愛玩洞窟〜汝洞窟を愛せよ、奥に深く深淵に

黒船雷光

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ムーンライト・ホーリースライム編

王国騎士団ケルベロス中隊

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 洞窟の入り口に立つ。
 ほんの数か月前に立った時とは感覚が異なる。

 どうなるのかさっぱり分からないという意味では、結局ドキドキしている訳だが…スレインことムーンライト・ホーリースライムがこの襲撃を理解していないとは思えないが、王国騎士団ケルベロス中隊と合流してからは一度も雫と接触できていない。…やばい、欲求不満になって来た。

 取り囲む騎士団、やや後方に控えるエルト騎士団長と一緒にオレはアドバイスを送る役になっている。
「洞窟内で明かりを使うと、問答無用で攻撃されるようです」
 事実として告げる。
「分かっている。洞窟内で使えないならな…薙ぎ払え!」王国騎士団はフルアーマーなので全員マッチョな剣士など武闘派ばかりかと思っていたら、一部のメンバーが一斉に魔法攻撃を外から中に向かって全力で行うのを見てちょっとビビった。

「い、いきなりぶっ放すんですか…?」
「伝説のスライムならこんな攻撃効かないし、雑魚ならこれで消し炭だ」
 割と無茶苦茶だが…これでスレインが怒って反撃とか考えないのだろうか?
「よし、第一陣突貫!」
 洞窟の入り口は広くない。先遣隊が8名ほどが並んで中に続々と入っていこうとする。
 最初の一人が踏み込み…音もなく…消える。

 入ってすぐに落とし穴のように下に空間が広がっているからだ。オレもそこに落っこちたわけだし…でも、その情報は昨夜散々エルト騎士団長から聞き出される中で話をしていたと思う。
「あの…」と口を挟もうとすると
「お前の報告を信じてない訳ではないが、大丈夫だ。部下にはそれに備えて訓練もしている。多少の段差などものともしない」
「隊長!フロアらしき空間は確保しました」部下からの報告が返ってくる。
「よし探索を開始しろ…第二部隊突貫!」更に12名が次々と侵入する。

「よし、我々も乗り込むぞ…第三部隊以降はこの場にて待機!補給及び支援に備えよ!」

 洞窟の中のホール、前回オレが儀式というかスレインと契約した場所は当然だが何もなく、スレインに吸収された残骸の遺体が残っているのみ。
 先遣隊の中の魔導騎士がにわかに明るい全体魔法をかけていて、暗闇に目が慣れると活動に支障が無いようにしている…この辺りもオレがエルト騎士団長に提供した情報に基づいていると思われる。

 そういう意味で、統制が取られ魔法も接近戦もこなせる騎士団には隙が無いように見受けられる。
 しかも、騎士団の白銀の鎧は物理攻撃に加えて魔法耐性もあるものだと聞かされるが、スライムの体内に吸収されたら関係ないと思う…

「この奥はどうなっているのか?」エルト騎士団長が聞いてくるが、実際中は相当複雑になっているとしか言いようがない。自分の足で歩いて確認した範囲は実際には今立っているホールのような場所だけである。
「いくつか坑道があると思いますが、そこから先はオレも立ち入るほどの余裕は…」
「それはそうか…冒険者としてよく生き残り、情報を持ち帰ったな。充分だ…よし、索敵開始するぞ。3名ずつに分かれて今見えている坑道4本にそれぞれ進め。何かあれば即時連絡を…」

 そこから先言葉を発することは叶わない…エルト騎士団長は優秀で、部下も優秀なのだろう…王国騎士団ケルベロス中隊という先鋭部隊を派遣する決断も間違っていない…だが、相手が悪すぎた。

 月下の雫、ホーリースライムのスレインは天井にその全体を張り付けて待っていた。
 オレとの絆はオレが考えている以上に深く雫と繋がっており、騎士団が到着した時には既に罠が完成していたのだ。
 そのまま天井全てが落ちてきたという状態で騎士団は何もできず音も立てられずスライムに飲み込まれたのだ。

 オレだけが、床一面埋め尽くすスライムの上に立っている。ぷよぷよとした床…スライムの中で騎士たちが動くこともほとんど敵わず溺れている。スライムの粘度では重たい鎧は致命傷だ。

「これ全部吸収しちゃうの?」いつの間にか俺の横に立っている雫に尋ねる。
「ううん…栄養にしちゃうより仲間になってもらいましょう…」嗚呼ナルホド。この洞窟はスレインの餌場であると同時に試練の間であり、彼女が落ちてきた相手を選別しているのだ。

 エルト隊長が床になっているスライムの中から押し出されてくる。四肢はスライムが絡んだままの状態で、顔だけが出てオレの前に差し出されている状態だ…

「ゴホゲホ…」スライムを吐き出しながらエヅく…「キサマ…たばかったな?!」
「ええと…ウソは付いていないつもりでしたが…結果的にはそうなるんですかね?」
「たいして鍛えてない体で、そこそこの冒険者という名目…多少疑いはしたが、ひ弱な輩が一人で何も出来まいと高を括っていたのは失策…この私をどうするつもりだ?」

「どうすると言われても…」
「どうして欲しいですか?」雫が前に出る。ちなみに彼女は既に全裸だ…まあ、洞窟内は彼女を視認できるのは基本オレしかいないしな…一緒に居れば大体合体しているし…というか、一日会っていないだけでオレの下半身はガチガチだ…

「どうして欲しい?どういうことだ…キサマは何者だ?」
「貴方がたが探して味方にと考えているホーリースライムのスレインさんですよ」オレが紹介してあげる。

「な?…本当に…まさかビンゴだったとは…それで…要望を聞いてくれるということは交渉は可能なのだな?」
「交渉…汝に与えられる選択肢は二つ。『服従』か『死』だ」
「……ナルホド。クッ殺せ…」はい、クッコロ頂きました!

「雫…」オレが声を掛けると雫が応じる。
優しく繊細に雫の唇をオレが舌で弄り、ゆっくりと中に差し込む。雫の頬が上気し瞳が潤む。彼女の人としての反応がオレを興奮させる。なぶる様に互いの舌を絡め合い強く吸い甘噛みし、そして更に興奮してピチャピチャと音を立てて絡み合う。

「な、何なんだお前達…私は何を見せられているのか?」エルト隊長はそれでも自分が目を離せない事実を無視して聞く。
興奮してハスキーボイスが上擦うわずる。

「何ってお手本ですね…これから貴女がする事です」
「な、き、貴様等…」
その会話の間に雫は膝立ちでオレの前に蹲み込みイキリ立つオレ自身を取り出して咥え込む。

「な、にを…何をして…なぁ…に」
最初にいい匂いと言っていたオレと雫から分泌されるフェロモンで既に発情しながらも、その行為が信じられないと言う顔をして、だが口からは涎が垂れて何とも言えない顔をエルト隊長がするのを見ながらオレは腰を振る。

グプグプと音を立てて雫の喉奥まで押し込み中で果てる。
ズルズルと様々な体液が混ざり纏わり付いた怒張を雫から引き摺り出し、エルト隊長の元に行く。

エルト騎士団長は、今観ていたことを自分にされると理解し、興奮と期待と恐怖を称えた顔を歪ませる。


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