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本編
第9話 代行の日々
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英弘7(2025)年10月
葛城宮家の次男であり、皇位継承順位第2位の理仁親王はある週末、公務の為にとある地方を訪問していた。
その公務とは手話のパフォーマンスに関連する行事であり、次姉の誠子内親王が出席する予定であったのだが精神的な不調から静養に入っており代理として理仁が出席する事となったのだ。
彼は姉の誠子や母の紗栄子から手話の手ほどきを受けており、2人程流暢に扱える訳ではないがコミュニケーションに支障がない程度には操ることができた。
紗栄子ではなく理仁がこの行事に出席した理由は紗栄子が担当する公務の数が余りにも多くこれ以上はキャパオーバーとなってしまうからである。
会場に到着し、行事の開会式で彼は手話と言葉でお言葉を述べた。
「耳が聞こえない事や聞こえにくい事、様々な背景を持つ人々に対する理解や想像力が深まり、誰もが安心して暮らせる社会となること、そのことが当たり前となる社会となることを願っております」
誠子や紗栄子と比べると少し拙いものの、懸命に努力してきたことが伝わるスピーチに会場の人々は敬意を抱いていた。
更に姉が不特定多数の悪意によって追い詰められ、安心する事ができない状態に置かれている状況もそれを後押ししていた。
この他にも彼は姉の公務の一部を学業に支障が出ない範囲で代行していた。平日は大学で学び、週末は可能な限り公務を行う。
そんな忙しい日々の中でも彼は両親や宮内庁の職員の支えを受けながらこの日の公務の為に手話の練習を欠かさず行っていた。そんな彼のスピーチを会場の人々やそれをニュースで見ていた大勢の人々は好感を持って迎えたのである。
◇◇◇
理仁は宿泊先のホテルでエゴサーチを行っていた。彼は誠子や文子の様に心を病む事はなかった。中学の頃机の上に刃物が置かれて以来ちょっとやそっとのことでは動じなくなっていたからだ。
「どうせ『下手過ぎ』とか『影武者』とか訳の分からないのが沸いてるんだろうな~」
そう思って自身の名前を検索して彼は目を疑った。
『理仁さまの手話素敵すぎる!』
『お姉さんやお母さんと比べると拙いけどそこがまた良い!』
『誠子さまの状態を考えると『誰もが安心して』って部分について考えさせられるよな~』
全てが自身に対して好意的な書き込みが目立ったのだ。引用で何癖を付けるアンチも存在しない。
「どうなってるんだ?」
理仁はそれにちょっと困惑していた。大体自分が何かする度にどうでも良いようなことやデマで難癖を付ける人間が少なくなかったからだ。
しかし、いないに越したことはないし何より来週は姉の代わりに母と共に四国を訪問する。考えてもどうしようもない事に時間を割くのは無駄だと判断した理仁はSNSアプリをスワイプし就寝の準備に入った。
◇◇◇
理仁は母の紗栄子と共に泊りがけで四国を訪問。
その日のホテルの中で2人は外の景色を眺めながら会話をしていた。
「理仁...ありがとうね。誠子の代わりに一緒に来てくれて。」
「お母さま、その位どうってことないよ。誠子姉さまがいない分の穴埋めは誰かがやらなきゃいけないし」
少し申し訳なさそうな母の発言に理仁はそう笑顔で返す。彼は自身の成年式を祝いたいという思いで耐え難い苦痛を1人で耐え続けた姉に安心してもらいたいと思っているため、彼女の穴埋めをすることを苦に思っていなかった。
「明日は離島を訪れて子供たちと触れ合うんだよね。ちょっと楽しみ」
理仁はそう言って笑顔を見せる。幼少期から両親や2人の姉に見守られながら育った彼は姉に似て子供好きな優しい青年に成長していた。そんな息子を頼もしそうに見つめる紗栄子。
「そうね...子供達と触れ合うとあなたにもそんな時があった事を思い出すわ」
「俺はあんまり覚えてないけどね」
「それと...もう1つ言いたいことがあって...」
「どうしたの?」
紗栄子は少し申し訳なさそうに言葉を発した。
「健仁の皇籍離脱を止められなくてごめんなさい。もしあの子がユダヤ教に改宗していなければあなた1人に重責を背負わせることもなかったのに...」
これは彼女のみならず葛城宮家の人々が常日頃から考えている事であった。そして、理仁自身そのことが原因で兄の事は信じられない程嫌っている。
「別にいいよ。確かにあの人、イスラエルで金持ちになって子供も6人いる。その内、男の子が4人だからもし皇室に残ってくれていたら正直楽だったなって思う事はあるよ。あの人の事は嫌いだし、会いたいとも思わない。」
「でも」と理仁は続けた。
「あの人のおかげで誠子姉さまが救われたのは紛れもない事実だ。だから、誠子姉さまが回復して日本に帰ってきたらそのことについては直接感謝を伝えたいと思う。」
その言葉に紗栄子は驚きで目を見開いた。自身にとてつもない重圧を強いた元凶に対し、世話になった部分について感謝を伝えたいと思うことは並大抵のことではない。
自分にとっては小さい子供のままのイメージだった息子が精神的に成熟していることに紗栄子は嬉しさや感動を覚えた。
「本当に立派になって...私は貴方を誇りに思うわ、理仁。」
「ありがと」
「明日も朝早いしそろそろ寝ようか。」
「そうだね」
「子守歌でも歌おっか?」
「もうそんな子供じゃないよ」
そんな他愛もない話をしながら2人は眠りについた。
◇◇◇
翌朝。2人は船で港を出発し、とある離島に到着した。
離島での公務にて2人は地域の子育て支援に取り組む団体を視察し、子供達や保護者と交流した。
その中で、ある保護者が理仁に声を掛ける。
「実はこの子、殿下と同じ誕生日なんです。そこで夫とも話し合ってこの子の名前を『理』と言う名前にしたんです。殿下が成年式を挙げられた日に1歳になりました。」
それを聞いた理仁は胸に温かな気持ちを抱いた。
「光栄です。ありがとうございます。」
「本当に可愛らしい赤ちゃんね...理仁、あなたにもこういう時期があったのよ」
「そうなんだ...あんまり覚えてないけど」
そんな自然な母子のやり取りを、保護者は暖かく見守っていた。
◇◇◇
この四国での公務の他にも理仁は姉の代行として公務を行っていた。茨城県内での公務の際には午前中に公務を行ってから講義に出席する事もあった。
そして、そんな日々が始まってから1ヶ月が経った11月。宮内庁は国民にとっては勿論の事、皇室にとっても良い吉報を発表した。
『【速報】誠子さまの体調が回復。来週に帰国し、公務に復帰予定』
誠子内親王の回復と公務への復帰を発表したのである。静養を開始して2ヶ月。彼女の気力・体力とも十分に回復し理仁の代行の日々はこうして幕を閉じることとなった。
葛城宮家の次男であり、皇位継承順位第2位の理仁親王はある週末、公務の為にとある地方を訪問していた。
その公務とは手話のパフォーマンスに関連する行事であり、次姉の誠子内親王が出席する予定であったのだが精神的な不調から静養に入っており代理として理仁が出席する事となったのだ。
彼は姉の誠子や母の紗栄子から手話の手ほどきを受けており、2人程流暢に扱える訳ではないがコミュニケーションに支障がない程度には操ることができた。
紗栄子ではなく理仁がこの行事に出席した理由は紗栄子が担当する公務の数が余りにも多くこれ以上はキャパオーバーとなってしまうからである。
会場に到着し、行事の開会式で彼は手話と言葉でお言葉を述べた。
「耳が聞こえない事や聞こえにくい事、様々な背景を持つ人々に対する理解や想像力が深まり、誰もが安心して暮らせる社会となること、そのことが当たり前となる社会となることを願っております」
誠子や紗栄子と比べると少し拙いものの、懸命に努力してきたことが伝わるスピーチに会場の人々は敬意を抱いていた。
更に姉が不特定多数の悪意によって追い詰められ、安心する事ができない状態に置かれている状況もそれを後押ししていた。
この他にも彼は姉の公務の一部を学業に支障が出ない範囲で代行していた。平日は大学で学び、週末は可能な限り公務を行う。
そんな忙しい日々の中でも彼は両親や宮内庁の職員の支えを受けながらこの日の公務の為に手話の練習を欠かさず行っていた。そんな彼のスピーチを会場の人々やそれをニュースで見ていた大勢の人々は好感を持って迎えたのである。
◇◇◇
理仁は宿泊先のホテルでエゴサーチを行っていた。彼は誠子や文子の様に心を病む事はなかった。中学の頃机の上に刃物が置かれて以来ちょっとやそっとのことでは動じなくなっていたからだ。
「どうせ『下手過ぎ』とか『影武者』とか訳の分からないのが沸いてるんだろうな~」
そう思って自身の名前を検索して彼は目を疑った。
『理仁さまの手話素敵すぎる!』
『お姉さんやお母さんと比べると拙いけどそこがまた良い!』
『誠子さまの状態を考えると『誰もが安心して』って部分について考えさせられるよな~』
全てが自身に対して好意的な書き込みが目立ったのだ。引用で何癖を付けるアンチも存在しない。
「どうなってるんだ?」
理仁はそれにちょっと困惑していた。大体自分が何かする度にどうでも良いようなことやデマで難癖を付ける人間が少なくなかったからだ。
しかし、いないに越したことはないし何より来週は姉の代わりに母と共に四国を訪問する。考えてもどうしようもない事に時間を割くのは無駄だと判断した理仁はSNSアプリをスワイプし就寝の準備に入った。
◇◇◇
理仁は母の紗栄子と共に泊りがけで四国を訪問。
その日のホテルの中で2人は外の景色を眺めながら会話をしていた。
「理仁...ありがとうね。誠子の代わりに一緒に来てくれて。」
「お母さま、その位どうってことないよ。誠子姉さまがいない分の穴埋めは誰かがやらなきゃいけないし」
少し申し訳なさそうな母の発言に理仁はそう笑顔で返す。彼は自身の成年式を祝いたいという思いで耐え難い苦痛を1人で耐え続けた姉に安心してもらいたいと思っているため、彼女の穴埋めをすることを苦に思っていなかった。
「明日は離島を訪れて子供たちと触れ合うんだよね。ちょっと楽しみ」
理仁はそう言って笑顔を見せる。幼少期から両親や2人の姉に見守られながら育った彼は姉に似て子供好きな優しい青年に成長していた。そんな息子を頼もしそうに見つめる紗栄子。
「そうね...子供達と触れ合うとあなたにもそんな時があった事を思い出すわ」
「俺はあんまり覚えてないけどね」
「それと...もう1つ言いたいことがあって...」
「どうしたの?」
紗栄子は少し申し訳なさそうに言葉を発した。
「健仁の皇籍離脱を止められなくてごめんなさい。もしあの子がユダヤ教に改宗していなければあなた1人に重責を背負わせることもなかったのに...」
これは彼女のみならず葛城宮家の人々が常日頃から考えている事であった。そして、理仁自身そのことが原因で兄の事は信じられない程嫌っている。
「別にいいよ。確かにあの人、イスラエルで金持ちになって子供も6人いる。その内、男の子が4人だからもし皇室に残ってくれていたら正直楽だったなって思う事はあるよ。あの人の事は嫌いだし、会いたいとも思わない。」
「でも」と理仁は続けた。
「あの人のおかげで誠子姉さまが救われたのは紛れもない事実だ。だから、誠子姉さまが回復して日本に帰ってきたらそのことについては直接感謝を伝えたいと思う。」
その言葉に紗栄子は驚きで目を見開いた。自身にとてつもない重圧を強いた元凶に対し、世話になった部分について感謝を伝えたいと思うことは並大抵のことではない。
自分にとっては小さい子供のままのイメージだった息子が精神的に成熟していることに紗栄子は嬉しさや感動を覚えた。
「本当に立派になって...私は貴方を誇りに思うわ、理仁。」
「ありがと」
「明日も朝早いしそろそろ寝ようか。」
「そうだね」
「子守歌でも歌おっか?」
「もうそんな子供じゃないよ」
そんな他愛もない話をしながら2人は眠りについた。
◇◇◇
翌朝。2人は船で港を出発し、とある離島に到着した。
離島での公務にて2人は地域の子育て支援に取り組む団体を視察し、子供達や保護者と交流した。
その中で、ある保護者が理仁に声を掛ける。
「実はこの子、殿下と同じ誕生日なんです。そこで夫とも話し合ってこの子の名前を『理』と言う名前にしたんです。殿下が成年式を挙げられた日に1歳になりました。」
それを聞いた理仁は胸に温かな気持ちを抱いた。
「光栄です。ありがとうございます。」
「本当に可愛らしい赤ちゃんね...理仁、あなたにもこういう時期があったのよ」
「そうなんだ...あんまり覚えてないけど」
そんな自然な母子のやり取りを、保護者は暖かく見守っていた。
◇◇◇
この四国での公務の他にも理仁は姉の代行として公務を行っていた。茨城県内での公務の際には午前中に公務を行ってから講義に出席する事もあった。
そして、そんな日々が始まってから1ヶ月が経った11月。宮内庁は国民にとっては勿論の事、皇室にとっても良い吉報を発表した。
『【速報】誠子さまの体調が回復。来週に帰国し、公務に復帰予定』
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