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piece8 公園の後
いまから言うこと、忘れてくれる?
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剛士は目を伏せ、小さな声で親友に問う。
「いまから言うこと……忘れてくれる?」
「うん。いいよ」
拓真は、優しい笑顔で頷いた。
「明日から、またがんばれるように。いま弱音吐いとけ。オレが、全部受け止めて……忘れてやる。だから、安心して言え」
「……うん」
剛士は、ぽつりぽつりと、誰にも言えなかった心を、言葉にしていく。
「俺、ショックだった」
「……うん」
「俺の仲間が、あの場所にいたこと」
修了式のあの日。
沸き立つ怒りと恐怖に突き動かされ、あの部屋のドアを開けたときの衝撃。
痛みを持って、剛士の脳裏に蘇る――
悠里とエリカ。
安藤カンナ。そして、ユタカと、バスケ部の後輩2人。
悠里を除く皆が、自分を見た。
自分が来たことに驚き、脅えた表情をした、後輩と安藤カンナ。
けれど、ユタカだけは、楽しげに笑っていた――
剛士は額に手をやり、視界を遮る。
「……あいつは、俺に嫌がらせするためだけに、悠里を傷つけた。それぐらい、俺はあいつに、憎まれてたんだよな」
信じていた、友人からの裏切り。
あのときからずっと、身体中の力を奪われていくような無力感が、剛士を捕らえて離さない。
『この、偽善者が!!』
謝罪を受けた今でも、ユタカから投げつけられた誹りは、剛士の胸を深く抉り続けている。
「俺……あいつのこと、仲間だって。友だちだって、思ってた」
剛士は、自嘲の笑みを零した。
「でも、そう思ってたのは、俺だけだったんだな……」
拓真が悲しげに眉を顰めつつも、小さく首を横に振る。
「……そいつってさ。もしかして、休み時間によく、お前に勉強教えて貰ってた奴? 岸部ユタカ、だっけ」
「……うん」
「そっかあ……」
ふぅっと、拓真は吐息をついた。
「……オレから見ても、そいつとお前は、友だちだったよ」
拓真のなかにも、ユタカは印象に残っていた。
『剛士、教えてー』
そう言いながら、よく休み時間に現れた。
傍から見ていても、問題について熱心に、剛士に質問していた。
問題が解けると、嬉しそうに剛士にお礼を言っていた。
その笑顔からは本当に、剛士への感謝の気持ちが伝わってきた。
問題を解いた後も、よく剛士と雑談をしていたし、部活の話もしていたと思う。
剛士も彼も、よく笑っていた。
拓真の目にも、仲の良いバスケ部の仲間、友人のようにしか、見えなかった。
そんな相手が、安藤カンナに加担し、悠里に危害を加えたのだ。
剛士が彼の裏切りに傷つき、ショックを受けるのも無理はない。
けれど剛士は、その気持ちを彩奈の前で口にするわけにはいかなかっただろう。
彩奈にとってユタカは、「悠里を傷つけたカンナの仲間」でしかないのだから。
剛士はきっと、自分の悲しみを、ひた隠しにするしかなかった。
拓真は痛ましげに、向かいに座る剛士を見つめた。
「……なんで彼は、こんなことしたんだろうな」
剛士は静かに、答えを返す。
「……ユタカ、あの女のこと、好きだったんだ」
「……マジかよ」
拓真は、意外な――しかし、合点のいく答えを聞き、剛士を見つめた。
「……なんでそのことを、さっきの話し合いのとき言わなかったの?」
「言い訳でしかないだろ」
「言えば、彩奈ちゃんの怒りも、ちょっとは矛を収めたかも知んないのに……」
剛士は、悲しい微笑みを唇に乗せる。
「彩奈の前で、俺が責任逃れしたくなかったんだ」
「もう。お前らしいよなあ……」
拓真が、ふぅっと息をつき、苦笑いを浮かべた。
「……ねえ、ゴウ。さっきの公園では聞きそびれたけど。その人と、あの部屋に一緒にいた後輩2人は、バスケ部を辞めたって言ってたよな」
拓真は、いつもならあまり干渉しない、部活について問いかける。
「バスケ部の方では、一体何があったの?」
剛士は目を伏せたまま、簡潔に答えた。
「俺がブチ切れて、ユタカを殴ろうとした」
「ええっ!?」
拓真が目を丸くし、まじまじと剛士の顔を見つめる。
「お前……大丈夫かよ。バスケ部って、暴力沙汰は一発退部じゃなかった?」
「……うん」
剛士は目を上げて、拓真をきちんと見つめ返した。
「ヤバかったんだけど、副部長の健斗が、部員のみんなから署名集めてくれて」
「うんうん」
拓真は身を乗り出すようにして、続きを促す。
「監督に、みんなで直談判してくれて。俺の処分は、春休み中のキャプテン解任と、練習の参加禁止。部員のサポートに徹するっていうことになった」
健斗をはじめとする仲間のおかげで、この程度で済んだのだ。
「そっかあ……良かった」
「うん……みんなには、本当に感謝してる」
拓真がホッとしたように、柔らかな笑みを浮かべた。
「副キャプテンはじめ、ゴウには、いい仲間がついてるんだな」
拓真の言葉に、剛士の頬も優しくほころぶ。
「うん……俺もう絶対、あいつらを裏切れない」
「そうだよ! 自信持って、これからもがんばれよな!」
拓真は、ニッコリと笑い、大きく頷いた。
それから拓真は、ゆっくりと問いかける。
「……悠里ちゃんのこともさ。このままにしないよな。諦めたりしないよな?」
少しだけ、間を空ける。
剛士は、目を上げて拓真を見つめる。
そうして、しっかりと首を縦に振った。
「――うん。諦めない。諦めたくない。このままじゃ終われない」
自分の心に、手を当てる。
剛士の脳裏に、彼女の優しい笑顔が鮮明に浮かぶ。
『ゴウさん』
柔らかい声で、自分を呼んでくれる彼女の姿が。
愛しい、愛しい、彼女が――
「これからも、傍にいたい」
剛士は、揺るぎない本心を、強い瞳に宿した。
「俺は、悠里が好きだ」
「……うん」
どこかホッとしたように、拓真は頷いた。
「ゴウがそう思えるなら、きっと、大丈夫だよ」
1人で抱え込んでいた弱音を見せることができた剛士も、ようやく笑顔になった。
「うん……」
拓真は微笑んで、しっかりと頷いた。
「彩奈ちゃんも。お前のこと、本当は心配してるからな」
「……うん」
悠里のことだけじゃない。
彩奈のことも。
このまま、終わりになどできない。
絶対にもう一度、掴むんだ――
「……拓真。ありがとな」
剛士は、柔らかな微笑を浮かべた。
「おかげで、頭スッキリした」
「ん!良かった」
剛士は、決意を新たにする。
「俺、がんばるわ。部活のことも、悠里のことも」
拓真もにっこり笑い、頷いた。
「独りで背負い込むなよ、ゴウ。オレ、一緒にいるから。一緒に、がんばるからな」
親友の笑顔を見ると、心の底から力が湧いてくる気がした。
剛士は腕を伸ばし、クシャクシャと金髪頭に触れる。
「ありがとな」
――そうだ。俺は、独りじゃない。
家族がいて、部活の仲間がいて、そして親友がいる。
自分の傍にいてくれるみんなのためにも、自分は、立ち上がらなくては。
大丈夫。きっともう一度、悠里に手が届く。
いや、届いてみせる。
弱音を聞いてくれて、暖かい力を分けてくれた拓真に、改めて感謝する。
剛士は強く、胸に決意を結び直した。
「いまから言うこと……忘れてくれる?」
「うん。いいよ」
拓真は、優しい笑顔で頷いた。
「明日から、またがんばれるように。いま弱音吐いとけ。オレが、全部受け止めて……忘れてやる。だから、安心して言え」
「……うん」
剛士は、ぽつりぽつりと、誰にも言えなかった心を、言葉にしていく。
「俺、ショックだった」
「……うん」
「俺の仲間が、あの場所にいたこと」
修了式のあの日。
沸き立つ怒りと恐怖に突き動かされ、あの部屋のドアを開けたときの衝撃。
痛みを持って、剛士の脳裏に蘇る――
悠里とエリカ。
安藤カンナ。そして、ユタカと、バスケ部の後輩2人。
悠里を除く皆が、自分を見た。
自分が来たことに驚き、脅えた表情をした、後輩と安藤カンナ。
けれど、ユタカだけは、楽しげに笑っていた――
剛士は額に手をやり、視界を遮る。
「……あいつは、俺に嫌がらせするためだけに、悠里を傷つけた。それぐらい、俺はあいつに、憎まれてたんだよな」
信じていた、友人からの裏切り。
あのときからずっと、身体中の力を奪われていくような無力感が、剛士を捕らえて離さない。
『この、偽善者が!!』
謝罪を受けた今でも、ユタカから投げつけられた誹りは、剛士の胸を深く抉り続けている。
「俺……あいつのこと、仲間だって。友だちだって、思ってた」
剛士は、自嘲の笑みを零した。
「でも、そう思ってたのは、俺だけだったんだな……」
拓真が悲しげに眉を顰めつつも、小さく首を横に振る。
「……そいつってさ。もしかして、休み時間によく、お前に勉強教えて貰ってた奴? 岸部ユタカ、だっけ」
「……うん」
「そっかあ……」
ふぅっと、拓真は吐息をついた。
「……オレから見ても、そいつとお前は、友だちだったよ」
拓真のなかにも、ユタカは印象に残っていた。
『剛士、教えてー』
そう言いながら、よく休み時間に現れた。
傍から見ていても、問題について熱心に、剛士に質問していた。
問題が解けると、嬉しそうに剛士にお礼を言っていた。
その笑顔からは本当に、剛士への感謝の気持ちが伝わってきた。
問題を解いた後も、よく剛士と雑談をしていたし、部活の話もしていたと思う。
剛士も彼も、よく笑っていた。
拓真の目にも、仲の良いバスケ部の仲間、友人のようにしか、見えなかった。
そんな相手が、安藤カンナに加担し、悠里に危害を加えたのだ。
剛士が彼の裏切りに傷つき、ショックを受けるのも無理はない。
けれど剛士は、その気持ちを彩奈の前で口にするわけにはいかなかっただろう。
彩奈にとってユタカは、「悠里を傷つけたカンナの仲間」でしかないのだから。
剛士はきっと、自分の悲しみを、ひた隠しにするしかなかった。
拓真は痛ましげに、向かいに座る剛士を見つめた。
「……なんで彼は、こんなことしたんだろうな」
剛士は静かに、答えを返す。
「……ユタカ、あの女のこと、好きだったんだ」
「……マジかよ」
拓真は、意外な――しかし、合点のいく答えを聞き、剛士を見つめた。
「……なんでそのことを、さっきの話し合いのとき言わなかったの?」
「言い訳でしかないだろ」
「言えば、彩奈ちゃんの怒りも、ちょっとは矛を収めたかも知んないのに……」
剛士は、悲しい微笑みを唇に乗せる。
「彩奈の前で、俺が責任逃れしたくなかったんだ」
「もう。お前らしいよなあ……」
拓真が、ふぅっと息をつき、苦笑いを浮かべた。
「……ねえ、ゴウ。さっきの公園では聞きそびれたけど。その人と、あの部屋に一緒にいた後輩2人は、バスケ部を辞めたって言ってたよな」
拓真は、いつもならあまり干渉しない、部活について問いかける。
「バスケ部の方では、一体何があったの?」
剛士は目を伏せたまま、簡潔に答えた。
「俺がブチ切れて、ユタカを殴ろうとした」
「ええっ!?」
拓真が目を丸くし、まじまじと剛士の顔を見つめる。
「お前……大丈夫かよ。バスケ部って、暴力沙汰は一発退部じゃなかった?」
「……うん」
剛士は目を上げて、拓真をきちんと見つめ返した。
「ヤバかったんだけど、副部長の健斗が、部員のみんなから署名集めてくれて」
「うんうん」
拓真は身を乗り出すようにして、続きを促す。
「監督に、みんなで直談判してくれて。俺の処分は、春休み中のキャプテン解任と、練習の参加禁止。部員のサポートに徹するっていうことになった」
健斗をはじめとする仲間のおかげで、この程度で済んだのだ。
「そっかあ……良かった」
「うん……みんなには、本当に感謝してる」
拓真がホッとしたように、柔らかな笑みを浮かべた。
「副キャプテンはじめ、ゴウには、いい仲間がついてるんだな」
拓真の言葉に、剛士の頬も優しくほころぶ。
「うん……俺もう絶対、あいつらを裏切れない」
「そうだよ! 自信持って、これからもがんばれよな!」
拓真は、ニッコリと笑い、大きく頷いた。
それから拓真は、ゆっくりと問いかける。
「……悠里ちゃんのこともさ。このままにしないよな。諦めたりしないよな?」
少しだけ、間を空ける。
剛士は、目を上げて拓真を見つめる。
そうして、しっかりと首を縦に振った。
「――うん。諦めない。諦めたくない。このままじゃ終われない」
自分の心に、手を当てる。
剛士の脳裏に、彼女の優しい笑顔が鮮明に浮かぶ。
『ゴウさん』
柔らかい声で、自分を呼んでくれる彼女の姿が。
愛しい、愛しい、彼女が――
「これからも、傍にいたい」
剛士は、揺るぎない本心を、強い瞳に宿した。
「俺は、悠里が好きだ」
「……うん」
どこかホッとしたように、拓真は頷いた。
「ゴウがそう思えるなら、きっと、大丈夫だよ」
1人で抱え込んでいた弱音を見せることができた剛士も、ようやく笑顔になった。
「うん……」
拓真は微笑んで、しっかりと頷いた。
「彩奈ちゃんも。お前のこと、本当は心配してるからな」
「……うん」
悠里のことだけじゃない。
彩奈のことも。
このまま、終わりになどできない。
絶対にもう一度、掴むんだ――
「……拓真。ありがとな」
剛士は、柔らかな微笑を浮かべた。
「おかげで、頭スッキリした」
「ん!良かった」
剛士は、決意を新たにする。
「俺、がんばるわ。部活のことも、悠里のことも」
拓真もにっこり笑い、頷いた。
「独りで背負い込むなよ、ゴウ。オレ、一緒にいるから。一緒に、がんばるからな」
親友の笑顔を見ると、心の底から力が湧いてくる気がした。
剛士は腕を伸ばし、クシャクシャと金髪頭に触れる。
「ありがとな」
――そうだ。俺は、独りじゃない。
家族がいて、部活の仲間がいて、そして親友がいる。
自分の傍にいてくれるみんなのためにも、自分は、立ち上がらなくては。
大丈夫。きっともう一度、悠里に手が届く。
いや、届いてみせる。
弱音を聞いてくれて、暖かい力を分けてくれた拓真に、改めて感謝する。
剛士は強く、胸に決意を結び直した。
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