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亜人攻略・魔王復活編
ハッピーウエディングへの道
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盛大なヤラカシパーティのあと、エレノアの案内で彼女が出産した赤ん坊に会いに行く。
エレノアの産んだ娘はメイと名付けられた。
エレノアのこれまでの人としての人生を輪廻転生と言う形でオレの姪の芽衣含めて生み出すことで別離したのだ。
そこにはオレも大きくかかわっている。乳母に護られ、スヤスヤと眠る赤子がとてつもなく愛おしく感じる。
それは郷愁なのか、守れなかった芽衣の新たな旅立ちへの喜びなのか、単なる懺悔なのか…複雑な感情が混ざり合うが、黒龍の誕生立ち合いとは全く別の感情がオレを支配した。
この娘は今度こそ幸せにしなければならないという使命感が沸いてくる。
今のエレノアは、先の勢力争いの際に魔王としてムーンライト・ホーリースライム・スレイン「月下の雫」の代表として君臨し、サンライト・ホーリースライム「日輪の霖」の代表の勇者と戦い破れ、封印されたときの力を取り戻していた。
今は見た目を乙女の姿に留めているが、マナを解放すれば、姿形と魔力を取り戻せる。
再び聖戦が始まった今、以前の様な敗北は赦されないと雪辱に燃えている。
様々に封印され人と言う形での輪廻は屈辱だったというが、滅ぼされたわけでは無い。
勿論屈辱はあるだろう…だが、こうして聖戦が始まり力を取り戻してみれば、単なる休戦協定…オレ達がガルバルディ帝国に対して行ったようなある程度戦勝国側の有利なモノであっただけの可能性も否定はできない。
エレノアは、そのジパングの侍大将のエルフこそ、諸悪の根源と考えているのは理解できるが、オレの勝手な印象でそこに誤解があるのではないかと考えてしまっていた。
それから前回と違うのは、エレノアが直接ホーリースライムと共鳴しているわけではない。
あくまでパートナーであるオレが共鳴者だ。
…オレはエルフのその所業をまだ見ていなかった。そもそもこの国でエルフに出会ったことが無い。
この認識のずれがヤバいと感じていた。オレに危機感が足りていないのかもしれないが、その実感が持てないのがヤバいと思ったのだ。
オレはその思いを根本的に雫に相談してみた。
「その、雫は前回の大戦の際にはエラリアと組んでいたんだよな…?」
「汝の質問の意図は理解するが、我にその答えはない」
「どういうことだ?」
「我はその際の敗北によるホーリースライムの統一がなされ、記憶を含む各土地による異なる発展のデータを統べて共有化し、並列化する…つまり、自分たちの進化に必要な情報の優位性を勝者の権限で選択し弱く誤った判断を削除するのだ…つまり無かったことになる」
「分かりづらいけど…リセットされてなくなるってことか?」
「そうだ。我も前回の主人がエラリアであることを、シェルと同時に知ったのだ」
今回亜人達の土地にはそもそも意識が向かず、無視していたのをオレが無理やり開拓したおかげで、その知識を得たという事らしい…全知と言いながら知らないこと多いな…としか思えないが、歴史に関する知識は継承しない、もしくは勝者たちの都合の良いように書き換えられていくという事だと思えばいいのか…歴史なんてそんなものか。
だが、人類がエルフの支配階級に対しての奴隷としての扱いとして存在しているのであれば、そこはオレでも理不尽という事は理解できる。ジパングという馴染みある名前も気になる。
一度その国に、行ってみるしかないのかもしれない。
改めてエラリアに相談してみる
「エルフのヤバさというものを理解するために一度ジパングに行ってみたいのだが…」
「ダメに決まっておるじゃろ…行ったら帰ってこれぬぞ…それから、お主はまだ自覚が足りないようじゃが、魔王になるのじゃ…王がノコノコ敵地に視察とかどんな間抜けか…」
うーむ…思ったより手厳しいな…コレまでは割とフリーだったのにな。
それはさて置き、国民に新たな方向性を指し示し、今後の国の行方を認めてもらうためにも、公式の場での様々なお披露目が必要であることは明白だとして、エルダリア王国をあげて、エレノアとオレの結婚式が盛大に催された。
それはかつてないほどの規模で、イベントとして開催され、この地に住む人々が集い交流しい祝われた。
エレノアの産んだ娘はメイと名付けられた。
エレノアのこれまでの人としての人生を輪廻転生と言う形でオレの姪の芽衣含めて生み出すことで別離したのだ。
そこにはオレも大きくかかわっている。乳母に護られ、スヤスヤと眠る赤子がとてつもなく愛おしく感じる。
それは郷愁なのか、守れなかった芽衣の新たな旅立ちへの喜びなのか、単なる懺悔なのか…複雑な感情が混ざり合うが、黒龍の誕生立ち合いとは全く別の感情がオレを支配した。
この娘は今度こそ幸せにしなければならないという使命感が沸いてくる。
今のエレノアは、先の勢力争いの際に魔王としてムーンライト・ホーリースライム・スレイン「月下の雫」の代表として君臨し、サンライト・ホーリースライム「日輪の霖」の代表の勇者と戦い破れ、封印されたときの力を取り戻していた。
今は見た目を乙女の姿に留めているが、マナを解放すれば、姿形と魔力を取り戻せる。
再び聖戦が始まった今、以前の様な敗北は赦されないと雪辱に燃えている。
様々に封印され人と言う形での輪廻は屈辱だったというが、滅ぼされたわけでは無い。
勿論屈辱はあるだろう…だが、こうして聖戦が始まり力を取り戻してみれば、単なる休戦協定…オレ達がガルバルディ帝国に対して行ったようなある程度戦勝国側の有利なモノであっただけの可能性も否定はできない。
エレノアは、そのジパングの侍大将のエルフこそ、諸悪の根源と考えているのは理解できるが、オレの勝手な印象でそこに誤解があるのではないかと考えてしまっていた。
それから前回と違うのは、エレノアが直接ホーリースライムと共鳴しているわけではない。
あくまでパートナーであるオレが共鳴者だ。
…オレはエルフのその所業をまだ見ていなかった。そもそもこの国でエルフに出会ったことが無い。
この認識のずれがヤバいと感じていた。オレに危機感が足りていないのかもしれないが、その実感が持てないのがヤバいと思ったのだ。
オレはその思いを根本的に雫に相談してみた。
「その、雫は前回の大戦の際にはエラリアと組んでいたんだよな…?」
「汝の質問の意図は理解するが、我にその答えはない」
「どういうことだ?」
「我はその際の敗北によるホーリースライムの統一がなされ、記憶を含む各土地による異なる発展のデータを統べて共有化し、並列化する…つまり、自分たちの進化に必要な情報の優位性を勝者の権限で選択し弱く誤った判断を削除するのだ…つまり無かったことになる」
「分かりづらいけど…リセットされてなくなるってことか?」
「そうだ。我も前回の主人がエラリアであることを、シェルと同時に知ったのだ」
今回亜人達の土地にはそもそも意識が向かず、無視していたのをオレが無理やり開拓したおかげで、その知識を得たという事らしい…全知と言いながら知らないこと多いな…としか思えないが、歴史に関する知識は継承しない、もしくは勝者たちの都合の良いように書き換えられていくという事だと思えばいいのか…歴史なんてそんなものか。
だが、人類がエルフの支配階級に対しての奴隷としての扱いとして存在しているのであれば、そこはオレでも理不尽という事は理解できる。ジパングという馴染みある名前も気になる。
一度その国に、行ってみるしかないのかもしれない。
改めてエラリアに相談してみる
「エルフのヤバさというものを理解するために一度ジパングに行ってみたいのだが…」
「ダメに決まっておるじゃろ…行ったら帰ってこれぬぞ…それから、お主はまだ自覚が足りないようじゃが、魔王になるのじゃ…王がノコノコ敵地に視察とかどんな間抜けか…」
うーむ…思ったより手厳しいな…コレまでは割とフリーだったのにな。
それはさて置き、国民に新たな方向性を指し示し、今後の国の行方を認めてもらうためにも、公式の場での様々なお披露目が必要であることは明白だとして、エルダリア王国をあげて、エレノアとオレの結婚式が盛大に催された。
それはかつてないほどの規模で、イベントとして開催され、この地に住む人々が集い交流しい祝われた。
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