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第2章 学園入学編
第16話 従魔ミルク
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「とても良い匂いなのー! それ欲しいのー!」
何と、階段から現れたのはかわいい小さな妖精さんだった。クリーム色の髪を三つ編みにしていて、背中には半透明の羽が生えている。
その妖精さんが、叫びながら凄い勢いで飛んでくる。凄いというか、めちゃくちゃ早い。
「な、な、なに!?」
俺は思わずそう叫びながらも、【鑑定】を試みる。
・基本情報
種族:妖精
名前:ミルク
ランク:不明
年齢:15歳
レベル:102
状態:3次従魔(→2次:アドラン →1次:ポチ →マスター:リョーマ)
ん? んんん? 異常にレベルが高いけど、それよりも従魔? マスター:リョーマ!?
そう言えば、この子とは何か繋がりを感じるような。これは、もしかして近くにポチも居たりするのかな!?
「ストップ! 止まって!」
「何なの? ミルクはこの匂いが気になるの! 急には止まれないの!」
何て言いながら、ミルクはピタリと止まる。
「とか言いつつ、止まってるみたいだけど?」
「あれ? 本当なの。体が勝手に止まっちゃったの。
何故か貴方の言うことには従わないといけない気がするの。
・・・あれ? 貴方は・・・」
どうやら、俺と同じく、繋がりに気付いたようだ。
「僕はリョーマ。初めまして。キミのマスターだよ」
「えっ? え? ええええ? ボスがずっと探している、マスターリョーマ!?」
「ボスってポチの事かな? そうだよ。僕がリョーマだ」
「ミルクはミルクなの! 初めましてなの!」
そう言いながら、ミルクは俺に突っ込んできた。俺は胸の前で受け止める。
「知ってるよ。名前を付けたのは僕だからね」
「貴方がマスターリョーマなら話が早いの! そこの良い匂いのお菓子が欲しいの!」
え? 感動の出会いはもう終わり? 妖精ってお菓子好きなの?
「あ、うん。食べながらお話しようか・・・」
「うわーい! やったーなの!」
俺はミルク用の小さいコップを作り、俺と同じくホットミルクを入れミルクの前に置く。ミルクにホットミルク・・・。紛らわしいな!
「それで、どうしてこんなところに1人で居たの? ポチは一緒じゃないの?」
俺は逸る気持ちを抑えながら、ミルクに質問する。ポチも近くに居たらどうしよう。心の準備が・・・。
「えっと、それはね・・・」
ミルクは、ずっとこことは違う? ダンジョンに居た事、ポチ達とは別行動をしていた事、急に出来た空間の割れ目に吸い込まれた事、【予感】スキルに誘われてここまで来た事を教えてくれた。
「なるほど・・・。それじゃあミルクは1人なんだね。他の皆はまだそのダンジョンに居るんだね」
「多分そうなの。それより、このクッキー? おかわりなの! こんなに美味しい物は初めて食べたの!」
大量のクッキーを置いていたはずなのに、話を聞いている間に全部食べてしまったらしい。いや、体の大きさを考えるとおかしいでしょう! 仕方ないのでさっき作りすぎて【収納】に仕舞ったクッキーを出して、ミルクの前に置く。
「マスターリョーマ、ありがとうなの!」
「ところで、今までは何を食べてたの? ずっとダンジョンに居たんでしょ?」
「そうなの。ミルクは生まれてからずっとダンジョンに居たの。他の皆もそうなの。
従魔契約をするまでは、生まれた階層から出ることはできなかったけど、従魔契約をしたら階層の移動ができるようになったの。マスターリョーマには本当に感謝しているの!」
うーん。毎回マスターマスターって言われるのは何か、くすぐったいな。
「うん。ありがとう。僕も君たちが従魔になってくれて本当に嬉しいよ。それと僕の事はマスターじゃなくって、リョーマって呼んでくれたら嬉しいな」
「分かったの! 今からリョーマって呼ぶの!
それでね。従魔契約してからは、別に何も食べなくても魔力があれば大丈夫になったの。上位者からの魔力供給がある限り大丈夫なの。
他のみんなもそうなの。でも食べなくても大丈夫なだけで、食べるのは楽しいからたまには食べてたの!」
「なるほどね。大所帯になって、食べ物とかどうしてるか心配だったけど、そういう事だったのか」
魔力供給か・・・。俺は回復力が圧倒的に多いから、気付いていなかっただけど常時消費されているのかな?
《その通りです。常時消費されていますが、消費以上の速度で回復しているため、日常生活に支障はありません》
あ、またまたありがとうございます。【アナウンス】の進化が止まらない。
《説明が遅くなりましたが、先ほどの黒い空間で【アナウンス】が【サポーター】へ進化しました。事実を淡々と説明するスキルから、助言ができるスキルへ進化しています》
え? マジすか! 俺は慌ててステータスを確認するが、確かに【アナウンス】がなくなって、【サポーター】と言うレジェンドスキルになっている。自称神様からのプレゼントだろうか? 何か気持ち悪いな・・・。
《問題ありません。あの空間には人の潜在能力を刺激する効果があるらしく。私は自発的に進化しました》
スキルが自発的に進化って。【サポーター】さんヤバすぎます! 師匠がレジェンドスキルを取得したのも、あの空間の効果だったんだろうか?
「リョーマ、どうしたの?」
気が付いたら、しばらく会話が止まったからか、ミルクが心配そうに俺をのぞき込んでいた。
「ああ、ごめんごめん。ちょっとスキルの確認をしていたんだ」
「そう? それでね。ミルクはこれからどうしたらいいと思うの?」
「正直、もとの場所に帰るのは難しいと思う」
多分だけど、自称神様が俺に干渉した影響で空間に割れ目ができて、そこにたまたまミルクが巻き込まれたんだろう。
「・・・だから、ミルクには僕と一緒に来て欲しいんだ。ダメかな?」
俺がそう言うと、ミルクはパーッと顔を輝かせる。
「良いの? リョーマに付いて行っていいの!?」
「もちろんだよ。ミルクは僕の従魔でしょ? 従魔の面倒をみるのもマスターの役目だからね」
「やったー! 毎日あの美味しいお菓子が食べられるの!」
ええ、そっちですか・・・。俺と居れて嬉しいとかじゃないのか。
「でもミルクだけ、リョーマと一緒とか・・・他のみんなに申し訳ないの」
「そんな事ないよ。今すぐは無理だけど、僕は絶対にみんなを迎えに行く! ミルクだけちょっとそれが早まっただけなんだ。だから気にしないで付いてくるといいよ」
「ありがとうなの。リョーマは優しいの!」
まあ、でもまずはこのダンジョンを脱出しないといけないんだけどね。
何と、階段から現れたのはかわいい小さな妖精さんだった。クリーム色の髪を三つ編みにしていて、背中には半透明の羽が生えている。
その妖精さんが、叫びながら凄い勢いで飛んでくる。凄いというか、めちゃくちゃ早い。
「な、な、なに!?」
俺は思わずそう叫びながらも、【鑑定】を試みる。
・基本情報
種族:妖精
名前:ミルク
ランク:不明
年齢:15歳
レベル:102
状態:3次従魔(→2次:アドラン →1次:ポチ →マスター:リョーマ)
ん? んんん? 異常にレベルが高いけど、それよりも従魔? マスター:リョーマ!?
そう言えば、この子とは何か繋がりを感じるような。これは、もしかして近くにポチも居たりするのかな!?
「ストップ! 止まって!」
「何なの? ミルクはこの匂いが気になるの! 急には止まれないの!」
何て言いながら、ミルクはピタリと止まる。
「とか言いつつ、止まってるみたいだけど?」
「あれ? 本当なの。体が勝手に止まっちゃったの。
何故か貴方の言うことには従わないといけない気がするの。
・・・あれ? 貴方は・・・」
どうやら、俺と同じく、繋がりに気付いたようだ。
「僕はリョーマ。初めまして。キミのマスターだよ」
「えっ? え? ええええ? ボスがずっと探している、マスターリョーマ!?」
「ボスってポチの事かな? そうだよ。僕がリョーマだ」
「ミルクはミルクなの! 初めましてなの!」
そう言いながら、ミルクは俺に突っ込んできた。俺は胸の前で受け止める。
「知ってるよ。名前を付けたのは僕だからね」
「貴方がマスターリョーマなら話が早いの! そこの良い匂いのお菓子が欲しいの!」
え? 感動の出会いはもう終わり? 妖精ってお菓子好きなの?
「あ、うん。食べながらお話しようか・・・」
「うわーい! やったーなの!」
俺はミルク用の小さいコップを作り、俺と同じくホットミルクを入れミルクの前に置く。ミルクにホットミルク・・・。紛らわしいな!
「それで、どうしてこんなところに1人で居たの? ポチは一緒じゃないの?」
俺は逸る気持ちを抑えながら、ミルクに質問する。ポチも近くに居たらどうしよう。心の準備が・・・。
「えっと、それはね・・・」
ミルクは、ずっとこことは違う? ダンジョンに居た事、ポチ達とは別行動をしていた事、急に出来た空間の割れ目に吸い込まれた事、【予感】スキルに誘われてここまで来た事を教えてくれた。
「なるほど・・・。それじゃあミルクは1人なんだね。他の皆はまだそのダンジョンに居るんだね」
「多分そうなの。それより、このクッキー? おかわりなの! こんなに美味しい物は初めて食べたの!」
大量のクッキーを置いていたはずなのに、話を聞いている間に全部食べてしまったらしい。いや、体の大きさを考えるとおかしいでしょう! 仕方ないのでさっき作りすぎて【収納】に仕舞ったクッキーを出して、ミルクの前に置く。
「マスターリョーマ、ありがとうなの!」
「ところで、今までは何を食べてたの? ずっとダンジョンに居たんでしょ?」
「そうなの。ミルクは生まれてからずっとダンジョンに居たの。他の皆もそうなの。
従魔契約をするまでは、生まれた階層から出ることはできなかったけど、従魔契約をしたら階層の移動ができるようになったの。マスターリョーマには本当に感謝しているの!」
うーん。毎回マスターマスターって言われるのは何か、くすぐったいな。
「うん。ありがとう。僕も君たちが従魔になってくれて本当に嬉しいよ。それと僕の事はマスターじゃなくって、リョーマって呼んでくれたら嬉しいな」
「分かったの! 今からリョーマって呼ぶの!
それでね。従魔契約してからは、別に何も食べなくても魔力があれば大丈夫になったの。上位者からの魔力供給がある限り大丈夫なの。
他のみんなもそうなの。でも食べなくても大丈夫なだけで、食べるのは楽しいからたまには食べてたの!」
「なるほどね。大所帯になって、食べ物とかどうしてるか心配だったけど、そういう事だったのか」
魔力供給か・・・。俺は回復力が圧倒的に多いから、気付いていなかっただけど常時消費されているのかな?
《その通りです。常時消費されていますが、消費以上の速度で回復しているため、日常生活に支障はありません》
あ、またまたありがとうございます。【アナウンス】の進化が止まらない。
《説明が遅くなりましたが、先ほどの黒い空間で【アナウンス】が【サポーター】へ進化しました。事実を淡々と説明するスキルから、助言ができるスキルへ進化しています》
え? マジすか! 俺は慌ててステータスを確認するが、確かに【アナウンス】がなくなって、【サポーター】と言うレジェンドスキルになっている。自称神様からのプレゼントだろうか? 何か気持ち悪いな・・・。
《問題ありません。あの空間には人の潜在能力を刺激する効果があるらしく。私は自発的に進化しました》
スキルが自発的に進化って。【サポーター】さんヤバすぎます! 師匠がレジェンドスキルを取得したのも、あの空間の効果だったんだろうか?
「リョーマ、どうしたの?」
気が付いたら、しばらく会話が止まったからか、ミルクが心配そうに俺をのぞき込んでいた。
「ああ、ごめんごめん。ちょっとスキルの確認をしていたんだ」
「そう? それでね。ミルクはこれからどうしたらいいと思うの?」
「正直、もとの場所に帰るのは難しいと思う」
多分だけど、自称神様が俺に干渉した影響で空間に割れ目ができて、そこにたまたまミルクが巻き込まれたんだろう。
「・・・だから、ミルクには僕と一緒に来て欲しいんだ。ダメかな?」
俺がそう言うと、ミルクはパーッと顔を輝かせる。
「良いの? リョーマに付いて行っていいの!?」
「もちろんだよ。ミルクは僕の従魔でしょ? 従魔の面倒をみるのもマスターの役目だからね」
「やったー! 毎日あの美味しいお菓子が食べられるの!」
ええ、そっちですか・・・。俺と居れて嬉しいとかじゃないのか。
「でもミルクだけ、リョーマと一緒とか・・・他のみんなに申し訳ないの」
「そんな事ないよ。今すぐは無理だけど、僕は絶対にみんなを迎えに行く! ミルクだけちょっとそれが早まっただけなんだ。だから気にしないで付いてくるといいよ」
「ありがとうなの。リョーマは優しいの!」
まあ、でもまずはこのダンジョンを脱出しないといけないんだけどね。
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