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魔族とハーフ
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粗末な荒屋の中一人残されたルシカは、ベッドの片隅に膝を抱えて居た。
あの後、ヨゾラが家を飛び出して行ったのは分かった。
兄として、弟に甘えるわけには行かない。
ただでさえ、カグヤに甘えっぱなしである。
(……お腹空いたら、帰って来るかな)
ヨゾラが下界に行ったなんてルシカは知らない。
(この前の肉、まだあったよな。ヨゾラが好きな物、作ったら機嫌治すよな)
ルシカはベッドから降りると、服を着替えた。
野草を取りに行こうと、部屋を出て台所に向かう。
籠を取ると、玄関を出ようと扉を開けた。
「……っ!」
扉の前には、ルシカが少し見上げるくらいの黒髪の雄。
角や羽は見当たらないし、肌も褐色でも色黒でもない。
見覚えのある様な雄。
でも、違う気がする。
ルシカは怖くなって、扉を閉めようとした。
雄は扉を掴んだ。
「お、お前は誰だよっ!」
ルシカは力を振り絞って扉を引いて閉じようとした。
『逢いに来たのに、酷いよな。あんなに夢の中で抱き合っていたのに』
夢……、その言葉にルシカは顔を上げた。
雄の目や鼻はボヤけていてどんな顔か分からない。
でも、声は聞き覚えがある。
そもそも、魔族でもない奴がこの世界に居るのがおかしい。
「違うっ!お前はアイツじゃないっ!」
『何が違うって?俺は俺だ』
雄の掴む木の扉にヒビが入る。
力では勝てない。
ルシカは扉から手を離し、奥へ走り出した。
「うっ!」
奥の扉まであと少しで、腕を掴まれた。
掴まれた手は冷たい。
「離せぇっ!」
そう叫びながら、腕を振りほどこうと上下に動かそうとする。
カグヤもヨゾラもいない。
グラディエットもいない。
雄はルシカの腕を持ち上げた。
ルシカの足が宙に浮く。
ぶらんと身体が揺れる。
「い、……痛、ぃ」
ルシカは呻きながら、もう片方の手を伸ばした。
『逢いたかったんだろ?俺に』
笑う口許が不気味だ。
「お、お前じゃ、ねぇ……、っ!」
ルシカの身体は左右に揺れながらテーブルの上に軽く投げ飛ばされた。
『ほら、夢の中みたいに笑えよぉ』
ルシカの細い両手首は、雄の大きな手でテーブルに押さえつけられた。
「ヤダヤダっ!離せよっ!」
ルシカは両足をばたつかせ、腰を捩って抵抗する。
そんな事はお構いなく、雄はルシカの脚の間に身体を入れるとその服を引き裂いた。
薄い白い胸板が露になる。
『したかったんだろ?こう言う事』
「お前とじゃないっ!!嫌だっ!」
『暴れると傷付けるぞ』
雄の雰囲気が変わった。
ルシカはビクッと肩を揺らした。
血の気が引くのが分かる。
顔のない雄の指先が、ルシカの胸元を滑る。
『淫魔になりたての肌って、やっぱり綺麗だね』
淫魔になったのを知っていた事にゾッとする。
やっぱり夢の中の雄なのだろうか。
でも、こんなに冷たくも乱暴でもなかったのに。
優しくて暖かかったのに。
震えが止まらない。
『これが淫紋か……』
臍の下の子宮の淫紋を撫でられた。
「ゃ、やだ……」
『これからもっと多くの雄と交尾するんだろう?嫌とか言ってられないだろ』
雄の手が、手の平全体で淫紋を撫で回すと、ルシカの腰が小さく左右に揺れる。
『ルシカが頑張ればさ、兄さんも弟も救われるよ。兄さんだって、嫌かもしれないし』
その言葉に、ルシカは目を見開いた。
自分が頑張れば、カグヤもヨゾラも苦しまない。
自分が我慢すれば……、ルシカの身体から力が抜けて行った。
その覚悟はあった筈なのだが、実際は怖くて気持ち悪くて仕方がない。
カグヤが相手なら、無理は絶対させないのは分かって居るから恐怖心もなかった。
「が、頑張れば……」
『そうそう。そのうち気持ち良くなるさ、誰としても』
雄の手がルシカの顎を捉える。
顎を掴んでこちらを向かせると、涙目のルシカが見上げた。
恐怖心が露になっているルシカに、加虐心がますます強くなった。
雄は不気味に笑いながら、唾液が滾る蛇のような長い舌を出した。
ルシカはギュッと目と唇を閉じ、顔を背ける。
『そう言う仕草も唆られるよぉ』
チロチロと長い舌先が、ルシカの首を這う。
気持ち悪くて、身体が縮こまってしまう。
その舌先は、首筋から鎖骨の形をなぞり、小さな乳首の先端を掠めた。
「んっ!」
ルシカに肩が揺れる。
『もっと声出していいんだぜぇ』
そう言われるも、ルシカは唇を噛み締めた。
掠めるだけの乳首の刺激がもどかしくて嫌だ。
雄のもう片方の指がルシカの唇をこじ開け、突っ込んでくる。
『噛むなよぉ。噛んだら、この乳首引きちぎってやんから』
雄はそう言いながら、ルシカの小さな乳首に歯を立てた。
「い"っ!」
痛みで思わず雄の指を噛みそうになった。
ルシカの舌を押さえつけると、閉じれない口から唾液が溢れ出る。
その唾液を指に擦り付ける。
「ぅ、え」
舌を押さえつけられると、苦しくて呻き声が上がる。
唾さえも飲み込めない。
噛まれながら舌先で転がされる乳首も、硬くなり始めた。
『何だかんだ言って感じてんだろぉ?こんなに可愛く硬くして』
ぷっくりと腫れ上がった乳首を、雄は目を細めて眺めた。
「ぃ、いがっ」
違うと言いたかった。
『乳首いじってただけなのに、勃ってるじゃねぇか』
薄い布に包まれたルシカのペニスが浮き上がっている。
気持ち言い訳じゃないのに、とルシカは混乱した。
『良いか?今から手を離して、お前の手を縛る。暴れたり抵抗したりしたら……、分かるよな?』
雄はそう言うと、ルシカの喉奥に指を突っ込んで掻き回した。
「ぇ"う"っ」
『兄さんも弟も、お前を盾に言う事聞かせるからな?』
グリグリと喉を掻き回す。
それだけは、させられない、そう思うとルシカは泣きながら首を小さく縦に振った。
乱暴に指が抜ける。
ルシカは噎せたのか、咳き込んだ。
雄はルシカから手を離すと、ルシカは咳をしながら身体を横にする。
噎せるルシカの手を取ると、破った服を脱がせて両手首を後ろ手に縛った。
『お前はインキュバスじゃなくてサキュバスだ。だから、ここは違うよな』
雄はそう言うと、ルシカの下半身を隠す薄い布を剥ぎ取り、それをその根元を強く縛った。
「あ、ぁ、い、痛……」
『ココがイくのは可笑しい』
縛ったルシカの先端を指で弾くと、先走りで濡れている頭が揺れた。
「ぃいっ!」
出せない熱のせいでパンパンに膨れ、弾かれたそこから電流の様な痛みが走ると、腰を突き上げ背中を仰け反らせる。
仰向けに突き上がったペニスが、雄の加虐心をますます突き動かす。
『ココは使わないって言ってるのに』
指で弾き、戻って来るルシカのペニスの頭を楽しげにまた弾いた。
「い、痛ぃっ!」
『お前の兄さんは悦ぶけどな、こう言うの』
まぁ、良いやと雄はルシカのペニスを虐めるのを止めた。
だらしなく脚を拡げるルシカの中心にあるペニスが、ビクビクと震えている。
先端も赤くなっていた。
『お前達はコッチだもんな』
だらしなく開いた脚を間から腰を浮かせると、ルシカの尻の割れ目をなぞった。
ルシカの内腿が上下に揺れる。
『淫魔の唾液って催淫効果があるんだよな、確かさ』
再びルシカの口に指が突っ込まれる。
『自分の中に入れたら、どーなるかな?』
その言葉にルシカの背中がゾッとする。
口の中の唾液を絡め取るような動きをすると、濡れた指を抜いた。
そしてその指をルシカの中に突っ込んだ。
「も、もっとっ、優しくっ」
いきなり指を入れられ、ルシカは押し出す様に下腹部に力を入れた。
ぎゅうぎゅうと雄の指を締め付けるも、唾液を塗りたぐるその中は次第に柔らかく熱を帯びて来た。
腹の中がジンジンと熱くなる。
『気持ち良くなって来たかな?』
柔らかくなって来たその中を乱雑に掻き回す。
「ゃ、あ、や、やだ、ぁっ」
『ヤダって言っても、二本飲み込んだし。どんどんトロトロになって行くじゃん』
ルシカの中を二本の指が拡げる。
その中はモノ欲しげにピンクの肉壁がヒクヒクと蠢いていた。
指で拡げたまま、雄は自分のペニスを取り出すと先端を埋める。
「や、入れな….…」
ルシカが拒絶の言葉を出そうとすると、雄は動きを止めた。
『兄さんや弟が代わる?』
「……っ!」
ルシカは言葉を飲み込んだ。
いい子だね、と雄は呟くと指を抜いてペニスを侵入させて行った。
カグヤより太さがあるそれは、どんどん中を押し広げて行く。
「ぅ、あっ」
苦しいのに、ルシカの中は受け入れようと吸い付く。
『ほら、どんどん飲み込んで行くよ。中も暖かくてさ』
確認させる様に、小刻みに雄は腰を浅く揺らした。
「くっ……」
ルシカは唇を噛み締めて、声を押し殺す。
『まぁ、今日は別にルシカを気持ち良くさせようとは思ってないし。兄さんみたいな淫乱も良いけど、本気で嫌がる淫魔も居てくれても良いよねっ』
「ぃあっ」
ズブズブと雄のペニスをルシカの中が飲み込んで行く。
『全部入ったよ』
ほらほらー、と雄は腰を打ち付ける。
「ぃ、痛っ」
と、声を上げるも、ルシカは唇をギュッと閉じた。
腰を打ち付けられると、縛られたペニスが揺れる。
その振動が痛みを強くする。
痛いと余計に中を締め付ける。
『あー、やべぇ。気持ち良いかも』
一心不乱に腰をただ打ち付けながら、雄はそう言った。
「んっ、んっ」
ペニスが痛い。
せめて、解いて欲しい。
抑えきれない先走りだけが溢れ出ている。
早く終わらせたい。
「お、お願い。……ま、前、解、ぃて……」
涙を浮かべながら、ルシカは訴えた。
「ちゃ、ちゃんと、する、か、ら」
『俺がイったら解いてやるよ』
雄はルシカの腰を高く持ち上げた。
嫌な部分がルシカの中を擦ると、ペニスへの刺激が更に強くなる。
「ぃたぃっ!イきたぃっ!!」
『もう少しで出すからよ、我慢しろよ』
首を左右に振り痛みを訴えるルシカに、雄はニヤニヤ笑う。
雄のペニスが奥を突く。
奥を突く度に奥が締め上がった。
『出るから、全部飲み込めよっ!』
強く奥を突くと、雄は精液をルシカの中に吐き出した。
「ぃ、あぁあっ!」
ビュルビュルと中に出される感覚が分かる。
生暖かくて嫌な感じだ。
『まだ慣れてねぇから吸い付き半端ねぇな。全部絞り出されてる』
それでも尚、ルシカの中はビクビクと蠢き雄のペニスを離さない。
ルシカの中が落ち付き、雄がペニスを抜いた。
ルシカの身体は脱力しているも、行き場のないペニスは上を向いたまま。
『約束は守ってやるよ』
雄はそう言うと、ルシカのペニスから布を解いた。
そして、上下に扱き始める。
「そ、そんなに強くしたらっ!」
『全部出しちまえよっ』
両手首を拘束されたまま、なすがままに擦り上げらたペニスは、声にならない声を上げ背中を仰け反らせるルシカの胸に、勢い良く精液の塊を飛ばした。
ビクビクとルシカの下半身が痙攣し、中に出された雄の体液もすぼまった穴から垂れ流された。
ルシカの身体はもう動かず、テーブルからだらんと白い脚がぶら下がった。
『また、夢の中で逢おうぜ』
雄は耳元で囁くと、ルシカの両手首の拘束を解いた。
(……本当に、アイツなの?)
信じたくない。
でも、顔が分からない。
(もう……、俺……)
だるい身体を起こす事も出来ずに、ルシカはテーブルに放置されたまま、部屋から出て行く雄の背中を、涙目で見詰めた。
あの後、ヨゾラが家を飛び出して行ったのは分かった。
兄として、弟に甘えるわけには行かない。
ただでさえ、カグヤに甘えっぱなしである。
(……お腹空いたら、帰って来るかな)
ヨゾラが下界に行ったなんてルシカは知らない。
(この前の肉、まだあったよな。ヨゾラが好きな物、作ったら機嫌治すよな)
ルシカはベッドから降りると、服を着替えた。
野草を取りに行こうと、部屋を出て台所に向かう。
籠を取ると、玄関を出ようと扉を開けた。
「……っ!」
扉の前には、ルシカが少し見上げるくらいの黒髪の雄。
角や羽は見当たらないし、肌も褐色でも色黒でもない。
見覚えのある様な雄。
でも、違う気がする。
ルシカは怖くなって、扉を閉めようとした。
雄は扉を掴んだ。
「お、お前は誰だよっ!」
ルシカは力を振り絞って扉を引いて閉じようとした。
『逢いに来たのに、酷いよな。あんなに夢の中で抱き合っていたのに』
夢……、その言葉にルシカは顔を上げた。
雄の目や鼻はボヤけていてどんな顔か分からない。
でも、声は聞き覚えがある。
そもそも、魔族でもない奴がこの世界に居るのがおかしい。
「違うっ!お前はアイツじゃないっ!」
『何が違うって?俺は俺だ』
雄の掴む木の扉にヒビが入る。
力では勝てない。
ルシカは扉から手を離し、奥へ走り出した。
「うっ!」
奥の扉まであと少しで、腕を掴まれた。
掴まれた手は冷たい。
「離せぇっ!」
そう叫びながら、腕を振りほどこうと上下に動かそうとする。
カグヤもヨゾラもいない。
グラディエットもいない。
雄はルシカの腕を持ち上げた。
ルシカの足が宙に浮く。
ぶらんと身体が揺れる。
「い、……痛、ぃ」
ルシカは呻きながら、もう片方の手を伸ばした。
『逢いたかったんだろ?俺に』
笑う口許が不気味だ。
「お、お前じゃ、ねぇ……、っ!」
ルシカの身体は左右に揺れながらテーブルの上に軽く投げ飛ばされた。
『ほら、夢の中みたいに笑えよぉ』
ルシカの細い両手首は、雄の大きな手でテーブルに押さえつけられた。
「ヤダヤダっ!離せよっ!」
ルシカは両足をばたつかせ、腰を捩って抵抗する。
そんな事はお構いなく、雄はルシカの脚の間に身体を入れるとその服を引き裂いた。
薄い白い胸板が露になる。
『したかったんだろ?こう言う事』
「お前とじゃないっ!!嫌だっ!」
『暴れると傷付けるぞ』
雄の雰囲気が変わった。
ルシカはビクッと肩を揺らした。
血の気が引くのが分かる。
顔のない雄の指先が、ルシカの胸元を滑る。
『淫魔になりたての肌って、やっぱり綺麗だね』
淫魔になったのを知っていた事にゾッとする。
やっぱり夢の中の雄なのだろうか。
でも、こんなに冷たくも乱暴でもなかったのに。
優しくて暖かかったのに。
震えが止まらない。
『これが淫紋か……』
臍の下の子宮の淫紋を撫でられた。
「ゃ、やだ……」
『これからもっと多くの雄と交尾するんだろう?嫌とか言ってられないだろ』
雄の手が、手の平全体で淫紋を撫で回すと、ルシカの腰が小さく左右に揺れる。
『ルシカが頑張ればさ、兄さんも弟も救われるよ。兄さんだって、嫌かもしれないし』
その言葉に、ルシカは目を見開いた。
自分が頑張れば、カグヤもヨゾラも苦しまない。
自分が我慢すれば……、ルシカの身体から力が抜けて行った。
その覚悟はあった筈なのだが、実際は怖くて気持ち悪くて仕方がない。
カグヤが相手なら、無理は絶対させないのは分かって居るから恐怖心もなかった。
「が、頑張れば……」
『そうそう。そのうち気持ち良くなるさ、誰としても』
雄の手がルシカの顎を捉える。
顎を掴んでこちらを向かせると、涙目のルシカが見上げた。
恐怖心が露になっているルシカに、加虐心がますます強くなった。
雄は不気味に笑いながら、唾液が滾る蛇のような長い舌を出した。
ルシカはギュッと目と唇を閉じ、顔を背ける。
『そう言う仕草も唆られるよぉ』
チロチロと長い舌先が、ルシカの首を這う。
気持ち悪くて、身体が縮こまってしまう。
その舌先は、首筋から鎖骨の形をなぞり、小さな乳首の先端を掠めた。
「んっ!」
ルシカに肩が揺れる。
『もっと声出していいんだぜぇ』
そう言われるも、ルシカは唇を噛み締めた。
掠めるだけの乳首の刺激がもどかしくて嫌だ。
雄のもう片方の指がルシカの唇をこじ開け、突っ込んでくる。
『噛むなよぉ。噛んだら、この乳首引きちぎってやんから』
雄はそう言いながら、ルシカの小さな乳首に歯を立てた。
「い"っ!」
痛みで思わず雄の指を噛みそうになった。
ルシカの舌を押さえつけると、閉じれない口から唾液が溢れ出る。
その唾液を指に擦り付ける。
「ぅ、え」
舌を押さえつけられると、苦しくて呻き声が上がる。
唾さえも飲み込めない。
噛まれながら舌先で転がされる乳首も、硬くなり始めた。
『何だかんだ言って感じてんだろぉ?こんなに可愛く硬くして』
ぷっくりと腫れ上がった乳首を、雄は目を細めて眺めた。
「ぃ、いがっ」
違うと言いたかった。
『乳首いじってただけなのに、勃ってるじゃねぇか』
薄い布に包まれたルシカのペニスが浮き上がっている。
気持ち言い訳じゃないのに、とルシカは混乱した。
『良いか?今から手を離して、お前の手を縛る。暴れたり抵抗したりしたら……、分かるよな?』
雄はそう言うと、ルシカの喉奥に指を突っ込んで掻き回した。
「ぇ"う"っ」
『兄さんも弟も、お前を盾に言う事聞かせるからな?』
グリグリと喉を掻き回す。
それだけは、させられない、そう思うとルシカは泣きながら首を小さく縦に振った。
乱暴に指が抜ける。
ルシカは噎せたのか、咳き込んだ。
雄はルシカから手を離すと、ルシカは咳をしながら身体を横にする。
噎せるルシカの手を取ると、破った服を脱がせて両手首を後ろ手に縛った。
『お前はインキュバスじゃなくてサキュバスだ。だから、ここは違うよな』
雄はそう言うと、ルシカの下半身を隠す薄い布を剥ぎ取り、それをその根元を強く縛った。
「あ、ぁ、い、痛……」
『ココがイくのは可笑しい』
縛ったルシカの先端を指で弾くと、先走りで濡れている頭が揺れた。
「ぃいっ!」
出せない熱のせいでパンパンに膨れ、弾かれたそこから電流の様な痛みが走ると、腰を突き上げ背中を仰け反らせる。
仰向けに突き上がったペニスが、雄の加虐心をますます突き動かす。
『ココは使わないって言ってるのに』
指で弾き、戻って来るルシカのペニスの頭を楽しげにまた弾いた。
「い、痛ぃっ!」
『お前の兄さんは悦ぶけどな、こう言うの』
まぁ、良いやと雄はルシカのペニスを虐めるのを止めた。
だらしなく脚を拡げるルシカの中心にあるペニスが、ビクビクと震えている。
先端も赤くなっていた。
『お前達はコッチだもんな』
だらしなく開いた脚を間から腰を浮かせると、ルシカの尻の割れ目をなぞった。
ルシカの内腿が上下に揺れる。
『淫魔の唾液って催淫効果があるんだよな、確かさ』
再びルシカの口に指が突っ込まれる。
『自分の中に入れたら、どーなるかな?』
その言葉にルシカの背中がゾッとする。
口の中の唾液を絡め取るような動きをすると、濡れた指を抜いた。
そしてその指をルシカの中に突っ込んだ。
「も、もっとっ、優しくっ」
いきなり指を入れられ、ルシカは押し出す様に下腹部に力を入れた。
ぎゅうぎゅうと雄の指を締め付けるも、唾液を塗りたぐるその中は次第に柔らかく熱を帯びて来た。
腹の中がジンジンと熱くなる。
『気持ち良くなって来たかな?』
柔らかくなって来たその中を乱雑に掻き回す。
「ゃ、あ、や、やだ、ぁっ」
『ヤダって言っても、二本飲み込んだし。どんどんトロトロになって行くじゃん』
ルシカの中を二本の指が拡げる。
その中はモノ欲しげにピンクの肉壁がヒクヒクと蠢いていた。
指で拡げたまま、雄は自分のペニスを取り出すと先端を埋める。
「や、入れな….…」
ルシカが拒絶の言葉を出そうとすると、雄は動きを止めた。
『兄さんや弟が代わる?』
「……っ!」
ルシカは言葉を飲み込んだ。
いい子だね、と雄は呟くと指を抜いてペニスを侵入させて行った。
カグヤより太さがあるそれは、どんどん中を押し広げて行く。
「ぅ、あっ」
苦しいのに、ルシカの中は受け入れようと吸い付く。
『ほら、どんどん飲み込んで行くよ。中も暖かくてさ』
確認させる様に、小刻みに雄は腰を浅く揺らした。
「くっ……」
ルシカは唇を噛み締めて、声を押し殺す。
『まぁ、今日は別にルシカを気持ち良くさせようとは思ってないし。兄さんみたいな淫乱も良いけど、本気で嫌がる淫魔も居てくれても良いよねっ』
「ぃあっ」
ズブズブと雄のペニスをルシカの中が飲み込んで行く。
『全部入ったよ』
ほらほらー、と雄は腰を打ち付ける。
「ぃ、痛っ」
と、声を上げるも、ルシカは唇をギュッと閉じた。
腰を打ち付けられると、縛られたペニスが揺れる。
その振動が痛みを強くする。
痛いと余計に中を締め付ける。
『あー、やべぇ。気持ち良いかも』
一心不乱に腰をただ打ち付けながら、雄はそう言った。
「んっ、んっ」
ペニスが痛い。
せめて、解いて欲しい。
抑えきれない先走りだけが溢れ出ている。
早く終わらせたい。
「お、お願い。……ま、前、解、ぃて……」
涙を浮かべながら、ルシカは訴えた。
「ちゃ、ちゃんと、する、か、ら」
『俺がイったら解いてやるよ』
雄はルシカの腰を高く持ち上げた。
嫌な部分がルシカの中を擦ると、ペニスへの刺激が更に強くなる。
「ぃたぃっ!イきたぃっ!!」
『もう少しで出すからよ、我慢しろよ』
首を左右に振り痛みを訴えるルシカに、雄はニヤニヤ笑う。
雄のペニスが奥を突く。
奥を突く度に奥が締め上がった。
『出るから、全部飲み込めよっ!』
強く奥を突くと、雄は精液をルシカの中に吐き出した。
「ぃ、あぁあっ!」
ビュルビュルと中に出される感覚が分かる。
生暖かくて嫌な感じだ。
『まだ慣れてねぇから吸い付き半端ねぇな。全部絞り出されてる』
それでも尚、ルシカの中はビクビクと蠢き雄のペニスを離さない。
ルシカの中が落ち付き、雄がペニスを抜いた。
ルシカの身体は脱力しているも、行き場のないペニスは上を向いたまま。
『約束は守ってやるよ』
雄はそう言うと、ルシカのペニスから布を解いた。
そして、上下に扱き始める。
「そ、そんなに強くしたらっ!」
『全部出しちまえよっ』
両手首を拘束されたまま、なすがままに擦り上げらたペニスは、声にならない声を上げ背中を仰け反らせるルシカの胸に、勢い良く精液の塊を飛ばした。
ビクビクとルシカの下半身が痙攣し、中に出された雄の体液もすぼまった穴から垂れ流された。
ルシカの身体はもう動かず、テーブルからだらんと白い脚がぶら下がった。
『また、夢の中で逢おうぜ』
雄は耳元で囁くと、ルシカの両手首の拘束を解いた。
(……本当に、アイツなの?)
信じたくない。
でも、顔が分からない。
(もう……、俺……)
だるい身体を起こす事も出来ずに、ルシカはテーブルに放置されたまま、部屋から出て行く雄の背中を、涙目で見詰めた。
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