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羽ばたきだかる鳥
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青い空。
広い草原があり、そのあちこちに大きな岩がある。この場所は労働者達が一服する際に使われることが多い。
住みにくくなった地球を捨てた人類━━といっても富裕層だけだか━━は宇宙へ進出し、ゴミを地球へ投げ捨てている。
草原にある一本の木に、三羽の鳥が止まっている。そのうちの一羽が言った。
「最近、ゴミが降ってくるせいで空を飛べねぇなぁ」
他の鳥が言った。
「私、飛んでみるわ! 生まれてから一度も飛んだことがないからやってみたいの!」
別の鳥が言った。
「やめた方がいいですよ!」
一羽の鳥が羽ばたいた。ふらふらと上がっていく。ごん。頭が靴にあたり、落ちてしまった。
労働者の男がやってきてタバコを投げ捨てた。地面で延びている鳥の上に落ちた。男はタバコの火を消すためにタバコとその下の鳥を踏んでぐりぐりと足を動かした。
一部始終をみていた他の鳥たちは木の上で鳴いていたが、人間はわからない。
広い草原があり、そのあちこちに大きな岩がある。この場所は労働者達が一服する際に使われることが多い。
住みにくくなった地球を捨てた人類━━といっても富裕層だけだか━━は宇宙へ進出し、ゴミを地球へ投げ捨てている。
草原にある一本の木に、三羽の鳥が止まっている。そのうちの一羽が言った。
「最近、ゴミが降ってくるせいで空を飛べねぇなぁ」
他の鳥が言った。
「私、飛んでみるわ! 生まれてから一度も飛んだことがないからやってみたいの!」
別の鳥が言った。
「やめた方がいいですよ!」
一羽の鳥が羽ばたいた。ふらふらと上がっていく。ごん。頭が靴にあたり、落ちてしまった。
労働者の男がやってきてタバコを投げ捨てた。地面で延びている鳥の上に落ちた。男はタバコの火を消すためにタバコとその下の鳥を踏んでぐりぐりと足を動かした。
一部始終をみていた他の鳥たちは木の上で鳴いていたが、人間はわからない。
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