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―― 第三章 ――
【五十】呼び名の変化(★)
紐のリーシュは、僕の乳首を掠めるように回されていて、陰茎の根本にも巻きついている。僕はすすり泣きながら、必死に舌を出して呼吸した。四つん這いになっている僕は、その後口で改めてクライヴ殿下の巨大な陰茎の先端を含み、逆向きで寝そべっている殿下には、己の陰茎を咥えられながら、後孔を香油がたっぷりついた指で、先ほどから解されている。
69の体勢で愛撫され、僕は射精したくてたまらない。ねっとりと殿下に口淫されながら、指で前立腺を刺激されていると、頭が真っ白になる。
「ん、フ」
巨大な殿下の陰茎を舐めながら、僕はまだ全身に紐の感触を感じている。リーシュの存在感は、逆にどんどん大きくなっていく。物理的に射精を封じられた状態で口淫されると、頭が真っ白に染まる。
「あ、あ、あ……あああ、も、もう……ンん――」
「一度、《イけ》」
「ああああああ!」
僕はギュッと目を閉じ、ドライで果てた。全身がガクガクと震え、僕はクライヴ殿下の体の上に倒れこむ。すると力の入らない僕の体を抱き起し、クライヴ殿下が薄く笑ってから、下から挿入した。
「んんあ――!!」
絶頂感がまだ引いていなかった体を貫かれ、僕は泣きながらクライヴ殿下にしがみつく。僕を抱きしめ返して、今度は僕の乳首を噛みながら、クライヴ殿下が動き始める。
「全身が真っ赤だ。やはり赤も似合ったかもしれないな」
「ん、ぅァ……あ、あ」
「リーシュ、気に入ったようだな?」
「うん、ぁ……ああ! クライヴ殿下、ぁ……出したい。でも、もっと、もっと縛られたい。きつくして。殿下がギュっとしてくれてる感じがして、これ、これ、すごくいい」
「そうか。では、少し締めるぞ」
「ン――!!」
紐のきつさを調整してから、クライヴ殿下は僕を強く抱きしめた。ゾクゾクした状態で、僕は身動きが出来なくなる。反り返った僕の陰茎が、殿下の腹部に擦れている。
「あ、あ、あ、ああああ、ダメ、ダメ、また来ちゃう。クる、ぁァ……」
「《イけ》」
「あああああ!!」
ぎゅっと目を閉じ、僕は頭を振って泣きながら、また中だけで果てた。
瞬間、spaceに囚われた。襲い掛かってきた幸福感に飲み込まれ、僕は無我夢中で殿下の唇を求める。殿下は僕のたどたどしいキスに応えると、僕の舌を絡めとった。
「あ、あ、好き、好き。クライヴが好き」
「知ってる。好きじゃなくなってはダメだぞ?」
「うん、ぁ、あ、ああ……っ、あ、あ……クライヴは?」
「ルイスを愛している。俺はきちんとここにいる。だから、もっともっと《浸れ》」
「ん、ぅ……ああ、っッ……好き、好き。クライヴ、ねぇ、あ」
「ん?」
「撫でて」
「ああ」
「あああああ」
僕は髪を撫でてほしいという意味で言ったのに、クライヴ殿下は意地悪に、僕の陰茎を撫で上げた。違うと告げようと思うのに、息ができない。心も体も満ち溢れていて、呼吸する事にも必死になってしまう。
「クライヴ、クライヴ……ぁァ」
「これからは、普段からそう呼べるか? 《呼んでくれ》」
「ン――!!」
甘い《命令》に、僕の理性がほぼ飛んでしまった。僕は何度もうなずき、そしてまたキスを求めた。すると今度こそ僕の髪を撫でながら、クライヴは僕に対して優しい瞳を向ける。
「クライヴ」
「《いい子だ》」
「あああああああ!!」
褒められると同時に、激しく下から突き上げられて、僕はまた絶頂に達した。もう自分では指先一つ動かせないくらいに、感じ入ってしまって力が抜ける。するとパチンと音を立てて、クライヴが僕から玩具のリーシュを外し、そして正面から僕を寝台に押し倒して縫い付けた。
「ああああン――!」
内部で角度を変えた巨大な陰茎に結腸を刺激された瞬間、僕は陰茎から放ち、完全に理性を手放したらしかった。
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