共に、ヘアパックをした後の良い香りが鼻をくすぐり、悠里の気持ちも安らいでくる。
髪が綺麗になり安心したのか、急に身体が重く感じられた。
「つかれちゃったな……」
まあ、お風呂は体力使うもんね、と自分に言い聞かせる。
悠里は水を飲むと、ソファに深く腰掛けた。
弟が帰って来るのは、19時前の予定だ。
まだ午前中。時間はたっぷりある。
少しゆっくりしようと、悠里はソファの背もたれに身を預けた。
***
気がつけば、リビングは薄暗くなっていた。
「……え?」
悠里は、ハッと辺りを見回す。
時計を確認すると、17時半を回ったところだった。
「え? 嘘……」
つい先程、お風呂に入ったばかりではないか。
いつの間に、こんなに時間が経ってしまったのだろう。
少し、ぼうっとしていただけのつもりだったのに。
自分は、眠っていたのだろうか……?
悠里は、慌てて立ち上がる。
「晩ごはん、作らなくちゃ」
弟がお腹を空かせて帰って来るまで、あと1時間と少し。
今日は、朝ごはんと部活用の弁当をサボってしまったのだ。
せめて晩ごはんは、しっかりしなくては。
悠里は、あたふたとキッチンに駆け込んだ。
今日は、悠人の大好きな唐揚げにしようと思っていた。
悠里は髪を一つに纏め、手を洗う。
そうして鶏もも肉を取り出し、適当な大きさに切っていく。
味付けはシンプルに、醤油と酒、それから生姜にする。
下味を肉に揉み込み、20分程度置いておく。
その間に、サラダとスープの準備をしよう。
悠里は鍋に水を入れ、コンロに火をつける。
サラダは、冷蔵庫にあった野菜から3つ、ピックアップする。
手早くレタスをちぎり、きゅうりを切り、トマトを盛り付ける。
それから悠里は、深いフライパンを用意し、油を熱し始めた。
並行して、スープの味つけにも取り掛かる。
今日は弟の好きな、卵スープにしよう。
中華だしを使ったスープで、片栗粉でとろみを付けたものが、彼は好きだ。
スープの味見を済ませ、悠里は小さく頷く。
折よく、コンロからピピッという音が鳴り、唐揚げ用の油が充分に熱していることが知らされた。
時間は、18時20分。
「……よし」
いいペースだと、悠里はホッとする。
さあ、鶏肉を揚げよう。
悠里は気を引き締めて、唐揚げ作りに集中した。
全ての鶏肉を揚げ終わり、ひと息ついたところで、悠人が帰ってきた。
彼はリビングダイニングに入ってくるなり、嬉しそうに破顔した。
「今日、唐揚げ!?」
「うん! 卵スープもあるよ?」
「やったー!早く食べたいー!」
まるで小学生のように、はしゃぎながら、悠人は手を洗いに行く。
そんな弟を微笑ましく思いながら、悠里はスープの仕上げをする。
煮立ったスープに片栗粉を加えてとろみをつけ、溶き卵を少しずつ入れていく。
こうして食べる直前に作業をすれば、ふわふわの卵スープが出来上がる。
部活でお腹を空かせた悠人のために、悠里はテーブルに食事を並べる。
手を洗ってきた悠人が、上機嫌でやって来た。
「わあ、うまそー!」
そして彼は、姉の顔を見て、あっと手を打った。
「そだ、忘れないうちに。はい、スマホとお釣りね」
そう言って、悠里にスマートフォンとお金を手渡した。
「ありがとう! 助かったよ」
「オレが画面割りの常連でポイント貯まってたから、割引きされたよ。だから9000円だった」
感謝してよね?と言わんばかりの弟に、思わず悠里は吹き出す。
「ふふっ、ありがと」
言いながら悠里は、返されたお金の中から千円札を取り、悠人に渡す。
「じゃあ、今日のお昼代ってことで」
「えっ?いいのー?」
「うん! 本当に助かったから」
「じゃ、遠慮なくー」
悠里に向かって、大仰に手を合わせた彼は、ニコニコと言った。
「さ、食べよー! オレ、お腹空いた!」
「うん!」
弟の向かいの席に座ろうとした悠里が、椅子に手を掛けた、そのときだった。
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