192 / 215
新技術の普及
しおりを挟む・貞吉二年(1544年) 十二月 信濃国諏訪郡 岡谷城 石川清兼
間もなく佐渡守様(村上義清)の本軍も塩尻峠を越える。
そうなれば、次郎三郎様(徳川広忠)は村上方の一武将として振舞わねばならん。こうして徳川旧臣だけで軍議を開くことも憚られるようになるな。
この合戦中、こうして徳川旧臣だけで集まれるのは今回が最後だ。
「孫十郎殿(榊原長政)、天竜川沿いの雪の具合はどうであったか?」
「問題ありません。今年は夏に雨が多く物成りは悪うございますが、その分雪が普段よりも遅いようです。土地の古老にも話を聞きましたが、辰野や伊那では雪が降るのは春前で、真冬はあまり降らぬと。本格的に積もるまで、少なくともあとひと月は間があるだろうということでした」
ひと月あれば斎藤と戦をする時間は充分にあるな。
「平八郎殿(本多忠高)、兵の士気は?」
「こちらも問題なく。皆、高遠城に兵糧が運び込まれていることはよく承知しております」
「ふっ……正月の餅代わりに戦か。ほとほと我らも懲りぬな」
「……正直、意外でしたな」
ん?
半蔵殿(服部保長)か。
「そんなに可笑しいかな?」
「ええ。安芸守殿(石川清兼)は三河守様(徳川清康)のこうしたやり方に反対されておられましたから。徳川が三河を追われた折り、てっきり安芸守殿は徳川から離れる物とばかり……」
「随分な物言いだな。まるで儂が最初から徳川家を裏切ろうとしておったように聞こえるではないか」
「あ、いや。これは失礼致しました。こうして次郎三郎様の柱石として共に働けるのは真に心強いと思うたまでで」
確かに他の者からすれば不思議なのかもしれぬな。だが、儂が三河守様のなさり様に反対していたのは、あくまでも徳川の力を養うため。
あの時、急いで六角と戦う必要など無かった。場合によっては人質を出して詫びを入れ、時間を稼げばよかったのだ。
その間に今度こそ駿河を獲り、三・遠・駿の三国を抑える。そうなれば北条と事を構えることにはなったであろうが、六角も直後に足利との戦を抱えていた。
徳川が足利に味方し、三国の兵を持って尾張に進めば六角とて対応しきれなかったはずだ。
返す返すも、急いで六角と戦うべきでは無かった。
「安芸守殿?」
「……いや、何でもない。こうなった以上は、まずは徳川は村上の一武将として地歩を固めねばならん。此度の戦はその初陣だ。失敗は許されん」
「左様ですな」
「して、半蔵殿。砥石城の方は問題ないかな?」
「無論のこと。矢沢源之助(矢沢頼綱)には既に配下の者が監視についております。斎藤の出方を確認次第、手前も砥石城に参ります」
よし、準備は万端か。
「次郎三郎様。お聞きの通り、用意は整いました。この戦に勝った暁には、伊那郡にて我ら徳川の知行地を頂けると佐渡守様よりの書付も頂戴しております。
……御覚悟はよろしいですな?」
「うん。皆の忠義を嬉しく思う。必ずや父清康の無念を晴らし、徳川の再興を成し遂げよう」
「ハッ!」
……もはや後戻りは出来ん。
次郎三郎様には農地を耕して平穏な暮らしをして頂く道もあった。だが、徳川旧臣の期待を一身に背負う御覚悟を定められた以上、その道は絶たれた。
いや、最初からそのような道など無かったのかもしれぬ。
我らの行く先に待つのは、鬼か修羅か……。
「では、お下知を」
「うむ。明朝より伊那郡へ向けて出陣する!」
「応!」
・貞吉三年(1545年) 一月 近江国滋賀郡 坂本城 六角定頼
新築成った坂本城で初めての正月だ。
急ぎ普請だったから内装はまだ武骨な物だが、とりあえず入って住めて最低限の防御が出来るようになったことで昨年中に慌ただしく引越しを済ませた。
これで観音寺城は正式に賢頼と国子殿の物となった。とはいえ、夫の賢頼がまだ西国攻めの真っ最中だ。
観音寺城にとっては、寂しい正月になっているかもしれんな。
「明けましておめでとうございます」
奥を代表してまずは志野が新年の挨拶を述べる。
無論、その後ろには幼い子らや側室、侍女たちが控えている。やはり夫婦水入らずの正月とはいかんな。
「うん。おめでとう」
「立派なお城ですね。隠居所には勿体ないくらい」
「まあ、そうは言っても観音寺城に比べれば手狭だ。志野も随分と荷物を絞らせたようで済まんな」
「いいえ。どのみち私自身はあまり着なくなっておりますから」
次に進み出たのは三男の正寿丸だ。
「ちちうえ。あけましておめでとうございます」
「うむ。正寿丸も元気そうで何よりだ。風邪などひいてはおらんかな?」
「はい!」
お鈴の産んだ正寿丸も四歳になった。
孫と変わらない年齢の息子というのも照れくさいが、まあ何とかお鈴の期待に応えることが出来て一安心だ。
それにしても、やっぱ可愛いもんだなぁ。
孫と変わらん年齢だからもはや俺にとっては孫だ。孫は誰が何と言おうとただただ可愛い。
「大本所様(六角定頼)。進藤殿の御家中もご覧になってますよ」
志野の一言で場に軽く笑いが起きた。
形式上お鈴は進藤家の養女だから、正寿丸の身辺には進藤家の者が付く。傅役は新助(進藤貞治)の嫡男、小太郎賢盛が務めている。
新助はまだまだ頼りないと評しているが、いずれは正寿丸の得難い家臣になってくれるだろう。
とはいえ、進藤家中としては複雑な心境もあるだろう。
このままいけば、進藤家は六角家の家宰の地位を得る見込みが高かった。足利尊氏に対する高師直の立場だな。
今までの進藤貞治の功績を考えれば、それだけの風格は充分にある。
だが、それは賢頼の代に禍根を残しかねない。
俺や新助が生きている間はいいが、俺達が死ねば進藤家の去就を巡って諍いが起きる可能性が高い。賢頼側近にすれば、進藤家は目障りなことこの上ない存在になるからな。
最悪の場合、戦になる。
新助はそのことを良く理解し、敢えて息子を正寿丸の傅役に配してくれた。
正寿丸はあくまでも六角家の庶流として扱われるから、進藤家は自ら権力の座から身を引いた格好になる。功第一等の進藤家がそう振舞えば、よもや世上の妬みを買うなどということは無いだろう。
「父上、明けましておめでとうございます」
「うむ。お市もお犬も元気そうで何よりだ」
今度はお寅とお花の娘二人が揃って挨拶に出た。二人とも少しずつ女らしくなってきたな。
同じ年に産まれたからか、この二人は母親以上に仲がいい。
しかし、二人とももう八歳か……。そろそろ嫁入り先を考え始めねばならん。
三好には既に初音を嫁がせてあるし、斎藤からは万寿丸に嫁を貰っている。普通に考えれば織田頼信と朽木貞綱ということになるか。
だが、織田はともかく朽木は年齢の釣り合いがなぁ……。
嫡男の貞綱はもう三十歳に手が届こうかという年齢で、しかも既に飛鳥井から正室を迎えている。さすがにそれを離縁させてまでっていうわけには行かない。
貞綱の弟の誰かに嫁がせるか……。
あるいは家臣に嫁がせても良いかもしれん。
「しかし、本所(六角賢頼)と次郎(大原頼保)は来られなくて残念だったな」
「やむを得ますまい。お二方ともそれぞれに敵を抱えておられます。相手は正月だからと戦を止めてくれませんからな」
傍らの進藤が渋い顔で相槌を打つ。
それを合図にしたように、志野や側室、それに子供達が下がっていく。
家族との時間も大事だが、表向きの仕事もこなさなければならん。
これも鎮守府大将軍としての役目だ。
・貞吉三年(1545年) 一月 近江国滋賀郡 坂本城 朽木稙綱
年賀の挨拶の後、あ奴から私的に呼び出しを受けた。
まあ、用件は察しが付く。尼子との関係が再びこじれ始めているという話だからな。
進藤山城守に案内されて一室に入ると、殺風景な板間の上に座布団を敷いて文机を置いただけの簡素な部屋であ奴が座っていた。
じじむさく火鉢など抱えおって、情けない。
「よお、呼び出して悪かったな。隠居してちょっと老け込んだんじゃないか? 火鉢にでもあたるか?」
「余計なお世話だ。それよりも用件を言え。わざわざ呼び出したということは、何かまた言いにくいことでもあるのだろう」
「察しがいいな。……実はな、生野銀山を俺に貰えんかと思ってな」
やはりか。
尼子とこじれれば石見銀が手に入らん。そこで朽木の持つ生野銀山に目を付けたということだろう。
白々しく済まなそうな顔などしおって、生野銀山を手に入れるために我ら朽木がどれほど血を流したと思っている。
……だが、まあ
「考えぬでもない」
「おお! ありがたい。いやあ、弥五郎のことだから怒りだすんじゃないかと冷や冷やしたよ」
「考えぬでもないと言っただろう。タダでとは少々虫が良いとは思わんか?」
「いや、まあ……でも、今後各地の金山・銀山は鎮守府大将軍の直轄地にしていきたいと思っているし……まあ、そりゃあ虫がいいかもしれんが……まあ、そのなんだ……条件があるなら……」
「何だ? 聞こえんぞ?」
「条件を言えって言ったんだ。タダじゃ無ければいいんだろう」
ふん。そう来なくてはな。
此度の戦で思い知った。やはり用兵だけでなく新たな武具も必要だ。幸い、銭は小浜で何とかなる。敦賀ほどではないが、小浜にも唐船が来航するようになって商人も活発になっている。
だから、今必要な物は……
「鉄砲と言うらしいな?」
「……売れと? しかし、今はウチの軍に配備するので手一杯で、朽木まで回している余裕は……」
「売れとは言わん。作り方を教えろ」
「……それは……」
「嫌なら、銀山は渡さん。息子に尼子と喧嘩するなと伝えることだな」
ふふん。苦虫をかみつぶしたような顔をしおって。
尼子と毛利の諍いが六角にまで飛び火しているという話は倅から聞いている。
尼子は間者を放った毛利に怒り心頭で、頭を下げぬのならば攻め込むとまで言ったそうだが、毛利は頑として受け付けずに備前に陣を張る弾正(六角賢頼)に後詰を依頼しているそうだな。
毛利は安芸の南を領有し、瀬戸内に水軍も持っている。
瀬戸内の海を抑えて四国の三好と連携したい弾正にとっては、尼子よりも毛利の方が大事と見える。
「どうした? 儂はどちらでも良いぞ?」
しばらく沈黙していたが、やがて諦めたように首を振った。
「分かった。腕の良い鍛冶を何人か坂本城に寄越してくれ。製造工程を教えさせる」
「そう来なくてはな。銀山の件は倅に文を書いておこう」
0
あなたにおすすめの小説
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
この状況には、訳がある
兎田りん
ファンタジー
どうしてこんなことになったのか…
ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。
居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!
俺の関係ない所でやってくれ!
ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに
○更新状況○
2023/2/15投稿開始
毎週水曜20時頃次回投稿の予定
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。
「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。
転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが
迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる