江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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本願寺の落日

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 ・天文十二年(1543年) 五月  山城国 京 六角屋敷  六角定頼


「今まで散々にやり合ってきたが、こうしてまみえるのは初めてですな」

 ちょっと意地悪く笑う。下座に座る坊主は憔悴しきって頬は落ち窪み、顔は土気色になっている。
 まあ、可哀想とは欠片も思わないけどもね。

「う、右大将様には何卒お慈悲を賜りたく……」

 弱々しく泣き出しそうな顔で震えている。
 かつては武家と対等以上の武力を有し、法主として崇められた男も、こうなっては惨めな物だ。

「証如殿。御坊がそのようなことを申されては御坊を信じて散っていた門徒達が浮かばれませぬぞ。戦に敗れれば総大将は腹を切って責任を取る物。武家の戦に介入した以上、武士と同様に身を処すことは御覚悟の上と思っておったがな」
「な……何卒、何卒お慈悲を!」

 突然絶叫に近い大声が響く。一座の人間が思わず顔をしかめた。

 斎藤利政が榎並城を落とした後、返す刀で石山本願寺を攻め落として証如を捕らえた。
 失点を取り返そうとしてのことだろうが、こちらとしても有難い。これ以上本願寺をそのままにしておくわけにはいかなかったからな。手間が省けた。

 美濃勢は証如を淀城に連行した後、暇乞いをして美濃へ戻って行った。ちゃっかりと帰蝶姫の輿入れの日取りまで決めてだ。
 まあ、俺も文句はない。万寿丸ももう九歳になったし、俺が近江に戻れば元服させて正式に大原家を再興させることになる。
 斎藤としてもこのタイミングでの輿入れは、俺との間柄を天下にアピールする効果があるからな。足利を滅ぼした畿内の覇者との関係が親密であるとなれば、周囲の斎藤を見る目も当然変わって来るはずだ。
 史実では帰蝶姫は石女うまずめだったようだから、そこだけが心配ではあるが。

 んで、折角だから証如は淀城の牢屋に一月のあいだ閉じ込めておいた。今日こそ首を刎ねられるかもしれないと思いながら座敷牢に座る一か月は相当にキツかっただろうに、まだ叫ぶ元気が残っていたとは驚きだ。

「証如殿。そう取り乱されては阿弥陀様もお困りになりますぞ。御坊を浄土に導きたくとも、暴れる者を無理矢理浄土に連れて行くのは阿弥陀様とて骨が折れるのではないですかな?」
「な、何卒ぉぉぉ!」

 もはや畳に額がめり込むんじゃないかというほどだ。
 まあ、これくらいでいいか。さすがにうるさい。さっきから進藤や三井、それに山科言継ら公家衆もげんなりした顔をしているしな。

「まあ、御坊がそこまで言うならば俺も考えぬことは無い」
「ま……まことですか!」

 あーあ。鼻水垂らしてら。

「今は亡き本福寺の明宗からも、証如殿の御身については寛大な処置を望むとは言われていた」
「みょ、明宗が……」
「そうだ。御坊達が本福寺に対して行った非道の数々を飲み込み、それでも蓮如殿の御血縁だからということでな。当代の明誓も同じく寛大な処置をと願い出てきている」

 途端に証如の顔が明るくなる。現金なものだ。

 まあ、元々こっちは証如を殺す気なんざ最初ハナから無い。宗教指導者は殺すのにも気を使う。下手に殺して殉教者として神格化されても面倒なだけだ。
 それよりも、生きて無様を晒してもらった方がいい。所詮証如も生き汚い人間なのだと門徒達に知らしめることが、本当の意味で一向一揆の根絶に繋がる。神性を失った法主の言葉にはもはや誰も従わないだろうからな。

 今回これだけの醜態を公家衆に見せつければ、自然と京雀に証如の人間性が伝わっていくだろう。
 だが……。

「喜んで居られるようだが、明宗や明誓らの口添えがあったればこそという事を忘れるでないぞ。御坊が今後両名に砂をかけるような真似をすれば、今度こそ俺はお主の首を刎ねに行く。
 櫓櫂の及ぶ限りな。よく覚えておくことだ」

 最後は少し凄んで威圧すると、再び証如が顔色を無くしてコクコクと人形のように頷く。
 ……本当に分かってんだろうな。

「証如の身柄は本福寺預けとする。以後は明誓の元で蟄居せよ。連れていけ」

 証如がゆっくりと立ち上がって両脇を兵に挟まれながら退出する。
 まあ、これで一向宗も大人しくなるだろう。


 遊佐長教も先日岸和田城で自害したと報せがあった。あとは、堺に居残る法華宗を片付ければ、今回の戦乱の後始末は完了だ。
 残るは北畠と波多野くらいか。

 それにしても遊佐は自慢の茶室ごと火薬のような物を使って吹き飛んだと聞いた。確か平蜘蛛に火薬詰めて自爆したのは松永久秀だったか。自爆なんて創作の世界のことかと思っていたが、まさか実際に起こるとは思わなかった。
 
 ……そういえば、以前に遊佐が平蜘蛛という茶釜を手に入れたと自慢気に文を寄越していたが……まさかな。

 呪いの茶器とかあるのかもしれん。念のため、茶器集めはほどほどにしておこう。



 ・天文十二年(1543年) 五月  山城国 京 六角屋敷  織田頼信


「先ほどはいささか……」
「ははは。あまりの大声に辟易されましたか」
「ま、まあ、麿としても証如の気持ちは分からぬでもありませぬが。それにしてもあれはちと……」

 大納言様(山科言継)が口元だけで笑いながら眉根を寄せる。右大将様(六角定頼)は心底面白そうだが、何が面白いのか。麿などは先ほどの叫び声が今も耳に残っている。
 まこと、うるさい御仁であった。

「まあ、法主だなんだと崇められていても所詮は人でござる」
「ふむ……それを世に広めるために麿たちも同席の上で引見されましたか」

 右大将様がニヤリと笑う。
 なるほど……。つまりはあの醜態を流布させたいということか。少し回りくどいようにも感じるが、きっと必要な措置なのだろう。

「ところで、別席を設けてもらいたいというのは例の件についてですかな?」
「いかにも。詳しくは侍従から申し上げまする」

 大納言様の目配せを受けて軽く深呼吸をする。
 このような大役を任されれば緊張するなという方が無理な話だ。

「実は、主上のお心は右大将様の内大臣への昇格と鎮守府大将軍への就任を認める方向でほぼ固まっております」
「ほう……」

 右大将様が目を細める。単純に喜ぶのではなく、続きを促される。
 そう。単純にそれだけならばわざわざ大納言様直々に参ったりしない。その後に続く言葉を察しているのだろう。

「ですが、未だに地方には足利を武家の棟梁と仰ぐ者も残っており、それらからの反発を心配する声も根強く残っております。一方で右大将様が足利を降して畿内を平定されたことは新たな世の始まりを告げる物であるという声も上がっております」
「ふむ……ではどのような手を打つべきと?」
「はい。新たな世の始まりに相応しく、まずは改元を行ってはどうかと」
「改元か。確かに、人心を一新する上では悪くない手だな」

 そう言ったきり右大将様が考え込む。
 改元に何か障りがあるのだろうか……。



 ・天文十二年(1543年) 五月  山城国 京 六角屋敷  六角定頼


 改元かぁ……。
 史実では確か、弘治から永禄への改元を朝廷は三好長慶に相談し、足利義輝には連絡すらしなかった。それにより、弘治の元号を使い続けた足利義輝の権威は益々低下したはずだ。

 それは、今後の六角家の統一事業にも応用できる。

 つまり、新元号を六角定頼の名の元に各地に通達し、六角家が以後天下を纏めると宣言する。地方では足利の権威を在地権力の拠り所としている者も少なくない。改元を行うことで、六角家が以後足利に代わる権威性を持つと言外に宣言することになる。

 ふむ。悪くないな。

「新たな元号は何にされるおつもりですかな?」
「易経火水未済かすいびせい五爻ごこうに由来し、貞吉じょうきつと」
「その心は?」
「貞にして吉。悔なし。君子の光。まこと有りて吉。……文章博士の受け売りですが」

 貞にして吉。悔なし。君子の光。孚有りて吉。
 君子が賢人の補佐を受け、その光輝く徳をあまねく天下に行き渡らせ、天下泰平をもたらす。
 つまりは、帝を補佐する賢人が六角定頼であり、その体制こそが未完を完成に導き、天下泰平を為すという意味か。

 随分と持ち上げてくれたものだ。少し照れるな。

「承知しました。費用については六角家も応分の負担をさせて頂く。そのように進めて下され」

 織田頼信がほっとした顔になる。
 この改元は頼信にとっても最初の大仕事になるのだろう。実際には山科や近衛の使い走りだろうが、少なくとも六角家との交渉は頼信が担当したという実績が残る。頼信に何とか箔を付けさせてやろうと言う山科や近衛の心遣いは有難いな。

 それにしても貞吉か……。
 さしずめ、今回の戦乱は後世に『貞吉の乱』とでも呼ばれるのかもしれんな。




 ・天文十二年(1543年) 五月  越後国頚城郡 春日山城  長尾晴景


 どうしたものか……。

「失礼致します」

 居室の戸が開いて弥五郎(北条高広)が入って来る。

「殿に申し上げたき義がございます」
「後にしてくれぬか。今はちと思案せねばならぬことがある」
「先ほどの件でしょうか」
「……その通りだ」

 先ほどまでの評定を思い出す。
 室町殿の嫡男が京を逃れて我が長尾を頼って来た。そのおかげで評定は紛糾を極めていた。
 まったく、ただでさえ時宗丸(伊達実元)入嗣の件でゴタついているというのに、これ以上厄介ごとを増やされてはたまらぬぞ。

「平三殿(長尾景虎)は決して譲られませんでしたな。若君が我が長尾を頼って下されたのは武門の誉、これに応えずして何の為の武士か、と」
「子供に何が分かる。世の中がそう単純であれば、乙名達が頭を悩ませたりせぬわ」
「左様で……」

 平三の申すことはただの理想論よ。元服したての若造には分かるまい。

「菊幢丸様を受け入れるということは、六角を敵に回すということだ」
「殿……菊幢丸様ではなく、左馬頭義輝様です。逃走中に元服なされたと先ほども……」
「どっちでも良いわ。どのみち正式な叙任を受けているわけではあるまい」
「それはその通りですが……」

 まったく、こやつも妙なところでせせこましい男だ。

「今六角を敵に回すわけにはいかぬ。直江津には六角配下の商人達が大勢来航している。彼らが青苧を買い上げ、引き換えに米を豊富に持って来てくれるからこそ我らは有利に戦えているのだ。
 六角を敵に回せば、まず兵糧米に困ることになる」
「ですが、駿河守殿(宇佐美定満)の申されることも一理ありましょう」
「うむ……」

 駿河守は、長尾が菊幢丸様を追い返せば次は上杉や伊達を頼ろうとするは必定と申していた。
 それはそれで確かに困る。室町殿の若君となれば、それを担いで越後に介入するという目も出て来る。御屋形様(上杉定実)との関係が悪化している今、室町殿の威光を敵に回せば味方からも離反者が出るやもしれん。
 チッ。ええい、何故越後に来たのだ。いっそのこと西国に逃れてくれれば良かったものを。

「ここは一つ、左馬頭様を受け入れられてはいかがですか?」
「そして、六角を敵に回せと申すか」
「いいえ。六角に対しては、左馬頭様を逃がさぬように監視していると申し送られれば良い。左馬頭様が行方をくらませれば、六角とて対応に苦慮するのは同じ。むしろこちらで保護している方が六角としても安心できましょう」

 ふむ。確かにな。
 引き渡すとなれば捕らえて引き渡せば良いだけだ。追い返して再び行方をくらまされるよりは六角もやりやすかろう。

「その交渉、お主に任せて良いか」
「喜んで。ですが、平三殿や駿河守殿、和泉守殿(柿崎景家)などに知られれば面倒なことになります」
「ふむ……分かった。平三には古志郡司として栃尾城を任せ、中条討伐の任を与える。宇佐美や柿崎らも平三の補佐として派遣しよう。それでよいか?」
「承知いたしました。では、平三殿が出立された後に某は京へ参ります」

 よし。六角への対応は弥五郎の交渉を待って決めるとしよう。それまでは菊幢丸を精々歓待しておこう。万一にも逃げ出そうなどという気を起こさぬようにな。

 やれやれ、ここ数日頭を痛めていた難問にようやく答えが見いだせそうか。
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