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淫魔とクリスマス※クリスマスSS
クリスマスのプレゼントの……
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クリスマスの夜。
千皇は仕事に行き、楼依も仕事でルシカは自宅に戻った。
真幸もバイトだ。
ヨゾラは最近、リモートなんたらを覚え、パソコンからカグヤに繋ぐ。
画面には、酒を飲むカグヤが居た。
「ぱーてぃーは楽しかった。真幸、一杯飯作ってくれて、御手洗君達が連れて来た女の子達、ずっと真幸見てた」
ジュースを飲みながら、ヨゾラは言った。
「女も一緒だったのかよ。そりゃ、楽しそーで」
カグヤはチビっとお酒を飲んだ。
「俺はね、瑠依ちゃんと楼依のお店行った。横に女の子は居なかったけど、大変だったみたい。……その後、こっそり店を二人で出て楼依ん家でぱーてぃーした」
「帰って来なかったもんね」
「相変わらずラブラブで良かったなー」
カグヤはルシカの話に不貞腐れている。
「羨ましいーんだ」
ルシカもにっと笑う。
「べっつにぃー!」
カグヤはお酒を一気に飲み干した。
そして、再びグラスに注ぐ。
「兄さんだって、瑠依ちゃんがアドバイスしただろ?」
「あれ、俺が恥ずかしいだけじゃん。……結局、交尾してねぇし。アイツ、酒強いし」
「何で交尾しないのに、先輩さんはカグ兄と一緒に居たいんだろ」
「んな事知るか」
カグヤは口を尖らかせた。
「あ、俺真幸からプレゼント貰った」
そう言って、ヨゾラは真幸から貰った天使の羽をあしらったブレスレットを見せる。
「俺も楼依から貰ったー」
ルシカも天使の羽のネックレスを見せた。
「……何で天使なんだよ」
面白くなさげに、カグヤが呟く。
「分かんねぇけど、こっちのが似合うって。真幸君と一緒に瑠依ちゃんが買いに行かせたらしいよ」
「真幸もそう言ってた」
ふーん、カグヤは鼻先で呟いた。
「兄さんはどうだったの?」
ルシカが聞いた。
「あー……、何か左薬指にリングが着いてた」
カグヤは左薬指を見せた。
鎖と蝶をデザインしたリングだ。
「何でリング?」
「知らねぇし。起きたら嵌ってた。アイツ居ねぇし」
カグヤもじっと自分の左薬指を見つめた。
「何か意味あるのかな?」
ルシカは首を傾げた。
カグヤは眉間に皺を寄せながら、まだ左薬指を見ている。
あ、とヨゾラが声を上げた。
「この先ずっと俺のもん、逃げるなよ?つーか、逃がさねえからな?って言う意味らしい」
ヨゾラの説明にカグヤが眉間に皺を寄せたまま顔を上げた。
「なんだその、呪いのアイテム的な」
「本来なら相手も着けるらしいよ。お互いが自分のモノ的な」
「え、俺、ここから一生出れねぇの?」
「出なくていーじゃん。俺からしたら羨ましいのに」
ルシカはしゅんとした。
カグヤはほんの一瞬、ちょっとだけ嬉しげな表情を見せた。
普段は、ラブいちゃなルシカにちょっとジェラシーなのだが、今回は自分が立場的に上の様で嬉しい。
リングの意味は分かって居ないが。
千皇が帰ったら聞いてみよう、そうカグヤは思った。
「来年はみんなで過ごせれれば良いね」
ポツリとルシカが呟いた。
初めてのクリスマスはそれなりにみんな楽しめた様だ。
次のクリスマスは、絶対に堕とそう、そうカグヤは思った。
Merry Christmas……
千皇は仕事に行き、楼依も仕事でルシカは自宅に戻った。
真幸もバイトだ。
ヨゾラは最近、リモートなんたらを覚え、パソコンからカグヤに繋ぐ。
画面には、酒を飲むカグヤが居た。
「ぱーてぃーは楽しかった。真幸、一杯飯作ってくれて、御手洗君達が連れて来た女の子達、ずっと真幸見てた」
ジュースを飲みながら、ヨゾラは言った。
「女も一緒だったのかよ。そりゃ、楽しそーで」
カグヤはチビっとお酒を飲んだ。
「俺はね、瑠依ちゃんと楼依のお店行った。横に女の子は居なかったけど、大変だったみたい。……その後、こっそり店を二人で出て楼依ん家でぱーてぃーした」
「帰って来なかったもんね」
「相変わらずラブラブで良かったなー」
カグヤはルシカの話に不貞腐れている。
「羨ましいーんだ」
ルシカもにっと笑う。
「べっつにぃー!」
カグヤはお酒を一気に飲み干した。
そして、再びグラスに注ぐ。
「兄さんだって、瑠依ちゃんがアドバイスしただろ?」
「あれ、俺が恥ずかしいだけじゃん。……結局、交尾してねぇし。アイツ、酒強いし」
「何で交尾しないのに、先輩さんはカグ兄と一緒に居たいんだろ」
「んな事知るか」
カグヤは口を尖らかせた。
「あ、俺真幸からプレゼント貰った」
そう言って、ヨゾラは真幸から貰った天使の羽をあしらったブレスレットを見せる。
「俺も楼依から貰ったー」
ルシカも天使の羽のネックレスを見せた。
「……何で天使なんだよ」
面白くなさげに、カグヤが呟く。
「分かんねぇけど、こっちのが似合うって。真幸君と一緒に瑠依ちゃんが買いに行かせたらしいよ」
「真幸もそう言ってた」
ふーん、カグヤは鼻先で呟いた。
「兄さんはどうだったの?」
ルシカが聞いた。
「あー……、何か左薬指にリングが着いてた」
カグヤは左薬指を見せた。
鎖と蝶をデザインしたリングだ。
「何でリング?」
「知らねぇし。起きたら嵌ってた。アイツ居ねぇし」
カグヤもじっと自分の左薬指を見つめた。
「何か意味あるのかな?」
ルシカは首を傾げた。
カグヤは眉間に皺を寄せながら、まだ左薬指を見ている。
あ、とヨゾラが声を上げた。
「この先ずっと俺のもん、逃げるなよ?つーか、逃がさねえからな?って言う意味らしい」
ヨゾラの説明にカグヤが眉間に皺を寄せたまま顔を上げた。
「なんだその、呪いのアイテム的な」
「本来なら相手も着けるらしいよ。お互いが自分のモノ的な」
「え、俺、ここから一生出れねぇの?」
「出なくていーじゃん。俺からしたら羨ましいのに」
ルシカはしゅんとした。
カグヤはほんの一瞬、ちょっとだけ嬉しげな表情を見せた。
普段は、ラブいちゃなルシカにちょっとジェラシーなのだが、今回は自分が立場的に上の様で嬉しい。
リングの意味は分かって居ないが。
千皇が帰ったら聞いてみよう、そうカグヤは思った。
「来年はみんなで過ごせれれば良いね」
ポツリとルシカが呟いた。
初めてのクリスマスはそれなりにみんな楽しめた様だ。
次のクリスマスは、絶対に堕とそう、そうカグヤは思った。
Merry Christmas……
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