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本編
第10話 姉の帰国
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英弘7(2025)年11月
大学のキャンパスから程近い近衛智久と二条明子の暮らすアパートで理仁親王は普段の学友グループと過ごしていた。
大学では誰が会話を聞いているのか分からないため、2人の暮らすアパートがたまり場となっていた。
徳川佐喜子が理仁に話しかける。
「理仁君、公務お疲れ様。もうすぐ誠子さまも帰国されるんだよね?」
理仁も笑顔で返した。
「ありがとう、佐喜子ちゃん。来週帰って来るんだ。だから空港まで出迎えに行くんだよ」
それに智久が質問する。
「でも、あの人も同行するんだろ?大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。思う所は色々あるけど、誠子姉さまを助けてくれたのは紛れもない事実なんだから」
明子は感嘆とした様子で声を掛ける。
「結構義理堅いんだね~…私だったらやっぱり会いたくないかも」
「まあ嫌いだけどね。それでも世話になったから対面で感謝だけでも伝えたいと思ったんだ」
理仁はそう明子に告げる。佐喜子は彼の器量の良さに敬意を抱いていた。
相手がたとえ自身に重圧を敷いた相手であったとしても世話になった部分は素直に感謝を伝えるということはそう簡単にできる事ではないと思っているからだ。
「そういう理仁君の律義なところ、本当にすごいなって思うよ。」
「ありがとう。佐喜子ちゃん。」
そう言って微笑み合う2人。その様子を智久と明子も嬉しそうに眺めている。
理仁は佐喜子を含む学友との交流を心地良く思っていた。
(ずっと...こんな穏やかな日々が続けばよいのにな)
彼は心の中でそう呟いた。
だが、理仁はいずれ皇位を継ぐという未来が待っている。そうなれば気軽に友人と会える立場ではなくなってしまう。
また智久と明子、佐喜子も大学を卒業後、大学院に進学したり留学に行ったりしない限りは就職活動を通じて社会人となる。
お互いのささやかな自由が終わりに近づいている事に少し切ない思いを抱いていた。
「そういえばさ~…佐喜子ちゃんとおっさんって付き合ったりしないの?」
明子の発言に2人の顔は一気に赤くなる。
「は、明子ちゃん!?な、何を言い出すのよ急に!?」
「そ、そうだよ!いきなり何だよ本当に!」
真っ赤になって尋ねる佐喜子と理仁。明子はニヤニヤとしながら言葉を続ける。
「2人共結構波長は合ってそうだと思うんだよね~!皇族だと結婚相手の家柄とかが障壁になることもあるみたいだけど佐喜子ちゃんのお家は徳川御三家の嫡流だし」
「まあ家柄については文子姉さまが良くも悪くもぶち壊してくれたから大丈夫だと思うよ。」
「そうだよ!家柄だけじゃなくちゃんと私の事好きになってもらっ…」
理仁は高島智也というクセの強過ぎる義兄を持ち出し、佐喜子は何か言おうとしたのだが再び途中で口走った内容に赤面してしまう。
「やっぱり~!佐喜子ちゃんもおっさんの事気になってるんだ~!」
「そうからかわないでよ明子。まあ僕も佐喜子ちゃんの事はちょっと良いかなって...」
そこまで言って理仁も赤面する。
2人して顔を真っ赤にして俯く姿を見た智久と明子はこう思った。
(とっととくっ付けよこの2人)と
◇◇◇
理仁が学友と過ごしてから1週間後
成田空港にて、葛城宮維仁親王と紗栄子、理仁と皇嗣職大夫の吉永はのプライベートジェットのタラップの下に立っていた。
やがて、プライベートジェットのドアが開き、中から川瀬健仁と誠子内親王が降りて来る。
この時、理仁は初めて実の兄と直接対面する事となった。彼が物心つく頃には既に皇室を離れており、葛城宮が助けを求めるまで帰省する事が無かったからだ。
「誠子...おかえりなさい。身体はもう良くなったのかい?」
「誠子、顔色が良くなったわね。良かった…」
安堵した様子で告げる葛城宮と紗栄子。2人はこの2ヶ月間彼女を忘れた日はなかった。彼女の回復した様子を見て2人共目にうれし涙を浮かべている。
「誠子内親王殿下、殿下の御回復を皇嗣職一同揃ってお祝い申し上げます。」
「お父さま、お母さま。おかげ様で十分回復しました。吉永大夫、ありがとうございます。また公務を再開いたしますのでまたお世話になりますね」
吉永が声を掛けた後、3人に笑顔でそう伝える誠子。そこへ理仁も声を掛ける。
「誠子姉さま、元気そうで良かった。ずっと心配してたんだ。俺の成年式までずっと我慢してたって聞いて...ごめん」
理仁は少し申し訳なさそうに言う。彼は姉が自分の成年式までずっとつらい思いをしていたのを我慢していたことを聞き罪悪感を覚えていたのだ。
「大丈夫だよ…あなたの晴れ舞台にはどうしてもお姉ちゃんの分まで参加したかったから。むしろあのタイミング倒れちゃってごめんね。成年式の後から公務も始まってたのに」
そう言って誠子も申し訳なさそうに呟く。彼女は理仁が公務を開始し始めた時期にそばで支えられなかったことを悔やんでいた。
「そんなことはないよ。お父さまやお母さま、それに時子姉さまも支えてくれたから。改めて多くの人々に支えられてたんだなって自覚したよ」
理仁はそう呟く。未来の天皇は着実に周囲への感謝と謙虚な気持ちを抱き始めていた。そして彼は兄に目を向ける。
「健仁さん...色々と思う所はありますが...誠子姉さまのことを助けてくれてありがとうございました。そのことについては感謝してます」
そう彼にお礼を伝える。如何に強く憎む相手であったとしても、世話になったお礼は伝えるべきだと思ったからだ。
「どういたしまして。理仁も何かあったら俺の別荘に来い。大歓迎だから」
「いや、それは遠慮しておきます」
理仁は一瞬で彼の提案をバッサリと切り捨てた。
「健仁、本当にありがとう。」
「あなたのおかげで皆助けられたわ」
葛城宮と紗栄子はそう言って彼にお礼を言った。
「いいよ、また何かあったら言ってね。いつでも駆け付けるから」
そう言って笑う健仁。
こうして、誠子の心を癒す旅は幕を閉じた。
◇◇◇
誠子は公用車の後部座席に座っており、その隣には理仁もいた。
「誠子姉さま、本当に元気になってくれてよかった」
理仁はそう安堵した様子で声を掛ける。
「おかげさまでね。理仁もありがとうね。私のやる予定だった公務を代わりにやってくれて。手話のスピーチ、凄く上手だったよ」
「誠子姉さまやお母さまほどではなかったけどね」
「でも一生懸命頑張ったのは伝わったと思うよ」
そう言うと彼女は優しく彼を抱きしめる。
「本当にお疲れ様。後はもう大丈夫。あなたの人生には義務しかないのだから、残り少ないささやかな自由を楽しんでね」
彼女に抱き寄せられながら理仁は「そうだね。いっぱい楽しもうと思う」と答えた。
そんな彼に誠子は優し気に微笑んだ。
大学のキャンパスから程近い近衛智久と二条明子の暮らすアパートで理仁親王は普段の学友グループと過ごしていた。
大学では誰が会話を聞いているのか分からないため、2人の暮らすアパートがたまり場となっていた。
徳川佐喜子が理仁に話しかける。
「理仁君、公務お疲れ様。もうすぐ誠子さまも帰国されるんだよね?」
理仁も笑顔で返した。
「ありがとう、佐喜子ちゃん。来週帰って来るんだ。だから空港まで出迎えに行くんだよ」
それに智久が質問する。
「でも、あの人も同行するんだろ?大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。思う所は色々あるけど、誠子姉さまを助けてくれたのは紛れもない事実なんだから」
明子は感嘆とした様子で声を掛ける。
「結構義理堅いんだね~…私だったらやっぱり会いたくないかも」
「まあ嫌いだけどね。それでも世話になったから対面で感謝だけでも伝えたいと思ったんだ」
理仁はそう明子に告げる。佐喜子は彼の器量の良さに敬意を抱いていた。
相手がたとえ自身に重圧を敷いた相手であったとしても世話になった部分は素直に感謝を伝えるということはそう簡単にできる事ではないと思っているからだ。
「そういう理仁君の律義なところ、本当にすごいなって思うよ。」
「ありがとう。佐喜子ちゃん。」
そう言って微笑み合う2人。その様子を智久と明子も嬉しそうに眺めている。
理仁は佐喜子を含む学友との交流を心地良く思っていた。
(ずっと...こんな穏やかな日々が続けばよいのにな)
彼は心の中でそう呟いた。
だが、理仁はいずれ皇位を継ぐという未来が待っている。そうなれば気軽に友人と会える立場ではなくなってしまう。
また智久と明子、佐喜子も大学を卒業後、大学院に進学したり留学に行ったりしない限りは就職活動を通じて社会人となる。
お互いのささやかな自由が終わりに近づいている事に少し切ない思いを抱いていた。
「そういえばさ~…佐喜子ちゃんとおっさんって付き合ったりしないの?」
明子の発言に2人の顔は一気に赤くなる。
「は、明子ちゃん!?な、何を言い出すのよ急に!?」
「そ、そうだよ!いきなり何だよ本当に!」
真っ赤になって尋ねる佐喜子と理仁。明子はニヤニヤとしながら言葉を続ける。
「2人共結構波長は合ってそうだと思うんだよね~!皇族だと結婚相手の家柄とかが障壁になることもあるみたいだけど佐喜子ちゃんのお家は徳川御三家の嫡流だし」
「まあ家柄については文子姉さまが良くも悪くもぶち壊してくれたから大丈夫だと思うよ。」
「そうだよ!家柄だけじゃなくちゃんと私の事好きになってもらっ…」
理仁は高島智也というクセの強過ぎる義兄を持ち出し、佐喜子は何か言おうとしたのだが再び途中で口走った内容に赤面してしまう。
「やっぱり~!佐喜子ちゃんもおっさんの事気になってるんだ~!」
「そうからかわないでよ明子。まあ僕も佐喜子ちゃんの事はちょっと良いかなって...」
そこまで言って理仁も赤面する。
2人して顔を真っ赤にして俯く姿を見た智久と明子はこう思った。
(とっととくっ付けよこの2人)と
◇◇◇
理仁が学友と過ごしてから1週間後
成田空港にて、葛城宮維仁親王と紗栄子、理仁と皇嗣職大夫の吉永はのプライベートジェットのタラップの下に立っていた。
やがて、プライベートジェットのドアが開き、中から川瀬健仁と誠子内親王が降りて来る。
この時、理仁は初めて実の兄と直接対面する事となった。彼が物心つく頃には既に皇室を離れており、葛城宮が助けを求めるまで帰省する事が無かったからだ。
「誠子...おかえりなさい。身体はもう良くなったのかい?」
「誠子、顔色が良くなったわね。良かった…」
安堵した様子で告げる葛城宮と紗栄子。2人はこの2ヶ月間彼女を忘れた日はなかった。彼女の回復した様子を見て2人共目にうれし涙を浮かべている。
「誠子内親王殿下、殿下の御回復を皇嗣職一同揃ってお祝い申し上げます。」
「お父さま、お母さま。おかげ様で十分回復しました。吉永大夫、ありがとうございます。また公務を再開いたしますのでまたお世話になりますね」
吉永が声を掛けた後、3人に笑顔でそう伝える誠子。そこへ理仁も声を掛ける。
「誠子姉さま、元気そうで良かった。ずっと心配してたんだ。俺の成年式までずっと我慢してたって聞いて...ごめん」
理仁は少し申し訳なさそうに言う。彼は姉が自分の成年式までずっとつらい思いをしていたのを我慢していたことを聞き罪悪感を覚えていたのだ。
「大丈夫だよ…あなたの晴れ舞台にはどうしてもお姉ちゃんの分まで参加したかったから。むしろあのタイミング倒れちゃってごめんね。成年式の後から公務も始まってたのに」
そう言って誠子も申し訳なさそうに呟く。彼女は理仁が公務を開始し始めた時期にそばで支えられなかったことを悔やんでいた。
「そんなことはないよ。お父さまやお母さま、それに時子姉さまも支えてくれたから。改めて多くの人々に支えられてたんだなって自覚したよ」
理仁はそう呟く。未来の天皇は着実に周囲への感謝と謙虚な気持ちを抱き始めていた。そして彼は兄に目を向ける。
「健仁さん...色々と思う所はありますが...誠子姉さまのことを助けてくれてありがとうございました。そのことについては感謝してます」
そう彼にお礼を伝える。如何に強く憎む相手であったとしても、世話になったお礼は伝えるべきだと思ったからだ。
「どういたしまして。理仁も何かあったら俺の別荘に来い。大歓迎だから」
「いや、それは遠慮しておきます」
理仁は一瞬で彼の提案をバッサリと切り捨てた。
「健仁、本当にありがとう。」
「あなたのおかげで皆助けられたわ」
葛城宮と紗栄子はそう言って彼にお礼を言った。
「いいよ、また何かあったら言ってね。いつでも駆け付けるから」
そう言って笑う健仁。
こうして、誠子の心を癒す旅は幕を閉じた。
◇◇◇
誠子は公用車の後部座席に座っており、その隣には理仁もいた。
「誠子姉さま、本当に元気になってくれてよかった」
理仁はそう安堵した様子で声を掛ける。
「おかげさまでね。理仁もありがとうね。私のやる予定だった公務を代わりにやってくれて。手話のスピーチ、凄く上手だったよ」
「誠子姉さまやお母さまほどではなかったけどね」
「でも一生懸命頑張ったのは伝わったと思うよ」
そう言うと彼女は優しく彼を抱きしめる。
「本当にお疲れ様。後はもう大丈夫。あなたの人生には義務しかないのだから、残り少ないささやかな自由を楽しんでね」
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