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【SeasonⅡ】―― 第三章:放送室の幽霊 ――
【073】合奏の練習
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今日の一時間目と二時間目は総合的な学習の時間で、合奏の練習をみんなですることになった。カスタネットのぼくだけど、これが意外とむずかしい。ため息が出てしまう。なんとかカスタネットをたたき続けて、ぼくは〝くぎょう〟を乗り切った。
そして給食になったので、ぼくは道家くんと食べる。道家くんは、にんじんがきらいみたいだと、ぼくは最近はっけんした。今日はキャロットライスなのだけど、カタを落としている。
哀名は、椿ちゃんと七海さんと食べている。今では、前期のできごとは無かったみたいに、七海さんとも仲良くなったみたいだ。なにやらヒソヒソと三人で話している。哀名は嬉しそうな顔だ。本当に明るくなったし、みんなと仲良しになれてよかった。そんなことを考えていたら、哀名がぼくを見た。多分、ぼくが見ていることに気づいたんだ。どうしようと思っていたら――ニコッと哀名が笑った。ぼくはじっと見てしまい、それから真っ赤になった。哀名が可愛い。照れたぼくは、なんとか笑顔を返してから、道家くんのほうを見てごまかした。道家くんはいやそうにスプーンでキャロットライスを食べていた。
放送室からは無理だけど、それに失恋すると思うけど、ぼくも西くんみたいに気持ちだけは哀名に伝えたい。
その西くんは、今はとなりの席の人潟くんと話している。西くんの後ろの席が、山瀬くんだ。
もうクラスのみんなもぼくも、今の席順になじんでいる。
そして給食になったので、ぼくは道家くんと食べる。道家くんは、にんじんがきらいみたいだと、ぼくは最近はっけんした。今日はキャロットライスなのだけど、カタを落としている。
哀名は、椿ちゃんと七海さんと食べている。今では、前期のできごとは無かったみたいに、七海さんとも仲良くなったみたいだ。なにやらヒソヒソと三人で話している。哀名は嬉しそうな顔だ。本当に明るくなったし、みんなと仲良しになれてよかった。そんなことを考えていたら、哀名がぼくを見た。多分、ぼくが見ていることに気づいたんだ。どうしようと思っていたら――ニコッと哀名が笑った。ぼくはじっと見てしまい、それから真っ赤になった。哀名が可愛い。照れたぼくは、なんとか笑顔を返してから、道家くんのほうを見てごまかした。道家くんはいやそうにスプーンでキャロットライスを食べていた。
放送室からは無理だけど、それに失恋すると思うけど、ぼくも西くんみたいに気持ちだけは哀名に伝えたい。
その西くんは、今はとなりの席の人潟くんと話している。西くんの後ろの席が、山瀬くんだ。
もうクラスのみんなもぼくも、今の席順になじんでいる。
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