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ムーンライト・ホーリースライム編
洞窟の王
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雫を抱き、愛し合うことで絆も強くなる気がした。
オレが何を考えているのか悟られてしまうのは恐ろしいところだが、彼女は全てを肯定して受け入れてくれた。
有体に言えば、快楽に溺れて過ごした。日がな肌を重ね、体液を交換しまさぐり喘ぎ達して果てた。
オレは懸賞金で少しマシな衣装を揃えて浮浪者同様の姿からは脱却できた。
改めて冒険者ギルドにも登録した。
キチンとすると、ちゃんと仕事もあった。
前回洞窟探索しかない…と言われたのも、信用問題の話だと受付デコ巨乳眼鏡ちゃんが教えてくれた。
ついでに、デコじゃありません…サリーです。と名前も教えてくれた。
幾つかクエストをこなしたが、本当に雑用からペットの探索、農作物を荒らす魔獣の駆逐まで種類は多い。冒険者ギルドと言いつつ冒険はあまりしていない気がする。まあ探偵事務所も浮気調査か人探しだしな…探偵って何だっけ?
クエストの類は、実はほとんどが雫が片付けてくれた。おれはサリーと交渉し、ギルド内のランクを上げて様々なクエストをこなし、賞金を得て装備を整え(使わないけど見た目は大事)半日くらいクエストをこなし(てもらい)残りの時間を快楽に溺れた。
オレの記憶は戻らなかったが、この世界に馴染んで上手くやれていると思う。
宿屋に何日か世話になったが、雫の要望で夜は洞窟に戻る様になった。
オレが最初に落ちた入口は、討伐隊が到着まで警備対象になってしまって近づけなかったが、全く問題なかった。雫の本体、ホーリースライムのスレインは想定以上の質量を持っていて、この大地に根差しているのだ。
裏山の人が近づかない岩肌、街中の下水道内の壁…など自由自在に入口を作ってくれた。
モンスター討伐クエストも、最寄りの山岳の洞窟迄巨大なスライムのスレインの中を自由に移動できるので楽ができた。どこでもドアみたいなものだ…何の作品に出てた奴か覚えてないけど。
討伐したモンスターは証拠になる牙や毛皮、宝玉などをギルドに提出するが、残った死体は常に跡形も無かった。どうして跡形もなくなっていたのかは考えないようにしている。
この万能ぶり…ふと、ギルドマスターのマックスが言っていた伝承の話を思い出した。
気になって修道院に行って調べてみようと思ったが、よく考えたら本人居るんだから聞いてみることにした。
「なあ、ホーリースライムっていうのは、こうして洞窟を掘って移動しながら何しているんだ?」
「我が愛しき汝の願いをかなえるために我は存在しています。汝の願いを叶えるために今の私は居る」
どえらい重い愛だな…と思いながらそんなにあの誓約は重いのか…とも思う。
「ホーリースライムは4つの種族が居て、せめぎ合っているのは本当なのか?」
「我らは独りが全で全が四方に分かれている。だが、誓約する相手次第で勢力は変化する」
うん?…じゃあ、オレと誓約した君は、勢力の拡大ってしているの?
「シェルの底なしの精力は我との絆と霊力の吸収に役に立っている…だが、感じる他のホーリースライムとの理力の差は感じる」
「そ、それって差があって勝っている?…負けている?」
「単純な数値としては負けていると言える」
「いえぇ?それってどうなるの?」
「邂逅した場合、不利な状況になるかと」
「つまり…?」
「負けた場合、相手側に吸収されます」
「そ、それは避けたい事態だなぁ…」
「そうした事態を避ける方法はあります」
「ほほう…それは?」
「味方を増やすことです…つまり、勢力拡大が一番です」
ナルホド…そりゃそうだ。でも仲間と言っても…どうやって増やせばいいのだ?
「汝我が君…シェル…汝の底なしの欲望は、元々の素質も併せて我が契約により今や無尽蔵に果てしなく強くなっています」それ…褒めてないよね?「いいえ…汝と我が逢瀬を重ねるごとに絆と能力が上がっていることは既に説明しています…」うん…まあ、今も結合しているしね…「はい、我もこの快楽に溺れて、い…ます…フゥッ」
絶頂を感じ大きくのけ反るオレに跨った雫…その後腰を浮かして結合していた部分から二人の体液が混ざり合って垂れ堕ちる。ビクビクと痙攣をしながら雫はオレの隣に座り、胸に頭を預けて甘えるしぐさを取る。…可愛い。
「汝は神にも等しいこの我の肉体を、精神を…誓約越えて支配している。分かるか?」
何となく雫…ひいてはスレインが言っていることの意味は分かる。
「つまり…」そう言いながら、彼女の美しい胸の先を優しくまさぐる「そうだ…肉体で支配するのだ」ヤッパリかぁ…
まあ、洞窟に引き籠って雫を抱き続けるのも…全然問題ないが、ある日突然サンライトだのアクアライトだの別勢力に襲われて吸収されましたではオレはともかく、雫が可哀そうだ。
よし、ヤるか!
…んんん、待て待て…種族の差もあるがオレはノンケなので、男は抱きたくない…
「その場合、我が相手をしましょう…」「それはヤダ(キッパリ)」
「ふふふ…では、我、雫以外に支配を進めることのできる参謀を調達しましょう」
「もう一人雫みたいな分体で作るのか?…それでも嫌だけど」
「我はムーンライト・ホーリースライム、スレイン。月下の雫として夜を支配するもの…汝シェル、支配の器を我に与えたまえ」つまりどういうことだってばよ?…だが、雫からイメージが伝わってくる…ナルホド。
では、器を用意すればいいって訳ね…うってつけの相手が居たよね…と、オレはニヤリと笑う。
オレには世界は狭く、いや、オレの世界が狭いだけだが…記憶もなく特技も無く雫を従えて好きな時に好きなだけ抱いて欲望を吐き出し、人の食事を摂りに地上に出て適度のクエストをこなして日銭を稼いでいるだけのロクデナシだが、それでもそれを維持して楽しくやるためには、洞窟の王として立たねばならぬというのであれば、立ちましょう…下は何時でも起ってるが…
オレが何を考えているのか悟られてしまうのは恐ろしいところだが、彼女は全てを肯定して受け入れてくれた。
有体に言えば、快楽に溺れて過ごした。日がな肌を重ね、体液を交換しまさぐり喘ぎ達して果てた。
オレは懸賞金で少しマシな衣装を揃えて浮浪者同様の姿からは脱却できた。
改めて冒険者ギルドにも登録した。
キチンとすると、ちゃんと仕事もあった。
前回洞窟探索しかない…と言われたのも、信用問題の話だと受付デコ巨乳眼鏡ちゃんが教えてくれた。
ついでに、デコじゃありません…サリーです。と名前も教えてくれた。
幾つかクエストをこなしたが、本当に雑用からペットの探索、農作物を荒らす魔獣の駆逐まで種類は多い。冒険者ギルドと言いつつ冒険はあまりしていない気がする。まあ探偵事務所も浮気調査か人探しだしな…探偵って何だっけ?
クエストの類は、実はほとんどが雫が片付けてくれた。おれはサリーと交渉し、ギルド内のランクを上げて様々なクエストをこなし、賞金を得て装備を整え(使わないけど見た目は大事)半日くらいクエストをこなし(てもらい)残りの時間を快楽に溺れた。
オレの記憶は戻らなかったが、この世界に馴染んで上手くやれていると思う。
宿屋に何日か世話になったが、雫の要望で夜は洞窟に戻る様になった。
オレが最初に落ちた入口は、討伐隊が到着まで警備対象になってしまって近づけなかったが、全く問題なかった。雫の本体、ホーリースライムのスレインは想定以上の質量を持っていて、この大地に根差しているのだ。
裏山の人が近づかない岩肌、街中の下水道内の壁…など自由自在に入口を作ってくれた。
モンスター討伐クエストも、最寄りの山岳の洞窟迄巨大なスライムのスレインの中を自由に移動できるので楽ができた。どこでもドアみたいなものだ…何の作品に出てた奴か覚えてないけど。
討伐したモンスターは証拠になる牙や毛皮、宝玉などをギルドに提出するが、残った死体は常に跡形も無かった。どうして跡形もなくなっていたのかは考えないようにしている。
この万能ぶり…ふと、ギルドマスターのマックスが言っていた伝承の話を思い出した。
気になって修道院に行って調べてみようと思ったが、よく考えたら本人居るんだから聞いてみることにした。
「なあ、ホーリースライムっていうのは、こうして洞窟を掘って移動しながら何しているんだ?」
「我が愛しき汝の願いをかなえるために我は存在しています。汝の願いを叶えるために今の私は居る」
どえらい重い愛だな…と思いながらそんなにあの誓約は重いのか…とも思う。
「ホーリースライムは4つの種族が居て、せめぎ合っているのは本当なのか?」
「我らは独りが全で全が四方に分かれている。だが、誓約する相手次第で勢力は変化する」
うん?…じゃあ、オレと誓約した君は、勢力の拡大ってしているの?
「シェルの底なしの精力は我との絆と霊力の吸収に役に立っている…だが、感じる他のホーリースライムとの理力の差は感じる」
「そ、それって差があって勝っている?…負けている?」
「単純な数値としては負けていると言える」
「いえぇ?それってどうなるの?」
「邂逅した場合、不利な状況になるかと」
「つまり…?」
「負けた場合、相手側に吸収されます」
「そ、それは避けたい事態だなぁ…」
「そうした事態を避ける方法はあります」
「ほほう…それは?」
「味方を増やすことです…つまり、勢力拡大が一番です」
ナルホド…そりゃそうだ。でも仲間と言っても…どうやって増やせばいいのだ?
「汝我が君…シェル…汝の底なしの欲望は、元々の素質も併せて我が契約により今や無尽蔵に果てしなく強くなっています」それ…褒めてないよね?「いいえ…汝と我が逢瀬を重ねるごとに絆と能力が上がっていることは既に説明しています…」うん…まあ、今も結合しているしね…「はい、我もこの快楽に溺れて、い…ます…フゥッ」
絶頂を感じ大きくのけ反るオレに跨った雫…その後腰を浮かして結合していた部分から二人の体液が混ざり合って垂れ堕ちる。ビクビクと痙攣をしながら雫はオレの隣に座り、胸に頭を預けて甘えるしぐさを取る。…可愛い。
「汝は神にも等しいこの我の肉体を、精神を…誓約越えて支配している。分かるか?」
何となく雫…ひいてはスレインが言っていることの意味は分かる。
「つまり…」そう言いながら、彼女の美しい胸の先を優しくまさぐる「そうだ…肉体で支配するのだ」ヤッパリかぁ…
まあ、洞窟に引き籠って雫を抱き続けるのも…全然問題ないが、ある日突然サンライトだのアクアライトだの別勢力に襲われて吸収されましたではオレはともかく、雫が可哀そうだ。
よし、ヤるか!
…んんん、待て待て…種族の差もあるがオレはノンケなので、男は抱きたくない…
「その場合、我が相手をしましょう…」「それはヤダ(キッパリ)」
「ふふふ…では、我、雫以外に支配を進めることのできる参謀を調達しましょう」
「もう一人雫みたいな分体で作るのか?…それでも嫌だけど」
「我はムーンライト・ホーリースライム、スレイン。月下の雫として夜を支配するもの…汝シェル、支配の器を我に与えたまえ」つまりどういうことだってばよ?…だが、雫からイメージが伝わってくる…ナルホド。
では、器を用意すればいいって訳ね…うってつけの相手が居たよね…と、オレはニヤリと笑う。
オレには世界は狭く、いや、オレの世界が狭いだけだが…記憶もなく特技も無く雫を従えて好きな時に好きなだけ抱いて欲望を吐き出し、人の食事を摂りに地上に出て適度のクエストをこなして日銭を稼いでいるだけのロクデナシだが、それでもそれを維持して楽しくやるためには、洞窟の王として立たねばならぬというのであれば、立ちましょう…下は何時でも起ってるが…
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