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ゲームの裏側
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王都の少し外れにある森の中まで引きずられていく。
この森は別名「呪いの森」と呼ばれていてグリモワールを選んだプレイヤーが共同生活をしている。
初期に開始するのも此処だし、いろいろグリモワール専用の店が充実していたりや自分の家を持つ事も出来る。
ちなみにグリモワール以外のプレイヤーが入ると様々な呪いに掛かり大変だから行く人はまずいない。
画面しか見た事なかったが、実際に見るとなんか怖いな…師匠に付いて来なかったら一人で行きたくない。
何人か動いている影がある、あれはプレイヤーか?いつも頭の上に名前が書いてあったから、現実では当然ないから誰だか分からない。
不規則に並ぶ数多の家の中で俺の家に到着してドアを開けた。
家のドアにネームプレートが書かれているから、すぐに分かった。
ちょっといろいろと作ったもので中は少し汚かった。
足場も少なくて、とりあえず歩ける場所を確保しようと床に散らばった紙を集める。
その紙は、いろんなアイテムのレシピのようだった。
普段はメニュー画面に作ったものが収まってるから現実だとこんな感じになるのかとちょっと感動した。
「此処に今日のクエストを書いたから全てこなしたらワシのところに報告に来い、後…部屋は綺麗にしとくのじゃよ」
師匠はチラッと開いたドアから中を見てため息を吐き、自分の家に帰ってしまった。
師匠の家は森の一番奥の二階建てのいい家だ。
俺も二階建てが良かったが、そんな機能はないから我慢している。
師匠から渡されたメニュー画面に忠実に再現されたクエストの紙を見つめる。
呪いグッズ製作と使い魔トレーニングと木ノ実を採取か。
早く終わらせてレイチェルちゃんのところに行くぞ!
まずは呪いグッズ製作か、何でもいいなら材料が少ないワラ人形でも作るかな?
初期で覚えるレシピだから攻撃力が低すぎて、正直かさばるだけだが他のレシピは材料調達しに行かないとないから仕方なくワラ人形を作る。
棚から藁やら紐やらを取り出して、レシピを見る。
簡単に作れるから鼻歌混じりで製作していく。
ゲームのようにワンタッチで作れないのがちょっと面倒くさい。
そんな俺にゆっくりと忍び寄る影が手を伸ばしていた。
「はっ!!…気のせいか」
後ろを振り返っても誰もいなくて、ホッと胸を撫で下ろした。
ワラ人形を三体作り次は使い魔のトレーニングだ。
テーブルの上にあった小型ナイフを取り出す。
普段はタッチ一つで召喚するが実際にやるとなるとちょっと怖いな。
人差し指をピッと切りつけると小さな痛みと共に人差し指に熱を感じた。
それを一滴床に垂らすと先ほどの師匠のように大きな黒い水溜りが魔法陣になり、使い魔が現れた。
俺の使い魔は不気味な姿をした黒猫の人形だ。
あちこちに綿が出てて目のボタンが片目取れかかっていて、手には血で濡れた包丁を握りしめていた。
口は縫われていて喋る事は出来ないが瞬発力は高い。
今も俺の周りを飛び回っていて、元気な事をアピールしていた。
服装ガチャで猫耳フードとセットで出てきた「ミュミュ」という名のキャラだ。
「じゃ、トレーニング行くぞミュミュ!」
俺はトレーニングをするために狩り場に向かった。
ミュミュは無言で俺の後ろを付いて来ていて、可愛いと思った。
そんな俺達を熱く見つめる視線に早く終わらせたいと思ってばかりいた俺は気付かなかった。
「…待ってたのに告白に来ないから可笑しいと思ってたらこんなところにいたのか…もう逃さないよ、俺の花嫁」
ふふふふっ、とグリモワールより不気味に笑う麗しの騎士様に周りのグリモワール達はビビっていた。
何故職業剣士である騎士がこの森に入れたのか謎だが、怖くて聞く勇気はなかった。
騎士の影が追いかけるように俺達に向かって伸びていく。
やってきたのは師匠の家の裏庭にあるトレーニング場。
此処には自分の現在レベルに合ったレベルのモンスターが出てくる。
呪いの森だからゴースト系のモンスターを主に生息している。
さわさわと木が揺れて、俺のローブも風に揺らぐ。
俺の現在レベルは55、だからゴーストのレベルはプレイヤーレベルに合わせた50となっている。
こりゃあ、居眠りしていつの間にか終わってた舐めプ戦闘は出来なさそうだ。
「行くぞミュミュ!」
ミュミュはやる気満々で包丁をキラリと輝かせてゴーストに襲いかかる。
ゴーストは消えるのが厄介だが、動きが遅い…ミュミュ相手だと苦戦するだろうな。
消える前に背後を取り頭に被ってる布を切り刻む。
ゴーストの本体は布で、勝つと魂が浄化され天にのぼる。
俺もローブの下から本を取り出して、攻撃しようとした。
これが俺の武器である、グリモワールにとって必需品だ。
本に書かれた文字に触れ弾き出すように手を前に出すと空中に魔法陣が現れて詠唱すると発動する。
パラパラと本を捲り指でなぞると、指先が温かくなる。
「死せる死神よ、我が前に集え…我の名はグリモワール使いツカサ!」
厨二病みたいで恥ずかしいが、無事発動して黒い炎でゴースト達を焼き払った。
この力は人の魂にしか反応しないから周りの木などには被害がない。
…夢だから気にしなくていいと思うが、何となく…な。
ミュミュがこちらに近付いてくるから手を上げてハイタッチをしようとする。
…あれ?なんか猛スピードで来るんだけど、どうかした?
ミュミュを呼ぼうと口を開くと背後でぐちゃっとなにかが潰れる音がした。
この森は別名「呪いの森」と呼ばれていてグリモワールを選んだプレイヤーが共同生活をしている。
初期に開始するのも此処だし、いろいろグリモワール専用の店が充実していたりや自分の家を持つ事も出来る。
ちなみにグリモワール以外のプレイヤーが入ると様々な呪いに掛かり大変だから行く人はまずいない。
画面しか見た事なかったが、実際に見るとなんか怖いな…師匠に付いて来なかったら一人で行きたくない。
何人か動いている影がある、あれはプレイヤーか?いつも頭の上に名前が書いてあったから、現実では当然ないから誰だか分からない。
不規則に並ぶ数多の家の中で俺の家に到着してドアを開けた。
家のドアにネームプレートが書かれているから、すぐに分かった。
ちょっといろいろと作ったもので中は少し汚かった。
足場も少なくて、とりあえず歩ける場所を確保しようと床に散らばった紙を集める。
その紙は、いろんなアイテムのレシピのようだった。
普段はメニュー画面に作ったものが収まってるから現実だとこんな感じになるのかとちょっと感動した。
「此処に今日のクエストを書いたから全てこなしたらワシのところに報告に来い、後…部屋は綺麗にしとくのじゃよ」
師匠はチラッと開いたドアから中を見てため息を吐き、自分の家に帰ってしまった。
師匠の家は森の一番奥の二階建てのいい家だ。
俺も二階建てが良かったが、そんな機能はないから我慢している。
師匠から渡されたメニュー画面に忠実に再現されたクエストの紙を見つめる。
呪いグッズ製作と使い魔トレーニングと木ノ実を採取か。
早く終わらせてレイチェルちゃんのところに行くぞ!
まずは呪いグッズ製作か、何でもいいなら材料が少ないワラ人形でも作るかな?
初期で覚えるレシピだから攻撃力が低すぎて、正直かさばるだけだが他のレシピは材料調達しに行かないとないから仕方なくワラ人形を作る。
棚から藁やら紐やらを取り出して、レシピを見る。
簡単に作れるから鼻歌混じりで製作していく。
ゲームのようにワンタッチで作れないのがちょっと面倒くさい。
そんな俺にゆっくりと忍び寄る影が手を伸ばしていた。
「はっ!!…気のせいか」
後ろを振り返っても誰もいなくて、ホッと胸を撫で下ろした。
ワラ人形を三体作り次は使い魔のトレーニングだ。
テーブルの上にあった小型ナイフを取り出す。
普段はタッチ一つで召喚するが実際にやるとなるとちょっと怖いな。
人差し指をピッと切りつけると小さな痛みと共に人差し指に熱を感じた。
それを一滴床に垂らすと先ほどの師匠のように大きな黒い水溜りが魔法陣になり、使い魔が現れた。
俺の使い魔は不気味な姿をした黒猫の人形だ。
あちこちに綿が出てて目のボタンが片目取れかかっていて、手には血で濡れた包丁を握りしめていた。
口は縫われていて喋る事は出来ないが瞬発力は高い。
今も俺の周りを飛び回っていて、元気な事をアピールしていた。
服装ガチャで猫耳フードとセットで出てきた「ミュミュ」という名のキャラだ。
「じゃ、トレーニング行くぞミュミュ!」
俺はトレーニングをするために狩り場に向かった。
ミュミュは無言で俺の後ろを付いて来ていて、可愛いと思った。
そんな俺達を熱く見つめる視線に早く終わらせたいと思ってばかりいた俺は気付かなかった。
「…待ってたのに告白に来ないから可笑しいと思ってたらこんなところにいたのか…もう逃さないよ、俺の花嫁」
ふふふふっ、とグリモワールより不気味に笑う麗しの騎士様に周りのグリモワール達はビビっていた。
何故職業剣士である騎士がこの森に入れたのか謎だが、怖くて聞く勇気はなかった。
騎士の影が追いかけるように俺達に向かって伸びていく。
やってきたのは師匠の家の裏庭にあるトレーニング場。
此処には自分の現在レベルに合ったレベルのモンスターが出てくる。
呪いの森だからゴースト系のモンスターを主に生息している。
さわさわと木が揺れて、俺のローブも風に揺らぐ。
俺の現在レベルは55、だからゴーストのレベルはプレイヤーレベルに合わせた50となっている。
こりゃあ、居眠りしていつの間にか終わってた舐めプ戦闘は出来なさそうだ。
「行くぞミュミュ!」
ミュミュはやる気満々で包丁をキラリと輝かせてゴーストに襲いかかる。
ゴーストは消えるのが厄介だが、動きが遅い…ミュミュ相手だと苦戦するだろうな。
消える前に背後を取り頭に被ってる布を切り刻む。
ゴーストの本体は布で、勝つと魂が浄化され天にのぼる。
俺もローブの下から本を取り出して、攻撃しようとした。
これが俺の武器である、グリモワールにとって必需品だ。
本に書かれた文字に触れ弾き出すように手を前に出すと空中に魔法陣が現れて詠唱すると発動する。
パラパラと本を捲り指でなぞると、指先が温かくなる。
「死せる死神よ、我が前に集え…我の名はグリモワール使いツカサ!」
厨二病みたいで恥ずかしいが、無事発動して黒い炎でゴースト達を焼き払った。
この力は人の魂にしか反応しないから周りの木などには被害がない。
…夢だから気にしなくていいと思うが、何となく…な。
ミュミュがこちらに近付いてくるから手を上げてハイタッチをしようとする。
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