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二日目・中編
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彼はドワーフ族のミル、俺が男キャラの中で一番好きな子だ。
小学生みたいな見た目で力持ちで可愛くて…言い出したらキリがない。
恋愛対象では勿論ないが、友達になりたい子である。
しかしシャドウナイトにはNPCの友達機能がないから諦めていた。
普段は鉱山に住んでいて材料採掘の手伝いをしてくれるキャラだ。
幼い見た目で女性プレイヤーと結婚出来るからいろいろ恐ろしい子だ。
そんな好きなキャラが目の前に現れたら抱きつかずにいられるか!
頭をぐりぐり撫でると「ふにゅ~」という可愛い声がする。
「や、やめて下さいぃ~」
「ハッ!ごめんごめん」
手を離すと涙目で上目遣いで見てくる。
うっ…可愛い。
女の子みたいだからか、ちょっとドキドキ。
決して浮気じゃないからね!レイチェルちゃん!と誰に言うでもなく言い訳を心の中で唱えていた。
男の子に興味はないはずなのに道を踏み外しそうになる、やっぱり恐ろしい子!
影が俺の足に絡み付いて引っ張ってなにか主張してくるから蹴飛ばした。
「…僕の事、知ってるんですか?」
「え?…いや、噂で…ね」
ゲームではよく鉱山に行ってたんだけど、このミルとは初対面なのかと誤魔化すように目を逸らす。
ミルは「噂?え?何の噂?」と顔を赤くする。
「可愛いドワーフがいるっていう噂だよ」とか言ったら気持ち悪いだろうな。
とはいえカッコいいドワーフもミルの外見では当てはまらない。
周りをチラッと見ると何人かドワーフ達がせっせと地面を掘っていた。
屈強な男くさい髭のダンディーなドワーフを見るとミルにはああなってほしくないなと遠い目をする。
「有能で頼りになるドワーフがいるって噂だよ」
「…本当?」
可愛くてもやはりミルは男の子で頼られて目を輝かせていた。
そんな噂は勿論聞いた事がないがミルは嬉しそうにしてるからいいかと思った。
これでミルに怪しまれずに仲良くなれそうだ。
イベント外でも今後ともよろしくしたい子だ。
若干ショタコン犯罪者のような後ろめたさがあるが、なんだろう…この気持ち。
開いてはいない扉を開きそうになって気を引き締めるために頬を叩いた。
ヒリヒリして痛かったが、正気に戻って良かった。
それにしても、ミルを含めなんで皆穴掘りしてるんだ?
なにかあるのか?
「ねぇミル、皆何してんの?」
「え?あ…これ?キングプリンを探してるの」
ミルはスコップを持ち上げながらそう言う。
地面に突き立てて穴掘りを再開するミルを眺めていた。
見た目に似合わず、高速で深くまで穴を掘っていた。
…キングプリンって地面にいるのか、だから見当たらなかったのか。
なかなか見つからないのか、手まめが出来た人や腰を痛めてる人が続出していた。
キングプリンを見つけた頃には戦う力も持ってなさそうだ。
さすが一万ポイント…簡単にはいきそうもない。
俺は本来の目的であるスノーゴブリンを探したいからキングプリンはまだいいかな。
ミルが穴から出てきて、別の場所を掘ろうと地面にスコップを突き立てていた。
「そっか、頑張れ…俺はスノーゴブリンを探してるんだ…何処にいるか知らない?」
「スノーゴブリン?」
穴を掘る手を止めてミルがこちらをジッと見つめる。
ミルは優しい子で、俺とはライバルの筈だがスノーゴブリンの場所を教えてくれるらしい。
友達になりたいNPC一位だよ!自然と顔も緩んでしまう。
さっきから影が怒っているように俺の足をずっと叩いている。
なんでこんなに攻撃されなきゃならないんだ!痛くはないが地味にHP1ずつ減ってる気がする。
…何だよ、お前もミルが気に入ったのか?あげないからな!
ミルは雪山の地面に絵を描いていた。
上手くはないが、だいたい場所は分かる。
「えっとね、説明下手だから絵で教えるね…此処が現在地だから」
説明が下手と言いつつ丁寧に教えてくれて分かりやすかった。
ミルのところに行って良かった。
俺はミルにお礼を言い、魔法陣で教えてもらった場所に向かう。
洞窟と随分離れた場所にスノーゴブリンの巣があり、洞窟を見失わないようにチラチラと見ながら向かう。
洞窟のちょうど裏側にある場所がゴブリンの巣だ。
近くで降りると俺のニオイを嗅ぎつけたゴブリンがこちらを見た。
普通のゴブリンは緑色の肌だが、スノーゴブリンは真っ白な肌だった。
手には片手におさまるほどの普通サイズのハンマーを握りしめ襲いかかってきた。
随分と好戦的なゴブリンだな。
魔物もイベントを分かって今まで以上に警戒しているのかもしれない。
小学生みたいな見た目で力持ちで可愛くて…言い出したらキリがない。
恋愛対象では勿論ないが、友達になりたい子である。
しかしシャドウナイトにはNPCの友達機能がないから諦めていた。
普段は鉱山に住んでいて材料採掘の手伝いをしてくれるキャラだ。
幼い見た目で女性プレイヤーと結婚出来るからいろいろ恐ろしい子だ。
そんな好きなキャラが目の前に現れたら抱きつかずにいられるか!
頭をぐりぐり撫でると「ふにゅ~」という可愛い声がする。
「や、やめて下さいぃ~」
「ハッ!ごめんごめん」
手を離すと涙目で上目遣いで見てくる。
うっ…可愛い。
女の子みたいだからか、ちょっとドキドキ。
決して浮気じゃないからね!レイチェルちゃん!と誰に言うでもなく言い訳を心の中で唱えていた。
男の子に興味はないはずなのに道を踏み外しそうになる、やっぱり恐ろしい子!
影が俺の足に絡み付いて引っ張ってなにか主張してくるから蹴飛ばした。
「…僕の事、知ってるんですか?」
「え?…いや、噂で…ね」
ゲームではよく鉱山に行ってたんだけど、このミルとは初対面なのかと誤魔化すように目を逸らす。
ミルは「噂?え?何の噂?」と顔を赤くする。
「可愛いドワーフがいるっていう噂だよ」とか言ったら気持ち悪いだろうな。
とはいえカッコいいドワーフもミルの外見では当てはまらない。
周りをチラッと見ると何人かドワーフ達がせっせと地面を掘っていた。
屈強な男くさい髭のダンディーなドワーフを見るとミルにはああなってほしくないなと遠い目をする。
「有能で頼りになるドワーフがいるって噂だよ」
「…本当?」
可愛くてもやはりミルは男の子で頼られて目を輝かせていた。
そんな噂は勿論聞いた事がないがミルは嬉しそうにしてるからいいかと思った。
これでミルに怪しまれずに仲良くなれそうだ。
イベント外でも今後ともよろしくしたい子だ。
若干ショタコン犯罪者のような後ろめたさがあるが、なんだろう…この気持ち。
開いてはいない扉を開きそうになって気を引き締めるために頬を叩いた。
ヒリヒリして痛かったが、正気に戻って良かった。
それにしても、ミルを含めなんで皆穴掘りしてるんだ?
なにかあるのか?
「ねぇミル、皆何してんの?」
「え?あ…これ?キングプリンを探してるの」
ミルはスコップを持ち上げながらそう言う。
地面に突き立てて穴掘りを再開するミルを眺めていた。
見た目に似合わず、高速で深くまで穴を掘っていた。
…キングプリンって地面にいるのか、だから見当たらなかったのか。
なかなか見つからないのか、手まめが出来た人や腰を痛めてる人が続出していた。
キングプリンを見つけた頃には戦う力も持ってなさそうだ。
さすが一万ポイント…簡単にはいきそうもない。
俺は本来の目的であるスノーゴブリンを探したいからキングプリンはまだいいかな。
ミルが穴から出てきて、別の場所を掘ろうと地面にスコップを突き立てていた。
「そっか、頑張れ…俺はスノーゴブリンを探してるんだ…何処にいるか知らない?」
「スノーゴブリン?」
穴を掘る手を止めてミルがこちらをジッと見つめる。
ミルは優しい子で、俺とはライバルの筈だがスノーゴブリンの場所を教えてくれるらしい。
友達になりたいNPC一位だよ!自然と顔も緩んでしまう。
さっきから影が怒っているように俺の足をずっと叩いている。
なんでこんなに攻撃されなきゃならないんだ!痛くはないが地味にHP1ずつ減ってる気がする。
…何だよ、お前もミルが気に入ったのか?あげないからな!
ミルは雪山の地面に絵を描いていた。
上手くはないが、だいたい場所は分かる。
「えっとね、説明下手だから絵で教えるね…此処が現在地だから」
説明が下手と言いつつ丁寧に教えてくれて分かりやすかった。
ミルのところに行って良かった。
俺はミルにお礼を言い、魔法陣で教えてもらった場所に向かう。
洞窟と随分離れた場所にスノーゴブリンの巣があり、洞窟を見失わないようにチラチラと見ながら向かう。
洞窟のちょうど裏側にある場所がゴブリンの巣だ。
近くで降りると俺のニオイを嗅ぎつけたゴブリンがこちらを見た。
普通のゴブリンは緑色の肌だが、スノーゴブリンは真っ白な肌だった。
手には片手におさまるほどの普通サイズのハンマーを握りしめ襲いかかってきた。
随分と好戦的なゴブリンだな。
魔物もイベントを分かって今まで以上に警戒しているのかもしれない。
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