江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

文字の大きさ
117 / 215

冷夏

しおりを挟む
 
 ・天文八年(1539年) 七月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


「この度は某の我がままを聞き届けて頂き、ありがとうございます」

 上座から広間を見ると、目の前に三つの頭が平伏しているのが見える。

「ま、面を上げろ。そのままでは話も出来んだろう」
「ハッ!」

 そう言うと、三人の男が頭を上げる。
 中央に座るのが北軍一番組組長の滝川資清で、左隣に北軍軍奉行の海北綱親、右隣には資清の倅の滝川一益が座っている。

「決意は固いようだな」
「はい。亡き大原次郎様のお志を遂げるべく三年の間北軍の組頭としてお仕えしてまいりました。ですが、某も体が言うことを効きづらくなっております。畿内の争乱は一旦は収まり、天下は平穏になっております。
 これを機に某は一線を退き、亡き次郎様や次郎様と共に亡くなった倅の菩提を弔って生きていきたく思います」

 これが海北綱親から相談された内容だ。
 長く大原次郎高保の配下として戦い続けて来た滝川資清だが、既に齢四十五を超えて引退したいと申し出てきている。

「大原次郎のことについてならば、お主に責任などは無いぞ。むしろ責任は俺にある。次郎を美濃に行かせたのは誰でもなく俺自身なのだからな」
「御屋形様に責任などあろうはずもありません。あのような災害を予見することは何人にも出来なかったでしょう。ですが、次郎様は某の目の前で洪水に飲まれました。今ひと時早く駆けつけておれば、次郎様を高台にお逃がしすることが出来たのではないか、と今でも思わぬ日はありません」

 話すうちに資清の目にも涙が浮かぶ。俺の目にもだ。
 今でも大原次郎高保は近江を所狭しと暴れまわった六角軍随一の名将と評する者も多い。死してなお、これだけ人々の記憶に残るというのはある意味で幸せなのかもしれないな。


 視線を滝川資清から海北綱親に移し、現実的な話を詰めていく。

「彦右衛門(滝川資清)が組頭を抜けたとして、後任は誰か務められる者は居るか?」
「そのことですが、彦右衛門からは倅の久助(滝川一益)を後任に使って欲しいと申し出ております」

 滝川一益か……。その軍事的才能には疑いの余地はないが、いきなり組頭というのはちょっとな。
 なまじ滝川資清が大原高保の寵臣であっただけに、縁故人事と思われては一益自身の為にもよくない。

「久助か……。善右衛門(海北綱親)の目から見てどうだ?組頭が務まるか?」
「左様……」

 俺と綱親の視線を同時に受けて末席の一益の顔に緊張が走る。

「素質としては充分かと見ます。さすがは彦右衛門の倅と感心することもしばしばにございますれば……。ですが、いきなり組頭に抜擢すれば、同僚からやっかみも受けましょう。ここは一段下がって百人隊長から始めさせるがよろしいかと存じます。既に二番組の赤尾孫三郎(赤尾清綱)から百人隊長への推挙は受けておりますれば……」

 海北綱親も俺と同意見か。そうだよな。せっかく実力主義を導入しているのに、肝心の場面で縁故人事と取られる真似はすべきじゃない。

「ならば、久助はひとまず俺の馬廻として百人隊長に任命しよう。後任の一番組組長も、彦右衛門の倅が部下ではやりにくさもあるだろうしな」
「そのようにお計らい頂ければ幸いでございます」

「ということだが、お主はどうだ?久助」
「ハッ! ありがたきお計らいに感謝致します」

「重ね重ね、御屋形様にはご迷惑をお掛けして申し訳もございません」

 資清が改めて頭を下げる。他の二人も同様だ。

「しかし彦右衛門。全てを投げうって楽隠居というのはいささか贅沢な望みだぞ」

 再び頭を下げていた三人が思わず顔を上げる。顔には不審そうな色があるな。

「は……しかし……」
「お主には別の仕事を頼みたいと思っている」

 俺の隣に座る進藤貞治の方に視線を向けると、進藤も頷いて文箱から文書を一枚取り出して三人の面前に広げて見せた。

「滝川彦右衛門には万寿丸様の傅役を申しつけると御屋形様は仰せである」

 ”なんと”というつぶやきと共に彦右衛門が絶句する。
 お寅の産んだ万寿丸もそろそろ傅役を付けて養育に当たって行かねばならん頃合いだ。

「万寿丸は未だ四歳だが、無事に七歳を迎えた暁には大原家の養子に入れ、『大原次郎』を継がせようと思っている。長く次郎に仕えて来てくれたお主ならば、万寿丸の傅役として適任だろうと思ってな」

 資清の眉が見る間に八の字に歪み、涙が溢れだす。
 まだまだ楽隠居なんざさせないよ。これからは大原家の執事としてもう少し苦労してもらう。

「そういう訳だ。次代の大原次郎の養育、よろしく頼む」
「あ、有難うございまする。全身全霊を持ってお仕えさせて頂きまする」



 ・天文八年(1539年) 九月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


 伴庄衛門と布施源左衛門が揃って目通りを願い出て来た。
 布施源左衛門も一緒にということは鉄砲開発に動きがあったかな?

「待たせたな。色々と各地から文が届くもので何かと忙しくてな」
「……いえ、お忙し中お時間を頂きまして申し訳ありません」
「見てみるか? 北は蝦夷から南は九州まで彩豊かだぞ。なんせ将軍の後ろ盾なんぞやっているとあちこちから取次ぎ依頼がひっきりなしだ。はっはっは」
「……」

 軽口を叩いてみるが、二人の表情は晴れない。
 どうやら、深刻な事態のようだな。

「……で、どうした?」
「それは手前から申し上げます」

 布施源左衛門がおもむろに口を開く。重々しい顔だ。なんだか聞きたく無くなってきた。

「小浜から西国へと廻っていた船が戻りまして、その者らからの報告では九州でイナゴの害が出ていると」
蝗害こうがいか……」

 中国の軍記物だと蝗害で民心が荒れて大戦なんてパターンが王道だが、日本では蝗害はそれほど多くはない。
 日本で害を起こす蝗と言えばトノサマバッタだが、高温多湿の日本ではバッタを餌にしている生き物も豊富だし、草原と呼べる土地もそう多くない。それに米の収穫期には台風も多いから害を為すほどの大発生が起こりにくいのが実情だ。

「どの程度の規模だ? 九州は食糧が不足しそうか?」
「恐らくは畿内まで影響を及ぼすと思われます」
「何?」

 それほどに被害が大きいのか……。これは今年の収穫分を丸々備蓄に回しておいた方が良いかもな。

「わかった。畿内では米の備蓄を進めよう」
「いえ、もっと大掛かりに買い集めていただきとうございます」
「……それほどの被害が出ると?」

 布施源左衛門が意を決したように俺の目を覗き込んでくる。なんだか怖いな……。

「九州や中国ではそれでなくとも今年の夏は寒く、稲の実りが十分ではないとのこと。日向では季節外れに雪が降ったという噂もございます。冷夏は九州に留まらず、畿内も今年は例年に比べて雨が多く、未だ米の実りは充分とは言えません。小麦や豆の備蓄はある程度進んでおりますが、これ以上取り崩すことなく備え、何としても今のうちに食糧を確保していただきたく存じます」

「……このまま何もしなければ、どの程度の被害が出る?」
「恐らく、飢饉によって死人が出るほどになるかと」
「西国はそれほど厳しい状況か」
「西国航路の者が持ち帰った話と畿内の米の実りを考えれば、恐らくは……」

 これは参ったな……。
 西国と言えば大内はどうなる?

 今のところ大内から援助要請は来ていないが、大友との戦は未だ終息の目途が立っていないと聞く。そこに加えて食糧危機が発生すれば、戦争している場合じゃなくなるか。
 ……いや、逆だな。むしろ少なくなった食糧を奪い合って争いが加速する。西国で戦っているのは大内と大友だけじゃない。飢饉が中国地方にも波及すれば、毛利と尼子だってどうなるか分からん。

 布施源左衛門や伴庄衛門の話を総合すると、飢饉は中国地方にも充分すぎるほどの影響を及ぼすはずだ。特に尼子は上洛戦の後で国内の備蓄はだいぶ心細くなっているはず。配下を食わせようとすれば、周辺国に攻め込むしかない。

 一度失敗した畿内遠征軍を、今度は食糧確保の目的で再び起こすか?
 ……あり得ない。恐らくは安芸や長門辺りに攻め込むだろう。大友と両面に敵を抱えた大内ならば攻めやすいと考えるはずだ。
 西国の要になるべき大内は窮地に立たされる。

 呑気に鉄砲開発どころじゃなかったな。今はとにかく米を最優先で買い集めないと。大内に直接援助するにせよ、尼子や大友に食糧援助と引き換えに和睦を承諾させるにせよ、米は最大の切り札になる。
 六角の食糧が不足すれば西国の調停どころでは無くなるな。

「分かった。畿内各地、それと近江、美濃、尾張、伊勢の収穫を他国へ流出しないようにする。手形は必要なだけ発行しろ。そのすべての手形を六角家が買い上げる」
「ありがとうございます」

 簡易的な国債の仕組みを作っておいて助かったな。こういう時には市場操作によって米の流出を相当数防げるはずだ。
 会合衆に債券を発行させ、それを六角家が買い上げて銭を市場に回す。市場には銭が多量に供給されるから、食糧危機と相まって一時的にインフレ圧力が高まって米の値が上がるはずだ。
 他国の商人が米を買い付けようとしても六角領の米は高くて大量に買い付けることは出来なくなる。むしろ周辺国から米が流入するという事も起こるはずだ。

 備蓄の銭が流出するのは痛いが、今は米こそが最大の戦略物資になり得る。
 今のところ近江近国では飢饉の兆しは無い。今のうちに買い集めておけば、相当数の米が備蓄できるだろう。

 問題はインフレが圧力が高まれば領民の暮らしを直撃するということだ。他国の商人が買えないほどの高値になるということは、当然ながら領民にも買えないほどの高値だということ。
 領内の代官衆には領民の暮らしを良く見させ、暴動が起きる前に振舞によって対処させねばならん。

 ……領民には米の現物と引き換えることが出来る米切手を配るようにするか。米そのものに流動性を持たせるわけにはいかんが、米切手を流通させれば需要と供給の関係で米切手の売買が成立するはず。それによって必要な所に必要なだけ米が行き渡るだろう。
 無論、米切手の引き換えには身元確認を徹底させる。身元確認の取れない者には米切手の引き換えに応じない。そうすれば、少なくともリスクを負ってまで米を勝手に領外に流出させる者は減るだろう。

 問題は偽造対策だな。楽市手形と違い、米切手は民間に広く流通させるものになる。いわば米切手が紙幣の役割を果たすはずだ。紙幣であれば、当然偽造のリスクは付きまとう。

 ……多少の偽造は発生すると覚悟の上で実行するしかないか。
 切手には通番を入れ、後で引き替えられた切手が偽造されたものかどうかを確認できるようにしておこう。前科の付いた者には当面の間米の引き換えに応じなくする。偽造がバレた時のリスクを周知させれば、ある程度の抑止力にもなるはずだ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

 神典日月神示 真実の物語

蔵屋
歴史・時代
 私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。 この方たちのお名前は 大本開祖•出口なお(でぐちなお)、 神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。  この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。  昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。 その書物を纏めた書類です。  この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。 私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。  日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。 殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。 本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。 日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。 そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。 なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。 縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。 日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。 この小説は真実の物語です。 「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」 どうぞ、お楽しみ下さい。 『神知りて 人の幸せ 祈るのみ 神の伝えし 愛善の道』

コンバット

サクラ近衛将監
ファンタジー
 藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。  ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。  忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。  担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。  その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。  その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。  かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。  この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。  しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。  この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。  一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。

不死身のボッカ

暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。 小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。 逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。 割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。 ※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。 ※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。 ※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。 ※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。

この状況には、訳がある

兎田りん
ファンタジー
 どうしてこんなことになったのか…    ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。  居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!  俺の関係ない所でやってくれ!  ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに ○更新状況○ 2023/2/15投稿開始 毎週水曜20時頃次回投稿の予定

織田信長 -尾州払暁-

藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。 守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。 織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。 そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。 毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。 スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。 (2022.04.04) ※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。 ※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

家庭菜園物語

コンビニ
ファンタジー
 お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。 「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。  転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが  迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

処理中です...