江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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横関商人

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 ・大永三年(1523年) 三月  近江国蒲生郡 今堀日吉神社  伴庄衛門


 今日は珍しい客人を迎えている。横関商人の頭分である苗村なむら小五郎が内々に相談したいことがあるということだ。
 話の内容は想像がつく。弾正様が六角家を継がれてから、横関衆には厳しい環境が続いているからな。
 こちらからは私と内池甚太郎、横関からは苗村さんと木屋又右衛門を代表者として談判を行う。

「伴さん。今日は内密の場を設けて頂いて申し訳ない」
「いや、こちらとしても苗村さんにはお話したいことがあったからちょうどいい」
「お話?一体わしらに何の……いや、まずはこちらの話をさせてもらおう」

 そう言うと、苗村さんと木屋さんが頭を下げる。やはり話だな。

「どうか、わしらにも干鰯の商売を手伝わせてほしい。今やわしらはアンタ方とまともに競り合える力はない。下働きでも何でもいい。なんとか横関衆を飢えさせることのないよう、伴さんの温情をお願いしたい。
 今までの事を水に流せと言われても、いきなり『はい、そうですか』とはいかんかもしれん。だが、わしらは今や……」
「構わんよ」

「……え?」

 驚いて苗村さんと木屋さんが顔を上げる。まあ、今まで曾爺ひいじいさんの代から立庭たちば(縄張り)争いをしてきた仲だから、こちらがすんなりと受け入れるとは思ってなかったんだろう。
 しかし、こちらとしても正直渡りに船という気持ちだ。

「だから、構わんと言っている。こちらとしても、今までの行きがかり云々よりも助かるという気持ちの方が強くてな。なあ?」
 甚太郎の方に顔を向けると、甚太郎も目で笑いながら頷く。

 ただでさえ人手不足で悲鳴を上げているっていうのに、弾正様から北近江にも出張れと言われて頭を抱えていたところだ。
 昨日今日商売を始めたような半人前に任せるには、北近江も伊勢も大きすぎるヤマだしな。
 その点、横関衆が手を貸してくれるなら願ったり叶ったりだ。横関衆の商売の実力は身を持って知っているし、販路の一方を任せるのに何の不足もない。

「私らの下働きになってもらう必要もない。横関衆には、干鰯の買付と伊勢との通商の一部を請け負ってもらえれば有難いと思っている。むしろ、こちらからお願いしたいぐらいだ。
 だが、私ら山越衆は六角家に誼を通じることで伊勢との自由通行を許されている。横関衆にもしがらみはあるだろうが、九里様とのご縁を持ったままではちと……」

「そのことなら、心配要らん。既に九里様にはこれ以上お役に立てないと申し上げて来た。保内衆の組下に加わるしか生きていく道が無いと思っていたからな」

「それなら話は早い。なら、苗村さんには石寺楽市の会合衆(運営役員)になってもらおう。それから、楽市内に横関町を作って横関衆の店を出してもらう。伊勢との通商は山越衆の手形を出すから、それをいくら使ってもらっても構わん。
 ただし、会合衆の会合で干鰯や塩、呉服などの生活物資の値決めと仕入れ量の割り当てを行うから、その分は必ず守ってもらう。決して人々に物資を不足させない為、そして不当に高値で売る者を出さない為だ。
 割り当て以上に調達してもらう分には構わないが、割り当て分を調達出来なかった場合や卸値が決めた値よりも大きく外れた場合は罰金を支払う。高すぎてもいけないし、安すぎてもいけない。それでいいか?」

「ああ、ああ、まるで夢のような話だ」

「よし、決まりだ。
 それと、横関衆にも今後は山越衆掟を守ってもらうことになる。それも承知しておいてほしい」

「どんな掟だな?」

 甚太郎が掟書きを差し出しながら説明する。

「これです。

 一、市町に於いて、理非に寄らず(理由の如何に関わらず)刀を抜き、あるいは棒にて打擲ちょうちゃくの体に及ぶ者は堅く商売を停止する事
 一、山越衆は、路地又は津湊にて刀を抜き、あるいは棒にて打擲し、喧嘩の儀に及ぶ者は末代まで山越を相留められる事
 一、市町売買につき、数の不足などの在る者(数量や代金の誤魔化し、詐欺行為)は堅く商売を停止する事

 要するに今までの因縁を全て水に流し、今後は力による解決を図るものは座を追放するという掟になっています。楽市である以上、皆が安心して商売をできなければ意味がありません。
 また、来てくれたお客に対して不正直なことをする者は徹底して排除します」

「ま、つまりは今後は仲良く真っ当な商売をやろうということだ。同意してくれるかな?」
「もちろんだ。わしらにも異存は何一つない」
「決まりだな。次の楽市の会合で苗村さんを皆に紹介する。それまでに横関衆からは山越衆掟に従うという連判状を用意しておいてくれ」
「わかった。今後はひとつよろしく頼みます」
「こちらこそ、今後はよろしくお頼み申します」

 お互いに頭を下げ合って話は決まった。やれやれ、これで何とか人手不足が解消できそうで一安心だ。
 もっとも、今後も商売が伸びてくればまた人手が足りなくなるかもしれんなぁ……



 ・大永三年(1523年) 四月  近江国甲賀郡 信楽郷  九里宗忍


「くそっ!横関衆まで四郎の軍門に降りおった!」

 ええい腹が立つ。悉くあやつにしてやられているではないか。
 蒲生もそうだ。てっきり音羽城の堅牢さに手こずっていると思っていたが、まさか冬の寒さを味方に付けるとは……
 坊主上がりと侮るべきではなかったか。

「殿。お腹立ちはわかりますが、このままでは我らは領地を取り戻すことが出来ません。ここは我らも大人しく六角の軍門に降り、再び六角の被官となるよう願い出るほかは……」

 西川又次郎め。気弱なことを言いおって。

「四郎めに降伏など出来るか。かくなる上は、北近江の力を借りよう」
「北近江の?」
「ああ。小谷の浅井備前守はいつでも手を貸すと申しておった。浅井の力を借りるのは癪だが、この際贅沢は言っておれん」

 西川め。浮かぬ顔をしおって。
 まあ、無理もない。浅井の力を借りれば、その代償として南近江に浅井の勢力を迎えなければならなくなるからな。
 だがそれも心配ない。

「そのような顔を致すな。わしは管領様にも気脈を通じておる。管領様は近江の軍勢が引き続き公方様御為に働くのならば、実権は六角でもわしでも構わぬと仰せだ。
 御小袖も今はわしの手の内にある。要は六角四郎さえ排除してしまえば、あとはわしの思うままだ」

 そうとも。御小袖が我が手にある限り、公方も管領もわしの身を守ろうとするはずだ。
 何せ、ご当代の大樹公の父君である義澄公から託された御小袖を守り奉っているのは四郎ではなくわしなのだ。
 わしが死ねば、足利家重代の家宝である御小袖が散逸してしまう恐れすらある。六角四郎さえ排除してしまえば、公方も管領もわしが近江の実権を握ることに否応はあるまい。

 四郎さえ追い落としてしまえば、管領の威を用いれば浅井などに南近江を好きにさせることもあるまい。

「ともかく、又次郎は小谷へ参り、浅井備前守と打ち合わせを行って参れ」
「……承知いたしました」

 まあ、浅井も今は京極を追い落とすのに必死だ。仮に首尾よく京極を追い落としたとしても、次は六角が北近江に介入してくるだろう。その時に奴の後ろを突く軍勢があるというのは魅力的なはずだ。
 何も心配は要らん。六角四郎は南北から挟撃を受けて敗退するしかない。

 くふふ。その時になって四郎が吠え面をかくのを楽しみにしておこう。




 ・大永三年(1523年) 五月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


 くふふ。

 ……とかやってんだろうなぁ。宗忍のヤツ。
 残念ながらお見通しだ。

 まあ、史実では大永五年の小谷城攻めに合わせて九里宗忍が南近江で蜂起するはずだから、それまではせいぜい泳がせておこう。
 こちらは信楽に潜んでいる事も既に掴んでいる。潰す気ならいつでも潰せる。
 もっとも、史実じゃあ突然の蜂起で定頼もずいぶん慌てたような感じだから、俺も慌てる演技を練習しておかないと。

 ガタッと立ち上がって『なんだとぉ!?』

 ……こんな感じか。

「御屋形様?何を仰っているのですか?」
「ん?俺何か言ってたか?」
「ええ。『なんだと!?』とかなんとか小声で……」

 しまったなぁ。つい声に出てしまったか。志野が困惑した顔をしている。

「いや、何でもない。それより、そろそろ焼けたんじゃないか?」
「どうでしょうか。楽しみですね」

 先ほどから鼻をくすぐるイイ匂いがする。牛馬の肥育も多少進んで来たことで、少しだが牛肉を食用に回せるようになった。
 近江牛コレのためにどれだけ苦労する破目になったことか……
 せめて苦労に見合う分だけ堪能させてもらおう。

 城下の楽市の一角で炭火の上に鉄板を置いて焼いてもらっている。一頭を潰したから、城下の者にも振る舞うことにした。
 皆物珍しさに集まって来たな。焼き肉の匂いは人を惹き付ける魔力がある。

「藤十郎。そろそろ焼けたんじゃないか?」
「まだ今少しお待ちください。まだ火の通りが甘いかと思われます」

 焦れったいな。俺はミディアムくらいが好きだから、多少赤くてもかまわないぞ。

「お待たせしました」

 皿に乗せられたステーキ肉が目の前に運ばれてくる。
 脇には塩と味噌が添えられていて、それを付けて食べるようにした。ステーキソースはおろか醤油すらないからなぁ。こればっかりは仕方ない。
 下手に作ってまた歴史が動いたら面倒だしな。

 憧れの原種の近江牛だ。こんなもん、現代じゃひと切れいくらするのかわからんな。
 通は塩で食うと言うし、まずは塩で頂こう。

「いただきま~す」

 ……うん。


 固いな……固い……固いよ。コレ……

「御屋形様。アゴが疲れますわ」
「うむ。中々の噛み応えが……」

 固い……

 ガッカリだ。まあ、考えてみれば純粋に牧草肥育の牛肉なんて柔らかくはないか。現代じゃあトウモロコシやビールを食わせて柔らかい肉質に育てているもんな。
 麦とか食わせれば柔らかい肉質になるんだろうか?伴庄衛門に言ってちょっと試させてみよう。

 でも、サシの少ない赤身肉は、これはこれでアリだな。噛めば噛むほど肉の旨味が出て来る。
 干し肉にすれば保存食にもなるだろうし、味噌漬けとかにすればもうちょっと柔らかくなるかもしれん。純粋に塩焼きステーキだと固いが、調理法で柔らかく旨く食う方法を探してみよう。

 藤十郎は貪るように食ってるな。まだ十六歳の若者だ。体が肉を欲しているんだろう。
 牛肉なんてくたびれた牛を処分した時だけ食べられるご馳走だから、城下の皆も喜んでいるな。
 これからはいつでも牛肉を食えるようにしていこう。

 ……これもちょっと時代が早いかな?まあ、これくらいならいいだろう。

――――――――

ちょっとだけ解説①

作中で紹介した『山越衆掟書』は、今堀日吉神社文書の中に実在する文書です。史実の成立は大永七年ですが、その文書自体も『先規により(前例にならい)』定めるとあるので、明文化はされずともそういう思想を持って商売をしていたことはうかがい知れます。物語では通商が活発化したことで少し早めに掟書が成立したということにしています。

この文書を見た時に、私の中で今まで聞かされてきた『独占商人から市場を解放した楽市楽座政策』というイメージが完全に崩れました。
掟書の内容は現在の商法や民法による信義則に類するもので、いわば商人が守るべき信義則を破った者は今後商売をさせないという内容です。もっと言えば、これを守れない者に商売をさせるのは正しい経済政策とは言えないんじゃないかと思います。
となると、じゃあ楽市楽座って何だったのかと考え続けている今日この頃です。
掟書にあるように、少なくとも山越衆にとっての座とは、真っ当な商売を徹底させるための強制力の役割を果たしていたんじゃないかなと思います。


ちょっとだけ解説②

近江牛は蒲生氏郷の頃には結構食べられていたそうです。
私自身が文献で裏を取ったわけではないので断定はできませんが、秀吉の小田原攻めの際に細川忠興と一緒に牛の干し肉を食べたという記録が残っているそうです。
また、蒲生氏郷が松坂転封に合わせて畜産業者を連れて行ったのが現在の松阪牛の起源とも言われています。
戦国時代って意外とイイモン食ってますね。


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