江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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新技術の普及

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 ・貞吉二年(1544年) 十二月 信濃国諏訪郡 岡谷城  石川清兼


 間もなく佐渡守様(村上義清)の本軍も塩尻峠を越える。
 そうなれば、次郎三郎様(徳川広忠)は村上方の一武将として振舞わねばならん。こうして徳川旧臣だけで軍議を開くことも憚られるようになるな。

 この合戦中、こうして徳川旧臣だけで集まれるのは今回が最後だ。

「孫十郎殿(榊原長政)、天竜川沿いの雪の具合はどうであったか?」
「問題ありません。今年は夏に雨が多く物成りは悪うございますが、その分雪が普段よりも遅いようです。土地の古老にも話を聞きましたが、辰野や伊那では雪が降るのは春前で、真冬はあまり降らぬと。本格的に積もるまで、少なくともあとひと月は間があるだろうということでした」

 ひと月あれば斎藤と戦をする時間は充分にあるな。

「平八郎殿(本多忠高)、兵の士気は?」
「こちらも問題なく。皆、高遠城に兵糧が運び込まれていることはよく承知しております」
「ふっ……正月の餅代わりに戦か。ほとほと我らも懲りぬな」

「……正直、意外でしたな」

 ん?
 半蔵殿(服部保長)か。

「そんなに可笑しいかな?」
「ええ。安芸守殿(石川清兼)は三河守様(徳川清康)のこうしたやり方に反対されておられましたから。徳川が三河を追われた折り、てっきり安芸守殿は徳川から離れる物とばかり……」
「随分な物言いだな。まるで儂が最初から徳川家を裏切ろうとしておったように聞こえるではないか」
「あ、いや。これは失礼致しました。こうして次郎三郎様の柱石として共に働けるのは真に心強いと思うたまでで」

 確かに他の者からすれば不思議なのかもしれぬな。だが、儂が三河守様のなさり様に反対していたのは、あくまでも徳川の力を養うため。

 あの時、急いで六角と戦う必要など無かった。場合によっては人質を出して詫びを入れ、時間を稼げばよかったのだ。
 その間に今度こそ駿河を獲り、三・遠・駿の三国を抑える。そうなれば北条と事を構えることにはなったであろうが、六角も直後に足利との戦を抱えていた。
 徳川が足利に味方し、三国の兵を持って尾張に進めば六角とて対応しきれなかったはずだ。
 返す返すも、急いで六角と戦うべきでは無かった。

「安芸守殿?」
「……いや、何でもない。こうなった以上は、まずは徳川は村上の一武将として地歩を固めねばならん。此度の戦はその初陣だ。失敗は許されん」
「左様ですな」
「して、半蔵殿。砥石城の方は問題ないかな?」
「無論のこと。矢沢源之助(矢沢頼綱)には既に配下の者が監視についております。斎藤の出方を確認次第、手前も砥石城に参ります」

 よし、準備は万端か。

「次郎三郎様。お聞きの通り、用意は整いました。この戦に勝った暁には、伊那郡にて我ら徳川の知行地を頂けると佐渡守様よりの書付も頂戴しております。
 ……御覚悟はよろしいですな?」
「うん。皆の忠義を嬉しく思う。必ずや父清康の無念を晴らし、徳川の再興を成し遂げよう」
「ハッ!」

 ……もはや後戻りは出来ん。
 次郎三郎様には農地を耕して平穏な暮らしをして頂く道もあった。だが、徳川旧臣の期待を一身に背負う御覚悟を定められた以上、その道は絶たれた。
 いや、最初からそのような道など無かったのかもしれぬ。

 我らの行く先に待つのは、鬼か修羅か……。

「では、お下知を」
「うむ。明朝より伊那郡へ向けて出陣する!」
「応!」



 ・貞吉三年(1545年) 一月  近江国滋賀郡 坂本城  六角定頼


 新築成った坂本城で初めての正月だ。
 急ぎ普請だったから内装はまだ武骨な物だが、とりあえず入って住めて最低限の防御が出来るようになったことで昨年中に慌ただしく引越しを済ませた。
 これで観音寺城は正式に賢頼と国子殿の物となった。とはいえ、夫の賢頼がまだ西国攻めの真っ最中だ。
 観音寺城にとっては、寂しい正月になっているかもしれんな。

「明けましておめでとうございます」

 奥を代表してまずは志野が新年の挨拶を述べる。
 無論、その後ろには幼い子らや側室、侍女たちが控えている。やはり夫婦水入らずの正月とはいかんな。

「うん。おめでとう」
「立派なお城ですね。隠居所には勿体ないくらい」
「まあ、そうは言っても観音寺城に比べれば手狭だ。志野も随分と荷物を絞らせたようで済まんな」
「いいえ。どのみち私自身はあまり着なくなっておりますから」

 次に進み出たのは三男の正寿丸しょうじゅまるだ。

「ちちうえ。あけましておめでとうございます」
「うむ。正寿丸も元気そうで何よりだ。風邪などひいてはおらんかな?」
「はい!」

 お鈴の産んだ正寿丸も四歳になった。
 孫と変わらない年齢の息子というのも照れくさいが、まあ何とかお鈴の期待に応えることが出来て一安心だ。
 それにしても、やっぱ可愛いもんだなぁ。
 孫と変わらん年齢だからもはや俺にとっては孫だ。孫は誰が何と言おうとただただ可愛い。

「大本所様(六角定頼)。進藤殿の御家中もご覧になってますよ」

 志野の一言で場に軽く笑いが起きた。
 形式上お鈴は進藤家の養女だから、正寿丸の身辺には進藤家の者が付く。傅役は新助(進藤貞治)の嫡男、小太郎賢盛が務めている。
 新助はまだまだ頼りないと評しているが、いずれは正寿丸の得難い家臣になってくれるだろう。

 とはいえ、進藤家中としては複雑な心境もあるだろう。
 このままいけば、進藤家は六角家の家宰の地位を得る見込みが高かった。足利尊氏に対する高師直の立場だな。
 今までの進藤貞治の功績を考えれば、それだけの風格は充分にある。

 だが、それは賢頼の代に禍根を残しかねない。
 俺や新助が生きている間はいいが、俺達が死ねば進藤家の去就を巡って諍いが起きる可能性が高い。賢頼側近にすれば、進藤家は目障りなことこの上ない存在になるからな。
 最悪の場合、戦になる。

 新助はそのことを良く理解し、敢えて息子を正寿丸の傅役に配してくれた。
 正寿丸はあくまでも六角家の庶流として扱われるから、進藤家は自ら権力の座から身を引いた格好になる。功第一等の進藤家がそう振舞えば、よもや世上の妬みを買うなどということは無いだろう。

「父上、明けましておめでとうございます」
「うむ。お市もお犬も元気そうで何よりだ」

 今度はお寅とお花の娘二人が揃って挨拶に出た。二人とも少しずつ女らしくなってきたな。
 同じ年に産まれたからか、この二人は母親以上に仲がいい。
 しかし、二人とももう八歳か……。そろそろ嫁入り先を考え始めねばならん。

 三好には既に初音を嫁がせてあるし、斎藤からは万寿丸に嫁を貰っている。普通に考えれば織田頼信と朽木貞綱ということになるか。
 だが、織田はともかく朽木は年齢の釣り合いがなぁ……。
 嫡男の貞綱はもう三十歳に手が届こうかという年齢で、しかも既に飛鳥井から正室を迎えている。さすがにそれを離縁させてまでっていうわけには行かない。

 貞綱の弟の誰かに嫁がせるか……。
 あるいは家臣に嫁がせても良いかもしれん。

「しかし、本所(六角賢頼)と次郎(大原頼保)は来られなくて残念だったな」
「やむを得ますまい。お二方ともそれぞれに敵を抱えておられます。相手は正月だからと戦を止めてくれませんからな」

 傍らの進藤が渋い顔で相槌を打つ。
 それを合図にしたように、志野や側室、それに子供達が下がっていく。
 家族との時間も大事だが、表向きの仕事もこなさなければならん。
 これも鎮守府大将軍としての役目だ。



 ・貞吉三年(1545年) 一月  近江国滋賀郡 坂本城  朽木稙綱


 年賀の挨拶の後、あ奴から私的に呼び出しを受けた。
 まあ、用件は察しが付く。尼子との関係が再びこじれ始めているという話だからな。

 進藤山城守に案内されて一室に入ると、殺風景な板間の上に座布団を敷いて文机を置いただけの簡素な部屋であ奴が座っていた。
 じじむさく火鉢など抱えおって、情けない。

「よお、呼び出して悪かったな。隠居してちょっと老け込んだんじゃないか? 火鉢にでもあたるか?」
「余計なお世話だ。それよりも用件を言え。わざわざ呼び出したということは、何かまた言いにくいことでもあるのだろう」
「察しがいいな。……実はな、生野銀山を俺に貰えんかと思ってな」

 やはりか。
 尼子とこじれれば石見銀が手に入らん。そこで朽木の持つ生野銀山に目を付けたということだろう。
 白々しく済まなそうな顔などしおって、生野銀山を手に入れるために我ら朽木がどれほど血を流したと思っている。

 ……だが、まあ

「考えぬでもない」
「おお! ありがたい。いやあ、弥五郎のことだから怒りだすんじゃないかと冷や冷やしたよ」
「考えぬでもないと言っただろう。タダでとは少々虫が良いとは思わんか?」
「いや、まあ……でも、今後各地の金山・銀山は鎮守府大将軍の直轄地にしていきたいと思っているし……まあ、そりゃあ虫がいいかもしれんが……まあ、そのなんだ……条件があるなら……」
「何だ? 聞こえんぞ?」
「条件を言えって言ったんだ。タダじゃ無ければいいんだろう」

 ふん。そう来なくてはな。
 此度の戦で思い知った。やはり用兵だけでなく新たな武具も必要だ。幸い、銭は小浜で何とかなる。敦賀ほどではないが、小浜にも唐船が来航するようになって商人も活発になっている。
 だから、今必要な物は……

「鉄砲と言うらしいな?」
「……売れと? しかし、今はウチの軍に配備するので手一杯で、朽木まで回している余裕は……」
「売れとは言わん。作り方を教えろ」
「……それは……」
「嫌なら、銀山は渡さん。息子に尼子と喧嘩するなと伝えることだな」

 ふふん。苦虫をかみつぶしたような顔をしおって。
 尼子と毛利の諍いが六角にまで飛び火しているという話は倅から聞いている。
 尼子は間者を放った毛利に怒り心頭で、頭を下げぬのならば攻め込むとまで言ったそうだが、毛利は頑として受け付けずに備前に陣を張る弾正(六角賢頼)に後詰を依頼しているそうだな。
 毛利は安芸の南を領有し、瀬戸内に水軍も持っている。
 瀬戸内の海を抑えて四国の三好と連携したい弾正にとっては、尼子よりも毛利の方が大事と見える。

「どうした? 儂はどちらでも良いぞ?」

 しばらく沈黙していたが、やがて諦めたように首を振った。

「分かった。腕の良い鍛冶を何人か坂本城に寄越してくれ。製造工程を教えさせる」
「そう来なくてはな。銀山の件は倅に文を書いておこう」
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